44ページ (PDFファイル・382KB)

う と「 何 も 無 い で 」。
「そんなはずな
い ! 」。再 び 見 る と そ こ は 空 き 地 だ っ
た―。「母には『変なこと言わんといて』
と 受 け 流 さ れ ま し た が、子 ど も に し か
見 え な い 世 界 が あ る の か も」
。同 じ よ
うに不思議な体験をした人がいると
「 私 だけじゃない」と喜んだ。大 人にな
ると雑誌やインターネットに怪談を投
稿するように。
「怖くて夜に一人で読め
な い と い う コ メ ン ト が う れ し く て」
。
「古墳を守る妖怪ノヅチは見ただけ
で 死 ん で し ま う 」「 鏡 に 微 笑 み か け る
て怪談会を開いた。
「年配のおじいちゃ
「まだまだ埋もれている話があるは
ず」と 6月にはまきの 文 化 祭に参 加 し
全力でぶつかりあう姿は圧巻 ! 以来、
ラガーマンのような肉体を目指し筋
力トレーニングにはまっています^^
入職して 4カ月。ラグビーカーニ
バルの取材で生の試合を初めて間近
で見ました。鋼のような肉体の選手が
作 家 と し て の デ ビュー作 は、死 ん だ 仲
間が幽霊となって現れ大事故からみん
なを救うというストーリー。黒部ダム
の 建 設 作 業 員 だ った 父 の 体 験 が 元 だ。
「幼い頃何度も聞かされていた話。自作
と 遅 れ て 笑 った」―。そ ん な 不 思 議 な
ん や 小 学 5 年 の 男 の 子 も、と び 入 り で
品が本に載るという夢がかなった」
。
話 の 好 き な 人 々が 集 う 場「 ひ ら か た 怪
なで前のめりになって聴き入った。
「話
怪 談 を 語 って く れ て 」
。薄 暗 い 中 み ん
人が怪
談サークル」を今年2月に立ち上げた。
代の男女
を聞いてもらうのも聞かせてもらうの
月 に 一 度、 代 ~
談話で盛り上がる。目標は枚方の怪談
絶もできるけど、そんなこともあるか
も楽しい。宝物をシェアするみたいで
怪 談 が 好 き に な った き っか け は 5
歳頃の不思議な体験だ。猫を追いかけ
もねと緩やかに受け止める人が多い方
を 100話集めて冊子を作ること。「怖
塀の奥に苔むした日本庭園を見つけ
が、優しい世の中じゃないかな」
。
聴く方も気持ちが豊かになれます」
。
た。
「見て見て ! 」
。母 に の ぞ い て も ら
いだけじゃない、
生と死、
愛や憎しみが
16
凝縮された怪談の奥深さを伝えたい」
。
50
怪談は死者や幽霊、妖怪など異質な
存 在 と の つ な が り の 物 語。
「嘘だと拒
20
場
登
民
市
No.683
怪談作家
三輪 チサ
さん
◆みわちさ 平成21年に第1回
「幽」
怪談実話コンテストで128作品か
ら 大 賞 に 選 ば れ、 作 家 デ ビ ュ ー。
著書に「死者はバスに乗って」な
ど。ひらかた怪談サークル発起人。
51歳。
広報ひらかた平成28年8月号 44