水道料金の調査 5-3 ニュージランド・ウェリントン市 50

水道料金の調査 5-3 ニュージランド・ウェリントン市
国:
基本情報
事業体/都市:
ニュージーランド
1 人あたりの国民所得:42,733USD
(F.Y. 2014)
ウェリントン市
事業形態:
末端給水
経営形態:
公営
給水人口:
約 140 万人
給水量:
家庭用原単位:
350 L/人/日
約 8.2 万
m3/日
家 庭 用:
- m3/日
事 業 用:
約 19,000 m3/日
用水供給:
- m3/日
(内、屋外での使用水量:
①基本情報の補足
↗
給水量実績(水需要)の傾向
→
水の使用量に対する事業体の意向
→
今後の施設の拡張/縮小に関する事業体の方針
- L/人/日)
※ ↗:増加
↘:減少
→:変化無し
―:不明
・市による浄水場の運用はなし。
・ウェリントン広域自治体より浄水を受水し、飲用水として供給している。
・家庭用原単位は、約 350 L/人/日と見積もられている。この数字は、総給水量から事業者の使用水量
を減じ、住民の人数で除して得られるものである
・また、家庭用水量は、実使用水量とは別に私有地における漏水量も含まれている。
②料金制度に関する情報
・徴 収 し て い る 料 金 :
一般固定資産税、目的別固定資産税(水道、下水道等)
・料 金 算 定 の 考 え 方 :
固定料金制
調査メモ︵テーマ﹁ 料金﹂︶
・料金は固定資産税率評価により算定されており、3 ヵ年に一度、資産価値の査定が行われる。(次回
の再評価は 2018 年)
・固定資産価格とは、ある評価日時点での資産の推定価格を指し、土地価格と家屋価格の合計であり、
住民が所用する不動産の総価値を示す。
・なお資産は、一般用途(住宅地含む)と商業、工業、ビジネス用途に大別され、用途区分によって税
率が変わる。
③料金の値上げ/値下げの経緯に関する情報
-
近年の値上げ/値下げ傾向
本調査では不明
④検針に関する情報
・基本は固定料金制であるため、3 ヵ年に一度、資産価値が査定され、料金が決定しているが、商業や
工業用施設、1200 戸の住宅には水道メーターが設置されていることから、使用量に応じた支払いも
可能。
⑤1 ヶ月あたりの料金の試算(一般用途分類の不動産には、水道に関する追加料金として年間 158.36 NZD
(税込み)、下水道に関する追加料金として年間 122.59 NZD(税込み)が一律に課税される)
水道料金:10 m3/月使用の場合
〃
:家庭用原単位×30 日の場合
3
下水道料金:10 m /月使用の場合
〃
:家庭用原単位×30 日の場合
電気・ガス・電話料金
- NZD /月
USD/月
- NZD /月
USD/月
- NZD /月
USD/月
- NZD /月
USD/月
- NZD /月
USD/月
⑥その他
・情報はすべて WEB サイトにより入手
引用 URL:http://wellington.govt.nz/services/environment-and-waste/water(公式 WEB サイト)
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水道料金の調査 5-3 ニュージランド・ウェリントン市
○一般用途(※不動産価値が500,000 NZDの場合)
2015-2016、税込価格
料金科目
固定(基本)料金
従量料金
一般固定資産税
2102.28
-
NZD/年
目的別
水道
158.36
固定資産税
-
122.59
不動産価値に一定の税率を掛けて計算されるもので、全ての納税者
に適用される。税率は、不動産の用途区分等によって変わる。
NZD/年
下水道
備考
不動産価値に一定の税率を掛けて計算される。
目的別固定資産税の各項目が課税対象となるかどうか、および課税
NZD/年
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対象であった場合の税率は、不動産の用途区分等によって変わる。