食肉衛生検査システム検討に係る 情報提供依頼書 平成 28 年 7 月27 日 沖縄県 保健医療部 中央食肉衛生検査所 目 次 1 情報提供の趣旨 ............................................................................................................................................1 2 想定しているシステムの概要 ..............................................................................................................1 2.1 目的 .................................................................................................................................................... 1 2.2 スケジュール ..................................................................................................................................... 1 3 情報提供依頼事項 .......................................................................................................................................2 3.1 システム等に関する情報................................................................................................................ 2 3.2 保守・運用支援について ................................................................................................................ 2 3.3 会社概要について ........................................................................................................................... 2 3.4 概算見積もり(「別紙 RFI 見積様式」によること)....................................................................2 4 手続き...............................................................................................................................................................2 4.1 対応窓口 ........................................................................................................................................... 2 4.2 提出資料の形式 .............................................................................................................................. 3 4.3 提出の手続き .............................................................................................................................3 5 注意事項 .........................................................................................................................................................3 別紙 システム概要 現行機能一覧 1 情報提供の趣旨 現在、沖縄県保健医療部中央食肉衛生検査所では、と畜検査データの処理を「食肉衛生 検査システム」を用いて行っていますが、このシステムは Visual Basic 6.0 により開発され ており、更新時期を迎えています。このことから、新たな本システムの導入について検討 しています。 つきましては、専門的知見や豊富な経験を有する事業者から、「3 情報提供依頼事項」 に示した内容について、情報提供をお願いいたします。 ご提供いただきました情報は、システムの計画や調達内容を検討する際の参考情報とし て活用させていただきます。積極的な情報提供 の程よろしくお願いいたします。 2 想定しているシステムの概要 想定しているシステムの概要は次のとおりです。詳細は、別紙「システム概要」(p.4) をご参照下さい。 2.1 目的 ・と畜検査結果をリアルタイムで記録し、その情報を集計、出力してと畜検査申請者に 還元することで、と畜検査業務を効率的に行えるようにする。 ・日次、月次および年次の各種報告書作成を効率的に行えるようにする。 ・システムに蓄積されたデータから必要なデータを抽出し、畜産関係者へ情報を還元す る。 2.2 スケジュール 導入時期については、平成 29 年度中を予定しています。 契約からシステム本稼働までのタイムスケジュールの提出をお願いします。 1 3 情報提供依頼事項 以下に記載する事項について情報提供をお願いします。 3.1 システム等に関する情報 貴社が提案するシステムについて、ハードウェア、ソフトウェア構成等の概要の情報 提供をお願いします。 ・システム機能項目一覧 ・帳票一覧 ・画面サンプル ・提案するシステムの概要・特長・特性 ・他団体への導入実績 ・仕様(機能・性能) ・動作環境 ・情報セキュリティに関する情報 ・前提条件や制約条件(技術面、運用面、法制度面、スケジュール面) ・導入のスケジュール、体制 ・ヘルプデスクサービス ・研修業務 3.2 保守・運用支援について ・ 保守体制・メニュー及び運用支援について体制図の提出をお願いします。 3.3 会社概要について ・会社概要等のパンフレット等の提出をお願いします。 3.4 概算見積もり(「別紙 RFI 見積様式」によること) ・提案システムの概算見積もりの提出をお願いします。見積もり書にはソフトウェア、 ハードウェア等を含め、システム構築から職員研修、運用管理、保守までのすべてを 含めて提出をお願いします。 4 手続き 4.1 対応窓口 (1)担当者:沖縄県 保健医療部 中央食肉衛生検査所 担当:小原 (2)所在地:〒901-1202 沖縄県南城市大里字大里 2015 (3)電話:098-945-3000 (4)FAX:098-946-2690 (5)e-mail: [email protected] 2 4.2 提出資料の形式 4.2.1 紙 (1)提出部数:1 部 (2)様式は定めません。貴社の任意様式(A4用紙)にて提出ください。 (3)ただし、見積もりについては、以下の2種類の様式にて提供ください。 「貴社様式」並びに「別紙 RFI 見積様式」 4.2.2 電子データ 提出部数:CD-ROM 1枚 ・ファイルの形式:Microsoft Office もしくは PDF形式 4.3 提出の手続き ・提出先 提供資料は、「4.1 対応窓口」まで、郵送又は持参して下さい。 ・提出期限 提供資料は、平成 28 年 8 月 31 日(水)17時までに提出して下さい。 ・質疑応答の依頼 本 RFI に関する質問については、ホームページ掲載の「質問票」のファイルをダウン ロードし、質問内容を記載したファイルを添付して、4.1 の e-mail あて送信お願います。 なお、e-mail の件名は「食肉衛生検査システムに関する情報提供依頼 質問票」として 下さい。 ・寄せられた質問については、依頼させていただきましたすべての事業者にご連絡しま す。 5 注意事項 ・本 RFI の実施に要する費用は全て情報提供事業者の負担でお願いいたします。 ・ 情報提供のあった事業者に対して、将来のシステムを調達することを保証するものでは ありません。また情報提供を辞退した事業者について不利益に扱うこともありません。 ・ご提供いただいた情報については、「1 情報提供の趣旨」に示した目的のために当県 組織内で利用させていただきます。情報提供事業者に断りなく県組織外へ開示すること はいたしま せん。 ・ご提供いただいた情報・資料につきましては返却いたしません。 ・ご提供いただいた情報に関して、後日問い合わせやシステムデモの依頼を行う場合があ ります。 3 別紙 システム概要 1.概要 1.1 件名 食肉衛生検査システムの再構築 1.2 目的 (1)目的 現在、沖縄県中央食肉衛生検査所では、と畜検査データの処理を「食肉衛生検査システ ム」を用いて行っている。本システムにより、検査結果が整理され、各種帳票や報告書、 各種統計資料が作成できるため、必要不可欠なものとなっている。 しかし、本システムは VisualBasic 6.0 で構築されているため、VisualBasic 6.0 サポー ト停止に伴い、新しい OS や Office 環境のバージョンアップ等、新環境への対応に課題 が生じている。また、本システムでは、リアルタイムで検査情報を管理できない、各検 査ポイントの情報を共有できない等の問題があることから、業務を円滑に運用していく ためには、これらの課題を解決した新システムの導入が必要である。 (2)目標 本システムの導入により、以下の目標を達成することをめざしている。 ・ 豚と畜ラインに、検査結果入力用のタッチパネルを設置し、LAN 接続することで 各検査ポイントの情報を共有し、業務を効率的に行う。 ・ 各種帳票や各種報告書、統計資料作成業務を効率的に行う。 ・ 本システムを、沖縄県食肉センターと沖縄県中央食肉衛生検査所をインターネッ ト VPN で接続することで、リアルタイムに精密検査結果を反映し、業務を効率化 する。 1.3 利用者、業務量 (1)利用者特性 場所 本業務の関係者は以下のとおりである。 利用台数 沖縄県食肉センター 検査員室 1台 沖縄県食肉センター 解体室 3台 沖縄県中央食肉衛生検査所 1台 4 備考 (2)業務量 本システムの対象となる業務の業務量は以下のとおりである。 区分 件数 備考 牛:年間総処理頭数 3,000 件 牛:ピーク月月間総処理件数 250 件 豚:年間総処理頭数 250,000 件 豚:ピーク月月間総処理件数 25,000 件 山羊:年間総処理頭数 1,000 件 山羊:ピーク月月間総処理件数 100 件 馬・めん羊・とく・こま:年間総処理頭数 それぞれ 100 件以下 馬・めん羊・とく・こま:ピーク月月間総処 理件数 それぞれ 10 件以下 (3)成果物 本業務の成果物は以下のとおりである。 ①本システム 本システムの環境構築を行い、利用可能な状態で提供を行うものとする。 ・本システム 一式 ②本システムデータ 本システムの環境構築に伴い、稼動で必要となったデータの提供を行うものとする。 ・本システムに搭載する業務データ 一式 ・本システムを構成するハードウェア、ソフトウェアの設定データ 一式 ・上記データを格納した電子媒体 一式 ③各種ドキュメント類 本システムの環境構築に伴い、稼動までに作成した各種ドキュメントの提供を行うも のとする。 ・プロジェクト管理関連 一式(プロジェクト管理資料 等) ・構築関連 一式(構築作業手順書、設定シート 等) ・テスト関連 一式(試験成績表 等) ・その他 一式(ソフトウェアの操作マニュアル、システム管理手順書、本県との打 ち合わせ議事録等、別途協議するものとする) ・上記ドキュメントを格納した電子媒体 一式 5 2.機能要件 2.1 ハードウェア機能要件 2.2 ・ 十分なセキュリティ対策を施すこと ・ サーバを設置し、パソコン、現場タッチパネルと LAN で接続すること ・ 現場のタッチパネル設置については、防水対策を講じること ・ 現場設置のタッチパネルまでの配線を行うこと ・ データのバックアップ、停電等に対する措置を講じること ソフトウェア機能要件 ・ 現場に設置されたタッチパネルの入力情報をデータベースに即座に反映させること ・ 入力された各データの取出しができること ・ 各帳票は Excel 書式で作成し、加工・編集が行いやすいこと ・ 現在、使用しているシステムと同程度の用件を備えていること 2.3 機能一覧 機能分類 概要 日次処理 日次業務(検査結果入力、日報出力等)を行う。 月次処理 月次業務(月報出力等)を行う。 年次処理 年次業務(年報出力等)を行う。 現場端末入力 各検査ポイントのタッチパネルから検査結果入力を行う。 連携処理 食肉センター様との連携(生産者マスタ、受付データ)を行う。 ・畜種別にデータを処理する。畜種は「豚、山羊、牛(和牛、ホルスタイン、その他)、馬、 めん羊、 とく、こま」とする。 ・現場端末で入力する畜種は「豚」とする。現場端末は、各検査ポイントの情報を共有でき るようにする。 ※現行機能については、「別紙 現行機能一覧」(p.11)参照。 3.非機能要件 3.1 規模・性能 3.1.1 機器 本システムでは以下の機器(新規導入)の利用を想定すること。 No 機器の区分 設置場所・拠点数 台数 パソコン 沖縄県食肉センター 1 レーザープリンタ 沖縄県食肉センター 1 タッチパネル 沖縄県食肉センター 3 パソコン 食肉衛生検査所 1 レーザープリンタ 食肉衛生検査所 1 備考 カラー モノクロ 必要に応じて、ネットワーク機器( ギガビット対応)を準備すること。 6 3.1.2 データ量 本システム稼働後に入力されたデータは、全て保持すること。 データ量を考慮し、データベースを別で管理することも可とする。その場合は設 定を変更するなどの方法を用い、システムで容易に参照できるようにすること。 3.2 セキュリティ対策 3.2.1 権限設定 対象システムは、権限のない者による機密情報へのアクセスやデータの改ざんが行な われないよう必要なアクセス権限設定ができること。 3.2.2 情報セキュリティ対策 本システムの設計、開発、運用、保守について「沖縄県情報セキュリティポリシー」 を確実に遵守すること。 特に以下の対策は確実に実施すること。 ・ 本システムで整備するすべてのサーバに対して、ウィルス対策ソフトウェアを施すこ と。なお、ソフトウェアの更新方法や運用方法については設計時に本県と協議の上、 決定する。 ・ なりすましや管理者権限の不正取得などができないような措置を施すこと。 ・ 各種ログを収集し、万一事故が発生した場合に追跡の基礎情報を取得可能な措置を施 すこと。 ・ 現場のタッチパネルにはデータを保持しないようにすること。 ・ システムでは、ユーザーID、パスワードを入力して使用するようにし、利用者を特定 できるようにすること。 3.3 情報システム稼動環境 3.3.1 全体構成 システムの全体構成は、下図のように想定している。 7 3.3.2 ハードウェア構成 (1)端末 新規端末を利用すること。 パソコン 項目 要件 OS Windows10 CPU CPU Core i3 以上 メインメモリー 4GBytes タッチパネル 項目 要件 サイズ 12.1 インチ、1024×768(XGA) メモリ 2GBytes 防滴、防塵 IP65 準拠(フロント部) レーザープリンタ(カラー) 項目 要件 用紙 A3 ホッパ 2段 速度 A4 ヨコ:32 頁/分 レーザープリンタ(モノクロ) 項目 要件 用紙 A3 ホッパ 2段 速度 4 ヨコ:32 頁/分 (2)サーバ については、以下の点を考慮すること。 ・サーバの台数や実装については特に定めないが、省スペース化、省エネルギー化 について考慮すること。 ・使用するハードウェア・ソフトウェアはメーカーに関係なく調達・運用できるよ うに留意すること。 3.3.3 ソフトウェア構成 ・ソフトウェアの具体的な実装については特に定めないが、極力、標準的なものを利用す ること。 8 3.3.4 ネットワーク構成 ・本システムが接続されるネットワークの概要は以下のとおりである。 項目 条件 プロトコル TCP/IP (使用にあたって制限のあるプロトコルがある。) WAN 10Mbps 以上 LAN 1Gbps (インターネット回線) 3.4 テストおよび教育 3.4.1 テスト ・本システムの本格運用までにテストを段階的に行い、都度、本県の承認を受けること。 ・本県が指定する期日までにテスト結果が記された試験成績表を作成し、提出すること。 ・テストの実施方法、内容、実施時期などについて提案すること。 3.4.2 教育 ・システム管理者(2 名程度)に対する本システムの運用及び操作研修を本県が用意する施設に て実施すること。なお、研修で利用するシステムは、本システムを想定する。 ・本研修で利用する研修マニュアルを作成し、必要となる部数の印刷を行うこと。 ・研修の実施方法、内容、実施時期について提案すること。 3.5 運用・保守 3.5.1 システム操作・監視等要件 ・本システムの運用時間は、土曜、日曜、祝日及び年末年始(12 月 29 日から 1 月 3 日)を除く、 平日の 8 時 30 分から 17 時 00 分とする。 ・障害が発生した際には、担当者に即時に通知する機能を保持すること。 ・システムの停止許容時間は、原則 4 時間とする(ただし大規模災害時を除く) 3.5.2 データ管理要件 ・本システムで扱うすべてのデータの保全が実施できる環境であること。 ・データの消失を防ぐため、定期的にバックアップを行う機能を有すること。 ・バックアップしたデータを速やかにリストアできる機能を有すること。 3.5.3 運用施設・設備要件 ・本システムで使用する電源量は省電力構成を図ること。なお、電源の確保は本県にて行う。 9 3.6 保守要件 ・保守手引書及び連絡体制図を本県に提出するとともに、常時運用を円滑に行うための保守 (点検 及び障害復旧等を含む。)体制を確保すること。 ・保守対応時間は、土曜、日曜、祝日及び年末年始(12 月 29 日から 1 月 3 日)を除く、平日の 8 時 30 分から 17 時 00 分とすること。ただし、緊急を要する場合の対応については、本県と協 議の上対応すること。 ・本県からの情報伝達方法は、電話及びメールとし、それらを受ける環境を整備すること。 ・本システムの故障もしくは障害が発生したときには、いかなる事象においても一次切り分けを速 やかに実施し、関係各所(本県やハードウェア、ソフトウェアの保守業者等を指す。)へのエスカ レーショ ン対応を実施すること。 ・発生した故障について、報告書(故障箇所、内容、対処策など)を作成し、本県に提出すること。 3.6.1 ソフトウェア保守 ・システムの機能的な不具合の修正を保守の対象とする。 ・不具合が発生して14日以内に修正対象の特定と修正計画を立てること。 ・本システムを構成するソフトウェアに対して、セキュリティホール及びバージョンアップ情報等が 公開 された場合、速やかに本県へ報告し対応すること。 3.6.2 ハードウェア保守 ・故障箇所がハードウェアであった時には、速やかに復旧対応すること。 ・本システムの維持管理のため、構成内のハードウェアを定期的に点検すること。 ・本システムを構成するハードウェアに対して、セキュリティホール及びバージョンアップ情報等 が公開された場合、速やかに本県へ報告し対応すること。 3.7 その他の要件 3.7.1 アクセシビリティ要件 ・システムの画面はできる限り統一感を持たせること。 ・システムで利用するキーはできる限り統一感を持たせること。 3.7.2 信頼性要件 ・障害の発生を未然に防止又は速やかに発見できる機能を有すること。 ・停電、落雷等におけるシステム障害を回避するため安全にシャットダウンできる無停電電源 装置を備えた構成であること。 3.7.3 拡張性要件 本システムの対象業務に関連して、現時点で法制度改正が成立しているものについては、 システムの機能変更に対応すること。 ただし、大規模な影響があると本県が合理的に判断す る場合、抜本的な大規模法制度改正や新法への対応、本県独自の大規模な規則・条例改 正等に伴う対応、当初想定困難であった利用者人数・環境の変更に対する対応については、 本県と協議の上、本業務の対象外とする。 10 別紙 現行機能一覧 現行機能一覧 1 日次 2 措置命令 3 月次処理 4 年次処理 5 マスタ保守 6 随時処理 7 連携処理 1 2 3 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 1 2 日報 個体別疾病一覧表 内臓廃棄明細書 認定書出力(所見入力) 措置命令書 起案書 記録簿 措置命令交付台帳 月次集計処理 検査頭数合計表 と畜検査集計表 検査結果集計表 疾病集計一覧表 措置集計表 厚生省報告例 人員・開場日数一覧表 月別検査頭数合計表 と畜検査集計表 検査結果集計表 疾病別集計一覧表 措置疾病内訳 厚生省報告例 と畜検査員マスタ 病名マスタ 畜種マスタ 検査人員マスタ 申請者(と畜場)マスタ 生産者マスタ 診断書マスタ 市町村マスタ 生産者検索 と畜データ・生産者検索 疾病別申請者一覧表 生産者別と畜検査結果表 生産者マスタ連携 受付データ連携 11
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