朝鮮学校は無償化の対象とすべきでない事を強く表明する決議 昨日、自民党は正式に「高校授業料無償化法案」への反対を決定したが、民主党は 今週末に衆議院で法案を強行採決する構えを見せている。 しかし、法案には、いまだに内容が決定されていない重要事項があり、無償化の 対象となる各種学校に、朝鮮学校を含めるかについても、三月も中旬に入った今日に 至るまで、政府側の方針は示されていない。 こうした世論が分かれる重要な課題について、結論を得ないまま採決を強行する こと自体、国民に対して責任ある意思決定を放棄するものである。 自民党としては、引き続き政府に対し、説明責任を果たすよう、強く求めてゆく 所存であるが、朝鮮学校については、以下の通り、無償化の対象とするにあたっての 課題が存在する。 一.無償化の対象となる外国人学校については、「高等学校の課程に類する課程を 置くもの」として文部科学省令で定めるとされているが、いまだ国会審議の中で、 客観的・普遍的な判断基準が示されていないこと。 一.客観的・普遍的な判断基準が決定されても、朝鮮学校については、現行法のもと では、その基準に合致しているかを判断する方法及び権限がない事を、政府に おいても国会答弁で認めていること。 一.朝鮮学校には本国である北朝鮮が強く関与しており、教科書も労働党の工作機関 である統一戦線事業部が作成しているとされ、純粋な教育機関ではなく、北朝鮮の 体制を支えるためのイデオロギー学校・対日工作機関である疑いがあること。 以上の理由から、朝鮮学校は無償化の対象とすべきでない。同様の考えを持つ 自民党以外の議員の協力も得て、最終的には政府が良識ある判断を下すよう国会論戦に 臨んで参るので、国民各位のご理解を賜りたい。 平成二十二年三月十一日 自由民主党政務調査会 文部科学部会 拉致問題対策特別委員会
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