猿払村生涯活躍のまち構想策定支援業務委託に係る

猿払村生涯活躍のまち構想策定支援業務委託に係る公募型プロポーザル仕様書
1.業務目的
猿払村では転出超過を起因とする人口減少が続いており、消費需要の縮小、生産年齢世
代の流失、労働力不足などの課題に直面している。一方、大都市圏では高齢者が急速に増
加しており、様々な影響が懸念されている。村としては、持続可能なまちづくりを進める
ため、若者を村に定着させることに加え、アクティブシニア層をターゲットとした移住施
策を推進することで社会増減の均衡を実現したいと考えている。
こうした中、昨年度から人口減少に歯止めをかけるべく、移住体験住宅の設置や、移住
体験ツアーなどの取組みから、移住促進に係る施策を展開している。今後は、これらに加
え、新規雇用の創出、住居の確保、生きがいの創出といった取組みを展開していかなけれ
ばならない。
本業務は本村の特性や強みを最大限に活かして地元高齢者はもとより、大都市圏からを
中心とした移住者を迎え入れ、最北の村ならではの、「生涯活躍のまち構想」を策定するも
の。
2.全体像
当該構想の策定にあたっては、
「第 7 次猿払村総合計画」
(テーマ:さらなる豊かさの追
求)
、
「猿払村まち・ひと・しごと創生総合戦略」
(4 つの基本目標)及び村政執行方針で掲
げる「誰にでもやさしいまちづくり」との整合性を確保した内容とする。
3.業務概要
① 基礎データの整理、分析
「猿払村生涯活躍のまち構想」の策定にあたり必要となる猿払村の高齢者や地域の状況
について情報を収集し整理する。
・国内外の先駆的事例の収集整理、分析
・アクティブシニア等に関する各種調査結果及び社会指標等の収集整理
・高齢者の状況、福祉等に関わる取組や環境などの現状調査及び課題整理
・各種制度や補助金等の整理
② 猿払村への移住に関わるニーズ等の調査
猿払村への移住に対するニーズの有無や具体的な課題等について調査し整理する。また、
事業者進出を視野にいれた促進のための課題を整理する。
・首都圏等のアクティブシニアへの WEB アンケート等
(属性、認知度、移住関心度、移住先に求める条件やサービス等)
・事業者におけるニーズ調査
(規制緩和や税制措置等)
③ CCRC による移住受入に関わる環境の現状及び可能性調査
②猿払村への移住に関わるニーズ等の調査の結果を踏まえ、移住に資する地域資源や社
会資源の状況などを把握分析し、猿払版 CCRC の展開の可能性を調査する。
・移住促進に関わる地域資源や社会資源の整理
・高齢者福祉の取組やサービス、住居環境等の現状と可能性の調査
・受入側となる地域住民や団体、事業者のニーズ調査
・CCRC によるメリット及びデメリットの整理
④ 構想のコンセプト及び基本的な考え方、展開イメージの検討
国の「生涯活躍のまち」構想の考え方を踏まえ、猿払村の「生涯活躍のまち」構想のコ
ンセプトや展開イメージ、活動プログラムについて検討、整理する。
・コンセプトの検討
・ターゲット層や基本的な考え方の検討
・展開エリアや活動プログラム案の検討、整理
⑤ 実現方策及び推進機能等の検討
猿払村の「生涯活躍のまち」構想のコンセプトに基づく活動プログラムなど、実現に向
けた具体的な方策や運営スキーム、推進に向けた課題を整理する。
・実現に向けた具体的な方策やモデル等の検討
・運営スキームや事業実施体制等の検討
・具体的な事業推進のスケジュール及び課題等の整理
⑥ 検討会議等の運営支援
基本構想の策定にあたり開催する会議等の運営を支援する。
・構想を検討する会議等における資料作成及び議事録作成等(案:庁内会議、審議会)
⑦ 成果とりまとめ
上記の結果等を取りまとめ、基本構想を策定するほか、業務報告書を作成する。
・基本構想の取りまとめ
・報告書の作成
3.成果品
構想、構想概要版の各原稿データ一式
(電子記録媒体に保存、ホームページ掲載のための PDF データを含む)
4. 損害賠償
受注者は、本業務中に生じた事故に対して一切の責任を負うものとし、事故状況等を速
やかに発注者に報告し、最善の処置を行わなければならない。また、損害賠償の請求があ
った場合には受注者が自己の責任において一切を処理するものとする。
5. 資料の貸与
受注者は、本業務に必要な資料を発注者より借り受けるものとするが、適正な管理をも
って行うとともに、業務完了後速やかに返却するものとする。
6. 検査
業務完了後は検査を受けなければならないものとする。なお、加除・訂正等の指示を受
けた場合は、速やかにその指示に従うものとする。また、それに要する経費は受注者が負
担するものとする。
7.その他
①法令等の遵守
受注者は本業務の履行にあたり、関連する法令等を遵守しなければならない。
②費用の負担
本業務に伴う必要な経費は、仕様書に明記のないものであっても原則として受注者の
負担とする。
③ 疑義
受注者は本業務の実施に際しては、常に発注者との連絡を密にし、疑義が生じた場合等
事業の遂行に支障を来たす恐れがある場合には、速やかに発注者と協議し、その指示に従
うものとする。
また、 発注者へ提出された写真、イラスト、グラフ等については、以後、発注者が使
用するにあたり、支障のないものとする。