中規模企業者当座貸越「スーペリア」係る問答集(Q&A) 平成28年8月1日現在 <総合編> Q1: 制度創設の目的は? A: 県内中規模企業者の経営安定と更なる事業発展に資することを目的とする。 Q2: 当座貸越根保証(全国統一)との違いは何か? A: 本制度は売上規模5億円以上で財務内容良好先をターゲットとしている。 よって、無担保での借入限度額を拡大していることに加え保証料率を割引しており、利用者 にとっての利便性を考慮している。 また、資格要件からCRD評点を排除し、決算数値により資格要件の判定が容易にできるよ うにしており、利用企業やBKにおいて決算期毎に資格要件を満たしているかどうかが明確に 判定可能であることも特徴である。 <資格要件編> Q3: 債務超過については表面財務or実態財務のどちらで判断するのか? A: 形式的には表面財務で判定する。 ただし、企業の定性面で懸念がある場合や、実態的には債務超過である等、償還能力に疑義 が生じる場合には当然に対応できないこととなる。 よって、審査ベースでは実態的に要件を満たす企業かどうかの検証を行い、総合的に検討し で対応可能かどうかを判定する。 Q4: 1企業で2口以上の利用ができるか? A: 限度内であれば可とする。 Q5: 当座貸越根保証(全国統一) 、事業者カードローン当座貸越根保証(全国統一)の利用があ る場合、本制度の利用は可能か? A: 限度内であれば可とする。 なお、本制度による借換も可能とする。 Q6: 申込みにあたって資格要件を満たすことの挙証は必要か? A: 申込み(更新含む)時に、協会所定の資格要件確認票の添付が必須となる。 <保証の条件編> Q7: 保証限度額に制限はあるか? A: ある。 1企業当たりの保証限度額は5千万円~2億円で、次の要件を全て満たすこと。 ①直近の決算における平均月商の3ヶ月以内であること。 ②一般保険の範囲内であること。 Q8: 本制度で金融機関のプロパー融資の借換はできるか? A: 不可とする。 Q9: 本制度で保証付融資の借換はできるか? A: 可とする。 1 Q10: 保証期間は何年か? A: 1年もしくは2年とする。 <条件変更・更新編> ※ここでいう更新は、当初の保証から5年以内の保証期日が到来した期限延長の条件変更をいい、 継続新規の手続は含めない。 Q11: 更新時に資格要件を欠いていた場合、更新はできないのか? A: 原則として更新不可とする。 ただし、要件喪失が一時的なものであって今後業績回復が十分見込まれる場合には、BK支 店長名の取上意見書の添付により、更新を認めるものとする。 なお、継続新規の際に、資格要件を満たさない場合は長期組替等の手続きを要する。 Q12: 更新時に保証限度(月商の3ヶ月以内)を超過する場合、更新できないのか? A: 同額以内の更新は可能とする。 なお、継続新規の際に、保証限度額を超過する場合は、減額や長期組替等の手続きを要する。 Q13: 要領中、第6 更新条項にて、 「当初の保証から5年を超える場合は継続新規とする」 とあるが、条件変更による更新は何回まで可能か? A: 2年更新は2回まで、1年更新は4回まで更新可能。 <その他編> Q14: 本制度を利用する場合は、必ず事前照会票が必要か? A: 必要。 要件の確認等が必要であるため、トラブル防止のためにも事前照会票の提出を義務付ける もの。 Q15: 各種保証料割引は適用されるのか? A: 中小企業会計割引は適用される。 担保割引については無担保前提のため仮に担保提供があったとしても適用しない。 Q16: 毎年BKより決算書の提出を受けることとなるが、経営内容悪化の兆候や、急激な業績 低下等が認識された場合はどのように対応するのか? A: BKは業績低下要因等を調査し、保証協会への報告をお願いします。 抜本的な経営改善が必要と判断される場合には、保証協会、BK帯同での対象企業への企 業訪問や保証協会の専門家派遣事業を活用する等、業況管理には留意すること。 Q17: 対象業種に制限はあるか? A: 不動産業は保険上の制約があるため利用不可。 その他の業種は原則として全て利用可能とする。 2
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