残念ながら⋮が事業を潰す

 第
回
「コンサルタントの現場から」のコラムは、
コンサルタントがコンサルティング等の現場
で 見 聞 き し た こ と の 中 か ら、参 考 に な る の で
はないかという四方山話を綴ったものです。
残念ながら⋮が事業を潰す
はある。
な 意 味 合 い が、そ こ に
きなかったというよう
真 の経営者
者は
は﹁
「残念
念な
な
すはずだからだ。
スト削減策等を打ち出
ために在庫の圧縮やコ
す と 共 に、資 金 を 守 る
略や販売戦略を打ち出
変化に対応した商品戦
は、皆が自責と思って必
…」と 言 っ て い る 企 業
皆がいつも「残念ながら
自 責 と 思 っ て いな い 可
ら…」を枕詞的につけて
か で、達 成 可 否 が 決 ま
持ちを持てているか否
るのだというような気
としても計画を達成す
能 性 が 高 い。す な わ ち、 よ う に す る こ と だ。何
に な る 前 に、逸 早 く、 報告する責任者は、真に
た」と い う よ う な 事 態
と共に、変化に対応でき る部分は大きい。
そ う い う 意 味 で は、
ない組織になっている
死に取り組んでいない
社内では、「残念ながら
という言葉が常に出る
うように、「何としても」
て も 達 成 し ま す」と い
の 結 果 を 招 い た の は、
ら と い う 背 景 に は、こ
す な わ ち、残 念 な が
責と
と思
思っ
って
てい
いな
ないい
自責
??
100%自責ではない
…」と い う 言 葉 を 使 う
ことは禁止してみては
ということだ。「残念な
どうだろうか。「何とし
がら…が事業を潰す」と
いうのは、こういう意味
がら
ら」
﹂と
とは
は言
言わ
わな
ないい
なのだ。
という感覚があるので
す な わ ち、真 の 経 営
ず、「計画が達成できず、 と い う 他 責 と 感 じ さ せ
使 わ れ る こ と が あ る。 未 達 に 終 わ り ま し た」 と思われており、間違っ
よ く 使 わ れ る 言 葉 な の と い う 言 い 方 に は な ら て も、「残 念 な が ら …」
す」ではなく、「何とし
がら未達になりそうで
が、日 頃 か ら「残 念 な
葉 に 変 え る こ と だ。皆
と し て も …」と い う 言
ことだ。
のすごく大きいという
使わない企業の差はも
この言葉を使う企業と
われる一つの言葉だが、
と は、こ の「残 念 な が う風土は変わってくる。
た か が、枕 詞 的 に 使
ら…」という言葉を、「何
者はどんな変化があろ
はないかということだ。
もし、計画が未達だっ
ることだ。部門としての
た 時 に、1 0 0 % 自 責
誠に申し訳ございませ
報告の中で、
「残 念 な が
ても」という言葉を使っ
だ が、こ の 言 葉 を 聞 く
し て、外 部 環 境 等 の 変
言 葉 の 意 味 と し て は、 成 で き な か っ た 要 因 と
と、い つ も、こ の 企 業
化 に よ る こ と は 多 い。
てくれと言い続けるだ
「不本意ではありますが
し か し、こ れ は 言 い 訳
う と、計 画 未 達 の 責 任
…」とか、
「意 に 添 わ な
以 外 の 何 物 で も な い。
と思っているのであれ
は、筆 者 が 経 営 を 実 践
いことになってしまい
環境は常に変化するも
ば、「残念ながら、計画
で学んだ師匠といえる
ま し た が …」と い う よ
れ て い た 言 葉 で あ る。 は 大 丈 夫 か と い う 気 に ん で し た」と い う 言 葉 いということだ。
このことは、各組織を
になるはずだからだ。
今 回 は、こ の 内 容 に つ なる。
も ち ろ ん、計 画 が 達 預 か る 責 任 者 に も 言 え
いて述べることにする。 「残念ながら」という
経営者が日頃から言わ
う に、期 待 さ れ て い る
が、自 分 は が ん ば っ た
在 庫 を 抱 え、資 金 が 回
商 品 が 売 れ ず、多 大 の
ら、市 況 の 悪 化 に よ り、
達でも仕方がないとい
け で、他 責 に し て、未
ど の 企 業 で も、社 内
の で あ り、こ れ を 踏 ま
は、経 営 責 任 者 に あ る ﹁
「何
何としても﹂
」に変える
外 を 問 わ ず、経 営 数 値
たことを示す。しかし、 え た 対 応 を す る の が 経
ことが実現できなかっ
営 者 で あ る。真 の 経 営
の だ け れ ど、環 境 の 変
と こ ろ で、大 切 な こ
をはじめとした報告や
者 で あ れ ば、
「残 念 な が
今回のこのタイトル
発 表 す る 際 に、
「残 念 な
ここでこの言葉を使う
事故を発生させてしま
化をはじめとした外部
る表現を使うことはな
が ら、計 画 未 達 に 終 わ
い ま し た」と い う よ う
残念
らら
…の
に
残
念な
ながが
⋮背
の景背
は には
景
りました」「残念ながら、 時 の ニ ュ ア ン ス な の だ
に、「残念ながら」とい
環 境 等 で、や む な く で
や税関などに対するコ
響 も あ り、各 国 税 務 署
アットホームな雰囲気
合法的な節税について
のコンプライアンスと
の 国 際 税 務・貿 易 税 務
らなくなり倒産しまし
う言葉が枕詞のように
VTT Nipp on
ンプライアンスが益々
ECDの ア ク シ ョ ン プ
非 加 盟 国 タ イ で す らO
ppon(担 当・坪井)ま
参加希望者は7月
日 ま で にVTT Ni
言語 日本語 / 英語(日本語通訳付)
移転価格と関税評価などの勉強会
面倒になってきていま
と関税評価/税関コン
ランBEPS(税源浸食
す。
TPP時 代 を 控 え、 の中で勉強していく。
バ ン コ ク・東 京・大
制の最近の動向」をテー
プライアンス/タイ税
日 バンコクオフィスで
阪 を 中 心 にASEAN
7月
全域で管理業務全般に
と 利 益 移 転)等 を 無 視
できない情勢になって
テーマ/講師
8名 ㈱ジェムコ日本経営
常務理事 グローバル事業担当
マとする勉強会をバン
会場
参加 勉強会:無料 / 懇親会(希望者のみ)
費
食事代:1,000バーツ *勉強会のみの参加も可能。
高橋 功吉
わたるアドバイザリー
日時
1) 移転価格と関税評価 :
VTT Nipponパートナー 千田昌明
2) 税関コンプライアンス :
VTT Nipponパートナー Tanva Mahitivanichcha
3) タイ税制の最近の動向 :
VTT Nippon 税務顧問 Rattanavadee Anusornvongchai
(たかはし こうきち)
で連絡のこと( tsuboi@
vttnippon.com,02-632。定 員 に な り 次 第
8032)
い る。今 回 は、そ の 中
VTT Nippon シロム事務所 会議室
942/43 Ground Floor, Charn Issara Tower,
Rama 4 Road, Suriyawongse, Bangrak,
Bangkok 10500
<執筆者プロフィール>
受付終了となる。
2016年7月29日(金)
15:00~ 受付開始
15:30~17:30 勉強会
17:30~ 懇親会(日本食レストラン「美里」にて)
*希望者のみ
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心をなす移転価格など
21
大手家電メーカーにて、海外経営責
任者などの要職を歴任後、ジェムコ日
本 経 営 に 入 社。2007 年 執 行 役 員、
2011 年取締役、2015 年 6 月より現職。
上場企業経営トップおよびボードメン
バーへの顧問型経営支援をはじめ、グ
ローバル戦略の構築から、製造現場の
現場力向上、品質革新など、経営全般
にわたり幅広く活躍している。実践に
裏打ちされた「わかりやすい」コンサ
ルティングが身上。「ものづくり経営
入門」(日経 BP)他、雑誌や媒体への
執筆、講演も多い。
主な資格は、ICMC(国際公認経営コ
ンサルティング協会)認定コンサルタ
ント、公益社団法人全日本能率連盟認
定マネジメントコンサルタント、経済
産業大臣登録中小企業診断士
定員
29
業 務・サ ポ ー ト を 行 う コ ク 都 シ ロ ム 通 り の 同
V T T N i p p o n 社会議室開催する。
パナマ文書などの影
日、「移転価格
が7月
29