ファンドニュース

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米国におけるリートなどの不動産マネタイゼーションの動向に関するウェブキャスト
2016 年 7 月
はじめに
PwC では、各インダストリーのホットトピックについて、ウェブキャストを行っています。これにより、従来のドキュメントベー
スのものよりも効果的かつインパクトのあるコミュニケーションが可能と考えています。それらのうち、今回は 2016 年 1 月に
行われた米国の投資不動産に関する以下のウェブキャスト(1 時間)をご紹介したいと思います。
概要
ウェブキャスト 米国での株主価値の向上と資本獲得のための不動産戦略の動向について
企業が成長のための資金を獲得するため、もしくは株主価値の向上のため、過去数年多くの企業が不動産戦略の見
直しを行ってきています。また、アクティビスト(対象企業の株式を取得した上で、経営陣に対して経営戦略の提案を積
極的に行い、企業価値の向上により投資利益の増加を目指す投資家)から、企業が保有する不動産ポートフォリオの価
値を検討するべきというプレッシャーも増加しています。そのような要請に対して、マネタイゼーションの手法はさまざま考
えられますが、証券化による借入れ、セールアンドリースバック、REIT の組成、スピンオフなどが検討されてきました。
このような背景から、企業の規模や業種を問わず、企業の経営者は保有不動産ポートフォリオについてアセスメントを
実施し、明確な戦略を株主や投資家に提示する準備をしておく必要があります。明確なストーリーを株主や投資家と
オープンにコミュニケーションを行うことで、アクティビストのターゲットになるリスクを低減することができるだけではなく、
株主価値の拡大を図ることができます。
PwC の米国の不動産インダストリーリーダーであるバイロン・カーロックは、このような要求に対する不動産活用につい
てのパネルディスカッションを行いました。
米国では、リートによるスピンオフを実質的に制限する新しい法令の動きがあります。またリートに関する米国歳入庁の
新しいガイダンスが公表されています。このような規制の動向は不動産のマネタイゼーションのための手法に対して影響
を及ぼすことが予想されますが、他方、完全に排除されるものではなく、引き続き重要な手法であると思われます。よって、
これらの規制動向についてのアップデイトを行います。
登録
以下のリンクへの登録により、ウェブキャストを視聴することができます。
Reconsidering your real estate strategy to unlock shareholder value and generate capital
おわりに
世界最大の資本市場、投資不動産市場である米国の不動産マネタイゼーションの動向やアクティビストへの対応は、
日本の企業においても大いに参考になる部分が多いものと思われます。特にアクティビストはグローバルで活動しており、
日本では特に不動産市況が活況であることからこのような問題が顕在化しやすいと考えられ、米国での動向は留意が必
要であると考えます。
なお、内容にご質問などございましたら、以下のお問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。
文中の意見にわたる部分は筆者の私見であることを申し添えます。
PwC あらた有限責任監査法人
第3金融部(資産運用)
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第3金融部(資産運用)
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