US Topics PwCが発行している「What's new on CFOdirect」から米国関連記事を翻訳・掲載しています。 What's new on CFOdirectの原文はPwC CFOdirectからアクセスできます。 http://www.pwc.com/us/en/cfodirect/newsletters.html 各項目の詳細については、タイトルをクリックしてください。 Week of July 21, 2016 会計および財務報告に関するPwCインサイト In brief:SEC が開示要求事項をアップデートして簡素化する修正案を公表 2016 年 7 月 13 日、SEC は一部の開示規則の廃止、修正または SEC の他の要求事項へ盛り込 むための修正案を採決しました。Regulation S-K および Regulation S-X の開示要求事項の多く は、遡ること 1930 年代に同規則が承認されてから変更が加えられていませんでした。修正案の 多くは、その後の SEC の開示規則、US GAAP、IFRS の変更に対応し、テクノロジーの進歩を反 映するためのものです。 この修正案は、開示の有効性の改善を目的とした SEC の全般的なプロジェクトの一環をなし、 投資家に提供される情報のトータル・ミックスを大きく変えることなく法令遵守の簡素化を図るも のです。 ビデオ:新しいリース基準に基づく貸手の会計処理 貴社の事業にリースは含まれていますか?新しいリース基準は、リース業界に影響を与える会 計処理の変更を行いました。貸手の視点から見た主要な変更点について、このビデオをご視聴 ください。リースの分類、セール・アンド・リースバック取引、初期直接費用など、貸手への影響 についてジョナサン・ラインが説明します。 会計ガイド:公益企業および電力会社-2016 年版 公益企業および電力会社-2016 年版は、公益事業および電力業界の報告企業が US GAAP に準拠した財務諸表作成時に検討するための会計ガイダンスを提供します。このガイドはトピッ ク領域別の編成となっており、公益企業および電力会社にとって関心のある、会計および財務 報告上のトピックに関する幅広いガイダンスを取り上げています。 このガイドには、2016 年 3 月 31 日までに公表された権威のある基準および解釈指針を盛り込ん だ資料が含まれています。この出版物の一部の内容は、新しいガイダンスまたは解釈指針の公 表によって置き換えられる可能性があります。2016 年 3 月 31 日以降に公表された権威のある 基準書等やコミュニケーション(例、Assurance policy update、In depth、EITF observer、各アラ 当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、 適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。 1 ート、および PwC によるその他のコミュニケーション)の考慮については利用者の責任となりま す。 技術セクターに変革をもたらす:会計および財務報告の新たな傾向に関する隔年 刊行の報告書 「技術セクターに変革をもたらす:会計および財務報告の新たな傾向に関する隔年刊行の報告 書」の創刊をお知らせします。この報告書では、活力に満ちた、競争の激しいこの経済分野に 影響を与える新しいトレンドに関する PwC のインサイトを共有します。2016 年第 2 四半期までの 5 四半期の間、この業界は気の遠くなるような課題の数々に直面しました。それらは、急速に変 化する顧客ニーズから、革新的なビジネスモデル登場に対する新たな規制上の問題まで、幅 広いものでした。 本報告書では以下のトピックについての検討を行っています。 • 英国の EU 離脱(Brexit):その潜在的影響 • 非 GAAP 財務測定値に関するアップデート • 会計および規制環境に関するホットトピック • PwC による信頼性および透明性の構築のためのソリューション提供 CFOdirect 掲載の公表物やその他の提供物についてどうお考えでしょうか? あなたにとって PwC のどの公表物やその他の提供物が最も有用だったか、PwC はあなたが必 要とする情報を提供しているかどうかをお知らせいただけないでしょうか。PwC の調査にご協力 ください。PwC が将来においてもさらに貴社のお役に立てるよう、あなたのフィードバックをお聞 かせください。 上記以外の会計および財務報告に関する PwC インサイトはこちら > ガバナンスに関する PwC インサイト 取締役会、株主と取締役報酬 株主やその他の利害関係者を役員報酬に関する決定に関与させる取締役会が増え続けてい るようです。しかし、何がこうした新しい傾向をもたらしたのでしょうか。PwC では、ドッド・フランク 法の規定、委任状アドバイザリーファームの役割、株主からのプレッシャーなど、その背景にあ る要因を詳細に分析し、この論点に関する取締役会と株主やその他の利害関係者との対話の 有効性を高めるためのアドバイスを提供しています。 当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、 適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。 2 PwC のその他の資料 IPO を検討中ですか?サステナビリティ開示について考えたことはありますか? 今日の投資家は、投資業績にとって重要であるとみなすものに係る水準を引き上げてきました。 財務情報に加え、投資家は多数の問題についての透明性を求めており、その多くがサステナビ リティの領域に関するものとなっています。 リスク・アシュアランス・マーケット・インサイト-2016 年 7 月号 この号では、PwC が最近公表した第 5 回「Risk in review」年次調査を特集しています。今年度の 調査では、リスクアジリティ(敏捷性)とリスクレジリエンシー(弾力性)の関連性について、世界各 国の 23 を超える業界のエグゼクティブ約 1,700 人の視点を検証しています。 PwC のリスクアシュアランス部門のリーダーが、貴社の経営戦略をより効果的に支援するための 有効なリスク管理戦略について議論し、これらの論点の様々な側面に関する視点を提供します。 なお、トピックには次のものが含まれています。 • 成長に対する妥協を伴わないリスク管理方法 • 貴社のリスク管理は長期的な成長と連携していますか? • アジリティとレジリエンシーのバランス:デジタル経済下における成長方法 • ベンダーとの関係性強化による透明性向上 • リスクレジリエンシーを高めるためのリスクデータ利用法 銀行および資本市場におけるディールに関するインサイト-2016 年第 2 四半期アッ プデート 海外の事象(例、EU 離脱を決めた英国国民投票(「Brexit」)、ユーロ圏および日本におけるマ イナス金利、中国の経済成長の減速)および米国内の懸念(次の大統領選挙、米国経済の弱 まり、輸出の減速、連邦準備制度理事会による金利引上げの可能性と時期、不景気到来の可 能性)によって引き起される不確実性を伴った、破滅的状況が発生しています。このことは、ディ ールを検討している銀行を「様子見」のパターンへと導き、金融危機以降で最小のディール件 数という結果につながっているようです。不確実性がディールに劇的な影響を与えている一方 で、金利と規制による制限を受ける環境下において銀行が増収とコスト節減を模索する中、 PwC は中小規模銀行の統合という長期的なトレンドは継続すると見込んでいます。 フィンテック(FinTech)は破壊勢力として引き続きニュースで大きく取り上げられています。しかし、 オンライン貸付機関のローン商品から突然投資家が資金回収を行ったことによって貸付金額と オンライン貸付機関の株価が急落しました。結果として、この領域においてもより多くの統合が 進む可能性があります。 当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、 適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。 3 石油・ガス関連プロジェクト加速のための資本効率向上 2006 年から 2013 年の間、石油およびガスの上流部門のプレイヤーである企業は、探査および 生産プロジェクトに対する資本的支出だけで 3.1 兆米ドル超を支出しています。こうした投資、 および採油費と資本生産性の増大により、2014 年には、事前に予測されていたとおり、資本速 度(capital velocity)の低下が生じました。 より成熟した E&P(Exploration and Production(石油・天然ガスの探鉱・試掘・開発・生産))の一 部においては、このような減速傾向に加え、2015 年には投資に対する厳選主義および投資方 針の厳格な適用の重視が伴いました。これらの企業は、2014 年および 2015 年における設備投 資に慎重であった(資本をガスから石油およびリキッドリッチ(liquids-rich)ガスへと振り向ける、 あるいは採油費が高く生産性の低い生産拠点を閉鎖しながら生産性の高い拠点のアクティビテ ィを維持するなど)にもかかわらず、今日の「leaner for longer (企業の長期存続のために投下資 本スリム化)」という環境下にあって、2016 年にはさらに一層厳格にして投資方針を適用していま す。過去における石油業界の低迷期を乗り越えてきた同業界のベテラン選手たちは、断固とし た厳選主義の適用と資本効率向上の必要性がこれまでになく高まっていると感じています。 PwC ウェブキャスト 参加登録受付中:金融資産の減損:FASB の新ガイダンスの概要-7 月 25 日開催 この 90 分間のウェブキャストでは、PwC ナショナル・オフィス、金融市場部門、信用リスク管理グ ループの専門家達が新基準の様々な側面(現行の予想信用損失モデル(CECL)、負債性投 資、信用悪化が生じた状態で購入した金融資産、不良債権のリストラクチャリング、および受益 者持分に関する新ガイダンスなど)に関する有益な議論をリードします。 2016 年 7 月 25 日月曜日 午後 1 時 00 分~午後 2 時 30 分(米国東部夏時間) 参加登録受付中:EU 国民投票-会計および財務報告上の影響-7 月 28 日開催 EU 離脱決定は英国企業および英国との取引のある多国籍企業に会計および財務報告上多数 の問題を引き起こしています。 PwC は、企業による新しい市場状況への適応支援に全力で取り組んでいます。PwC は、国民 投票が財務報告に与える直接の影響の理解を支援するライブ版ウェブキャストを間もなく開催し ます。このウェブキャストでは、IFRS におけるいくつかの潜在的論点および関連するガイダンス の概要を提供します。PwC の専門家たちが減損、公正価値、リスクおよび開示を含む主要な領 域を取り上げます。 2016 年 7 月 28 日木曜日 午後 3 時 00 分~午後 3 時 45 分(英国夏時間) 当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、 適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。 4 オンデマンド版(CPE 対象)プログラム:2016 年第 2 四半期版会計および財務報告 の最新動向 6 月 15 日に開催された PwC の 2016年度第2四半期版会計および財務報告の最新動向ウェブ キャストを見逃していませんか?もしそうならば、まだオンデマンド版によるウェブキャストの視聴 と CPE 単位の獲得の機会が残されています! PwC の四半期ウェブキャストは、財務報告に影響を与える会計、規制、市場における新たな動 向の情報を提供することを目的としています。この 90 分間のウェブキャストでは、幅広い専門領 域にわたる PwC のスペシャリストが貴社のビジネスに影響を与える可能性のある現在の技術的 なトピックおよび新たな問題についてのアップデートを提供します。 PwC のオンデマンド版ウェブキャストにご参加ください。あなたの都合の良い時にいつでもアク セスし、CPE 単位を獲得することができます。また、ウェブキャスト終了後のテストを完了すると、 CPE 1.5 単位の獲得資格を得ることができます(ライブ版と同じ)。 上記以外の今後開催予定のウェブキャストおよびオンデマンド CPE 対象版ウェブキャストについてはこちら > 規制当局および基準設定団体に関する最新情報 米国財務会計基準審議会 (FASB) FASB の会議:7 月 27 日のアジェンダ この会議において、FASB は、(1)事業の定義の明確化、(2)繰上償還可能な負債性証券の購 入に関連する利息収入、(3)開示フレームワーク:開示レビュー-棚卸資産についての議論を 行う予定です。 FASB のプロジェクトアップデート FASB は、以下のプロジェクトの概要を更新しました。 ・ 開示フレームワーク:開示レビュー-確定給付制度 ・ 負債および資本-特定の項目を対象とした改善 7 月 19 日の非公開会社協議会(PCC)会議の概要 FASB は、7 月 19 日の非公開会社協議会(PCC)の会議議事録の要約を公表しました。PCC メ ンバーおよび FASB メンバーは、(1)負債および資本の短期的な改善に関する FASB プロジェク ト、(2)債務の貸借対照表上の分類に関する FASB プロジェクト、(3)営利企業による政府援助 当該和訳は、英文を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、 適宜、英文の原文を参照していただくようお願いします。 5 に関する開示についての FASB プロジェクトのアップデート、(4)財務業績報告に関する FASB の研究プロジェクトに対するアップデートに関する議論を行いました。 また、PCC メンバーは、(1)ASU 2015-10「技術的修正および改善」の修正によって生じた実務 上の困難、および(2)ASU 2016-01「金融商品-全般(Subtopic 825-10):金融資産および金融 負債の認識および測定」における満期保有目的の負債性証券の公正価値開示(もともと FAS115 に含まれていた)を(非公開企業に対しては)廃止することの必要性を FASB に伝達しま した。 米国証券取引委員会 (SEC) SEC スタッフが証券取引法の各セクション(質問 103.11)および証券法の各書式 (質問 125.13)に関する法令遵守および開示に関する解釈指針(C&DI)をアップデ ート SEC の企業財務部門は、証券法の各書式(質問 125.13)および証券取引法の Section 13(d)およ び 13(g)ならびに Regulation 13D から 13G「受益者持分の報告」(質問 103.11)に関する SEC の 法令遵守および開示に関する解釈指針(C&DI)のアップデートを公表しました。 公開企業会計監視委員会 (PCAOB) PCAOB が公開企業の監査人およびブローカー・ディーラーの監査人に対する 2016 年度検査の範囲および目的を詳述するスタッフ検査概況を公表 PCAOB は、現在実施中の 2016 年における公開企業の監査人およびブローカー・ディーラーの 監査人に対する検査の範囲、重点項目、目的を説明するスタッフ検査概況を公表しました。 PwCあらた有限責任監査法人 東京都中央区銀座8丁目21番1号 住友不動産汐留浜離宮ビル (〒104-0061) お問い合わせ: [email protected] © 2016 PricewaterhouseCoopers Aarata LLC. 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