吉田君 - 札幌医科大学

吉田幸平君
呼吸器外科の選択クリクラを終えて
呼吸器外科の選択クリクラは、まさにクリニカルクラークシップというのに相応しい実習でし
た。クリニカルクラークシップとは以前までの見学型臨床実習とは異なり、学生が医療チーム
の一員として実際の診療に参加し、より実践的な能力を身につける臨床参加型実習のことで
す。
現在札幌医科大学の呼吸器外科は少人数なので、チームの一員として手術に参加させて
いただく機会や、回診時に積極的に処置のお手伝いをさせていただく機会がとても多く、実際
に手を動かして学ぶことが多い実習でした。
私のクールでは6年生は一人だけだったので、ほとんど全ての手術に参加させていただきま
した。実際に手術に入ることで、手術を近場で見ることができ、また、胸腔鏡の見方や解剖学
的位置など手術についての理解が進み、5年時よりも興味を持って手術に入ることができまし
た。
カンファレンスでは画像の読み方や検査値の読み方を勉強することができました。医師国
家試験では胸部 X 線写真や CT などがよく出題されますが、私自身、読影に苦手意識を持
っていました。しかし、何枚もの画像をカンファレンスの度に読むことで読影のポイントを学ぶ
ことができ、苦手意識を克服することができました。
また、回診後に教授のミニレクチャーがあり、物事の考え方を教えてもらえました。患者さん
の病態からどういうことが起きているのかを毎日回診後に考え、臨床推論の力を養っていた
だけたことはとても有意義なものでした。
私は呼吸器外科学会にも参加させてもらったのですが、現在の呼吸器外科分野のトピック
や手術の動画などを見て、刺激を受けることができました。
手を動かすだけでなく、頭も働かせる呼吸器外科の選択ポリクリでは学ぶことが多く、貴重
な経験を積むことが出来ました。熱心な先生方がいる環境で一ヶ月間たくさんのことを勉強さ
せていただき、本当にありがとうございました。
吉田
殿園晃平君
呼吸器外科の選択クリクラを終えて
教授自ら手ほどきをしてくださった外科的素養だけでなく、患者と真っ向から対峙し、
治療を施すことの責任の重さ、覚悟といった医師として礎となる姿勢を学ぶことのでき
た、本当にかけがえのない 1 ヶ月でした。ありがとうございました。
心から尊敬できる先生、科に出会えて本当によかったです。
初期研修以降もずっと、先生の教えをもとに、必死に精進していきたいと思います。
ありがとうございました。
殿園