羽曳野市地域包括支援センターシステム仕様書 1. 目 的 平 成 28 年 10 月 からの介 護 予 防 ・日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 (以 下 、『総 合 事 業 』)の開 始 を受 けて、地 域 包 括 支 援 センターの従 来 からの業 務 システムの見 直 しと、『総 合 事 業 』への円 滑 な対 応 を目 的 とする。 2. 対 象 業 務 (1) 地 域 包 括 支 援 センターにおける『包 括 的 支 援 事 業 』の運 用 支 援 および保 守 。 (2) 原 案 作 成 委 託 を行 う居 宅 介 護 支 援 事 業 者 の管 理 。 (3) 『総 合 事 業 』の運 用 支 援 および保 守 。 3. 基 本 要 件 (1) 地 域 包 括 支 援 センター向 けシステムを構 築 するにあたり、利 用 者 の個 人 情 報 の取 扱 いに 十 分 注 意 すること(ソフトウェア・ハードウェア等 のセキュリティ対 策 を含 む)。 (2) 機 器 及 びソフトウェアの導 入 にあたり、取 扱 い説 明 書 の納 入 及 び担 当 者 への教 育 、指 導 を行 うこと。 (3) ソフトウェアは標 準 パッケージ製 品 での利 用 を前 提 とし、カスタマイズを行 わずに下 記 の要 求 仕 様 を満 たしていること。 (4) 『総 合 事 業 』への対 応 実 績 があること。また、地 域 包 括 支 援 センターでの導 入 実 績 とともに、 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 又 はサービス提 供 事 業 者 に対 する導 入 実 績 があること。 (5) 地 域 包 括 支 援 センターと原 案 作 成 委 託 を行 う居 宅 介 護 支 援 事 業 者 との間 で、個 人 情 報 保 護 や漏 洩 防 止 策 がとられた形でデータ連 携 ができること。 (6) システムの正 常 な運 用 を維 持 するためのサポート体 制 を整 備 し、障 害 発 生 時 にはその復 旧 に速 やかに対 応 すること。また、制 度 改 正 等 により内 容 の変 更 が発 生 した場 合 には、バ ージョンアップにて対 応 できること。 4. 納 入 期 限 及 び導 入 場 所 、システム導 入 数 (1) 納 入 期 限 平 成 28年9月 9日 までとする。ただし、円 滑 な『総 合 事 業 』対 応 のために要 する準 備 期 間 について協 議 し、納 入 日 を決 定 する。 (2) 導 入 場 所 羽曳野市保健福祉部保険健康室地域包括支援課 (3) システム導 入 数 デスクトップパソコン 1台 ノートパソコン 24台 プリンター 2台 1/5 5. 機 能 条 件 (1) 対 象 者 の台 帳 管 理 に関 する機 能 ① 対 象 者 の氏 名 ・フリガナ・性 別 ・生 年 月 日 ・住 所 ・関 係 者 ・介 護 保 険 情 報 ・認 定 情 報 ・ ADL 等の基 本 情 報 が、登 録 ・管 理 できること。 ② 地 域 包 括 支 援 センター業 務 で得 た、基 本 チェックリスト結 果 や生 活 機 能 評 価 項 目 が 登 録 、管 理 できること。 ③ 固 定 の管 理 項 目 だけでなく、任 意 に項 目 が拡 張 できること。 ④ 氏 名 (ふりがな)・住 所 (郵 便 番 号 )・電 話 番 号 ・担 当 者 などの条 件 による台 帳 の抽 出 および一 覧 検 索 ができること。 (2) 介 護 予 防 ケアマネジメントに関 する機 能 ① 基 本 チェックリスト結 果 は履 歴 管 理 することができ、結 果 のグラフ表 示 や比 較 したレー ダーチャート表 示により、対 象 者 の変 化 を確 認 できること。 ② 利 用 者 基 本 情 報 の作 成 の際 、省 力 化 のためシステム内 で登 録 済 みの情 報 について はボタン操 作 で自 動 取 得 できる機 能 を有 すること。 ③ 利 用 者 毎 に介 護 予 防 サービス計 画 作 成 から会 議 録 作 成 や評 価 を行 い、PDCA サイ クルに則 した業 務 を支 援 すること。 ④ 計 画 作 成 等 においては、単 に入 力 ・記 述 できるだけでなく、定 型 文 の作 成 や検 索 表 示 を行 う文 章 作 成 支 援 機 能 、該 当 する事 業 を行 っているサービス事 業 者 の候 補 表 示 などの入 力 支 援 機 能 により、作 業 の省 力 化 を図 ること。 ⑤ 計 画 作 成 担 当 者 毎 に予 定 表 を表 示 し、認 定 情 報 や計 画 の作 成 状 況 ・訪 問 予 定 日 ・ 訪 問 実 施 状 況 等 、介 護 予 防 マネジメント業 務 の進 捗 状 況 を管 理 できること 。 ⑥ 帳 票 等 については厚 生 労 働 省 発 表 様 式 に準 拠 した仕 様 とすること。 ⑦ 介 護 予 防 サービス・支 援 計 画 書 はA3サイズ(厚 生 労 働 省 様 式 )に対 応 していること。 ⑧ 介 護 予 防 サービス・支 援 計 画 書 などは文 字 サイズを変 更 可 能 とすること。 ⑨ 介 護 予 防 サービス・支 援 計 画 の見 直 し予 定 日 を一 括 管 理 できること。 ⑩ サービス利 用 票 から、カレンダー形 式 の月 間 予 定 表が作 成 できること。 ⑪ 利 用 者 基 本 情 報 や介 護 予 防 サービス・支 援 計 画 書 の同 意 欄 文 言 は任 意 に変 更 でき ること。 ⑫ 給 付 管 理 業 務 (給 付 管 理 票 ・請 求 書 作 成 )及 び国 保 連 合 会 への給 付 請 求 機 能 を有 すること。 ⑬ 統 計 ・分 析 に必 要 なデータの集 計 機 能 を有 すること(詳 細 については別 途 協 議 の上 と すること)。 (3) 原 案 作 成 委 託 を行 う居 宅 介 護 支 援 事 業 者 とのデータ連 携 に関 する機 能 ① 委 託 する対 象 者 の氏 名 ・氏 名 フリガナ・性 別 ・生 年 月 日 等 の基 本 情 報 、認 定 情 報 、主 治 医 意 見 書 情 報 をデータで出 力 できること。 ② 委 託 先 居 宅 介 護 支 援 事 業 者 で作 成 した介 護 予 防 サービス計 画 のデータを、地 域 包 括 支 援 センター側 システムで蓄 積 できること。 ③ 委 託 した対 象 者 の介 護 予 防 サービス計 画 について、画 面 上 で確 認 の依 頼 と確 認 済 みのチェックが行 えること。 ④ 委 託 先 居 宅 介 護 支 援 事 業 者 が介 護 予 防 サービス計 画 作 成 及 び給 付 管 理 業 務 (給 付 管 理 票 ・請 求 書 作 成 )を行 い、データ出 力 できること。 ⑤ 委 託 先 居 宅 介 護 支 援 事 業 者 とは、オンライン連 携 の他 FD や MO 等の媒 体 を利 用 し たオフライン連 携 が可 能 なこと。 2/5 ⑥ 媒 体 を用 いてデータ連 携 を行 う場 合 は、情 報 保 護 のため暗 号 化 を行 うこと。 (4) 『総 合 事 業 』に関 する機 能 ① 『総 合 事 業 』のサービスコードマスター(A1~AF)を標 準 搭 載 していること。 ② 市 町 村 独 自 の総 合 事 業 サービスコードマスターを作 成 ・設 定 できること。あわせて、そ れぞれのサービスコードマスターには適 用 期 間 を設 けて履 歴 管 理 ができること。 ③ 全 国 基 準 値 の取 り込 みができること。 ④ 予 防 給 付 と『総 合 事 業 』の計 画 作 成 が同 一 画 面 上 で行 えること。 ⑤ 統 計 ・分 析 に必 要 なデータの集 計 機 能 を有 すること。 (5) 介 護 予 防 事 業 に関 する機 能 ① 介 護 予 防 に関 わるリソースの管 理 及 び照 会 ができること。 (6) その他 機 能 ① ある業 務 について処 理 中 に、関 連 する業 務 (機 能 )へジャンプできるショートカットメニュ ーを同 一 画 面 上 に豊 富 に表 示 できること。 ② 過 誤 請 求 を防 ぐための仕 組 みを備 えていること。請 求 処 理 時 にエラーがあった場 合 、 エラーの原 因 を特 定 するとともに、最 小 限 の操 作 で訂 正 画 面 に遷 移 できること。 ③ 処 遇 改 善 加 算 等 、サービス事 業 所 ごとに算 定 可 否 が決 まる加 算 については、事 業 所 情 報 で管 理 することで、個 々の計 画 作 成 時 に設 定 しなくても自 動 的 に算 定 されること。 ④ 介 護 給 付 費 明 細 書 における初 回 加 算 情 報 を容 易 に設 定 できるとともに、当 月 の初 回 加 算 件 数 を容 易 に確 認 できること。 ⑤ 月 途 中 での区 分 変 更 や、暫 定 要 介 護 度 から要 介 護 度 確 定 などへの対 応 が容 易 に行 えること。 ⑥ 要 介 護 認 定 申 請 中 など明 らかに月 遅 れ請 求 となる対 象 者 について、自 動 的 に当 月 請 求 対 象 から外 す機 能 を持 っていること。 ⑦ 月 遅 れ請 求 分 や再 請 求 分 について、該 当 月 にもれなく請 求 できる管 理 画 面 や仕 組 み を持 っていること。 ⑧ 介 護 予 防 サービス・支 援 計 画 書 作 成 、会 議 録 の登 録 、モニタリング入 力 などの処 理 を おこなった時 点 で、それらが支 援 経 過 記 録 に自 動 的 に反 映 される機 能 を持 っているこ と。 ⑨ 対 象 者 を特 定 することなく、担 当 者 (ケアマネ)ごとに支 援 経 過 記 録 を抽 出 ・一 覧 検 索 することができること(任 意 の期 間 に登 録 されたすべての支 援 経 過 記 録 を抽 出 )。 ⑩ サービス提 供 終 了 確 認 の取 り込 みに対 応 していること。 ⑪ 住 所 地 特 例 に対 応 していること。 ⑫ 文 字 コードは UNICODE であること。 ⑬ 住 民 基 本 台 帳 システムとの連 携 が出 来 ること。 6. セキュリティ 本 システムは重 要 な個 人 情 報 を扱 うため、個 人 情 報 保 護 並 びに情 報 漏 洩 への対 策 を行 うこ と。また、導 入 時 に担 当 者 への教 育 、指 導 を行 うこと。 (1) システム操 作 時 のセキュリティ対 策 ① OS 起 動 時 に、ID・パスワードによる利 用 者 の確 認 ができること。 3/5 ② システム起 動 時 に、ID・パスワードによる利 用 者 の確 認 ができること。 ③ ID による起 動 メニュー制 限ができること。 ④ 操 作 ログ(ID・操 作 メニュー・操 作 内 容 )の記 録 及 び出 力ができること。 (2) データのセキュリティ対 策 ① 個 人 情 報 を含 むデータの暗 号 化 を行 うこと。 ② 定 期 的 なバックアップを実 施 し、障 害 発 生 時 に速 やかに復 旧 できるようにすること。 7. サポート体 制 (1) オンサイトサポート ① 障 害 発 生 時 や担 当 者 の異 動 があった場 合 などは、保 守 サービス拠 点 から専 門 スタッ フを速 やかに派 遣 し、操 作 などの説 明 を行 えること。原 則 として24時 間 以 内 に対 応 し、 完 了 すること。 (2) オンラインサポート ① サポートセンター 制 度 の知 識 、システムの知 識 に精 通 した、専 門 スタッフを配 置 していること 。 ② 通 信 サポート セキュリティに関 する取 決 めを行 った上 で、通 信 による対 応 が可 能 なこと 。 ③ Web ページでの情 報 提 供 システムの操 作 やトラブルについて、Web 上で情 報 が得 られること。 (3) 法 改 正 ・制 度 改 正 に伴 う対 応 ① 法 改 正 や制 度 改 正 によるシステム変 更 が発 生 した場 合 、バージョンアップ CD の提 供 により速 やかに対 応 できること。 ② 大 規 模 改 正 時 には、改 正 内 容 や対 応 スケジュールなどをまとめたガイドブックなどで情 報 提 供 できること。 8. 導 入 作 業 (1) サーバー環 境 ハードウェアについては、平 成 28年12月に本 市 において導 入 される仮 想 サーバーを利 用 すること。必 要 なソフトウェアについては、事 業 者 で調 達 し、インストール・ 環 境 設 定 ・初 期 設 定 を行 い、導 入 後 の検 証 も行 うこと。なお、平 成 28年 12月 までの仮 想 サーバー導 入 期 間 ま でに関 しては、本 市 で用 意 するサーバーを一 時 的 に利 用 し、平 成 28年 12月 の導 入 時 に再 度 、上 記 の作 業 (インストール・環 境 設 定 ・初 期 設 定 を行 い、導 入 後 の検 証 )を行 うこと。 (2) ネットワーク ネットワークは現 行 の本 市 庁 内 LAN を経 由 した運 用 とする。 (3) 進 捗 管 理 事 前 に開 発 計 画 を作 成 し、本 市 の承 認 を得 ること。また、開 発 計 画 の進 捗 管 理 を行 い、 定 期 又 は必 要 に応 じて随 時に報 告 を行 うこと。 4/5 (4) 開 発 ・構 築 パッケージシステムが備 える機 能 を前 提 に、極 力 カスタマイズを抑 制 することを原 則 とす る。ただし、仕 様 要 件 を満 たすために必 要 なカスタマイズを行 う場 合 は、本 市 と協 議 のうえ、 カスタマイズの範 囲 を決 定 するものとする。 9. その他 (1) 瑕 疵 担 保 責 任 本 稼 働 後 にシステムの不 具 合 が発 見 された場 合 には、受 注 者 は無 償 で是 正 措 置 を行 うこと。 なお、瑕 疵 担 保 期 間 は、システム本 稼 働 後 1年 間 とする。 (2) 秘 密 保 持 受 注 者 は、本 業 務 において知 り得 た全 ての情 報 を本 業 務 の目 的 以 外 に使 用 し、 又 は第 三 者 に開 示 若 しくは漏 洩 してはならないものとし、そのために必 要 な措 置 をとるものとする。 また、 契 約 終 了 後 も同 様 とする。 (3) その他 留 意 事 項 本 仕 様 書 に定 めのない事 項 、又 は業 務 の遂 行 にあたり疑 義 が生 じた場 合 は、本 市 と受 注 者 の協 議 によりその解 決 を図 るものとする。 (4) 仕 様 変 更 やむを得 ない事 情 により、本 仕 様 の変 更 を必 要 とする場 合 、予 め申 し出 の上 、羽 曳 野 市 の承 認 を得 ること。 (5) 記 載 外 事 項 本 仕 様 に記 載 されていない事 項 は、羽 曳 野 市 の指 示 に従 うこと。 (6) 疑 義 本 仕 様 の記 載 内 容 に疑 義 が生 じた場 合 は、羽 曳 野 市 と協 議 すること。 5/5
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