平成28年7月 1 9 日 訪問看護ステーション出向研修 実施概要

平 成 2 8 年 7 月 19 日
公益社団法人茨城県看護協会
訪問看護ステーション出向研修
実施概要
1.目的
医療機関に勤務する看護師等が、訪問看護業務の経験を通して、退院調整、在宅復帰支援、在宅療
養を支援するために必要な看護知識・技術を習得することを目的とする。
2.実施主体
公益社団法人茨城県看護協会(茨城県より委託)
3.対象
医療機関に勤務する看護師等
4.
「出向」とは
出向元(医療機関)と出向先(訪問看護ステーション)で出向契約を結び、労働者が出向元の労働
契約を維持したまま、出向先とも労働 契約を結び、出向先の指揮命令に従って、相当期間継続的に
業務に従事するものである。
※職員を出向させる場合には、就業規則や労働契約上に、出向を命ずる可能性がある旨明記されてい
る必要がある。
5.出向日数及び期間
以下の2つのうちいずれかを選択する。
(1)週5日間の出向(完全出向)
平成28年6月から平成30年3月までの間で、概ね3ヶ月から6ヶ月程度とする。但し、出
向者、出向元、出向先の3者が6ヶ月以上の出向を希望した場合は、この限りではない。
(2)週3日間程度の出向(部分出向)
平成28年6月から平成30年3月までの間で、概ね3ヶ月から1年間程度とする。但し、出
向者、出向元、出向先の3者が1年以上の出向を希望した場合は、この限りではない。
6.出向に関する費用の補助
≪補助対象経費≫
補助対象経費
備考
出向元(医療機関) 出向者人件費(基本給)の 1/2
に対する補助
雇用保険、健康保険、厚生年金保険、時間外手当、交通費等の
実費等
出向先(訪問看護
出向者の労災保険、研修受講料、訪問用自動車等のリース料、 1 研修生あたり
ステーション)に
訪問物品購入費、タブレット、携帯電話等使用料等の実費等
対する補助
10 万円を上限と
する
7.実施手順 ※別添「訪問看護ステーション出向研修実施イメージ図」参照
(1)出向研修希望施設の調査
今回の調査で、出向元(医療機関)
・出向先(訪問看護ステーション)に出向研修実施の希望を確
認する。
(2)出向希望施設及び出向看護師の情報収集
事前調査の結果や聞き取りをもとに、目的や期間・日数、希望する条件、出向研修を希望する看
護師の背景などを把握する。
(3)出向看護師の決定
出向看護師と直接会い、本人の背景、経験、研修動機、学びたい内容等を確認する。
併せて、出向先施設として登録した施設の中に出向可能な施設はあるか、出向元施設及び本人と
共に確認していく。
(4)出向看護師と出向候補施設の見学・面談
出向看護師とともに、出向候補施設を見学し、管理者及び指導予定者と面談を行う。
(5)出向先施設(訪問看護ステーション)の決定
出向候補施設の見学・面談の結果を踏まえ、出向先施設を決定する。
出向看護師の同意を得たうえで、出向先施設に出向看護師の情報を伝える。
出向先施設の同意も得られれば、次の段階へと進める。
(6)出向の取り決め(契約書作成)
出向元の看護部長・事務長、出向先の管理者・事務職員、看護協会が面談し、給与、保険、
補償、服務規程や休暇等について検討し、契約書の作成を行う。
※契約書に関しては、必要時看護協会で雛形も提示する。
(7)契約
契約書を作成し、双方の施設長の承諾のもと捺印する。
(8)出向研修開始・出向研修支援
出向中は、定期的にコーディネーターが出向先施設を訪問し、出向先施設の指導者及び出向看護
師と面談する。面談した内容に関しては、同意を得たうえで、コーディネーターが出向元施設へ報
告する。
(9)事業評価
看護協会で作成した「評価表」等の様式をもとに、出向元施設・出向先施設・出向者に対し調査
をし、その内容を三者で共有する。併せて、事業全体の評価を行う。