参考資料2 1976 年 2 月 3 日大学院石井演習の発表資料 *修士論文として提出された論文を説明するために作成された資料のうち表題の論文の構成を 示すもの。オリジナルは B4 の罫紙 1 枚にまとめられた。 日本産銅業史研究の課題 [1] 買鉱制度の発展 Ⅰ 課題(独占形成の基礎過程) Ⅱ 鉱業条例の制定と買鉱製錬の開始 (1)製錬義務の解除 (2)買鉱製錬の開始(明治期の未発達を規定した諸条件) a.古河東雲製錬所、b.瀬戸内製錬所 Ⅲ 製錬技術の革新 (1)明治 30 年代の産銅業の発展 (2)生鉱吹法の開発[買鉱の生産力的基礎確立] a.過程、 Ⅳ b.意義 買鉱制度の展開 (1)明治 40 年代の産銅業(不況下の「合理化」) (2)鉱山付属製錬所の買鉱制度 a.鉱石市場の発展、b.買鉱制度発展の内的条件、c..買鉱制度発展の外的条件 (3)大戦期の鉱石市場と肥料工業 (4)1920 年代の鉱石市場 Ⅴ [2] 産銅業における生産の集中 産業資本確立期の鉱業労働 Ⅰ 課題[募集と移動、労働力析出過程] Ⅱ 概観 (1)鉱業労働力群の地域的構成 (2)鉱業生産の発展と鉱業労働力(石炭との相違) Ⅲ 足尾銅山鉱夫の出身地 (1)人口移動 (2)出身地の分布の推移 (3)出身地の農業構造 <実証できず、困った困ったとの本人の書き込みあり> (4)公布募集方法の変化(鉱夫争奪) (5)小括 Ⅳ (鉱夫家族の形成) 産業資本確立期の鉱業労働 (1)存在形態 構成、賃金、移動、勤続、家族形成、募集 補(2)統括機構の解体(飯場経営の悪化) Ⅴ まとめにかえて--残された問題点 -3- [3]日本産銅業と市場構造 Ⅰ 課題[日本資本主義における産銅業の構造的意義の検討] Ⅱ 日本産銅業と輸出市場[明治~大戦期の輸出依存型市場] (1)世界市場の動向 (2)輸出依存型市場の構造 1)貿易構成と需給構造、2)輸出市場における日本銅、 3)外商依存と大阪銅市場、 4)大戦期の変化[外商依存脱却] (3)国内加工業の形成過程[軍需・造船と伸銅業、電力・電信電話と電線業] 1)日清戦後、 2)日露戦後、 3)大戦期 (4)小括 Ⅲ 銅輸入の激増と市場構造の変化 (1)銅価格の崩落と世界市場[日本の地位低下] (2)アメリカ産銅業における独占の形成 1)過程 2)基礎条件(国際カルテルによる賃金引下と生産制限、生産力発展とコスト引下) 3)小括 (3)市場構造の変化と日本産銅業 1)価格崩落と輸入激増(外国市場喪失) 2)国際競争力の喪失(賃金コスト上昇、生産力格差) 3)加工部門の発展(電力・電気機械業、電線業、伸銅業) 4)銅の需要構造 Ⅳ まとめ [4]古河財閥の形成と産銅業 <この先は下書きも未完との書き込み> Ⅰ 課題[自己金融の意義と銀行設立、二流財閥の金融問題と銀行] Ⅱ 日露戦後の古河鉱業と資金問題 (1)鉱源開発と起業費の増大 (2)営業活動の拡大と流動資産の増加 (3)自己金融(破綻)と外部負債の増加 (4)古河銀行の設立 (5)三社分立 Ⅲ 大戦後の古河財閥と古河銀行 (1)大戦期の拡張 (2)戦後恐慌と大連事件 (3)「慢性不況」下の古河財閥 (4)金融恐慌と第一銀行依存の拡大 (5)昭和恐慌下の業務縮小 Ⅳ まとめ [5]産銅業における独占の確立[独占体の諸活動] <全然かけていない章ですとの書き込み> -4- 以上
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