平成28年7月 奥野会長からのメッセージ他(PDF)

JA全中 Monthly
Report
併せてJA全中ホームページ(http://www.zenchu-ja.or.jp/)もご覧ください。
奥野会長 会長からのメッセージ 特別編
業とも連携し、解決に当たって
合」
「食」
「農」をテーマにした対談
いかなければならないと肝に銘
を行いました。奥野会長は冒頭、
「行
じています。
き過ぎた現代の資本主義社会の犯
JAグループの 8 つの全国組
した過ちを矯正していけるのは、協
対談での会長の言葉を紹介します。
べられない子どもたちへの対策
Aグループは国や行政機関、企
画で、作家・佐藤優さんと「協同組
述べました。今月は特別編として、
できました。困窮する人々や食
は、焦眉の急だと思います。J
奥野会長は『週刊新潮』の特集企
同組合運動をおいてほかにない」と
7
月
織のトップが毎月集まる定例会
ています。この問題の解決には、
を設けました。縦割りの事業に
JAグループの力を結集すると
横糸を織り込んでひとつのもの
ともに、生協など他の協同組合
に束ねていく作業をやらないと
私の生まれた村は非常に協同
の皆さんとしっかりとスクラム
いけません。JAの現場でも、と
意識が強い地域で、村で医者を
を組むことが必要です。
ことん話し合い、結論を出して
雇っていました。あまり豊かな
「自国民に十分な食料を与えら
もらいます。トップダウンでは
村でもなかったので、みんなで
れない者は、政府の責任を放棄
なく、ボトムアップが創造的自
己改革への挑戦につながります。
助け合わないとやっていけない
することだ」と海外の農業関係
という思いが強かったのです。
者に会うと、一様に同じことを
生協の活動に引かれ、大学時代
口にします。オーストラリアの
『週刊新潮』
「 も っ と『 協 同 組 合 』
『食』
から取り組んだことも、小さい
農業相も「われわれは輸出ばか
『農』に光を 奥野長衛・佐藤優対談」は、
ときからそのような環境で育っ
りに躍起になっているのではな
たからです。今、日本では、6
い。最終的な目的は、自国民を
人に 1 人の子どもが貧困状態に
絶対に飢えさせないことです」
陥り、子どもたちの健康が非常
と語り、国として、自給能力に
イト(http://org.ja-group.jp/message)に
に深刻な状態にあると指摘され
対する強い意志を感じることが
も掲載しています。
8 月31日ま で『 月 刊JA 』
(http://www.
zenchu-ja.or.jp/public/ja)ホームページか
らもご覧になれます。
会長メッセージはJAグループのウェブサ
査 体 制を 探 り な
ネットで GI の
現場を紹介
が ら、30人 の 生
産 者 の 熱 意、 苦
労、 自 負 に つ い
14
スマートフォンを使いこなし、情
役職員の GI 取得までのストーリー
て紹介しています。
報を収集する若いビジネスパーソ
を紹介します。
日本の農産物の実力を、数字で明
ンに向けて、JAの前向きな取り組
2 回目はJA稲敷の「江戸崎かぼ
らかにすることで、記事に客観性と
みを紹介するため、JA全中では
ちゃ」
、完熟収穫による食感と甘味
説得力をもたらすとともに、現場で
ネットメディア『東洋経済オンライ
が特徴のブランド野菜です。なぜ江
頑張る生産者、JA役職員の前向き
ン』で「日本を変える農業の力。
」
戸崎かぼちゃの市場価格が一般産
な姿を紹介することで、ビジネスパ
を展開しています。
品と比較して平均的に1.9倍と高い
ーソンをはじめ、幅広い方々に共感
フリーアナウンサーの魚住りえ
単価がついているのか、かぼちゃ生
してもらうことを目指します。
さんが農業の現場を訪れ、地理的
産の非常識とも言える55日完熟に
表示保護制度(GI 制度)に登録さ
たどり着いたプロセスと、50年の歴
れた農畜産物の魅力、生産者とJA
史で培われた栽培管理と厳正な検
月刊 JA
2016/08
『東洋経済オンライン 江戸崎かぼちゃ』
で検索してください(http://toyokeizai.
net/articles/-/125024)
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