地域型住宅「信濃町の家」モデル策定・調査業務 仕様書 1.業務の目的 信濃町では、森林地帯で豪雪寒冷地という地域風土に対応しながら環境との共生をコンセプ トにした地域型住宅「信濃町の家」を確立し、本町に新しいビジネス(以下、 「信濃町の家ビ ジネス」という)を生み出すことを目的に事業を実施している。本調査業務では「信濃町の家 ビジネス」を成功させるために何が必要かを把握するために各種調査を行うものである。 なお、 「信濃町の家ビジネス」は林業事業者や工務店が関わることが必須である。よって、 モデル策定においては、これらの事業者の意向の把握に努めながら行うこととする。 2.業務の内容 (1)現況把握 本町の産業構造を、産業連関表等各種統計調査を活用し、明らかにすること。その結果を踏 まえ、 「信濃町の家ビジネス」において最も地域経済にプラスの影響を生み出す産業を特定し、 その産業を中心としたモデルを策定すること。なお、現況把握調査の結果に関わらず工務店や 林業事業者を含めたモデルを策定すること。 (2)類似モデルの評価・分析 全国で実施されている類似事業を調査し、重要成功要因(CSF)を導出すること。また、優 良事例に関しては、視察調査を行うこと。視察調査には本町が指定する者を同行させること。 視察先は3カ所とする。 (3)その他の調査 「信濃町の家ビジネス」を主体的に実施する産業の強化につながる調査を実施すること。 (4)モデル構築 (1)~(3)の結果を踏まえて「信濃町の家ビジネス」をビジネスとして成立させるため のモデルを構築すること。 (5)事業評価の設計 「信濃町の家ビジネス」の評価検証手法を設計するとともに現況調査結果を活用し、 「信濃 町の家ビジネス」の成果が本町にどのような雇用創出効果、経済効果があるかを導出し、指標 とする。 (6)調査結果のシステムへの反映 別途構築を予定している「地域工務店共通運営サイト」において、上記調査結果を活かすた めの設計支援を行う。 (7)協議会の運営 「信濃町の家ビジネス」を実施するに当たっては、 「信濃町の家推進協議会(仮称) 」を設立 することを予定している。受託者は、協議会の運営支援、報告等を行うこと。なお、協議会は 4回程度を予定している。 3.業務実施上の条件 調査を実施するに当たっては、住宅建築に詳しいものをアドバイザーとして設定し、随時、 適切なアドバイスを受けながら実施すること。 4.成果物 ・業務実施報告書:1式(10 部) 5.その他 本仕様書に定めのない事項や疑義が生じた事項については、当町と本業務の受託者は必要に 応じて協議して定めるものとする。
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