あ お も り あ お も り - ja

GAP
産地や農家が安定した経営を続け
るためには、出荷停止や農作業事故
等を起こさないための対策ルールを
定め、常に点検、改善、評価するこ
とが重要です。これがGAPです。
GAPをとりまく状況・課題
GAPは、民間等が規格を策定し
運用する取組ですが、農業者や産地
において導入が進んでいるGAPの
取組水準にばらつきが見られること
か ら、 農 林 水 産 省 で は、﹁ 農 業 生 産
工程管理︵GAP︶の共通基盤に関
するガイドライン﹂
︵平成二十二年
四 月︶
︵以下﹁ガイドライン﹂とい
う。︶ を 策 定 し、 こ の 水 準 以 上 のG
APの普及・拡大を推進してきまし
た。
しかしながら、その普及率は、依
然低位な状況にとどまっています。
このため、平成二十七年三月に閣
議決定された 食
「料・農業・農村基
大会開催基本計画︵平成二十七年二
また、二〇二〇年東京オリンピッ
ク・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 競 技 大 会 で は、
す。
の国際規格の策定を推進していま
APの認証取得の推進や、我が国発
最後に、GAPの取組を有効なも
のにするためには、各農家が導入の
一兆円の達成に向け、グローバルG
月 ︶ に お い て、
﹁持続可能で環境に
ること﹂が謳われました。同大会を
目的と必要性を理解してから取り組
優しい食料を使用する取組を実行す
契機に農業生産活動においても持続
む、産地の合意形成が重要です。
グローバルGAP(Global Good Agricultural Practice)とは、
可能性の高い取組がより一層重視さ
農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容に則して定められる点
検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検及び
評価を行うことによる持続的な改善活動のことです。
連絡先
東北農政局青森支局
地方参事官室
〇
一
七
︵
七
七五︶二一五一
℡
欧州の大手スーパー等の大手小売が独自に策定していた食品安全規格を
標準化するため、民間団体である欧州小売業組合(EUREP)が1997年
れることが見込まれる中、これに対
応できるGAPの取組の重要性は増
していくものと考えられます。
GAPの普及・拡大に向けて
以上を踏まえ、農林水産省は本年
四 月、
﹁G A P 共 通 基 盤 ガ イ ド ラ イ
ンに則したGAPの普及・拡大に関
す る ア ク シ ョ ン プ ラ ン ﹂ を 策 定 し、
普及・拡大を行うことにしました。
具体的には、①既存の各GAPに
ついて、ガイドラインへの準拠確認
及び公表、②重点的に推進する対象
者・品目の明確化、③GAP実践に
精通した指導者育成、農業高校、大
学農学部などの研修・教育関係機関
で の 教 育・ 研 修 プ ロ グ ラ ム の 設 定、
④消費者等への周知活動、⑤GAP
の利便性向上の取組などです。
また、グローバルマーケットの戦
略 的 な 観 点 か ら、
﹁ 食 料・ 農 業・ 農
村基本計画﹂や﹁日本再興戦略﹂に
基づき、農林水産物・食品の輸出額
農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)とは、
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2%
本計画 に
」 おいても、ガイドライン
に則した一定水準以上のGAPの普
䠦䠝䜾䝹䞊䝥䠣䠝䠬
21%
及・拡大の推進が位置付けられまし
た。
17
絆 2016 . 7
に EUREPG.A.P. を設立。
その後、2007年に GLOBAL G.A.P. に改称。
我が国における認証取得数は平成28年3月末現在で340件です。
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2%
3000
2500
2000
1500
1000
500
2607
1627
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13%
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2713
1703 (39%)
1010 (23%)
ᖹᡂ26ᖺ3᭶
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24%
ྲྀ䜚⤌䜣䛷䛔䛺䛔
38%
980
ᖹᡂ25ᖺ3᭶
2462
1842
620
ᖹᡂ24ᖺ3᭶
図1 GAPの種類別導入状況
図2 GAPの導入産地数の推移
東
あ北
農
お政
も局
通
り信
集計対象は、野菜、米、麦、果樹、大豆の産地強化計画等を作成している産地等(農林水産省調べ:平成26年3月 4 , 410産地)