2呼吸器・循環器の発育・発達 指導案 ・呼吸・循環に関心をもち,測定や発表に積極的に参加しようとする。(関心・意欲・態度) 目 標 ・呼吸と循環を一体としてとらえ,その働きを高めるための運動やスポーツの重要性と関連づけてとらえることがで きる。(思考・判断) ・思春期は肺や心臓などの器官が発育・発達する時期であり,時期や程度には個人差があることを説明できる。 (知識・ 理解) 学習内容 導 入 安静時の呼吸数と 心拍数 発育と呼吸数の 変化 授業のすすめ方 あなたの普段静かにしている時(安静時)の呼 発問1 吸数と心拍数はいくつですか。 成長とともに1分間の呼吸数はどう変化するで 発問2 しょうか。 ①増える ②減る ③変わらない 留意点 ・呼吸・循環に関心をもたせるた めにも,実際にはかるとよい。 ・選択肢を選んだ理由を発表させ るのもよい。 ・ 「減る」と答えた者に対して, 「体 は発育して大きくなるのに,呼 吸数が減るのはなぜ」と追発問 をしてもよい。 呼吸器の発育と働きの発達について説明する。 説明1 ・教 科 書 p.44「 呼 吸 器 が 発 育・ 発達する」を読ませながら解説 することもできる。 展 開 発育と心拍数の 変化 成長とともに1分間の心拍数はどう変化するで 発問3 しょうか。 ①増える ②減る ③変わらない 循環器の発育と働きの発達について説明する。 説明2 ・選択肢を選んだ理由を発表させ るのもよい。 ・教 科 書 p.45「 循 環 器 が 発 育・ 発達する」を読ませながら解説 することもできる。 運動と呼吸・循環の 発問4 かかわり しょうか。 運動をすると呼吸数や心拍数はどう変化するで ①増える ②減る ③変わらない 運動と呼吸器・循環器とのかかわりについて説 説明3 明する。 呼吸器・循環器の 働きを高める運動 発問5 運動習慣のある人と運動習慣のない人が,同じ 中程度の運動をすると,どちらの心拍数が高くなるでしょ ①運動習慣のある人が高くなる ②運動習慣のない人が高くなる ③どちらも同じ 説明4 るのもよい。 ・その場で軽い運動を行い,呼吸 数や心拍数の測定を実施し,安 静時との差をみるとよい。 うか。 ま と め ・選択肢を選んだ理由を発表させ 運動やスポーツは呼吸器・循環器の働きを高め ることができることを説明する。 ・教科書図6を示し説明するとよ い。 ・教 科 書 p.15体 育 編「 図 2 心 臓が送り出す血液量」を併用し て説明するとよい。 ・説 明 は, 教 科 書 p.45「 運 動 は 呼吸器・循環器の働きを高める」 を読ませながらまとめることも 運動習慣の 振り返り 指示1 自分は日頃どれくらい運動やスポーツをしてい できる。 るか,チェックしてみよう。 授業ワンポイント 激しい運動をすると,息がハーハー・ゼイゼイしたり,心臓がドキドキしたりしたという生活経験を,科学的に理解できるよ うにする。 呼吸器・循環器の働きを高めるには,中学生期の運動やスポーツがいかに重要であるかを,体育編の内容と関連づけて気づか せる。 18
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