「天下取り」ブランド構築事業委託業務仕様書 趣旨、概要 大山崎町は、天下分け目の山崎合戦の舞台となった歴史を生かし、ここ一番の勝負の代名 詞「天王山」を前面に出して「勝負の聖地」としてPRを図っているが、平成28年度に おいては、日本史上のもう一つの天下分け目の合戦の舞台となった岐阜県関ケ原町と連携 し、 「天下取り」をキーワードに両町のプロモーション活動を進める。 このプロモーション活動により、歴史好きの層はもとより、幅広い層に大山崎町並びに関 ケ原町をアピールし、両町に多くの来訪者を呼び込み、両町の活性化さらに両町民のわが 町への愛着を醸成する。 一方で、大山崎町並びに関ケ原町を訪れた観光客の満足感を高め、リピーターさらに口コ ミ等による来訪者を増やすため、 「天下取り」をキーワードとした観光客の受け皿整備を進 める。 この際に、より効果的なプロモーション活動並びに受け皿整備事業を行えるよう、また将 来的なDMO設置をも視野に入れ、ビッグデータを活用したマーケティングを行う。 契約期間 契約締結日~平成29年3月17日 業務内容 (1)プロモーション事業 冒頭の趣旨を踏まえ、以下に示す手法により大山崎町と関ケ原町のプロモーションを行 う。プロモーションの実施に際しては、 「どちらが天下分け目の地であるか」といったテ ーマによる両町の対決構図を作り出すことで、耳目を引くよう工夫すること。 ①動画の作成、ウェブ上での公開、ウェブ広告掲出 両町の認知度を向上させ、両町への誘客を図るため、魅力を紹介する動画を作成するこ と。 動画は、両町の紹介時間が同一となるよう留意すること。 作成した動画はウェブ上で公開すること。また、ウェブ広告としても掲出すること。よ り多くの閲覧が見込まれるように掲出方法、動画の時間及び内容について十分工夫する こと。 ②各種媒体での両町のPR 雑誌、マスメディア、鉄道広告媒体、ウェブサイト、その他各種媒体のうち、効果的で あると認められるものを用いて両町のPRを図ること ③天下分け目の「天下取り」決戦の仕組み構築 ページ閲覧数が多く情報信頼性の高い大手ポータルサイトを活用し、両町が「天下分け 目の決戦」を繰り広げながら競い合ってプロモーションを行えるような仕組みを構築す ること ④グッズの作成 「天下取り」に関連した雑貨・文具類、食品等の製品を作成し、町内外の企業や大山崎 町商工会、町内店舗等と連携を図り、販路を確保すること。 このとき、既存の企業製品に町のロゴマークを添付する方法について、模索すること。 (2)観光客受け皿整備事業(観光アプリ構築) 大山崎町を訪れる観光客の満足度を高められるよう、以下の仕組みを構築すること。な お、この仕組みの構築においては、スマートホンやタブレットを用いて下記を実現でき るものであれば、必ずしもアプリケーションの作成、活用形式によるものでなくとも構 わないものとする。 ①山崎合戦の様子を感じ取れるような仕組み 天王山ハイキングコースの旗立松展望台及び大山崎中学校西隣の天王山夢ほたる公園に 山崎合戦の石碑が建立されているが、その場所を訪れた人が、山崎合戦の様子を感じ取 れるような仕組みを構築すること。このとき、関ケ原の合戦についての興味も誘引でき るような工夫を施すこと ②既存の大山崎町観光パンフレット、天王山ハイキングコース陶板絵図、JR山崎駅前・ 阪急大山崎駅前観光案内看板等を、英語をはじめとする多言語で閲覧できるような仕組 み この仕組みの構築にあたってアプリケーションを用いる場合は、できるだけ容量が軽く なるよう配慮すること。 (3)ビッグデータを活用したマーケティング ページ閲覧数が多く、情報信頼性の高い大手ポータルサイトのビッグデータを活用して 効果的かつ戦略的なプロモーション、受け皿整備、新たなマーケット開拓のための手法 を提案すること。このとき、上記(1)プロモーション事業、(2)観光客受け皿整備事 業(観光アプリ構築)に活用できるよう、各事業の実施に先立っての提案を行うこと 委託上限額 「天下取り」ブランド構築事業 49,981千円(消費税含む) 業務実施体制 (1) 業務実施責任者 ① 本委託業務を指揮する業務実施責任者を配置し、契約締結後速やかに、業務実施 責任者の氏名等を大山崎町に通知すること ② 業務実施責任者は、大山崎町と連絡を密に取りながら業務を進め、遅滞なく業務 が遂行できるよう関係機関と調整し、人員体制など業務実施体制を確保するこ と。 ③ 経費、業務内容など大山崎町から報告を求められた際には速やかに対応するこ と。 ④ 業務実施責任者は、やむを得ない場合を除いて変更しないこと。 ⑤ 受託者は、契約締結後速やかに、業務実施責任者の氏名等を大山崎町に通知する こと 業務完了後の提出書類 受託者は、本委託業務が完了したときは、その日から起算して10日を経過した日ま でに、以下の(1)(2)の書類を大山崎町に提出し、検査を受けること。 (1)委託業務完了届 (2)以下の①~⑤の内容を含む実績報告書 ① 各種業務の内容(実施期間、内容、実施風景など) ② 各種業務の成果(具体的数値や画像を盛り込むこと) ③ 各種業務の実績額(各種業務ごとに費目別で実績額を算出すること) ④ 各種業務の成果物(写真、報告書等) ⑤ その他、大山崎町が指示するもの 支払い条件等 本業務に係る委託料は、業務完了後の検査に合格したのちに請求できるものとする。 業務の適正な実施に関する事項 (1)業務の一括再委託の禁止 受託者は、受託者が行う業務を一括して第三者に委託し、又は請け負わせるこ とはできない。ただし、業務を効率的に行ううえで必要と認めるときは、町と 協議のうえその一部を委託することができる。 (2)個人情報の保護 受託者は、本業務を履行する上で個人情報を取り扱う場合は、大山崎町個人情 報保護条例(平成16年条例第10号)の規定を遵守しなければならない。 (3)守秘義務 受託者は、本業務を履行する上で、知り得た秘密を他に漏らし、又は自己の利 益のために利用することはできない。また、委託業務終了後も同様とする。 その他 (1)本仕様書に明示なき事項、または業務上疑義が発生した場合は、委託者受託者 両者協議により業務を進めるものとする。 (2)契約締結後、速やかに業務実施に係る計画書(実施内容、スケジュール等を記 載)を提出し、町の承認を得ること。 (3)本委託業務の実施については、大山崎町のほか、関ケ原町等の関係機関と十分 協議すること。
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