所感 熊本地震発生から3ヶ月 会長 深川 新一 このたびの熊本地震により被害を受けられた会員の皆様に心からお見舞い申し上げます。 会員の皆様多くの方々がこの地震で住居や事業所が被災し大きな苦境のさなかにある方の事を 思い、大変に悲痛な思いを致しております。現在も余震が続いており、一日も早く以前の生活と なりますことをお祈り致しております。 4月14日、午後9時26分にM6.5 震度7の前震、16日、午前1時25分にM7.3 震度7 の本震が発生、熊本県全域の被害となりました。 地震回数も1900回を超え震度4以上が100回を超えております。家屋の罹災証明の申請 も、県全体で7月11日現在、16万件超となり交付済みは8割で新申請もあっており、交付業 務の長期化が予想されます。2次調査の依頼も申請全体の3割弱に上がっております。益城町で は交付済みの8317件のうち、全壊が32%に上り深刻な被害となっております。 会員の方々をはじめ役員、職員この度の予期せぬ大規模熊本地震による震災被害で、今までの 日常の生活や事業活動などに2次被害も含め大変に大きく影響を与えております。 熊本城の石垣や天守閣また阿蘇大橋の姿等々見ると衝撃であり、また、大打撃です。 皆様の青色会館も外壁、内壁など数十箇所損壊しましたが建設会社、一級建築士の判定の結果、 理事会において全館修復で決定致しております。 建設して8年目、地震直後の被害が気になり、すぐに状況を見に駆けつけましたが内部散乱、 内外部損壊で10日ほど休館後に事務局活動の再開が出来て会員の皆様に普通の利用が出来ま すことが一番と安心致しました。 今、地震発生以来3ヶ月経ちまして会員の皆様の被害状況もようやく少しではありますが分か って参りました。事業所や住居の全壊、半壊、一部損壊被害が多くあります。休業を余儀なくさ れておられる方、これを機に事業を廃業される会員の方もおられます。また移転して事業再開の 方も見受けられます。当会としましても全力で被災者の皆様の支援のご相談に当たると共に9月 半ば頃より本格的に被災関連の税務相談の集合講習会、個別相談会を開催する予定でございます。 今後、個人事業者にも全てではありませんが景気不安の中で2次被害の広がりが心配されます。 景気浮揚策、経済政策もすでに実施はされておりますが地震以前の環境に一日でも早く戻ってほ しいと願うばかりです。 この未曾有の地震の経験が今後の当会の青色会活動に「役員も職員も頑張るモン」 「今こそ心は ひとつに」影響を与えるのは間違いありません。 会員皆様の今回の地震の苦境を忘れることは出来ません。支援の気持ち、感謝の心も忘れられ ません。 熊本東青色申告会も前を向いて進みます。 平成 28 年 7 月 20 日記
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