津川都市計画 都市計画区域の整備

津川都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針 新旧対照表 (5/9 現在)
改正後
改正前
都市計画区域の整備、開発及び保全の方針について
本文のみを都市計画決定することとし、参考図面(附図、参考図)は都市計画決
定の対象としない。
なお、本文中の参考図面についての記述は、参考のため掲載するものである。
目
次
【略】
目
次
【略】
津川都市計画
都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
津川都市計画
都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
Ⅰ 都市計画の目標
Ⅰ 都市計画の目標
1 基本的事項
1 基本的事項
(1)目標年次
津川都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の目標年次は平成42年とする。
(1)目標年次
津川都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の目標年次は平成32年とする。
(2)範囲及び規模
(2)範囲及び規模
本都市計画区域は、新潟県の東部、福島県との県境に位置し、阿賀町の一部によ
本都市計画区域は、新潟県の東部、福島県との県境に位置し、津川町の一部及び
って構成される単独の都市計画区域である。
鹿瀬町の一部によって構成される広域の都市計画区域である。
本都市計画区域の範囲及び規模は次のとおり。
本都市計画区域の範囲及び規模は次のとおり。
都市計画区域名
市町村名
範 囲
規 模
都市計画区域名
市町村名
範 囲
規 模
津川
都市計画区域
阿賀町
行政区域の一部
2,317 ha
津川
都市計画区域
津川町
行政区域の一部
2,283 ha
鹿瀬町
行政区域の一部
34 ha
計
2,317 ha
計
2,317 ha
また、本都市計画区域の人口(平成12年5.0千人)は、今後平成22年までは「減
少」、22年以降32年までは「減少」と想定する。
(削除)
2
-1-
新潟県における都市づくりの方針
改正後
改正前
(1)新潟県の都市づくりの課題
人口や産業が都市に集中し、都市が拡大する「都市化社会」から、産業や文化な
どの都市活動が豊かに展開する成熟した「都市型社会」への移行が進みつつある現
在、都市づくりには次のような課題があり、適切な対応が求められている。
【課題表 略】
(2)新潟県の都市づくりの目標
新潟県では、県内の各都市が共通に目指す都市像を、持続的な発展が可能な「コンパ
クトな都市」とする。
【コンパクトな都市イメージ表 略】
また、これからの県土づくりの骨格となる基本的な考え方として、「ネットワークによる県
土づくり」を提示し、「交流」と「連携」の基本的考え方のもとで、県土形成を推進していく。
【ネットワークによる県土づくり表 略】
2
当該都市計画区域における都市づくりの方針
(1)当該都市計画区域の概況
3
当該都市計画区域における都市づくりの方針
(1)当該都市計画区域の概況
①都市の形成状況
本都市計画区域は、周囲を急峻な山岳地帯で囲まれ、中央部に阿賀野川、常浪川
が流れている。
市街地は常浪川の左岸、阿賀野川との合流点付近の地区と、磐越自動車道津川I
C付近において形成されている。
①都市の形成状況
本都市計画区域は、周囲を急峻な山岳地帯で囲まれ、中央部に阿賀野川、常浪川
が流れている。
市街地は常浪川の左岸、阿賀野川との合流点付近の地区と、上ノ山地区において
形成されている。
②都市の成り立ちと近年の動向
本都市計画区域は、会津街道における陸上交通、阿賀野川における河川水運の要
衝に位置し、古くから宿場町及び河港町として発展してきた。
平成17年に、津川町、鹿瀬町、上川村、三川村の4町村が合併し、現在の阿賀町
となっている。
本区域は、磐越自動車道をはじめ、JR磐越西線、国道49号、459号、この他複
数の県道によって、阿賀野市、新潟市方面や福島県方面など周辺都市との広域的な
交通ネットワークが形成されている。
平成2年から地域おこしイベントとして「狐の嫁入り」が行われ、それに似合っ
たまちなみを目指し、町屋の再生や雁木の路面整備など様々な取組みが行われてき
②都市の成り立ちと近年の動向
本都市計画区域は、会津街道の陸上交通、阿賀野川における河川水運の要衝に位
置し、古くから宿場町及び河港町として発展してきた。
本区域は、磐越自動車道をはじめ、JR盤越西線、国道49号、国道459号、この
他複数の県道によって、安田町、新潟市方面や福島県方面など周辺都市との広域的
な交通ネットワークが形成されている。
近年、高速交通網の整備を背景に、自然環境や地域資源を活用した広域圏におけ
る観光拠点としての役割が増してきている。平成2年から地域おこしイベントとし
-2-
改正後
改正前
ている。
本区域を構成する阿賀町の人口は、本県人口のピークであった平成7年における
国勢調査結果の約17千人と比較し、平成22年では約13千人となり、人口減少に転じ
ている。また、高齢化率(65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合)は、約29%
から約41%に推移している。今後、人口減少や高齢化の進行が想定されることから、
生産年齢人口や税収の減少により、将来、都市機能の維持が困難となっていくこと
が懸念される。
参考図面
て「狐の嫁入り」が行われ、それに似合った街並みを目指し、町屋の再生や雁木の
路面整備など様々な取組みが行われてきている。また、本区域における主要な公園
緑地として津川スポーツ公園の整備が進められてきた。
参考図面
附図-1:都市構造図
-ネットワークによる県土づくり-
附図-1:都市構造図
(2)当該都市計画区域の都市づくりの目標
(2)当該都市計画区域の都市づくりの目標
本県の都市計画は、県政運営の基本である「新潟県『夢おこし』政策プラン」
地域の状況を踏まえ、本都市計画区域では、都市の健全な発展のため、環境基準
に基づき、「将来に希望の持てる魅力ある新潟県の実現-住んでみたい新潟、行
及び災害に対する安全性に配慮しながら、次の方針に基づき都市づくりを進めてい
ってみたい新潟-」を基本理念とする。
く。
本県では、特に「人口減少」「高齢化」「環境保全」「防災」を今後の都市計
画における重要課題として捉え、これらの課題を踏まえ、若者が未来に夢を持ち、 ○ 豊 か な 自 然 環 境 の 継 承
本都市 計画 区域に は 、阿賀 野川 ライン 県 立自然 公園 をはじ め とした 多くの
誰もが安心して暮らせる豊かな新潟県の実現を目指し、今後の都市づくりの共通
自 然 環 境 が 残 さ れ て お り 、今 後 も 保 全 や 活 用 を 進 め る 必 要 が あ る 。そ の た め
目標像を持続可能な「コンパクトな都市づくり」とする。
適切な開発の誘導及び規制により、豊かな自然環境を維持、保全する。
地域の状況を踏まえ、本都市計画区域では、都市づくりの目標を次のとおり定
める。
○安全に、安心して暮らせる都市の形成
本都市 計画 区域で は 、今後 急速 に進行 す ると予 想さ れる少 子 高齢化 に対応
し た 都 市 づ く り が 必 要 で あ る 。そ の た め 、ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン の 考 え 方 に
基づきながら、誰もが安全に、安心して暮らせる都市の形成を図る。
① 都 市機能の誘導と広域交通 ネットワークを活かした交流の促進
今 後の人口減少や高齢化を 見据え、中心市街地及び拠点地域に都市機能 の 誘
導 を 進め、にぎわい の創出を目指す。また、各都市拠点や交流拠点など 、相互
の 連 携の強化を図り、圏域内 外との多様な交流の促進と産業の振興を目 指 す 。
○ 地 域 資 源 を活 用 し た 交 流 ・ 観 光 拠 点 の 形 成
本都市 計画 区域に は 、麒麟 山温 泉や景 勝 地など の観 光資源 が あり、 今後も
こ れ ら の 地 域 資 源 の 活 用 を 図 る 必 要 が あ る 。こ の た め 、都 市 基 盤 整 備 な ど を
支援し、観光・交流拠点の形成を図る。
② 豊 かな 緑と水辺 の保全と活用
市 街地背後に広がる豊かな 森林、都市にうるおいをもたらす水辺空間を 保 全
し 、自然と調和し た都市を目指す。また、農村・山村の歴史・産業・文化 、優
れ た 景観などを継承し、地域 が誇れる資源として活用することを目指す 。
③ 災 害に対して安全・安心に 暮らせる都市
地 震、水害、土砂災害 、雪害 など多様な災害リスクに対して、災害の発 生 を
抑 制 する防災対策と、被害を最小化する減災対策を図り、安全に安心して 暮 ら
し 続 けることのできる都市を 目指す。
Ⅱ 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針
Ⅱ 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針
-3-
改正後
改正前
1
区域区分の有無
1 区域区分の有無
本都市計画区域は区域区分を定めない。
本都市計画区域は区域区分を定めない。
本都市計画区域は、これまで区域区分を定めておらず、かつ今後著しい人口増加
本都市計画区域は、これまで区域区分を定めておらず、かつ今後著しい人口増加
などに伴う市街地拡大の可能性が低い。このため、区域区分を行う必要性が低いこ
などに伴う市街地拡大の可能性が低いため、区域区分を行う必要性が低いことから
とから区域区分を定めない。
区域区分を定めない。
Ⅲ 主要な都市計画の決定の方針
Ⅲ 主要な都市計画の決定の方針
1
1
土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針
(1)市街地の土地利用の方針
(1)市街地の土地利用の方針
①基本方針
本都市計画区域では、都市機能や生活利便性の維持・向上を図るため、今後は、
無秩序な市街地の拡大は抑制し、防災面や環境面にも配慮した計画的な土地利用
を行う。また、道路、下水道、河川、公園などの既存の都市施設、空き家や空き
地などを有効に活用するとともに、公共公益施設等の再編を行うなど、市街地の
規模や役割に応じた効率的な土地利用を図る。
さらに、商業、医療、福祉などの都市機能の誘導と公共交通の効果的な連携に
より、移動しやすく環境負荷の少ない都市構造の形成に資する土地利用を行い、
コンパクトな都市づくりを目指す。
②主要用途別の土地利用の方針
ア 商業地
商業地は、多様な商業施設が集積し、都市のにぎわいの中心となる地区である。
個性があり魅力的な市街地の形成とにぎわいの創出を図るとともに、新たな商業機
能の適正な立地を誘導しながら、都市全体の商業の動向や、鉄道、道路などの交通
ネットワークを考慮し、都市に必要な規模を配置する。
古くからの商業地である津川地区周辺は、地域住民のための日常的な買い物の拠
点として活性化を図る。
イ 住宅地
住宅地は、地域の特性を踏まえながら、良好な居住環境の維持及び形成を図る地
区である。居住環境の悪化をもたらすおそれのある建物用途や建築形態の混在の防
止を考慮して住宅地を配置する。また、住宅の安全性、耐久性、快適性、エネルギ
ー効率性の向上等を目指し「新潟県住生活マスタープラン」に基づき、良質な住宅
の供給を促進する。
まちなかにおいては、高齢者や子育て世帯など多様な世代が安心して暮らせる利
便性の高い居住地として、居住環境の改善を図りながら、多様なニーズに対応した
土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針
①基本方針
市街地(用途地域)では、道路、下水道、河川、公園などの既存の都市施設を有
効に活用し、またその機能に支障をきたすことのないよう計画的な土地利用を行
う。そのために、市街地の方向性を明確にし、必要な土地利用の規制、誘導を行う。
②主要用途別の土地利用の方針
ア 商業地
商業地は、多様な商業施設が集積し、都市のにぎわいの中心となる地区である。
商業の動向や、鉄道、道路などの交通ネットワークを考慮し、都市に必要な規模を
配置する。
津川町の津川地区周辺は古くからの商業地であり、地域住民の買い物の場として
歩行者空間の整備や駐車場の整備に努める。
イ 住宅地
住宅地は、地域の特性をふまえながら、良好な居住環境の維持及び形成を図る地
区である。居住環境の悪化をもたらすおそれのある建物用途や建築形態の混在を防
止する。
参考図面
附図-2:市街地の土地利用方針図
参考図-1:市街地の土地利用現況図
-4-
改正後
改正前
住宅の供給を促進する。
参考図面
附図-2:市街地の土地利用方針図
参考図-1:市街地の土地利用現況図
(2)白地地域の土地利用の方針
①基本方針
白地地域(用途地域の指定のない地域)では、次の方針により良好な環境の形成
または保全を図る。
ア 守るべき自然環境や農地を保全し、継承する
・森林や湖沼などのすぐれた自然や生態系の保全を図る。
・優良な農地を保全し、良好な営農環境の確保を図る。
・美しい田園風景や自然景観を地域の財産として継承する。
イ 良好な集落環境の維持及び形成を図る
・地域固有の特徴ある集落環境を保全し、継承する。
・コミュニティの総意による計画的な里づくりを支援する。
・地域の農業や文化・景観を活かした都市と農村との交流の場づくりや連携の強
化を支援する。
ウ 地域特性に応じた計画的な土地利用により土地の有効利用を図る
・水害、土砂災害、雪害などの自然災害により被害の危険性のある区域での開発
を抑制するなど、計画的な土地利用を図る。
・土地利用の混在や環境悪化のおそれのある土地利用を抑制し、良好な居住環境
の形成を図る。
・将来の都市づくりに支障とならないよう、計画的な開発誘導を図る。
②地域区分別の土地利用の方針
土地利用の状況及び将来の方向性を踏まえた地域区分別の土地利用の方針を次
に示す。
ア 自然地域
麒麟山、カナベラ山に代表される丘陵山岳地、阿賀野川ライン県立自然公園の指
定地は優れた自然環境を有しており、自然生態系の維持に配慮しながら、将来にわ
たって保全する。阿賀野川などの周辺は、良好な水辺の景観や豊かな生態系に配慮
しながら保全する。
イ 農業地域
白地地域の農地は、食料生産のほか、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保
(2)白地地域の土地利用の方針
①基本方針
白地地域(用途地域の指定のない地域)では、次の方針により良好な環境の形成
または保全を図る。
ア 守るべき自然環境や農地を保全し、継承する
・森林や湖沼などのすぐれた自然や生態系の保全に努める。
・優良な農地を保全し、良好な営農環境の確保を図る。
・美しい田園風景や自然景観を地域の財産として継承する。
イ 良好な集落環境の維持及び形成に努める
・集落環境に支障を与える用途の建築物や、大規模な建築物の立地を抑制する。
・町屋など地域固有の特徴ある集落環境を保全し、継承する。
・コミュニティの総意による計画的な里づくりを支援する。
ウ 地域特性に応じた計画的な土地利用により土地の有効利用を図る
・土地利用の混在を抑制し、良好な居住環境の形成に努める。
・土地利用計画と基盤施設との整合を図る。
・将来の都市づくりに支障とならないよう、計画的な開発誘導を行う。
②地域区分別の土地利用の方針
土地利用の状況及び将来の方向性をふまえた地域区分別の土地利用の方針を次
に示す。
ア 自然地域
麒麟山、カナベラ山に代表される丘陵山岳地、阿賀野川ライン県立自然公園の指
定地は優れた自然環境を有しており、自然生態系の維持に配慮しながら、将来にわ
たって保全する。
イ 農業地域
津川、西、清川地区の平坦部の農地は水資源も豊富でありコシヒカリだけでなく
酒米も生産されている。これら地域の農地は、食料生産環境や保水機能の他、郷土
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改正後
改正前
全、うるおい空間の提供、良好な田園景観の形成などの多面的機能を有しているこ
とから、将来にわたり保全する。
ウ 集落地域
白地地域内には自然環境及び景観と調和し、低層戸建住宅を主体としたゆとりあ
る集落地が形成されている。これらの地域においては、適切な開発の規制、誘導を
行い、周辺環境と調和したゆとりのある居住環境及び営農環境の維持、形成を図る。
エ 歴史集落地域
清川地区には現在も旧会津街道の「石畳の道」が残っており、その街道に沿って
昔ながらの住宅が立ち並んでいる。この歴史的な景観の保全、活用と生活・防災環
境の向上を図る。
オ 混合地域
国道49号沿道を含む周辺地域は、沿道サービス施設や住宅、工場、公共公益施設
などが混在している。これらの地域では、環境の悪化防止及び改善を促進するため、
農林漁業との調整を図った上で地区計画や特定用途制限地域を活用することなど
により、開発の適正な規制、誘導を図る。
カ 特定地域
公共公益施設等として整備されている地区については、目的に応じた土地利用を
促進する。
参考図面
の美しい田園風景の形成からも将来にわたり保全し、営農環境の向上に努める。
ウ 集落地域
市街地周辺には自然環境及び景観と調和した低層戸建住宅を主体とした集落地
が形成されている。これらの集落地においては、周辺環境と調和したゆとりある居
住環境の維持、形成を図る。
エ 歴史集落地域
清川地区には現在も旧会津街道の「石畳の道」が残っており、その街道に沿って
昔ながらの住宅が立ち並んでいる。この歴史的な景観の保全、活用と生活・防災環
境の向上を図る。
オ 混合地域
磐越自動車道津川IC周辺では土地利用の混在がみられることから、土地利用の
適正な規制、誘導により生活環境の改善を図る。
附図-4:自然的環境の整備又は保全に関する方針図
参考図-2:白地地域の土地利用現況図
③計画的な開発誘導の方針
白地地域において新たに開発を行う場合は、農林漁業と調整を行い、用途地域内
の土地利用の状況、都市の発展の動向、自然条件及び交通条件、既存の都市基盤施
設の有効利用などに配慮した適正な規制、誘導を図る。
④災害防止のための開発抑制の方針
白地地域には、水源のかん養や溢水、湛水、土砂流出防備及び急傾斜地の災害防
止の機能を持つ林地や、水害を予防する機能を持つ農地が存在していることから、
これらの区域を積極的に保全する。
また、災害の発生するおそれのある土地については開発許可制度の運用により新
規の開発を抑制するとともに、土砂災害防止法等と連携して、既存建物の区域外へ
の移転・誘導を検討する。
2
都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針
参考図面
参考図-2:白地地域の土地利用現況図
③計画的な開発誘導の方針
白地地域において新たに開発を行う場合は、農林漁業と調整を行い、用途地域内
の土地利用の状況、都市の発展の動向、自然条件及び交通条件、既存の都市基盤施
設の有効利用などに配慮した適正な規制、誘導を図ることとする。
大規模な開発が見込まれる地域については、用途地域指定、地区計画策定などの
規制誘導策を用い、一体的かつ計画的な市街地形成を図る。
また、農林漁業などによる土地利用規制がなく、都市的土地利用が発生する可能
性が高いと判断される地域については、用途地域や特定用途制限地域の指定などに
より、開発の規制、誘導を図る。
2
-6-
都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針
改正後
改正前
(1)交通施設の都市計画の決定の方針
(1)交通施設の都市計画の決定の方針
①交通体系の整備の方針
ア 基本方針
a 人にも環境にもやさしい都市交通の実現
コンパクトな都市づくりを進めるため過度に自動車に依存しない都市交通を目
指す。具体的には、公共交通の利便性の向上などにより持続可能な交通ネットワ
ークの形成を目指し、人にも環境にもやさしい都市交通の実現を目指す。
b 暮らしと命を守る道路ネットワークの整備
冬期間における円滑な交通の確保や災害時における避難路や緊急輸送道路等の
確保など、住民の暮らしと命を守るため、雪や災害に強い道路ネットワークの整
備を目指す。
イ 本都市計画区域における整備の方針
a 交通ネットワークに関する方針
本区域は、磐越自動車道津川ICを有し、また新潟市方面と福島県方面を東西に
結ぶ国道49号を骨格した道路網が形成されている。
今後は、広域交通と地域内交通の双方での利便性の高い交通体系の形成を図る。
b 公共交通に関する方針
主要な鉄道駅やバス停では、パークアンドライド施設の整備を進めるなど交通
需要に応じた総合的な施策を展開し、都市交通の円滑化を図る。
公共交通の利便性、快適性の向上を図るため、バス乗り場などの交通結節点の
整備や利用環境の改善などを推進する。
c 全ての人にやさしい交通に関する方針
今後、自動車を運転できない高齢者の増加が見込まれることから、市街地では、
徒歩や自転車、バス、鉄道等により円滑に移動できる都市構造を目指す。そのた
め、高齢者や児童、障害者、外国人など全ての人が安全で容易に移動できる、ユ
ニバーサルデザインの考えに基づいた施設整備を推進する。
また、まちづくりと連携して歩行者及び自転車の移動空間の確保やネットワー
ク化を図ることにより、にぎわいと魅力ある移動環境の創出を目指す。
d 防災性の向上に関する方針
都市における道路は、災害時の延焼遮断帯となるとともに、避難路や救助活動・
物資輸送路となることから、地域防災計画と連携した計画的な配置を行う。特に、
緊急輸送道路等の重要な道路については、耐震化やネットワーク化を推進する。
さらに、高度経済成長期に建設された多くの交通施設の高齢化が進んでいるこ
とから、計画的かつ効率的な維持管理・更新により、交通ネットワークの安全性・
信頼性の確保を図る。
e 道路ネットワークの再編に関する方針
社会経済情勢の変化を踏まえ、将来都市像の実現に向けた道路ネットワークの
①交通体系の整備の方針
新潟県においては、人にも環境にも優しい円滑な都市交通の実現を目指す。具体
的には、道路相互の機能分担と連携強化による効率的なネットワークを形成するた
め、広域幹線道路や都市内幹線道路などの計画的、重点的な整備を推進する。また、
二酸化炭素等の排出抑制など環境負荷軽減や高齢者の活動などにも配慮し、自動車
交通から公共交通への利用転換を促進するとともに、交通結節点の機能充実を図
る。
さらに、冬期間における円滑で快適な移動の確保や誰もが安心して移動できる歩
行者空間のネットワーク化を図るとともに、都市づくりと連携して、にぎわいと魅
力ある街路空間の創出や歩いて暮らせる都市づくりの実現に努める。
本都市計画区域は、磐越自動車道津川ICを有し、東西に横断し新潟方面と福島
県方面を結ぶ国道49号を骨格した道路網が形成されている。
今後は、広域交通と地域内交通の双方に利便性の高い交通体系の形成を図る。
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改正後
改正前
再編を行い、効率的・効果的な整備を推進する。
②主要な施設の配置の方針
ア 広域幹線
広域幹線として、高速交通体系の一翼を担う磐越自動車道、また広域的な交流や
連携の促進を図る国道49号を位置付ける。
イ 都市内幹線
都市内幹線として、本都市計画区域内の交通の円滑化を図るとともに広域幹線を
補完し、本区域内を有機的にネットワークする国道459号、県道新発田津川線など
を位置付ける。
ウ 交通結節点
JR津川駅については、公共交通の利用を促進するため、交通結節点として機能
充実を図るとともに、鉄道駅や津川IC周辺では、パークアンドライドなど地域の
交通実態に即した有効なTDM施策を推進する。
②主要な施設の配置の方針
ア 広域幹線
広域幹線として、高速交通体系の一翼を担う磐越自動車道、また広域的な交流や
連携の促進を図る国道49号、459号を位置付ける。
イ 都市内幹線
都市内幹線として、本都市計画区域内の交通の円滑化を図るとともに広域幹線を
補完し、本区域内を有機的にネットワークする県道新発田津川線、津川インター線
を位置付ける。
ウ 交通結節点
交通結節点であるJR津川駅、バス乗り場などは、駐車・駐輪場、駅前広場、パ
ークアンドライド施設や待合施設などの整備・改善を進め、公共交通の利用が促進
されるよう利便性向上を図る。
参考図面
参考図面
附図-3:交通ネットワーク図
附図-3:交通ネットワーク図
③主要な施設の整備目標
本都市計画区域においては、現在、都市計画道路は配置されていない。(平成15
年4月現在)
③主要な施設の整備目標
本都市計画区域において、現在、都市計画道路は配置されていない。(平成28年
4月現在)
参考図面
(2)下水道及び河川の都市計画の決定の方針
参考図-3:都市計画道路の整備位置図
(2)下水道及び河川の都市計画の決定の方針
①基本方針
ア 下水道
水環境や生活衛生環境の保全・改善、都市環境の向上を図るため下水道の計画的
な整備を促進する。
本都市計画区域では、公共下水道の整備がおおむね完了している。
今後も集落排水施設、合併処理浄化槽などの汚水処理施設との整合を図りながら
計画的な下水道の整備を促進する。さらに、将来の人口減少を見据えて、効率的・
効果的な維持・更新を図る。
①基本方針
ア 下水道
下水道事業などの促進により、水環境や生活衛生環境の保全・改善、都市環境
の向上を図る。また、災害に強い都市づくりを展開するため、雨水排水の強化に
努める。
本都市計画区域は、公共下水道として津川町で事業実施中である。また、特定環
境保全公共下水道で津川町の一部と鹿瀬町の整備を進める。
今後も市街化の動向や人口分布状況と十分に整合を図り、事業効果の高い地域か
ら順次整備を進める。また、集落排水施設、地域し尿処理施設などの地域に適した
汚水処理施設の整備を進める一方で、それらとの整合を図りながら計画的な下水道
の整備を促進する。
-8-
改正後
改正前
イ 河 川
本都市計画区域には、阿賀野川をはじめとする河川が流れており、洪水による浸
水被害から地域の安全を確保するために整備を進めている。また、本区域の雨水排
水において重要な役割も果たしており、引き続き流下能力の向上などに努める。ま
た、整備途上段階での施設能力や計画規模を上回る洪水に対し、被害を軽減するた
め、必要な河川については、洪水ハザードマップの作成・周知などにより住民の防
災意識の向上を図る。
なお、農地や山林などの開発については、開発区域からの流出増による下流域の
洪水等の被害を避けるため、土地利用計画に基づき適正に誘導し、流域が本来有す
る保水、遊水機能が損なわれないよう配慮する。
治水面での対策とあわせて、都市におけるうるおいとやすらぎの場や、多様な動
植物の生息・生育・繁殖の場として、自然環境の保全や景観に配慮しながら住民に
親しまれる川づくりを推進する。
イ 河 川
本都市計画区域には、阿賀野川をはじめ中小の川が数多く流れており各河川で整
備が進められている。これらの河川は、本都市計画区域の雨水排水において重要な
役割を果たしているため流下能力の向上に努める。また、農地や山林などの開発を
土地利用計画に基づき適正に誘導することにより、流域が本来有する保水、遊水機
能が損なわれないよう配慮する。
治水面での対策とあわせて、都市におけるうるおいとやすらぎの空間を創出する
ため、都市河川の水辺空間の整備を促進し、市民に親しまれる川づくりを進める。
②主要な施設の整備目標
ア 下水道
本都市計画区域において整備中、または着手を予定している箇所は次のとおり。
②主要な施設の整備目標
ア 下水道
新潟県汚水処理施設整備構想に基づき、計画的・効率的な整備を促進する。
本都市計画区域において整備中、または着手を予定している箇所は次のとおり。
種 別
下水道
名
種 別
下水道
称
阿賀町公共下水道
阿賀町特定環境保全公共下水道
(平成28年4月現在)
イ 河川
各河川において効果的かつ計画的な整備を図る。
本都市計画区域における一級河川のうち、整備中、または着手を予定している箇
所は次のとおり。
種 別
河 川
名
名
称
津川町公共下水道
津川町特定環境保全公共下水道
鹿瀬町特定環境保全公共下水道
参考図面
参考図-4:下水道の整備位置図
イ 河川
本都市計画区域における一級・二級河川のうち、整備中、または着手を予定して
いる箇所は次のとおり。
種 別
河 川
称
阿賀野川
名
称
姥堂川(津川町津川)
阿賀野川
(平成28年4月現在)
参考図面
-9-
参考図-5:河川の整備位置図
改正後
改正前
(3)その他の都市施設の都市計画の決定の方針
(3)その他の都市施設の都市計画の決定の方針
①基本方針
都市における生活の高度化、多様化、住民意識の高まり及び都市活動の活発化
に対応するため、都市生活を営むうえで必要不可欠なその他の都市施設のうち、
恒久的な性格を有するものを広域的な影響や役割に配慮しながら都市計画に定め
る。
また、老朽化した都市施設等については、その役割や地域のニーズの変化、施設
の特性及び関連施設との連携等を総合的に勘案し、再編統合も視野に入れながら、
効率的かつ効果的な配置や維持・更新を図る。
3
市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針
①基本方針
都市における生活の高度化、多様化、住民意識の高まり及び都市活動の活発化に
対応するため、都市生活を営むうえで必要不可欠なその他の都市施設のうち、恒久
的な性格を有するものを都市計画に定める。
3
(1)主要な市街地開発事業の決定の方針
市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針
(1)主要な市街地開発事業の決定の方針
①市街地整備の方針
中心市街地は、多様な都市機能が集積し、都市のにぎわいの拠点となるべき地区
である。土地利用の整序や高度利用、道路や公園等の公共公益施設の整備を推進し、
魅力ある中心市街地の形成を図る。また、都市の拠点となる地区に、居住機能や医
療・福祉・商業等の都市機能を誘導し、高齢者や子育て世代にとっても安心・快適
に生活できる都市環境の形成を図る。
さらに、地震発生時に建築物の倒壊や延焼など多大な被害の発生が想定されるこ
とから、建物の不燃化及び耐震化の促進、オープンスペースの確保など、災害に強
い都市づくりを推進する。
今後、中心市街地の空洞化や空き地の増加、歴史的なまちなみの保存、時代のニ
ーズに応じた拠点づくりなど、地域の課題や特性に応じた市街地整備を推進し、必
要に応じた市街地開発事業等の活用を検討する。
②市街地開発事業の方針
本都市計画区域では、平成に入り土地区画整理事業が行われた他、主に民間に
よる住宅団地開発などを中心に、市街地の形成を図ってきた。近年は、商業を取
り巻く環境の変化や、中心部の人口減少と高齢化などを背景に、中心市街地の衰
退、空洞化といった問題が現れている。そのため、これからの時代のニーズに対
応した活性化の拠点づくりが課題である。また、木造建築物が密集した地域では、
防災性の向上と、まちなみの維持が課題となっている。
今後は、都市機能の更新、居住環境の向上、オープンスペースの確保などを図
るため、周辺の良好な環境に配慮しながら市街地整備を検討するとともに、必要
健康で文化的な都市生活や機能的な都市活動を営むことができる、良好な都市環
境の創出のため、都市施設の整備を進めるとともに市街地内の未整備地区について
は必要に応じて市街地開発事業を実施し、地区計画を策定する。
- 10 -
改正後
改正前
に応じて市街地開発事業、地区計画等の導入を検討する。
(2)市街地整備の目標
土地区画整理事業
本都市計画区域において5ha以上の土地区画整理事業で整備中、または概ね10年
の間に着手を予定している箇所はない。
(2)市街地整備の目標
①土地区画整理事業
本都市計画区域において5ha以上の土地区画整理事業で整備中、または概ね10年
の間に着手を予定している箇所はない。
地 区 名
参考図面
参考図-3:市街地開発事業に関する整備位置図
事業主体
主要用途
面積(ha)
該当なし
参考図面
4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針
市町村名
参考図-6:市街地開発事業に関する整備位置図
4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針
(1)自然的環境の整備又は保全の方針
(1)自然的環境の整備又は保全の方針
ア 基本方針
都市における公園、緑地、河川等の自然的環境は、多様なレクリエーションや自
然とのふれあいの場、動植物の生育の場、騒音・振動などの都市公害の防止やヒー
トアイランド現象など都市環境の緩和、災害時の避難地および防災拠点の役割、う
るおいある良好な都市景観の形成など、都市を形づくる上で重要な役割を有してい
る。またこれらは地域独自の生活や文化、歴史、気候、風土等と密接に関連してお
り、自然と人、人と人、人と地域を繋ぐ役割も果たしている。
本都市計画区域は周囲を丘陵地に囲まれた盆地であり、阿賀野川が区域中央を流
四季の変化に富んだ豊かな自然的環境を、かけがえのない地域資源として保全及
れている。阿賀野川とその支流である常浪川の合流地点には地域の象徴である麒麟
び活用していくことにより、文化的で健康的な都市生活を実現するとともに、自然
山が位置している。また、阿賀野川以北は、阿賀野川ライン県立自然公園の指定を
的環境と調和した豊かな都市づくりを目指す。
受け、優れた自然景観を有している。
イ 本都市計画区域の整備又は保全の方針
その一方市街地内には公園や緑地が配置されておらず、身近な緑に欠けている面
本区域は周囲を山岳地に囲まれた盆地であり、阿賀野川が区域中央を流れてい
がある。今後は、周囲の自然環境を保全しつつ、身近な緑の創出に努め、生態系の
る。阿賀野川とその支流である常浪川の合流地点には地域の象徴である麒麟山が位
維持に配慮しながら、自然と共生した市街地環境の創出を目指す。
置している。また、阿賀野川以北は、阿賀野川ライン県立自然公園の指定を受け、
また、『にいがた「緑」の百年物語一木を植える県民運動』との連携のもと、地
優れた自然景観を有している。
域社会において木を植え、緑を守り育て、緑といのちを育む心を育て、一層豊かな
これらの市街地を取り囲む水辺や山林地により水と緑のネットワークを形成し、 ふるさとづくりを推進する。
これを基幹として公園などを有機的に結びつけ、生態系の維持に配慮しながら都市
と自然の共生を目指す。
- 11 -
改正後
改正前
(2)主要な緑地の配置の方針
(2)主要な緑地の配置の方針
①環境保全系統
本区域の緑地の骨格となる麒麟山、カナベラ山に代表される丘陵山岳地及び阿賀
野川ライン県立自然公園の指定地、また、阿賀野川及び常浪川の河川緑地について
は、地球温暖化の抑制や多様な動植物の生息地として保全を図り、本区域の緑地系
統の骨格とする。また、街路樹、公共空地や建物敷地等の緑地についても保全・形
成を図る。
①環境保全系統
本区域の緑地の骨格となる麒麟山、カナベラ山に代表される丘陵山岳地及び阿賀
野川ライン県立自然公園の指定地は優れた自然環境を有しており、これらは将来に
わたって保全する。また、阿賀野川及び常浪川の眺望資源としても重要である河川
環境を保全する。
②レクリエーション系統
住民のレクリエーション需要に対応する公園として、県立津川漕艇場周辺及び津
川総合スポーツ公園を配置し、機能の維持・充実を図る。また、市街地を取り囲む
緑地として、阿賀野川、常浪川等の河川敷の保全と活用を図る。
②レクリエーション系統
阿賀野川の水辺環境を生かした県立津川漕艇場周辺及び津川総合スポーツ公園
をレクリエーションの拠点として配置する。
これらレクリエーション拠点となる緑地を有機的に結ぶ道路の緑化や河川によ
る緑地などの利用により、水と緑のネットワーク化を図る。
③防災系統
地震、火災などの災害時における安全性の確保を図るため、地域防災計画との連
携を図りつつ、都市公園などの計画的な配置に努める。また、広幅員道路や河川な
どは、火災の延焼遮断帯や災害時の避難経路として位置付け、ネットワーク化と緑
化を目指す。
③防災系統
地震、火災などの災害時における安全性の確保を図るため、地域防災計画との連
携を図りつつ、避難地としての機能を有する公園などの計画的な配置に努める。ま
た、広幅員道路や河川などは、火災の延焼防止帯や災害時の避難経路として位置付
け、ネットワーク化と緑化を目指す。
④景観構成系統
郷土景観の象徴となっている飯豊山地や麒麟山などの山々、また市街地近郊の農
用地は、区域全体の空間を構成する重要な景観要素として保全する。
区域内を流れる阿賀野川、常浪川などの河川は、都市景観の骨格を構成する緑地
と位置付け、豊かな水辺景観の形成を推進する。
市街地内及び周辺に分布する既存の公園や街路樹、住宅地の生け垣等の身近な緑
地についても、都市生活にうるおいを与える良好な景観要素として、保全・形成を
図る。
④景観構成系統
郷土景観の象徴となっている麒麟山の緑地環境を歴史的環境と自然が調和した
重要な景観資源として保全する。
(3)実現のための具体の都市計画制度の方針
①公園緑地等の配置方針
市街地内及び周辺に分布する既存の緑地空間については、都市生活にうるおいを
与える貴重な景観資源として保全する。
(3)実現のための具体の都市計画制度の方針
①公園緑地等の配置方針
都市公園などの施設として整備すべき緑地の配置方針は次のとおり。
種 類
住区基幹公園
都市公園などの施設として整備すべき緑地の配置方針は次のとおり。
配置方針の概要
主として街区、近隣住区、徒歩圏域それぞれに居住する者の利用を
種 類
- 12 -
配置方針の概要
改正後
その他
改正前
想定し、必要な規模の都市公園を系統的に配置する。
その他の緑の拠点として、津川総合スポーツ公園をはじめ適正に広
場、運動場などを配置し、機能の維持・充実を図る。
水と緑の環境軸として、阿賀野川、常浪川などの主要な河川を位置
付け、水と緑のネットワークの形成を図る。
(平成28年4月現在)
住区基幹公園
利用圏域人口、誘致距離、土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案
し、適正な規模の公園緑地を配置する。
その他
その他の緑の拠点として、津川総合スポーツ公園、津川町総合グラン
ドなどをはじめ適正に広場、運動場などを配置する。
水と緑の環境軸として、阿賀野川、常浪川などの主要な河川を位置付
け、水と緑のネットワークの形成を図る。
②風致地区等の指定の方針
良好な自然的景観の保全などを図る観点から、必要に応じ風致地区を指定する。
②風致地区等の指定の方針
良好な自然的景観の保全などを図る観点から、必要に応じ風致地区などを指定す
る。
(4)主要な緑地の確保目標
(4)主要な緑地の確保目標
本都市計画区域において、整備中、または概ね10年の間に着手を予定している
本都市計画区域において、10ha以上の公園緑地で整備中、または概ね10年の間
箇所はない。
に着手を予定している箇所はない。
市町村名
参考図面
附図-4:自然的環境の整備又は保全に関する方針図
種 別
名
称
該当なし
参考図面
5 都市防災に関する方針
(1)基本方針
住民の安全・安心な暮らしを実現するため、地域防災計画と連携し、災害に強い
都市づくりのための総合的な施策を展開する。
災害の発生するおそれのある土地について、被害の防止・軽減に向けた土地利用
の誘導等を行うとともに、延焼遮断帯や避難・救助活動拠点の配置、避難路のネッ
トワーク化や緊急輸送道路の整備など、災害に強い都市構造を目指す。
近年では大地震が発生したり、局地的・集中的な豪雨が多発したりしていること
から、想定を超える災害に対して生命を守る対策を推進するとともに、災害時の都
市機能の維持・継続や、速やかな復旧、支援体制の強化を図る。
木造建築物が密集し、道路が狭隘な防災上の危険性の高い市街地の防災対策の推
進や、自然災害に対する住宅の安全性の向上など、災害に対して安全・安心な住環
- 13 -
附図-4:自然的環境の整備又は保全に関する方針図
改正後
改正前
境を目指す。
(2)都市防災のための施策の概要
①災害防止のための土地利用の規制・誘導
都市及びその周辺には、水源のかん養や溢水、湛水、土砂流出防備、急傾斜地の
災害防止及びなだれ防止の機能を持った林地や、水害を予防する機能を持つ農地が
存在していることから、これらの区域を積極的に保全する。
災害の発生するおそれのある土地については開発許可制度の運用により新規の
開発を抑制するとともに、土砂災害防止法等と連携して、既存建物の地区外への移
転・誘導を検討する。特に、学校や社会福祉施設等の配慮者利用施設の立地にあた
っては、被害の防止・軽減のため、立地場所の安全性、避難路、避難場所等を踏ま
えたものとなるよう誘導していく。
宅地造成に伴い、災害の危険がある場合は、必要に応じ宅地造成工事規制区域及
び造成宅地防災区域の指定を検討する。
②水害・土砂災害・雪害の対策の推進
本区域は市街地内や周辺を河川が流れており、豪雨による水害の発生が懸念され
ている。また、都市化の進展や集中豪雨の増加など、市街地における今後の水害の
危険性が高まっている。
さらに、本区域は山間地にあり、市街地付近などには、土砂災害の発生のおそれ
のある地区が多く存在している。また、本区域は、特別豪雪地帯に含まれており積
雪が多いことから、冬期の交通障害や雪崩の危険性も有している。
このため、河川施設、治山・砂防施設、防雪施設等の計画的な整備により災害に
対する安全性の向上を図るとともに、ハザードマップなど避難に役立つ情報発信に
より住民の防災意識の醸成に努め、災害に対して安全なまちづくりを推進する。
③防災拠点の整備とネットワーク形成
災害時の円滑な避難・救助活動や早急な都市活動の復旧を円滑に行うため、緊急
輸送道路等の重要な道路の耐震化やネットワーク化を推進し、防災性の強化を図
る。また災害時の避難・物資輸送・備蓄の防災拠点となる都市公園や公共公益施設
等を計画的に配置するとともに耐震化や防災機能の充実を図る。
災害時の県や他市町村との情報伝達手段の確保、相互支援体制の構築など、円滑
な復旧活動に向けた体制づくりに努める。
④安全・安心な住環境の実現
上下水道等のライフラインについて耐震化や機能補完を促進し、災害時の住民生
活や経済活動の維持・継続を図る。
- 14 -
改正後
改正前
木造建築物が密集している市街地などにおいては、建築物の不燃化や耐震化、道
路や公園等のオープンスペースの確保や緑化を推進し、災害に強い市街地形成を推
進する。
また、住宅の耐震性の確保など「新潟県住生活マスタープラン」に基づいた災害
に強い住環境づくりを推進する。
6 都市景観にかかる都市計画に関する方針
(1)基本方針
山並み、河川等の自然的環境や田園風景は、地域の象徴的な景観を構成す
る貴重な要素である。これらを郷土の原風景として保全及び活用した景観づ
くりを推進する。
特徴的な建造物やまちなみ、歴史的・伝統的景観、農村景観、地域の産業と
関わりのある景観、各地の祭りなど個性的な景観は、地域の魅力を高め、愛
着や誇りを醸成する要素であるとともに、来訪者に地域の文化を印象づける
重要な要素であることから、地域資源として保全及び活用を図る。
地域特性に応じたきめ細かな景観行政を推進するため、阿賀町における景
観計画の策定や、行政と地域の住民・団体等の多様な主体との協働を支援す
る。
(2)都市景観のための施策の概要
①郷土の代表的な景観資源の保全
本区域からは、飯豊山地、麒麟山などの山々が眺望でき、市街地の背後には山地
が迫っている。また、阿賀野川、常浪川などの河川空間は、都市の骨格となる水と
緑の景観を構成している。これらは、郷土を象徴する景観資源として保全するとと
もに、周辺の都市景観は、その景観資源との調和を図る。
会津街道の宿場町で栄えた雁木のまちなみや狐の嫁入り行列の燃えさかる
狐火の景観などは、歴史文化や風情を感じさせる郷土景観として保全及び創
出を図る。
②良好な都市景観の形成のための手法
本区域の特徴的・伝統的な景観を守り、次世代へ引き継いでいくために、
都市計画法に基づく地域地区や地区計画等による規制・誘導を図る。
また、地域の自然・歴史・文化を活かした個性ある魅力的な景観を保全・
創出するため、景観形成に関する住民の意識醸成を図るとともに、行政や地
域の住民・団体等の多様な主体が協働して継続的に取り組める体制や仕組み
- 15 -
改正後
改正前
の整備、建築物や屋外広告物などの規制誘導のルールづくりなどを推進する。
さらに、景観法に基づく景観計画の策定を推進するとともに、文化財保護
法に基づく重要伝統的建造物群保存地区、重要文化的景観など、景観の保全・
形成に向けた諸制度の活用を検討する。
7 都市環境負荷の低減にかかる都市計画に関する方針
(1)基本方針
美しい県土の自然を将来に渡って守り伝えていくため、人と自然が共生し、環境
負荷の少ない持続可能な都市づくりを推進する。
交通や産業など都市活動における二酸化炭素の排出を抑制するとともに、吸収源
となる森林や緑地等を積極的に確保し、低炭素型都市の形成を目指す。
都市活動において排出される廃棄物の発生抑制、再生利用の促進を図る。また、
エネルギー使用の効率化、再生可能エネルギーの活用などにより、循環型都市の形
成を目指す。
(2)環境負荷の低減のための施策の概要
①低炭素型都市の形成
無秩序な市街地の拡大を抑制し、既存市街地内の低未利用地の活用や高度利用を
図り、計画的な土地利用を行う。また、鉄道・バス等の公共交通との連携を図り、
都市機能が集約した都市づくりを推進する。さらに、鉄道駅やパークアンドライド
施設などの交通結節点の整備や公共交通サービスの強化により、公共交通の利用を
促進する。市街地では交通混雑を緩和するため、効率的で効果的な道路ネットワー
ク整備や、歩行者及び自転車が安心して移動できる環境整備を推進する。また、パ
ークアンドライドなどの交通需要マネジメント施策を推進する。
市街地を取り巻く阿賀野川、常浪川などの河川緑地を積極的に保全するととも
に、市街地内の公園・緑地の整備や民有地、公共公益施設の緑化を推進する。
また、住宅等建物の耐久性の向上や省エネルギー化などにより、環境にやさしい
住宅の普及を促進する。
②資源循環型都市の形成
健全な水循環を維持するため、河川の整備、森林の水源かん養機能の保全、地下
水の適正利用を推進する。
下水処理場で発生する汚泥やガス、ごみ焼却場の廃熱などの有効な利活用を推進
する。
地域に存在するエネルギー資源を有効に活用し、再生可能エネルギーの普及を促
- 16 -
改正後
改正前
進する。
企業や家庭から排出される廃棄物の発生抑制、再生利用を推進する。
③環境負荷の低減に向けた都市計画の対応
環境負荷の少ない都市構造を実現するため、地域地区の指定、開発許可制度の運
用などにより効率的な土地利用を図る。
主要な交通施設や供給処理施設を都市施設に位置付け、環境に調和し、計画的・
効率的な整備を図る。
また、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく低炭素まちづくり計画や都市
再生特別措置法に基づく立地適正化計画制度の活用など、持続可能な都市づくりに
向けた総合的な施策の展開を支援する。
- 17 -
附図ー1:都市構造図
(津川都市計画区域)
凡 例
新発田市
商業・業務拠点
市街地
工業・流通拠点
農地・集落等
自然文化・交流拠点
樹林地・山地等
その他拠点
河川
都市構造軸
ふるさ
ふる
ふるさと公園
るさと公
と
← 阿 賀 野 川
新潟市
【都市構造軸】
都市計画区域 太軸:広域連携を担う軸
細軸:地域連携を担う軸
行政界
瓢湖
五頭連
峰
運動公園
動公
※表現上、同一方向で近接する場合は上位の軸で集約。
阿
阿賀野市
五頭温泉郷
五頭温泉
阿賀野川水辺プラザ
賀野
野川水
川水
水辺プ
プラザ
ラザ
ザ
県営東部産業団地
営東部産業団地
←
都
辺
田
川
サントピアワールド
サン
サ
ント
ントピアワールド
トピアワールド
ピアワ ルド
ピ
阿賀町
赤松山森林公園
赤松山
赤松山森
松山
山
← 阿 賀
野 川
五泉市
←
県立津川漕艇場
麒麟山・温泉等
津川地区
津川総合
スポーツ公園
阿
賀
野
川
←
常
浪
川
附図-2:市街地の土地利用方針図
(津川都市計画区域)
凡 例
商業系
新発田市
工業系
流通業務系
住宅系
配慮すべき課題
等を有する区域
線
本
越
羽
JR
水原駅
← 阿 賀 野 川
JR信越本線
新潟市
市街地
河川
外城町
外城町
阿賀野市
鉄道
号
60
4
道
国
高速道路
国道道
道
広域幹線道路等
広域幹線未供用区間
(破線表示)
都市内幹線道路等
0号
29
道
新津IC
国
都市計画区域
県営東部産業団
県営東部産業団地
部産
地
磐越
自動
車道
行政界
片町
←
安田
安
田
都
辺
田
川
安田IC
阿賀町
国道49号
JR磐越西線
五泉市
線
西
越
磐
JR
三川IC
津川駅
←
国
道
459
号
磐越
阿
自動
車道
津川
津川IC
←
国道
49号
賀
野
川
常
浪
川
附図ー3:交通ネットワーク図
(津川都市計画区域)
凡 例
商業・業務拠点
工業・流通拠点
新発田市
自然文化・交流拠点
その他拠点
線
本
越
市街地
羽
JR
水原駅
← 阿 賀 野 川
新潟市
河川
瓢湖
JR信越本線
鉄道
号
60
4
道
高速道路
国
京ヶ瀬工業団地
地
広域幹線道路等
道 号
国道道
阿賀野市
広域幹線未供用区間
(破線表示)
9
449
都市内幹線道路等
五頭温泉郷
五
頭温泉郷
0号
29
道
新津IC
都市計画区域
国
阿 野 水辺プ
阿賀野川水辺プラザ
辺プラザ
プラザ
プ
磐越
行政界
自動
車道
←
地
地域市街地
地
都
辺
田
川
サン
サントピアワールド
サ
ン ピ
ントピアワールド
ピア
ル
安田IC
赤松山森林公園
赤松山森
赤松山
阿賀町
国道49号
JR磐越西線
五泉市
線
西
越
磐
JR
三川IC
津川駅
←
阿
県立津川漕艇場
自動
車道
国
道
459
号
磐越
麒麟山・温泉等
津川地区
津川総合
スポーツ公園
津川IC
←
国道
49号
賀
野
川
常
浪
川
附図ー4:自然的環境の整備又は保全に関する方針図
都市景観に関する方針図
(津川都市計画区域)
安
野
川
拠点となる公園・緑地等
←荒川川
国立公園・国定公園
・県立自然公園
新発田市
←大通川
←駒林川
←
凡 例
国指定の重要文化財・
名勝・天然記念物等
←折
居川
線
本
越
山
羽
JR
市街地
ふるさと公園
ふるさ
さと公
と公
農地・集落等
ハクチョウ渡来地
ハクチ
ハク
クチ ウ渡来
ウ渡来地
ウ
地
オニバス群生地
オニバ
オ
ニバス群生地
バス群
バ
ス群生地
ス群生
生地
新潟市
JR信越本線
樹林地・山地等
河川
鉄道
高速道路
←阿
広域幹線道路等
五頭県民の森
五
頭県民の森
民の
0号
29
道
広域幹線未供用区間
(破線表示)
国
賀野
五頭山
川
都市内幹線道路等
五頭連峰県立自然公園
磐越
自動
車道
←都
都市計画区域
辺田
川
行政界
宝珠山
阿賀町
国道49号
JR磐越西線
五泉市
阿賀野川ライン県立自然公園
線
西
越
磐
JR
カナベラ山
←阿
川
磐越
自動
車道
県立津川
漕艇場周辺
麒麟山
国
道
459
号
賀野
植物群落
津川総合
スポーツ公園
←常
浪川
国道
49号
参考図−1:市街地の土地利用現況図
(津川都市計画区域)
0
scale:1/100,000
5.0km
国道49号
49
新潟市
水原駅
外城
外
外城町
城町
城町
0号
46
国
線
本
羽越
JR
安田IC
新津IC
ス
イパ
野バ
阿賀
道
新発田市
賀野市
賀
阿賀野市
阿
賀
野
川
国
道
49
号
県営東部産
県営東部産業団地
営東
東部
東
東部産
部産
産業団地
国道290号
290号
9
片町
片町
安田IC
磐越
自動
車道
国道
49号
凡
例
商業系
工業系
流通業務系
五泉市
阿賀町
住宅系
配慮すべき課題
等を有する区域
鉄道
三川IC
磐越
西線
野川
阿賀
高速道路
一般国道等
未供用区間
津川
磐越自
動車道
安田IC
津川IC
都市計画区域界
行政区域界
国
道
49
号
参考図−2:白地地域の土地利用現況図
(津川都市計画区域)
scale:1/100,000
5.0km
J
R
羽
越
本
線
0
新潟市
パパパパス
イパ
野バ
阿賀
本線
羽越
JR
新発田市
阿賀野市
安田IC
新津IC
阿
賀
野
川
(ゴルフ場)
フ場
フ場)
場)
(公園)
公 )
公園)
安田IC
凡
国道
49号
例
自然地域
農業地域
集落地域
歴史集落地域
五泉市
阿賀町
混合地域
(清川)
特定地域
用途地域
鉄道
高速道路
一般国道等
未供用区間
都市計画区域界
行政区域界
三川IC
磐越
西線
野川
阿賀
(公園)
磐越自
動車道
(公園)
安田IC
津川IC
国
道
49
号
参考図−3:市街地開発事業に関する整備位置図
(津川都市計画区域)
0
scale:1/100,000
5.0km
新潟市
新発田市
阿賀野市
賀 市
賀野市
五泉市
阿賀町
凡
例
市街地
鉄道
高速道路
一般国道等
未供用区間
凡
例
事業実施済区域
整備中区域
概ね10年以内
整備予定区域
都市計画区域界
行政区域界
土地区画整理事業(面積5ha以上)
または市街地再開発事業のみ表示
上ノ山土地区画整理事業
11.7ha 組合 H1~H9