学校マネジメントシート(H28年度)

【様式】
平成28年度 学校マネジメントシート
学校名(三重県立四日市商業高等学校)
1 目指す姿
(1)目指す学校像
育みたい
児童生徒像
(2)
ありたい
教職員像
2
校訓「至誠」の精神のもと、商業教育を通じて知・徳・体の健全な成長を促し、地域と連携しな
がら専門性の高い社会人を輩出できる学校
実社会で活用できる知識・スキル・課題解決能力を備えると共に、自主性や積極性を持ちな
がらも、礼儀やマナーをしっかりとわきまえ、良好な人間関係のもと社会で活躍できる人材
より良い教育活動を目指し、創意工夫し前向きに「やってみよう」の精神で取り組むと共に、周
囲のスタッフとの協働に優れ、地域社会とも連携し、組織として力を十分に発揮できる職員集
団
現状認識
(1)学校の価値を
提供する相手と
そこからの要
求・期待
【生徒】生徒の約6割が地元企業への就職を希望し、約4割が上級学校への進学を希望して
いる。就職では特に事務職に就くことを望む生徒が多い。安定した学習環境を望み、各種
検定や資格取得並びに充実したクラブ活動にも期待している生徒は多い。
【保護者】学力の向上、挨拶やマナー等の社会性の向上を期待すると共に、希望進路の実現
には強い関心がある。また、安心安全等の観点から学校情報発信充実の希望がある。
【企業】商業関係のスキルはもとより、挨拶や人間関係構築等コミュニケーション能力を備えた
人材の提供が求められる。
【地域】地域社会の行事等への生徒の参加、参画による地域との連携や交流を通じて地域活
性化への寄与が期待される。
連携する相手からの要望・期待
連携する相手への要望・期待
【家庭】適切な連絡や学校からの情報提
【家庭】学校行事や PTA 活動への参加。学校
供や相談体制の充実
教育への理解と支援及び確実な連絡体制
【中学校】卒業生による説明会参加等を通じ 【中学校】適切な進路指導。生徒についての
(2)連携する相手と
ての実際の高校生活に係る情報提供
緊密な情報交換
連携するうえでの 【企業】就職後のアフターフォローや生徒情 【企業】積極的求人。インターンシップ等への
報の提供
理解・協力
要望・期待
【大学等】高校からの継続した連携、大学の 【大学等】卒業生の受入の他、講師派遣や高
紹介等の機会設定
校生への直接指導などによる高大連携
【地域社会】開かれた学校経営。地域との連 【地域社会】通学等の安全確保への協力や学
絡や情報共有機会の増加
校への様々な支援及び応援的関与
・生徒は全般的に真面目に取り組んでおり、地域での行動等においても好感が持てる。
・生徒主体の広報活動(説明会や中学校訪問)は評価できる。今後も継続してほしい。
(3)前年度の学校
・ジョブシャドウイングは課題を改善しながら継続してほしい。
関係者評価等
・「三重まなびや」は泗商のブランド力を活かして企業への働きかけや PR を強化してほしい。
・クラブ活動は大変充実しているが、顧問の過重労働や遠征費増加の対策が課題である。
・基本的な生活習慣の身に付いた真面目な生徒が多いが、本校のへの期待に鑑み、更に質
の高い「人づくり」に取り組むと共にチャレンジ精神や向上心の育成にも努めることも必要。
・商業高校らしく、様々な検定への対応等も含めて、これまでの実績に基づいた学習システム
があり、生徒たちも真面目に努力をしている。一方で検定対策に注力するあまり、実社会で
実践的に活用できる力が育成されているかについては課題がある。また、受動的な学習に
(4) 現 状 と 教育
安心感を覚える生徒も多いが自ら学ぼうとする姿勢を育てていく必要もある。
課題
活動 ・就職は現在求人も豊富で生徒の希望する事務職への就職も比較的高い率で実現している。
一方進学については指定校推薦等の活用が大部分を占めるが、学力の充実はもとより進学
先への意識を更に高める必要がある。その点でも効果的な高大連携の検討と推進が必要。
・約3分の1のクラブが全国大会に、約半分のクラブが東海大会へ進むなどクラブ活動は非常
に活発で、生徒も熱心に活動している。今後インターハイや国体開催を控え更なる充実が
望まれる。一方で、学習、検定及び資格取得との両立が重要な課題。
・教科会を有効に活用し、授業内容やシラバス検討を徹底して行う必要がある。また、教員相
互の授業参観や研修促進により指導方法・指導力の向上を図っていく必要がある。
・四日市商業高校や商業教育全般の魅力を地域や中学に対して更に効果的に伝えるため
に、メディア等への発信を強めたり、事業やイベント参加等積極的に挑戦することも必要。
学校
・全職員のベクトル統一が十分でないため、各部署の連携が不十分である。管理職のリーダー
運営等
シップを更に発揮して情報共有や組織力の向上を図ることが急務
・教員の仕事量の不均衡や時間外労働過多の常態化が課題であり、改善が必要。
・県商業教育の本部校として、県全体の商業教育の活性化へ向けての積極的協力が必要で
ある。
3
中長期的な重点目標
◆基礎学力の充実を目指すと共に、実学としての商業教育となるように実際の社会で活用できる力を育て
る。また、ビジネスの高度化・多様化に対応できるよう、パソコン及びインターネットや地域連携等の時代の
ニーズ応じた様々な学習内容や形態に積極的に取り組む。
教 ◆生徒に確かな職業観・勤労観を育成するため、インターンシップ・ジョブシャドウイング等のキャリア教育を推
育
進する。企業との連携やあるべき高大連携について検討をすすめ、就職・進学共に質の向上を図る。
活
◆社会で有為に活用できる人材を育成するための人づくり教育について、その意義を生徒へ浸透させ、高い
動
レベルで実現することを目指す。
◆クラブ活動や生徒会活動等の一層の活性を図る共に、学習・検定・クラブ活動の関係を整理し、生徒が学
校生活に安心して打ち込める体制を作る。
◆各教科会において授業改善の取組やシラバスの検討をすすめ、授業内容の改善が進むと共に指導力向
上の体制を作る。とりわけ、商業科においては検定そのものについて精査をすると共に検定と授業との関係
の在り方について検討をすすめる。
学
◆泗商検討会議及び商業科検討チームによって本校の将来像や魅力のアップについて検討を進め、具体
校
的な対策を講じ、本校への安定した志願者数の増加を目指す。
運
◆情報共有や各部署の連携をよりスムーズにして働きやすい職場づくりをすすめ、職員満足度を改善すると
営
共に、総勤務時間の縮減についても可能な取組を実施する
等
◆教育活動全般がより充実した内容で行えるようにより一層の環境整備や条件整備に取り組む。
◆県商業教育の本部校として、商業教育全体の活性化のため、各分野の研究委員会活動の充実に取り組
む。
4 本年度の行動計画と評価
(1)教育活動
教育活動に関する項目は、児童生徒を対象としたものとするのが望ましい。
(例)「教育課程・学習指導」「キャリア教育(進路指導)」「生徒指導」「保健管理」など
また、評価項目・指標等を検討する際の視点は、学校の実態に応じて設定する。
【活動指標について】取組・活動の具体的な活動量や活動実績を指標にします。
【成果指標について】取組・活動による具体的な効果や成果等を指標にします。
【備考欄について】「※」:定期的に進捗を管理する取組 「◎」:最重点取組
項目
基礎学力
取組内容・指標
結果
◆授業を充実させ、基礎学力向上と生徒の学ぶ意欲向上を図る
及び
【活動指標】生徒につけたい力を明確化しアクティブラーニング
学習の充実
等自主的な活動を積極的に取り入れる
◎
※
【成果指標】学校生活アンケートで「勉強が楽しくなった」70%
以上
◆朝学、補習、検定週間を効果的に実施し学力向上及び検定・
資格取得を目指す
【活動指標】朝学・補習・検定週間を適時に実施する
【成果指標】基礎学力向上と単位不認定者0及び検定合格率
向上
◆課題研究等で地域と連携した学習やネットショップ経営等の多
様な学習を実施する
【活動指標】地域や企業との連携した学習を5講座以上実施
備考
(年度末および適宜記載)
【成果指標】地域連携学習における生徒及び連携相手の満足
度70%以上
キャリア教育
と進路実現
◆進路講話やガイダンスを通じて進路への関心を高めると共に、
生徒の進路希望実現を目指す
【活動指標】講話・ガイダンスを必要に応じて適時に実施する
【成果指標】学校生活アンケート進路意識の向上90%以上
希望進路実現100%
◆生徒に勤労観・職業観を育成するため職業現場での活動を実
施する
【活動指標】1年全員にジョブシャドウを、2年流通コース生徒に
インターンシップを実施する
【成果指標】生徒のアンケート満足度80%以上に加え、インタ
ーンシップについては成果発表会を実施する
高いレベル
◆風紀週番制度の効果的活用により泗商ならではの人づくりを行
での
うと共に、校内外を問わず挨拶等のマナーの励行
「人づくり」
【活動指標】風紀週番制度を通年でスムーズかつ効果的に運
用する。挨拶に関しては来客等に「正しい」挨拶の励行。遅刻早
退を減らす
【成果指標】学校生活アンケート基本的な生活習慣が身につい
た95%以上 挨拶などの礼儀がよくなった97%以上 遅刻早
退割合を全校生徒の0.1%以下 苦情前年度以下
◆クラブ活動の充実とクラブ活動を通じた人づくりを行う
【活動指標】全クラブが活発に活動する
【成果指標】東海大会出場15クラブ以上 全国大会出場10ク
ラブ以上 学校生活アンケート部活動への取組が熱心になった
85%以上
改善課題
(年度末に記載)
(2)学校運営等
学校運営等に関する項目は、教職員や施設等を対象としたものとするのが望ましい。
(例)「組織運営」「研修(資質向上の取組)」「情報提供」「保護者・地域住民等との連携」など
また、評価項目・指標等を検討する際の視点は、学校の実態に応じて設定する。
【活動指標について】取組・活動の具体的な活動量や活動実績を指標にします。
【成果指標について】取組・活動による具体的な効果や成果等を指標にします。
【備考欄について】「※」:定期的に進捗を管理する取組 「◎」:最重点取組
項目
取組内容・指標
結果
◆教科会の有効活用、授業参観週間等を通じて指導力向上に取
備考
◎
り組む
指導力向上と
学習内容検討
【活動指標】教科会の定例化 授業参観週間の2回実施
【成果指標】授業方法 A(分かりやすい)回答60%以上
(年度末および適宜記載)
◆各教科(商業は分野)で学習内容の検討に着手する
【活動指標】教科会(及び担当者会)で定期的に検討をすすめる
【成果指標】授業内容満足度 A(満足)回答60%以上
魅力アップと
将来像検討
◆本校の様々な活動を積極的に発信し、地域、中学生及び保護
者へアピールを強化する
※
【活動指標】学校案内・ポスターを年 1 回、チラシを年 3 回発行
生徒たちによる学校紹介活動 5 回以上実施 新聞等メディア採
用 10 回以上 保護者アンケート学校満足度 満足85%以上
【成果指標】前期選抜 2.2倍以上、後期選抜 1.3倍以上
◆将来の生徒減も見込みながら泗商検討委員会及び商業科検
討チームで本校の課題検討をすすめる
【活動指標】泗商検討委員会及び商業科検討チーム会議を各
10 回程度開催
【成果指標】年度内に検討結果をまとめ共有し次年度以降の実
践に活かす
◆情報共有をすすめ、風通しの良い職場づくりを行う
【活動指標】各種委員会での協議内容を校内 LAN 上で共有す
る
働きやすい
【成果指標】職員満足度アンケートの満足度上昇
職場づくり
◆総労働時間の縮減へ向け定時退校日等を実施する
【活動指標】各教員月1回の定時退校日の設定 定時退校週
間の設定 ズレ勤の定着
【成果指標】職員満足度アンケートの改善 時間外労働の減少
改善課題
(年度末に記載)
5 学校関係者評価
明らかになった
改善課題と次へ
(年度末に記載)
の取組方向
6 次年度に向けた改善策
教育活動につ
いての改善策
学校運営につ
いての改善策
(年度末に記載)
(年度末に記載)