TIPSHEET 2

TIP
SHEET2
発行元 :Bullseye Glass Co., 3722SE 21st Ave. Porltand OR
和訳:株式会社十條 愛知県名古屋市守山区茶臼前13-15
アクセサリーガラスを使って -フリット・ストリンガーを使ったパターンガラス-
技能レベル
ブルズアイ社では、
板状のガラス以外のガラスを
“アクセサリーガラス”
と呼んでいます。
代表的なものが、ストリンガーと
フリットです。ストリンガーが細
い棒状のガラスです。
このガラスは、板ガラスとバー
ナーを使って作る事も可能で
す。フリットは板ガラスを砕いて
粒状にしたもので、ブルズアイ
社では、 3種類のフリットを
作っています。
読者は、フュージングの基礎知識を
もっているものとして話を進めていき
ます。
基本工具の使い方や、焼成温度の
管理・徐冷温度の管理を理解した上
で、お読みください。もしこの点にお
いて不安な読者は、フュージングに
関する基礎本や資料を お読みにな
るか、営業担当に資料を請求するな
どしてください。
・------------------------
・---------------------------キルン、コントローラーと温度
インスピレーションとデザイン
板ガラス (スムースとテクスチャーガラス)とアクセサ
リーガラスを使って、様々なパターンや表状の
ガラスを作る事ができます。この Tip Sheet2 で
紹介するパターンやデザインはオーストラリア
旅行で影響を受けた物です。アボリジニ文化の
美術品や、絵画、彫刻に見られる色彩の豊かさ
がこのイラストの起源となっています。
ブルズアイ社では、種類の異なる13台のキルン
を常設し使用しています。キルン毎に温度の上
がり方や下がり方が異なります。今回のプロ
ジェクトではパラゴン社のGL22というキルンを使
いました。ブルズアイ社で使われているキルン
の一つです。使いやすいコントローラーがつい
ていて、熱周りも早くて均等です。とても信頼の
おけるキルンです。
ここで紹介するタイルの焼成スケジュールはこ
のGL22を使った物です。キルンは一台一台異
なりますので、あくまでも焼成スケジュールは、
参考資料としてお使いください。ご自身のお使
いのキルンをよく理解した上で、ご自身の焼成
スケジュールを組む事をお勧めします。もし、ご
自身のキルンの特性を知る上で、どうすれば良
いか分からない場合は、 ブルズアイ社発刊の
“Tech Note 93 自分のキルンを理解する”
をお読みください。
今回の Tip Sheet では、技術を簡潔にお伝え
する為にタイル状のピースの作り方を紹介しま
す。タイルのサイズは 5”×17”(12.5cm×43cm)
です。タイルは、作る形状としてはとてもシンプ
ルですが、建築用素材としてとても使いやすい
物です。天候にも水にも強く、例えばセラミック
タイルと組み合わせて使う事も可能です。ボー
ダーに使ったり、デザインのアクセントとして
使ったりするのも良いでしょう。タイルとして使用
する以外にも、ケイムワークに使ったり、鉄枠に
はめ込んだり、木の作品と組み合わせたりする
ことも出来ます。私達は、同デザインで16"のス
ランプボールを作りました。お皿や、写真立て、
ジュエルやボックス、照明など、様々な形の
ピースを作る事ができます。
- 1 -