金竜幼稚園だより 遊びを通して育つもの 園 長 平成 28 年7月号 工 藤 文 子 自然との関わりの中で 園 長 工 藤 文 子 梅雨入りして天候が変わりやすい日が続いていますが、幼稚園ではプールや水遊びが始まり、天気 の良い日は思い切り水遊びを楽しんでいます。雨天の日も室内でお店屋さんごっこやお家ごっこ、製 作等いろいろな遊びをして楽しんでいます。 興味津々の年少りす組 りす組は、ミニトマトをプランターで栽培しています。毎日、先生と一緒に水やりをしています。 今年は生長が早く、花が咲き青い実が付き始めました。興味津々で見ていた子どもたちでしたが、い つの間にか手に青い実を持っています。 「青いトマトが、赤くなるまで取らないで待っていてね。 」と 言っても触りたくなってしまうのです。食卓に出されるミニトマトは赤いもの、お店で見たことのあ るミニトマトも赤いもの、初めて青いミニトマトを見る子供もいることでしょう。 “先生はトマトって 言っているけれど本当かな?” なんて思っている子供も いるかもしれませんね。赤くなって収穫したものを食べて やっと子供は納得することでしょう。幼稚園では「トマト」 の歌を歌って親しんでいます。 ジャガイモの収穫 ♪トマト(2番) トマトって なかなか おしゃれだね ちいさいときには あおいふく おおきくなったら あかいふく 年長組はビオトープの横にある畑でジャガイモを収穫しました。これは、うさぎ組の時に植えたジ ャガイモです。水やりや草取りなどをして約4か月間世話をしてきました。最初に掘りだした時の歓 声は喜びと驚きでいっぱいでした。それはナスやトマトと違って、土の中にあるジャガイモは見えて いません。 「やった!見付けたよ!」の大歓声!「大きいジャガイモが出てきたよ」 「また、出てき た」と感動の嵐でした。初めは土を素手で掘ることに抵抗があった子供もいましたが、友達の歓声に つられて掘り始めました。きっと土の中から掘り出す体験は初めてだったのでしょう。 そして、収穫したジャガイモを子供たちが数え、全部で93個でし た。誰でもが数えやすいように1から10までの枠を数字とともに書 いた紙を渡し、その上にジャガイモを置いて数えさせたのです。これ は担任の工夫でした。子供たちは飽きることなく93個まで数えてい ったのでした。 7月1日には収穫したジャガイモとタマネギでカレーを作って皆でカレーパーティーを行います。 夏野菜は、生長が早く、芽や茎がグングン伸び、花が咲き野菜が出来ます。その変化に子供たちは 気付き感動しています。 「何だろう?」 「どうしてだろう?」と不思議に思ったり、思わぬ意外性に驚 き感動したりすることが、好奇心をくすぶり意欲的な子供の姿につながっていきます。 これからも幼稚園では、野菜の栽培だけでなく、様々な植物や小動物等の自然とのかかわりが出来 るように環境を整えていきたいと思います。
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