【資料2】 外国人旅行者向けアプリケーション開発業務委託企画提案書

【資料2】
外国人旅行者向けアプリケーション開発業務委託企画提案書作成要領
この要領は、秋田県(以下、
「県」という。
)が実施する「外国人旅行者向けアプリケーション開発
業務委託」
(以下、
「本業務」という。
)に係る委託候補者を選定する企画提案コンペの実施に当たり、
企画提案コンペに参加する者が企画提案書を作成する上で必要な事項を定めるものです。
1.趣 旨
本業務は、広域的な観光エリアや個別の観光施設、関連する公共交通機関等の情報を効率よく入手
できるようスマートフォン向けアプリケーションを開発・提供することにより、外国人旅行者(1)の利
便性を高め、受入態勢を強化することを目的とするものです。
対象市場
(1)
台湾、韓国、タイ、香港、シンガポール、オーストラリア、アメリカ
2.契約期間
契約締結の日から平成29年2月28日まで
3.業務内容
(1)外国人旅行者向けアプリケーション等の開発
外国人旅行者が秋田県内を周遊する際に、観光エリアや観光施設、公共交通機関等の情報を効率
よく入手できるようなスマートフォン向けのアプリケーション等の開発を行います。アプリケーシ
ョンの内容は次のとおりとします。
ア)県内観光エリアの紹介ページを表示できること。
イ)観光施設検索機能を有すること。目的やエリアごとなどに分けて地図上に観光施設情報を表
示できること
ウ)イベント情報を検索できる機能を有すること。カレンダー形式等でイベント情報が一覧で表
示できること。
エ)公共交通(電車・バス等)を利用した目的地までのナビゲーション機能を有すること。
オ)対応言語は、日本語、英語を基本とするが、可能な範囲で、繁体字、簡体字、ハングル、タ
イ語にも対応すること。
カ)アプリケーションは iOS 及び Android のいずれにも対応したものとすること。
また、対応バージョンは iOS はリリース時最新バージョン及び一世代前の環境、Android は
Android4.4 以上とし、UI・UX についても、各プラットフォームに最適化したものとすること。
キ)国内外スマートフォンおよび,タブレット端末に対応していること。
ク)このアプリケーションを広くダウンロードできるよう、
「App Store」
、
「GooglePlayStore」
へのアプリケーション登録を行うとともに、登録後は継続して配信できる体制とすること。ま
た、OS のバージョンアップに随時対応するとともに、アプリケーションのダウンロード状況等
を把握できるようにすること。
(2)管理用システムの開発等
アプリケーション運用に必要となる管理システムの開発等を行います。システムの内容は、次の
とおりとします。
ア)CMS 機能等を搭載し、管理者が全てのコンテンツを更新でき、かつ、県においても情報を更
新できること。また、管理システム運用のマニュアルを作成するほか、必要に応じ操作指導を
行うこと。
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イ)本アプリケーションの利用者の属性や利用状況等について、一定の統計処理が可能なシステ
ムであり、県においてもそういった情報が把握できること
ウ)ISMS 認証を受けた外部データセンター等に設置し、トラブル発生時には必要な処理を行うこ
と。
エ)サーバ及びデータセンターについて高いセキュリティを確保すること。
(3)その他、独自企画提案
上記(1)及び(2)のほか、独自に企画提案があった事項であり、県が必要と認めた事項を実
施します。
4.企画提案について
審査にあたっては、今回の提案に関するコンセプト、対応言語の範囲、運営コストも含めた実施
体制及び今までの制作実績等について評価します。
提案書は、次に挙げる項目を網羅した内容で、具体的なシステム構成や掲載予定件数等を掲示す
るとともに,業務実施体制、管理運営方針、実施スケジュール、これまでのシステム構築実績等を
含めて記載してください。また、パンフレット等を添付する場合は 10 部用意してください。
(1)外国人旅行者向けアプリケーション等の開発について
ア)県内観光エリアの紹介ページ、観光施設やイベント情報の検索機能、機能公共交通(電車・
バス等)を利用したナビゲーション等について、表示画面のラフ案等を活用しながら、説明し
てください。
イ)対応言語について、各機能ごとに対応言語(日本語、英語、繁体字、簡体字、ハングル、タ
イ語)の範囲を明示してください。
ウ)Web ブラウザ間で互換性の高い機能を持ち,PC サイト等でも表示対応が可能な開発となって
いる場合は,対応可能なウェブブラウザの種類等を記載してください。
(HTML5 への対応など)
エ)外国人旅行者がアクセスしやすい機能を組み込み提供できる場合は、その方法を具体的に提
案してください。
(2)管理用システムの開発等について
ア)コンテンツ更新のシステム体系や、利用者の統計的分析に関するシステム部分について、図
解を入れて説明してください。
イ)サーバ及びデータセンターの保守及びセキュリティに関する仕様について提案を行って下さ
い。
ウ)アプリケーションがネイティブアプリによるものか、Web アプリによるものかを記載し、メ
リットやデメリットもあわせて記載してください。
(3)その他、独自企画提案
上記①及び②のほか、委託業務の目的に照らして必要とされる事項を独自企画提案してくださ
い。
(4)見積額及び運営経費について
ア)上記①、②及び③にかかる費用を内訳が分かるよう記載してください。
イ)平成29年度以降に想定される県の負担額を内訳が分かるよう記載してください。
5.契約に関する条件等
(1)打合せについて
受託者は、本県が求める、随時の打合せに対し、速やかに応じられる体制を整えることとし、
原則として、本県の事務所(観光振興課内)で実施します。
(2)再委託等について
①受託者は、本業務のすべてを第三者に再委託し、または、請け負わせてはいけません。
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②受託者は、本業務の一部を第三者に再委託することができますが、その場合は再委託先の概要
と責任者を明記し、再委託する業務の内容、体系図及び工程表を事前に書面にて提出して本県
の承認を得るものとします。
③受託者は、上記②により、再委託する場合には、秋田県内に主たる営業所等を有するものの中
から再委託先の相手方を選定するよう努めてください。
(3)業務の履行に関する措置
①本県は本業務(再委託した場合を含む)の履行につき著しく不適当と認められるときは、受託
者に対してその理由を明示した書面により必要な措置をとるべきことを要求する場合があり
ます。
②受託者は①の要求があったときは、当該要求に係る事項について決定し、その結果を要求のあ
った日から10日以内に県に書面で提出しなければなりません。
(4)概算払
受託者は、県との協議で定めた金額の範囲内において、委託料の概算払を請求することができ
ます。
(5)権利の帰属等
本契約にかかる制作物の著作権は全て本県に帰属することとします。本県は二次使用を含むあ
らゆる使用について受託者の許可を得ることなく、自由に使用ができるものとします。
(6)機密の保持
受託者は本業務(再委託をした場合を含む)を通じて知り得た情報を機密情報として扱い目的
外の利用、第三者に開示、漏えいしてはいけません。また、契約終了後も同様とします。
(7)関係法令の遵守
受託者は本業務(再委託をした場合を含む)を履行する上で、著作権、肖像権や個人情報を取
り扱う場合は、関係法令等を遵守するものとします。
6.その他
本要領及びそれに従い作成された企画提案書並びに契約締結時に作成する仕様書に記載のない事
項で、かつ業務遂行上必要となる事項については、その都度協議の上、決定するものとします。
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