新体制にて一年が経過し、新年度に向かう今、 萩原 昇 伊勢原市剣道連盟のトップに聞いてみた。 昭和 29 年伊勢原生れ 相洋高校、富士大学と 進学し、ともに剣道部 の主将を務める。 聞き手 伊勢原市剣道連盟広報部 薮井真二(以下: 薮井) 剣道は小学4年生から 話し手 萩原昇先生(以下: 萩原) 継続し七段を取得して いる。 青少年育成にも熱心で 薮井: 本日は萩原先生のことをいろいろお聞きしたいと思いますのでよろしく すこやか剣道教室の教 お願いします。 場長や市剣道連盟の理 事役員を歴任し、平成 萩原: なんだか緊張しますが、こちらこそよろしくお願いします。 24 年度より伊勢原市剣 道連盟の会長を務め 薮井: 最初にお聞きしたいのは、萩原会長が剣道を始めたきっかけを教えてく る。 ださい。 萩原: 前会長の近藤(喜一)さんから、剣道を一緒にやらないかと誘われたの がきっかけです。たしか小学四年生の頃だったと思います、それから 50 年程学んできました。 薮井: 50 年以上の剣道歴の中で思い出深いことはなんですか。 萩原: 高校、大学と剣道部の主将を務め、大学では全国学生選手権に個人戦で1回、団体戦で2回出場したこ とです。 薮井: 平成 24 年度から伊勢原市剣道連盟の会長に就任されました、この一年を振り返っていかがでしたか。 萩原: 年間行事も殆ど終了し、尐しホッとしているところです。多くの連盟関連行事や外部団体からの招待試 合等に対して、会員および父母の皆さん、そして連盟役員の方々に御協力を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。 薮井: 萩原先生は、すこやか剣道教室で青尐年のご指導を長く続けてこられていますが、伊勢原市内の青尐年 剣士全体についてどう思われますか。 萩原: すこやか剣道教室では、長く剣道の指導をしていますが、私 の方が子供達に多くの事を教えてもらっている気がします。伊勢原 の子供達には長く剣道を続けてもらいたいと思いますが、中学、高 校で剣道を辞めてしまう子供達が多く見られるのは大変残念に思っ ています。 薮井: では、伊勢原市剣道連盟を今後どのような方向に持って行き たいのか、また長期的な展望があれば教えてください。 萩原: まず、会員個人の剣道を取巻く環境の充実を計っていきたい と思っています。 特に指導者の先生方には 「指導者は修行者である」 と言う教えがある様に、審判技術も含めて自己の剣道を高めていた だきたいと思っています。そして、将来に渡って連盟を長く継続させるために、剣道に対して意欲のある青年た ちを積極的に剣道連盟役員にしていきたいと思っています。 薮井: ここ数年、全国的に剣道人口は伸び悩んでおり、伊勢原市剣道連盟でも会員の空洞化が進んでいます。 このことについてどう思われますか。 萩原: 先ほども言いましたが、高校生以上の剣道離れが会員の空洞化をまねいているようです。伊勢原市立武 道館で毎週水曜日と土曜日に合同稽古がありますが、やはり高校生から 30 代までの参加が尐ない様に思います。 しかし尐数ですが高校、大学を卒業して久しぶりに剣道を再開された方もおられます。この様に尐しでも多くの 皆さんが剣道を再開される様、連盟として環境づくりを進めていきたいと思っています。 薮井: 現在はどういった関係のお仕事をされていますか。 萩原: 車の販売店にて営業の主事として仕事をしています。 薮井: そのお仕事に剣道が役に立ったと思った事はありますか。 萩原: 剣道で養った体力、気力、礼儀正しさです。 薮井: つぎが最後の質問になります、もし剣道をしていなかったら、今何をしていると思いますか。 萩原: 私の子供時代は、野球が大変盛んでした。野球と言っても草野球ですが、友人と毎日の様に草野球をし ていました。剣道をしていなかったならば野球をしていると思います。青空の下で野球をし、ビールを飲んでい る自分の姿が頭に浮かびました。 薮井: いろいろ教えて頂きましてありがとうございました。今後も伊勢原市剣道連盟で手腕を存分に発揮して ください。 萩原: こちらこそ、どうもありがとうございました。 『この人が語る現在』創刊 平成 25 年 2 月作成 伊勢原市剣道連盟広報部 〒259-1131 神奈川県伊勢原市伊勢原二丁目7-22 ☎ 0463-92-0484 mail:[email protected] http://www.isehara-kendo.com/ FAX 0463-92-0484
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