手話による教育、聴覚障害者と聴者の共存をめざす 第38回 ろう・難聴教育研究大会のご案内 2016年7月30日(土)~7月31日(日) 大会テーマ「ろう者が想い描くろう学校」 主催 ろう・難聴教育研究会(旧トータルコミュニケーション研究会) 今大会のテーマは「ろう者が想い描くろう学校」です。 かつて「ろう教育への手話導入」というテーマで熱い議論が続きました。「日本語力の向上」「学力の 向上」は今も変わらない課題です。 「障害認識」や「アイデンティティ」も注目されました。手話が肯定 されるようになりろう学校に大きな変化が起きました。そして人工内耳早期装用の増加という新たな課 題に直面しています。 一方、高い読み書き能力を必要とするPCや携帯端末の活用が広がる社会に目を向ければ、情報化社 会をよりよく生きていく力の重要性がますます大きくなっています。 今大会のテーマは聞こえない子どもたちが生きるために必要な力を育む学校そのもの、生き方そのも のを見直す意味でとても包括的です。 子どもたちは保護者のさまざまな選択のもと、教育の場ではおおむね先生主導の教育を受けて大きく なります。幼いほど子どもたちの声は日々の生活や教育に反映されていないかもしれません。 口話法全盛時を過ごした辛い思いをろう学校卒業生が以前この大会で訴え、後輩のためにろう学校へ の手話導入を実現しようとしました。改革にこうしたフィードバックが欠かせないでしょう。 最近の当研究会には熱心な若い先生や学生さんの参加が増えていて、意欲的な発言も見受けられ、改 革への新しいエネルギーの台頭を感じます。 今大会では、ろう学校卒業生、卒業生でかつろう児の親となった方やろう教師を中心に、自分たちが 望むろう学校ろう教育がどんなものかを語っていただくとともに、早期に手話が導入されたろう学校で 子どもたちがどのように育ちつつあるかを話していただきます。 卒業生の声を、今学ぶ子どもたちの訴え希望として置き換え、考える機会を、今大会で作りたいと願 いました。多数の皆様の参加をお待ちしています。 ろう・難聴教育研究会会長 1 2 3 名称 主催 期日 4 会場 5 問合せ先 長谷川 洋 第38回ろう・難聴教育研究大会 ろう・難聴教育研究会(旧トータルコミュニケーション研究会) 2016年7月30日(土) 9:20受付開始~ 7月31日(日) ~17:00終了 日本大学文理学部 (3 号館 5F の 3501〜3505 教室) 〒156-8550 世田谷区桜上水 3-25-40 TEL 03-3329-1151 FAX 03-3884-9582 メール [email protected] TEL 03-3579―8355 森崎 恵子 前田芳弘 参加要項 1 参加費 会員 非会員 2日間参加 1日のみ参加 交流会参加 一般 5000円 3000円 2500円 学生・親 2000円 1000円 2500円 一般 7000円 4000円 2500円 学生・親 4000円 2000円 2500円 2 申込方法 (1)受付の混乱を避けるため、7月25日までに「参加申込書」の提出と「参加費の送金」をしてく ださい。「参加申込書」は、当研究会ホームページ http://www.deaf.or.jp/edh/(検索語:ろう・難 聴教育研究会)で取得できます。下記のFAX番号、メールアドレス宛てに請求することもできます。 なお、大会内容の変更などは、逐次ホームページ、メールマガジンなどでお知らせします。 FAX 03-3884-9582 メール [email protected] 前田芳弘 メールマガジンの申し込み先 [email protected] 長谷川 洋 *送金と参加申込書を確認し、領収書兼参加票(はがき)をお送りします。 当日、受付に参加票を提示して下さい。 *送金は7月20日までとします。それ以降は、当日、受付にてお支払いください(参加申込書は、 送ってください) 。 (2)参加費の送金先 ゆうちょ銀行 ロ座番号 00110-2-314972 加入者名:ろう・難聴教育研究会(旧TC研) (3) 「参加申込書」の送り先 (森崎 恵子宛) メール [email protected] FAX 03-3579-8355 郵便 〒173-0005 板橋区仲宿 35-7 (4)ろう・難聴教育研究会会員への加入のお誘い 「会費 年額 4000 円」 年2、3回の会報・冊子、大会・小研究会の割引き参加などの特典があります。 大会当日、受付で新規会員入会の手続きができます。会員になられた方には、その場で大会参加 費の減額分(最大 2000 円)を返金します。 3 会場案内(日大文理学部HPからコピーしました。 ) 交通 京王線 下高井戸駅ある いは桜上水駅下車、徒歩 8分 ● 京 王 線 新 宿- 下 高井 戸間(乗車時間10分) ● 京 王 線 新 宿- 桜 上水 間(乗車時間12分) 下高井戸駅から会場までは一本道で分かりやすい が、急行が止まらない。各停か快速に乗るようご注意 百周年記念 プログラム 7月30日(土) 9:20 9:50 日大文理学部(3 号館 5F の 3501〜3505 教室) 受付 (事前申込受付、当日受付、入会・継続手続き) 会長あいさつ 書籍販売 10:00 「坂戸ろう学園の卒業式から見えてきたもの」 11:00 幼稚部で手話保育を始めて15年。その子たちが中学部を卒業。その式で見えた生徒たちの表現力の 素晴らしさ、お互いをよく知り合う仲間どうしの絆の姿、たくましく自分の個性を発揮している重複生徒の 姿。ビデオと取材で生徒の様子をビビッドに伝えてもらいます。 11:10 12:00 12:00 13:00 13:00 16:50 16:50 17:30 20:00 「ろう児の放課後等デイサービスの立ち上げまでとその後ー群馬の取り組み」 茂木京子 (NPO 法人きらきら事務局) 群馬デフスクール「ココロ」は月に 1 回イベント企画を設けろう児が集まって交流を楽しんできました。並 行して「ココロ」に通っていた保護者有志が「ココロ」が毎日あったらと放課後等デイサービス児童クラブ 「きらきら」立ち上げに奮闘し今年ようやく開所しました。群馬の保護者パワーはすごいです。 昼食 (ご自分で用意するか、近くのお店で食事をお願いします。) パネルディスカッション テーマ 「私の生い立ち、私の選択、私の子育て」 司会 ・新井孝昭 (筑波技術大学) パネリスト ・安藤綾夏 (ろう者、旅行関連会社勤務) ・森永慶子 (ろう者、明晴学園保護者) ・佐沢静枝 (ろう者、大塚ろう学校保護者) ・森久美子 (聴者、明晴学園保護者) ろうの方にはご自分の生い立ちや生き方、ご自身の親の選択について語っていただきます。親御さんに は子供のためにした選択や奮闘中の子育てについて語っていただきます。価値観が多様になり情報が あふれる今日、それぞれの生の声、体験が後輩やろう学校には貴重な道しるべになります。 (ろう・難聴教育研究会総会) 交流会 (下高井戸駅周辺のお店:当日案内に地図・店の連絡先掲載します 7月31日(日) 9:00 9:30 増田美鈴(元坂戸ろう学園) 渋谷則子(坂戸ろう学園) 日大文理学部((3 号館 5F の 3501〜3505 教室) 受付 「手話で育った子供の言語発達―調査結果とその考察」 木島照夫(大塚ろう学校・東京学芸大非常勤講師) 11:00 大塚ろう学校は手話導入からほぼ15年が経過。最近10年間は、JCOSS(日本語理解力テスト)を用いて 日本語語彙・文法力を、WISC(ウィスク知能検査)を用いて動作性・言語性諸能力を継続して測定し、そ の向上を確認してきています。その大きな理由の一つは 乳相や幼稚部の教育の在り方、保護者の意識 の持ち方などがかかわっているようです。今後のろう・難聴教育に役立つ考察を提供していただきます。 11:10 「幼稚部から手話で育った子供の成長」 12:40 12:40 13:40 13:40 16:50 吉本 努 (奈良県立ろう学校 中学部) 手話で育った子供たちを幼稚部と中学部の両方で担当。子供たちの成長の様子を目の当たりにしてき た立場で、手話導入以前と以後の違いや現在の様子を詳しく報告していただきます。 昼食 (ご自分で用意するか、近くのお店で食事をお願いします。) パネルディスカッション テーマ 「ろう・難聴教員が考えるろう学校~ろう・難聴児のアイデンティティ~」 座長 佐藤純子 (大宮ろう学園) パネリスト 高山亨太 (ギャロ―デット大学) 塚原和俊 (長岡ろう学校) 清水由紀恵 (坂戸ろう学園) 現職のろう・難聴教員は、教わる立場、教える立場、二つの体験を持っています。自身が受けた教育をよ しとして日々子供たちに向き合っているのか、さらに高みを目指して尽力しているのか。誇りを持って 堂々と生きる―自己肯定のアイデンティティが確立できるろう学校の在り方について思いのたけをぶつけ 合っていただきます。 会長挨拶 17:00 終了 16:50 情報保障(手話通訳、パソコン文字通訳)があります。 2016年 7 月30日~7月31日 第38回ろう・難聴教育研究大会 参加申込書 ※ は必ず記入して下さい。 (その他は任意) 。FAX かTELのいずれか記入して下さい。 (メールマガジンをお送りします。未登録の方はメールアドレスを大きく分かりやすく 記入して下さい。) 「参加申込書」の送り先 (森崎 恵子宛) メール [email protected] FAX 03-3579-8355 ※ ふりがな 性別 ※ ※ 氏 名 男 女 ※ 住 所 ※ F A X ※ E‐Mail 会 会員区分 員 コミュニケーションスタイル 非会員 ・ろう・難聴・聴 〒 ※ ※ 所 属 団 体 項 T E L ご自身の立場を○で囲んで下さい。 1.学校関係者 2.親 3.手話関係者 4.学生 5.その他 目 交流会参加 費 金 額 5000 円 3000 円 2000 円 1000 円 7000 円 4000 円 4000 円 2000 円 2500 円 年会費 4000 円 一 会 般 員 学 一 生・親 般 非 会 員 学 振り込み予定日( メモ 月 生・親 日) 2 日間参加 1 日間参加 2 日間参加 1 日間参加 2 日間参加 1 日間参加 2 日間参加 1 日間参加 合 計 ( ○をつけてください 30 日・31 日 30 日・31 日 30 日・31 日 30 日・31 日 円)
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