国史跡武蔵国府跡(国司館地区)賑わい創出調査委託 仕様書 1 委託業務名 国史跡武蔵国府跡(国司館地区)賑わい創出調査委託 2 目的 本業務は、国史跡武蔵国府跡(国司館地区)保存活用整備工事(第2期)で建設予 定の「賑わい施設(仮称)」における賑わいと魅力ある空間の創出に向けて、先進事 例調査、及び市場調査(マーケットサウンディング)等を行い、賑わい施設(仮称) の運営及び活用に係る事業手法の検討を行うことを目的とする。 3 履行期間 契約締結の翌日から平成29年2月28日まで 4 履行場所 国史跡武蔵国府跡(国司館地区)(以下、 「国司館地区」という。) 東京都府中市本町一丁目14番地の1 5 業務内容 (1) 計画準備 本業務の実施にあたって、国司館地区保存活用整備事業のこれまでの経緯、国史 跡指定地内における制限・制約等を踏まえた事業実施の考え方、各種法規制等、前 提となる諸条件を整理する。 また、主任技術者を配置し、作業実施体制を立案するとともに、業務実施計画書 を作成し、必要な計画準備を行う。 (2) 国司館地区の活用の位置づけの整理 ア 上位計画等やその他関連計画における位置づけの整理 国史跡武蔵国府跡保存管理計画、国司館地区保存活用整備基本設計、実施設計 (第1期工事分)、及び本市の関連する計画等における、国司館地区の活用の位 置づけを整理する。なお、必要に応じて市は受託者に資料を貸与する。受託者は 業務完了後速やかに資料を返却すること。 イ 府中市中心市街地活性化基本計画との整合性の整理 府中市中心市街地活性化基本計画における国司館地区の活用の位置づけ、及び JR府中本町駅に隣接する立地条件の優位性等を整理し、本業務の実施計画と中 心市街地活性化の基本方針との整合を図る。 (3) 事例調査 ア 先進事例ヒアリング調査対象の抽出 国史跡指定地の展示・ガイダンス施設や、体験学習施設、観光案内施設、公民 館、道の駅等、全国各地の賑わい交流施設整備事例の情報を収集する。なかでも 国司館地区に規模・状況・条件等が類似し、賑わいと魅力ある空間の創出に成功 している先進的な事例をヒアリング調査の対象施設として、市監督員と協議のう -1- え3箇所以上抽出する。 イ 先進事例ヒアリング調査の実施 抽出した施設を管轄する自治体や施設管理者に対し、施設の運営及び活用手法 等について、市職員立会いのもと、ヒアリング調査を実施する。 (4) 民間市場調査 ア アンケート対象の選定 国司館地区の「賑わい施設(仮称)」において、施設内の一部に導入を予定し ている商業機能について、民間事業者の進出意向を把握するとともに、その内 容・規模・事業手法・顧客ターゲット等について分析・検討を行うため、市内事 業者を中心にアンケート調査を実施する。 アンケート対象事業者の選定に当たっては、むさし府中商工会議所にヒアリン グを実施し、市監督員と協議のうえ選定を行う。アンケート対象事業者数は約8 00件とする。 イ アンケート票の内容検討及び発送 アンケート票に記載する内容を検討・決定し、封入・発送する。 ウ アンケートの集計 アンケート票を集計し、民間事業者の意向を把握する。 (5) 賑わい施設(仮称)の運営・活用に係る事業手法等の検討 事例調査及び民間市場調査の結果をもとに、賑わい施設(仮称)に係る以下の項 目について分析・検討を行う。 ア 賑わい施設(仮称)の機能、及び運営・活用に係る事業手法の検討 賑わい施設(仮称)の施設イメージパース、必要な機能、全体配置計画、フロ ア構成計画、運営・活用手法等の検討を行う。 イ 民間事業者進出のための条件検討 賑わい施設(仮称)への民間活力の導入にあたって、民間事業者進出のための 条件、想定される商業機能の内容・規模・事業手法・顧客ターゲット、採算性、 事業者へのインセンティブ付与方法等について分析と検討を行う。 (6) 検討会議の運営補助 ア 検討会議資料の作成 「国史跡武蔵国府跡保存整備活用検討会議」(以下、「検討会議」という。)で 委員に配付する説明用資料の作成と印刷を行い、市に提出する。 なお、検討会議は3回開催予定であるが、事業の進捗状況により、開催回数が 増減する可能性もある。 イ 検討会議議事録の作成 検討会議の議事録を作成し、市に提出する。 (7) 業務報告書作成 本業務での調査結果、分析・検討結果等について業務報告書を取りまとめ、委託 業務の成果品として市に提出する。 (8) 市監督員と主任技術者の連絡調整会議 市監督員と主任技術者の連絡調整会議は、初回(契約締結後速やかに実施)、中 間(平成28年11月中旬までに実施)、成果品納入時の3回とする。受託者は各 会議の終了後速やかに議事録を作成し提出すること。 -2- 6 成果品 (1) 成果品の納品 受託者は、業務が完了したときは、以下の成果品を遅滞なく納品して市の検査を 受けなければならない。また、本業務は、成果品の納品後、市検査員の検査に合格 したことをもって完了する。 ・業務報告書(A4版、縦型、横書き、左綴じ、簡易製本) 10部 ・業務報告書の電子データ(PDF 形式のデータ、およびワード・エクセル・JPEG 形式の写真データ等の元データを、ウイルスチェックを行ったうえで1枚のCD -Rに収録し、ラベルに業務件名・発注者名・受託者名・作成年月日を記載する こと。 ) (2) 成果品の著作権 本契約に基づいて作成された成果品の著作権は、本市に帰属する。業務の実施に あたっては第三者の権利を侵害しないように十分留意し、やむを得ず第三者が有す る著作権の映像、意匠、ソフトなどを使用するときは、あらかじめ市と協議のうえ、 著作権法上に定められた手続きを行うこと。もし、これらの手続きを得ないで問題 が生じても市は一切の責任も負わず、負担もしない。 7 留意事項 (1) 業務の処理 本業務の実施にあたって、受託者は市と緊密に連絡をとり、業務の進行に支障の ないよう留意し、業務内容に疑義が生じた場合には、速やかに市監督員の指示を受 けること。また、市から業務改善を指摘された場合は、協議のうえ速やかに対処す ること。 (2) 秘密の保持 受託者は、市から提供を受けた個人情報を含む一切の情報を第三者に漏らしては ならない。 (3) 費用の負担 本業務に関する一切の費用は、受託者の負担とする。 (4) その他 受託者は、本仕様書に基づいて業務を実施し、本仕様書に示されていない事項に ついては、市監督員とその都度協議のうえ決定すること。 8 担当 府中市文化スポーツ部ふるさと文化財課(電話:042-335-4473) -3-
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