調 査 研 究 資 料 2016年(平成28年)3月 2015年(平成27年) 田畑売買価格等に関する調査報告書 神奈川県農業会議 目 次 ○ 調査概要 1 ○ 調査結果 1 耕作目的の田畑売買価格の平均 1 2 年次別自作地売買価格の推移 3 3 区域別売買価格 5 (1)農用地区域(市街化調整区域)の自作地売買価格 6 (2)農用地区域(その他の区域)の自作地売買価格 7 (3)農用地区域の自作地売買価格 8 農用地区域の農地価格の変化 9 (4)農用地区域外(市街化調整区域)の自作地売買価格 11 ( 5 ) 農 用 地 区 域 外 (市街化区域を除く) の 自 作 地 売 買 価 格 12 (6)市街化調整区域の自作地売買価格 13 (7)市街化区域の自作地売買価格 14 4 区域別自作地売買価格一覧表 15 転用目的の売買価格 16 (1)市街化区域 16 (2)市街化調整区 17 区域別使用目的変更(転用)売買価格一覧表 ○ 参考資料 もくじ 18 19 ○調査概要 27年「田畑売買価格等に関する調査」は、昭和25年当時の 171の旧市町村を調査対象地区に、平成27年5月1日を調査時点と し、平成26年5月1日~同27年4月30日までの1年間を調査期間 としています。 調査は、県内の32の農業委員会(調査時点現在)に依頼し実施した も の で 、 回 答 の あ っ た 農 業 委 員 会 の う ち 、「 該 当 な し 」 を 除 い た 6 3 旧 市町村分の報告を集計したものです。 なお、報告された田畑売買価格は、調査期間中に実際に取引された売 買価格そのものではなく、地域での呼び値や農地精通者の意見を踏まえ た「売り手・買い手双方が妥当とみて実際に取り引きされるであろう中 田・中畑の価格」です。 ○調査結果 1 耕 作 目 的 の 田 畑 売 買 価 格 の 平 均 ( 自 作 地 売 買 価 格( 格( 平 均 価 格 )) 耕作目的の田畑売買価格の平均とは、都市計画法により区分した神奈 川 県 内 の 「 市 街 化 調 整 区 域 」、「 市 街 化 区 域 」 及 び 「 未 区 分 区 域 内 」 に おける農地価格の平均を計算したものです。 自作地を自作地として売る場合の平均価格(旧市町村全体の農地のう ち耕作を目的とした10アール当たりの平均価格)を県全体で見ると、 中 田 は 3 1 9 1 .4 万 円 、 中 畑 は 2 0 6 0 .5 万 円 と な り ま し た 。 前 年 と 比べると、中田で10%の下落、中畑で2%の上昇となっています。 今回、中田価格が下落したのは、市部の「3000~6000万円未 満」の価格帯から低い価格帯の報告件数が前年に比べて多くなったこと とによります。 また、中畑の価格が上昇したのは、市部からの「3000~6000 万円未満」の価格帯の報告が前年に比べて増えたことと町村部の「10 00万円未満」の価格帯の報告が減ったことよります。 市 部 の 平 均 価 格 は 、 中 田 が 3 ,7 7 4 . 9 万 円 、 中 畑 が 2 3 5 9 . 1 万円となっています。 町 村 部 の 平 均 価 格 は 中 田 で 1 ,3 8 2 . 6 万 円 と な っ て い ま す 。 町 村 部 は 、報 告 件 数 が 全 体 的 に 少 な く「 1 0 0 0 万 円 未 満 」の 価 格 帯 で 8 件 、 「3000万円~6000万円未満」の価格帯と「6000万円~90 00万円未満」の価格帯にそれぞれ1件ずつとなっています。 町 村 部 の 中 畑 で は 1 ,2 9 2 .7 万 円 と な り 、前 年 の 調 査 に 比 べ て「 1 000万円未満」の価格帯の報告が増えています。 - 1 - 今回の調査で、市部・町村部を合わせて報告の多かった価格帯は田、 畑ともに「1000万円未満」でした。これを市部と町村部を合わせた 報告全体としての割合から見ると、田で41%、畑で57%を占めてい いることとなります。前年においても田、畑とも同価格帯が最も多く占 めていました。 ○耕作目的の売買価格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 市 部 9 29% 6 19% 11 35% 0 0% 5 16% 0 0% 31 100% 37,749 町村部 8 80% 0 0% 1 10% 1 10% 0 0% 0 0% 10 100% 13,826 横浜・川崎 15,000 31,914 90% 中畑 町村部 市 部 28 52% 15 71% 11 20% 3 14% 9 17% 2 10% 1 2% 1 5% 5 9% 0 0% 0 0% 0 0% 54 100% 21 100% 23,591 12,927 横浜・川崎 17,803 20,605 102% ※中田・中畑とは、調査地区の旧市町村において、収量水準や生産条件 が標準的な田・畑を指します。 - 2 - 2 年次別自作地売買価格の推移 年次別の自作地売買価格(1993年の調査から中庸価格の項目が廃 止されたため、1994年の調査から平均価格を開始)を見ると、19 98年以降、中田・中畑ともに下落しており、2009年以降では中田 で横ばい傾向、中畑では下落傾向がみられます。 年次別自作地売買価格 (10a当たり千円 西暦 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 中田 194 224 346 516 765 903 1,866 2,582 2,715 3,626 4,599 5,967 7,999 10,167 12,153 15,776 19,350 19,426 18,850 23,642 23,480 25,886 30,216 31,617 37,635 35,490 33,928 37,329 38,343 40,345 中畑 124 218 318 558 893 1,171 2,177 2,753 2,939 3,743 5,151 6,181 7,822 10,376 12,482 15,328 19,429 20,345 19,802 24,397 23,767 27,189 31,727 33,044 38,560 36,962 37,234 42,170 41,817 42,722 西暦 - 3 - 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 中田 55,020 58,978 62,100 65,694 74,903 59,459 69,490 66,472 71,507 70,176 59,494 53,936 47,426 38,126 33,071 30,655 27,180 27,427 31,485 28,015 28,396 35,453 33,539 34,087 32,161 34,896 35,641 31,914 中畑 55,697 61,545 69,244 79,244 77,756 67,190 86,811 65,896 77,982 69,988 64,325 59,615 43,733 42,519 39,557 32,446 22,806 28,068 32,575 26,165 27,150 28,389 29,736 27,768 24,703 20,717 20,230 20,605 年次別自作地売買価格変動率 西暦 1958 中田 中畑 - - 西暦 中田 中畑 1988 136% 130% 1959 115% 176% 1989 107% 110% 1960 154% 146% 1990 105% 113% 1961 149% 175% 1991 106% 114% 1962 148% 160% 1992 114% 98% 1963 118% 131% 1993 79% 86% 1964 207% 186% 1994 117% 129% 1965 138% 126% 1995 96% 76% 1966 105% 107% 1996 108% 118% 1967 134% 127% 1997 98% 90% 1968 127% 138% 1998 85% 92% 1969 130% 120% 1999 91% 93% 1970 134% 127% 2000 88% 73% 1971 127% 133% 2001 81% 97% 1972 120% 120% 2002 87% 93% 1973 130% 123% 2003 80% 76% 1974 123% 127% 2004 89% 70% 1975 100% 105% 2005 101% 123% 1976 97% 97% 2006 115% 116% 1977 125% 123% 2007 89% 80% 1978 99% 97% 2008 101% 104% 1979 110% 114% 2009 125% 105% 1980 117% 117% 2010 95% 105% 1981 105% 104% 2011 102% 93% 1982 119% 117% 2012 94% 89% 1983 94% 96% 2013 109% 84% 1984 96% 101% 2014 102% 98% 1985 110% 113% 2015 90% 102% 1986 103% 99% 1987 105% 102% - 4 - 3 区域別売買価格 こ の 調 査 で は 、 都 市 計 画 法 に 基 づ き 「 市 街 化 区 域 」、「 市 街 化 調 整 区 域」の線引きが行われた旧市町村と未線引きの旧市町村とに区分して平 均価格を調査しています。 調 査 の 価 格 に つ い て 、線 引 が 行 わ れ て い る 市 町 村 で は「 市 街 化 区 域 」、 「 市 街 化 調 整 区 域 」及 び「 そ の 他 の 区 域 」に お け る「 農 用 地 区 域 」と「 農 用 地 区 域 外 」 に 区 分 し ま す ( 3 5 ペ ー ジ 参 照 )。 ま た 、 線 引 の な い 市 町 村 で は 、「 農 用 地 区 域 」 と 「 農 用 地 区 域 外 」 に 区 分 し ま す ( 2 7 ペ ー ジ 参 照 )。 ※ 「 農 用 地 区 域 」 と は 、「 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法 律 」 に 基 づ い て 、市 町 村 が 農 業 振 興 地 域 整 備 計 画 の 農 用 地 利 用 計 画 に お い て 定 め る「 農 業振興地域における今後10年以上にわたり農業上の利用を確保すべき 土地」のことです。 - 5 - (1)農用地区域(市街化調整区域)の自作地売買価格 「市街化調整区域にある農用地区域」の自作地売買価格は、県全体 1 0 ア ー ル 当 た り の 平 均 で 、 中 田 が 1 8 8 3 .9 万 円 、 前 年 に 比 べ て 1 2%の下落、中畑が1351.4万円で前年比14%の上昇となりまし た。 報告の最も多い価格帯は田、畑ともに「1000万円未満」で、市部 と町村部を合わせた報告全体としての割合から見ると、田で53%、畑 で56%を占めています。 町村部の10アール当たりの平均価格については同一の農業委員会よ り2件の報告がありました。 横浜市と川崎市の10アール当たりの平均価格については回答が少な く中田、中畑ともに2件の報告でした。 ○ 農 用 地 区 域 ( 市 街 化 調 整 区 域 )・ 自 作 地 売 買 価 格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 中畑 市 部 7 47% 3 20% 5 33% 0 0% 0 0% 0 0% 15 100% 20,984 町村部 2 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% 2,750 市 部 12 50% 8 33% 4 17% 0 0% 0 0% 0 0% 24 100% 14,936 町村部 3 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 3 100% 2,133 横浜・川崎 20,000 横浜・川崎 10,072 18,839 88% - 6 - 13,514 114% (2)農用地区域(その他の区域)の自作地売買価格 (都市計画法の線引のない旧市町村の農用地区域等) 農用地区域(その他の区域)の自作地売買価格については、町村部の みの報告になりますが、全体的に報告件数が少なく6件しかありません でした。 県全体(町村部のみ)10アール当たりの平均価格は、中田で74. 4万円となりましたが報告件数は1件だけでした。 中畑についても報告件数は5件ですが、平均価格が1092.4万円 となりました。 ○ 農 用 地 区 域 ( そ の 他 の 区 域 )・ 自 作 地 売 買 価 格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 市 部 町村部 1 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 1 100% 744 0 0 0 0 9000万円~2億円未満 0 2億円以上 0 計 0 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 平均(千円) 県全体 対前年変動率 横浜・川崎 中畑 市 部 町村部 3 60% 2 40% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 5 100% 10,924 0 0 0 0 0 0 0 横浜・川崎 744 92% - 7 - 10,924 100% (3)農用地区域の自作地売買価格 (市街化調整区域・その他の区域) 次 の 表 は 、 県 内 の 農 用 地 区 域 (「 市 街 化 調 整 区 域 に あ る 農 用 地 区 域 」 と 「 そ の 他 の 区 域 に あ る 農 用 地 区 域 」) の 自 作 地 売 買 価 格 を 集 計 し た も のです。 農用地区域の自作地売買価格における県全体10アール当たりの平均 は 中 田 が 1 7 8 3 .3 万 円 で 前 年 よ り 1 1 %の 下 落 、中 畑 で は 1 3 1 0 . 9万円となり前年より%の上昇となりました。 中田価格が下落したのは、前年に比べて「3000〜6000万円未 満 」 の 価 格 帯 の 報 告 が 減 り 、「 1 0 0 0 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 の 報 告 が 増 え た こ と に よ り ま す 。ま た 、中 畑 価 格 が 上 昇 し た の は 、前 年 に 比 べ て「 3 000~6000万円未満」の価格帯の報告件数と「6000〜900 0万円未満」の価格帯の報告件数が増えたことによります。 ○農用地区域・自作地売買価格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 市 部 7 47% 3 20% 5 33% 0 0% 0 0% 0 0% 15 100% 20,984 町村部 3 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 3 100% 2,081 20,000 横浜・川崎 17,833 89% - 8 - 中畑 市 部 12 50% 8 33% 4 17% 0 0% 0 0% 0 0% 24 100% 14,936 町村部 6 75% 2 25% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 8 100% 7,627 10,072 横浜・川崎 13,109 112% ◆農用地区域の農地価格の変化◆ 次 の 表 は 、「 農 用 地 区 域 」 の 農 地 価 格 が 「 前 年 に 比 べ て ど う 変 化 し た の か 」 を 「 上 昇 」・「 横 ば い 」・「 下 降 」 の 項 目 で 調 べ た 結 果 に な り ま す 。 調査結果では、最も回答が多かったのは田、畑ともに「横ばい」で、 そ れ ぞ れ 8 7 %、 9 1 % と な り ま し た 。 また、田、畑ともに「下降」がそれぞれ13%、6%となりました。 ※この項目では、前年の調査票で農用地区域の農地価格が記載されてい る場合について、その動向の報告を受けたものです。したがって本項目 の件数は、自作地売買価格の報告件数とは異なります。 農用地区域の農地価格の変化(割合) 田 0% 87% 13% 100% 上昇 横ばい 下降 合計 畑 3% 91% 6% 100% 農用地区域の農地価格の変化 畑 農用地区域の農地価格の変化 田 0% 3% 上昇 6% 13% 上昇 横ばい 横ばい 下降 下降 87% 91% - 9 - 農用地区域の農地価格の変化の理由 上昇 田 件数 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 畑 割合 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 件数 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 割合 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 100% 0% 0% 理由 収益が増加・安定しているため 規模拡大意欲が強いため ほ場整備等が行われたため 宅地化が進行したため 代替地取得が多かったため 民間企業による買収の影響 公共買収の影響 農外資本による土地投機のため 売りに出される農地が少ないため 農地価格は上昇するものという意識から前年より高く売買 その他 横ばい 田 件数 0 2 0 0 0 0 0 4 0 0 7 7 畑 割合 0% 10% 0% 0% 0% 0% 0% 20% 0% 0% 35% 35% 件数 0 0 0 0 0 2 0 11 0 1 9 6 割合 0% 0% 0% 0% 0% 7% 0% 38% 0% 4% 31% 21% 理由 農業の生産意欲が減退 農産物価格が低い(不安定)なため 緊急生産調整推進対策のため 兼業化による労働力不足のため 過疎化の進行のため 後継者がいないため 農業収益等で買える限界まで価格が達した 農地の買い手が少ない買い控え あっせん事業等、農業委員会の活動による 負債整理のため農地売却が多い 土地投機や開発、宅地化などがおさまった その他 下降 田 件数 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 畑 割合 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 67% 0% 0% 0% 33% 件数 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 割合 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 100% 理由 農業の生産意欲が減退 農産物価格が低い(不安定)なため 緊急生産調整推進対策のため 兼業化による労働力不足のため 過疎化の進行のため 後継者がいないため 農業収益等で買える限界まで価格が達した 農地の買い手が少ない買い控え あっせん事業等、農業委員会の活動による 負債整理のため農地売却が多い 土地投機や開発、宅地化などがおさまった その他 「上昇」は報告件数1件ですが、理由としては売りに出される農地が 少 な い で し た 。「 横 ば い 」 の 理 由 で 多 く あ げ ら れ た の は 田 、 畑 と も に 「 土 地投機や開発、宅地化などがおさまった」でそれぞれ35%、31%と な り ま し た 。 ま た 、 田 で は 、「 農 産 物 価 格 が 低 い ( 不 安 定 ) た め 」 が 1 0 %で 、 畑 で は 「 農 地 の 買 い 手 が 少 な い 買 い 控 え 」 が 3 8 % と な っ て い ま す 。「 下 降 」 の 理 由 で も 最 も 多 く あ げ ら れ た の は 田 で は 「 農 地 の 買 い 手が少ない買い控え」でした。 - 10 - (4)農用地区域外(市街化調整区域)の自作地売買価格 「市街化調整区域にある農用地区域外」の自作地売買価格における県 全 体 の 1 0 ア ー ル 当 た り の 平 均 価 格 は 、 中 田 が 2 ,6 9 6 . 2 万 円 、 中 畑 が 、 1 ,3 2 3 . 7 万 円 と な り ま し た 。 前年に比べて中田では14%の下落、中畑では11%の下落となって います。 今回の中田、中畑ともに下落したのは、市部で「3000~6000 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 の 報 告 が 減 少 し 、「 1 0 0 0 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 に 多く報告があったことによります。 市 部 で は 、 中 田 で 3 ,0 9 1 万 円 、 中 畑 で 1 4 5 5 万 円 と な っ て い ま す。また、町村部では中田で525万円、中畑では316.7万円とな りました。 ○ 農 用 地 区 域 外 ( 市 街 化 調 整 区 域 )・ 自 作 地 売 買 価 格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 市 部 2 18% 3 27% 6 55% 0 0% 0 0% 0 0% 11 100% 30,910 中畑 町村部 市 部 2 100% 15 65% 0 0% 3 13% 0 0% 5 22% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% 23 100% 5250=(-) 14,550 横浜・川崎 10,000 26,962 86% - 11 - 町村部 3 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 3 100% 3,167 横浜・川崎 13,237 89% 11,469 (5)農用地区域外(市街化区域を除く)の自作地売買価格 「市街化区域を除く農用地区域外」の自作地売買価格の県全体の10 ア ー ル 当 た り の 平 均 は 、 中 田 が 2 ,2 3 1 . 4 万 円 、 中 畑 が 1 3 3 4 .6 万円となり、前年と比べて中田で11%の下落、中畑で1%の上昇とな りました。 今回、中田が下落したのは市部で「3000~6000万円未満」の 価 格 帯 の 報 告 が 減 少 し 、「 1 0 0 0 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 に 多 く 報 告 が あ ったことによります。 ま た 、中 田 で は 前 年 に 報 告 の な か っ た「 6 0 0 0 ~ 9 0 0 0 万 円 未 満 」 の価格帯に報告があり、若干平均があがりました。 横 浜 ・ 川 崎 で は 、 中 田 で 1 ,0 0 0 万 円 、 中 畑 で 1 ,1 4 6 . 9 万 円 と な っています。 町村部で報告の多かった価格帯は田、畑ともに「1000万円未満」 で、田では100%、畑で80%を占めています。 ○ 農 用 地 区 域 以 外 ( 市 街 化 区 域 を 除 く )・ 自 作 地 売 買 価 格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 市 部 2 18% 3 27% 6 55% 0 0% 0 0% 0 0% 11 100% 30,910 中畑 町村部 市 部 町村部 5 100% 15 63% 9 82% 0 0% 3 13% 1 9% 0 0% 5 21% 1 9% 0 0% 1 4% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 5 100% 24 100% 11 100% 3,403 16,444 6,585 横浜・川崎 10,000 横浜・川崎 23,602 22,314 13,346 89% 101% - 12 - (6)市街化調整区域の自作地売買価格 次の表は、報告のあった「市街化調整区域」の自作地売買価格を集計 したものです。 県 全 体 で は 1 0 ア ー ル 当 た り の 平 均 価 格 は 、 中 田 で 2 ,2 3 5 . 9 万 円となり、前年と比べて13%の下落となりました。また、中畑では1 3 3 7 .8 万 円 と な り 、 前 年 と 比 べ て 1 % の 上 昇 と な り ま し た 。 今回、中田で価格が下落したのは、前年に比べて市部で「3000~ 6 0 0 0 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 の 報 告 が 減 少 し 、「 1 0 0 0 万 円 未 満 」 の 価格帯の報告が多くなったことによります。 中畑では、町村部で前年に比べて「1000万円未満」の価格帯の報 告が多く上がっていますが、全体では横ばいでした。 ○市街化調整区域・自作地売買価格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 市 部 9 35% 6 23% 11 42% 0 0% 0 0% 0 0% 26 100% 25,183 町村部 4 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 4 100% 4,000 横浜・川崎 15,000 22,359 87% - 13 - 中畑 市 部 27 57% 11 23% 9 19% 0 0% 0 0% 0 0% 47 100% 14,747 町村部 6 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 6 100% 2,650 横浜・川崎 10,771 13,378 101% (7)市街化区域の自作地売買価格 「市街化区域」における自作地売買価格の県全体10アール当たりの 平 均 は 、 中 田 が 9 0 0 6 . 4 万 円 、 中 畑 が 8 2 3 4 .8 万 円 と な り ま し た。前年と比べると中田は横ばい、中畑で12%の下落となりました。 今回の調査で中畑が下落したのは、市部の市街化区域で「1000万 円未満」の価格帯に報告があったことによります。 なお今回、市部のうちの横浜・川崎地域からの報告は田、畑ともにあ りませんでした。 今回報告のあった「市街化区域内」の農地の最高価格は、10アール 当 た り 中 田 、 中 畑 と も に 1 億 1 3 8 8 .6 万 円 と な り ま し た 。 ○市街化区域・自作地売買価格 ( 旧 市 町 村 数 割 合 、 1 0 a当 た り 千 円 ) 中田 1000万円未満 1000~3000万円未満 3000~6000万円未満 6000~9000万円未満 9000万円~2億円未満 2億円以上 計 平均(千円) 県全体 対前年変動率 市 部 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 5 100% 0 0% 5 100% 103,089 町村部 0 0% 0 0% 1 50% 1 50% 0 0% 0 0% 2 100% 57,500 横浜・川崎 中畑 市 部 1 17% 0 0% 0 0% 0 0% 5 83% 0 0% 6 100% 86,798 町村部 0 0% 0 0% 1 50% 1 50% 0 0% 0 0% 2 100% 69,000 横浜・川崎 90,064 99% - 14 - 82,348 88% ○区域別自作地売買価格 2008~2015年 (3.3㎡当たり円) 区分 県平均 市部平均 うち横 浜・川崎 町村部平均 年 市街化区域 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2008 2009 2010 2011 109,076 111,845 110,209 109,752 90,635 90,207 90,207 90,064 109,076 111,845 110,209 109,752 103,089 103,089 103,089 103,089 - - 2012 59,500 58,000 58,000 57,500 2013 2014 2015 - 田 市街化調整区域 農用地区域内 農用地区域外 17,425 23,849 18,490 24,777 18,491 23,209 18,684 23,272 18,878 26,978 20,134 31,550 21,450 31,273 18,839 26,962 17,425 23,849 18,490 24,777 18,491 23,209 23,272 18,684 21,028 31,323 22,808 38,125 24,567 37,056 20,984 30,910 15,125 11,916 6,045 - - 29,500 20,000 10,000 2,750 2,750 2,750 2,750 5,250 5,250 4,500 5,250 市街化区域 120,823 121,213 118,971 118,381 93,431 86,678 93,492 82,348 120,823 121,213 118,971 118,381 102,575 103,089 103,089 86,798 - 66,000 45,650 69,500 69,000 畑 市街化調整区域 農用地区域内 農用地区域外 17,418 21,579 14,469 20,180 15,514 19,342 13,653 19,781 14,043 17,884 13,305 14710 11,903 14,846 13,514 13,237 17,514 21,673 14,505 20,262 15,514 19,342 13,653 19,781 15,206 19,557 15,731 14,242 15,787 12,588 14,936 14,550 20,155 29,950 12,241 26,162 21,520 15,090 25,000 8,249 8,361 - - 10,099 7,368 10,072 11,469 13,500 18,300 3,000 3,000 3,000 2,133 4,500 4,500 3,000 3,167 4 転用目的の売買価格 「 市 街 化 区 域 」、「 市 街 化 調 整 区 域 」 に お け る 転 用 目 的 の 売 買 価 格 を 目 的 別 に 「 住 宅 用 」 「 工 場 用 」 「 道 路 等 」 「 学 校 等 」 の 項 目 に 区 分 し 、 3 .3 ㎡ 当たりの平均価格を集計しました。 この調査項目は、例年報告が少なく変動も大きくなりがちですが、以 下にその集計を示します。 (1)市街化区域 「 市 街 化 区 域 」 に お け る 転 用 売 買 価 格 は 、「 住 宅 用 」 が 3 . 3 ㎡ 当 た り 県 平 均 、 田 で 6 0 0 ,1 8 9 円 、 畑 で 3 3 2 ,7 6 7 円 と な り ま し た 。 前年と比べて田で3%の上昇、畑では横ばいとなっています。 今回の調査では田の価格が上昇しているのは、前年あった「10万円 未満」の価格帯の報告が今年はなかったことによります。 「 住 宅 用 」 の 最 高 価 格 は 、 田 で 1 0 9 ,5 6 0 0 円 、 畑 で 4 2 2 ,0 0 0 円 と い う 結 果 に な っ て い ま す 。 一 方 、 最 低 価 格 は 田 が 2 2 1 ,1 5 8 円 、 畑 で 2 7 0 ,9 7 7 円 と な っ て い ま す 。 ○市街化区域・使用目的変更(転用)売買価格 田 10万円未満 10~30万円未満 30~60万円未満 60~90万円未満 90~150万円未満 150万円以上 計 価格(円) 市 部 横浜・川崎 町村部 県全体 対前年変動率 住宅用 0 0% 3 12% 10 40% 10 40% 2 8% 0 0% 25 100% 630,612 762,080 250,332 600,189 103% 工場用 0 0% 2 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% (旧市町村数割合、3.3㎡当たり円) 畑 道路等 0 0 0 0 0 0 0 学校等 0 0 0 0 0 0 0 250,332 250,332 99% 道路等=国県道・鉄道用、学校等=学校・公園・運動場・公立病院・公民館など - 16 - 住宅用 0 0% 1 25% 3 75% 0 0% 0 0% 0 0% 4 100% 367,000 工場用 0 0% 1 50% 1 50% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% 298,533 332,767 99% 298,533 298,533 108% 道路等 0 0 0 0 0 0 0 学校等 0 0% 1 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 1 100% 138,821 138,821 110% (2)市街化調整区域 「 市 街 化 調 整 区 域 」 に お け る 転 用 売 買 価 格 は 、「 住 宅 用 」 が 3 . 3 ㎡ 当 た り 県 平 均 、 田 で 2 6 2 ,0 3 3 円 、 畑 で 2 2 5 ,0 0 0 円 と な り ま し た。 田は前年に比べて3%の上昇、畑は44%の上昇となりました。田、 畑ともに報告件数が少なく田で5件、畑は4件となっています。 今 回 の 調 査 で 田 が 上 昇 し た の は 、「 3 0 ~ 6 0 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 に 前年よりも高い価格の報告があったためです。また、畑については前年 の 調 査 よ り 4 4 % 上 昇 し て お り ま す が 、「 1 0 万 円 未 満 」 の 価 格 帯 に 報 告がなかったことによります。 「 住 宅 用 」 の 最 高 価 格 は 、 田 で 4 2 2 ,0 0 0 円 、 畑 で 2 5 0 ,0 0 0 円 と い う 結 果 に な っ て い ま す 。一 方 、最 低 価 格 は 、田 、畑 と も に 2 0 0 , 000円となっています。 ○市街化調整区域・使用目的変更(転用)売買価格 田 10万円未満 10~30万円未満 30~60万円未満 60~90万円未満 90~150万円未満 150万円以上 計 価格(円) 市 部 横浜・川崎 町村部 県全体 対前年変動率 住宅用 0 0% 2 67% 1 33% 0 0% 0 0% 0 0% 3 100% 386,100 386,100 200,000 262,033 103% 工場用 0 0% 2 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% (旧市町村数割合、3.3㎡当たり円) 畑 道路等 学校等 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 200,000 200,000 147% 道路等=国県道・鉄道用、学校等=学校・公園・運動場・公立病院・公民館など - 17 - 住宅用 0 0% 2 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% 工場用 0 0% 2 100% 0 0% 0 0% 0 0% 0 0% 2 100% 225,000 225,000 144% 225,000 225,000 217% 道路等 0 0 0 0 0 0 0 学校等 0 0 0 0 0 0 0 (3.3㎡当たり円) ○区域別使用目的変更(転用)売買価格一覧表 2008~2015年 田 区分 年 市街化区域 市街化調整区域 県平均 市部平均 うち横 うち横 川崎 町村部平均 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2008 2009 2010 2011 2012 2,013 2,014 2,015 畑 市街化区域 市街化調整区域 住宅用 工場用 道路等 学校等 住宅用 工場用 道路等 学校等 住宅用 工場用 道路等 学校等 住宅用 工場用 道路等 学校等 577,384 555,108 547,696 568,849 440,415 560,445 582,559 600,189 577,384 555,108 547,696 568,849 450,271 582,954 611,129 630,612 803,880 768,460 749,100 748,660 746,460 750,860 756,140 762,080 263,000 256,565 254,000 250,332 388,500 385,500 385,500 384,000 321,000 317,033 254,000 250,332 388,500 385,500 388,500 384,000 379,000 377,500 263,000 256,565 254,000 250,332 - - 222,929 218,000 218,686 258,438 210,467 237,927 254,125 262,033 222,929 218,000 218,686 258,438 213,457 246,356 308,250 386,100 412,500 396,000 382,800 379,500 376,000 376,200 - 386,100 200,000 200,000 200,000 200,000 197,000 194,000 197,000 197,333 197,000 135,633 200,000 197,000 194,000 197,000 192,000 191,000 6,900 200,000 200,000 200,000 200,000 - 396,000 398,600 396,533 399,571 325,000 194,906 336,002 336,836 332,767 396,000 399,571 397,357 399,571 325,000 178,143 351,000 367,000 367,000 - - 385,000 385,000 312,250 306,005 276,507 298,533 339,000 337,000 388,500 384,000 345,625 341,753 298,533 388,500 385,500 388,500 384,000 379,000 377,500 240,000 240,000 312,250 306,005 276,507 298,533 - 126,225 138,821 126,225 138,821 - 187,362 185,112 191,333 190,800 198,286 194,625 156,467 225,000 187,362 185,112 191,333 190,800 187,600 184,500 134,700 225,000 124,441 123,841 197,000 195,000 214,000 213,667 103,450 225,000 124,441 123,841 197,000 195,000 192,000 191,000 225,000 225,000 200,000 225,000 225,000 225,000 200,000 225,000 6,900 225,000 - - 参考資料 もくじ 平成27年「田畑売買価格等に関する調査」実施要領 (20ページ) 「田畑売買価格等に関する調査」 調査票記入の手引・調査票 (22ページ) 調査対象市町村・旧市町村(表) (37ページ) - 19 - 目 次 ○ 調査概要 1 ○ 調査結果 1 耕作目的の田畑売買価格の平均 1 2 年次別自作地売買価格の推移 3 3 区域別売買価格 5 (1)農用地区域(市街化調整区域)の自作地売買価格 6 (2)農用地区域(その他の区域)の自作地売買価格 7 (3)農用地区域の自作地売買価格 8 農用地区域の農地価格の変化 9 (4)農用地区域外(市街化調整区域)の自作地売買価格 11 ( 5 ) 農 用 地 区 域 外 (市街化区域を除く) の 自 作 地 売 買 価 格 12 (6)市街化調整区域の自作地売買価格 13 (7)市街化区域の自作地売買価格 14 4 区域別自作地売買価格一覧表 15 転用目的の売買価格 16 (1)市街化区域 16 (2)市街化調整区 17 区域別使用目的変更(転用)売買価格一覧表 ○ 参考資料 もくじ 18 19 - 20 - 2015年(平成27年) 田畑売買価格等に関する調査報告書 2016年(平成28年)3月発行 発行者 神奈川県農業会議 〒231-0021 横浜市中区日本大通5-2 TEL:045-201-0895 FAX:045-212-4613 - 21 -
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