福津市まちづくり計画 平成 25 年 3 月 福津市 市長あいさつ 本市では、平成 19 年3月に「健康ふくつ21」計画を策定し、認知症や寝たきり にならないように、日頃からの健康づくりに努める「第一次予防の重視」、市民や健 康づくり団体、事業所、地域などが、取組む「分野ごとの目標」、更に市民の健康づ くりを支援する健康づくり団体との「連携」を柱に健康づくりを推進してきました。 今回、市民や小中学生を対象に実施した「健康に関するアンケート」や国や県、市 の統計資料等から得られたデータに基づき中間評価を行い、その結果や、社会情勢の 動向を考慮し、健康寿命の延伸や、生活習慣病の発症予防と重症化予防の対策の推進、 低出生体重児の増加予防の対策の推進などを健康づくりの課題に追加し、内容を見直 しました。 今後も、 「健康づくりは、幸せづくり、まちづくり」を合言葉に市は積極的に市民 の皆さまの健康づくりを支えていきます。市民の皆さまも、この計画をご理解いただ き、なお一層、自らの健康意識を高められ、そして誰もが「生涯健康」を目指してい ただきますよう、お願い申し上げます。 最後になりましたが、健康に関するアンケートにご協力をいただいた市民の皆さま をはじめ、「健康ふくつ21」計画中間見直し版の策定にご尽力をいただきました健 康づくり推進協議会委員、また貴重なご意見やご提言をいただきました市民の皆さま に心からお礼申し上げます。 平成 25年3月 福津市長 小山 達生 -目 次- ~本編~ Ⅰ.健康ふくつ21計画の中間見直しにあたって..................................................................... 1 1.中間見直しの趣旨.......................................................................................................................................................... 1 2.福津市における健康づくりの方向性................................................................................................................... 3 3.計画の性格 ........................................................................................................................................................................ 4 4.計画の期間 ........................................................................................................................................................................ 4 5.計画の対象 ........................................................................................................................................................................ 4 Ⅱ 健康づくりの現状と課題.............................................................................................................. 5 1.統計資料からみた現状 ................................................................................................................................................ 5 (1)福津市の人口構成 ................................................................................................................................................ 5 (2)出生の状況............................................................................................................................................................... 6 (3)死亡率 ........................................................................................................................................................................ 7 (4)主要死因の変化 ..................................................................................................................................................... 7 (5)福津市国民健康保険・後期高齢者医療疾病分類(入院・入院外) .......................................... 9 (6)特定健康診査結果からみた健康状態 ..................................................................................................... 11 (7)がん検診の受診状況 ....................................................................................................................................... 15 2.アンケート調査からみた現状 ............................................................................................................................. 16 (1)健康に対する意識 ............................................................................................................................................ 16 (2)栄養・食生活・歯 ............................................................................................................................................ 17 (3)運動・身体活動 ................................................................................................................................................. 20 (4)休養や心の健康づくり .................................................................................................................................. 21 (5)たばことアルコール ....................................................................................................................................... 21 (6)健康管理・生活習慣病 .................................................................................................................................. 23 3.福津市における健康づくりの課題.................................................................................................................... 25 (1)健診受診率を高める取り組みの推進 ..................................................................................................... 25 (2)妊娠期のやせに関する意識啓発 ............................................................................................................... 25 (3)8020に向けた取り組み ........................................................................................................................ 25 Ⅲ 重点プロジェクト ....................................................................................................................... 27 Ⅳ 分野ごとの目標 ............................................................................................................................ 29 Ⅴ 計画の基本的考え方 ................................................................................................................... 31 Ⅵ ライフステージごとのめざす姿と取り組み ..................................................................... 29 1.妊娠期・乳幼児期(0~5 歳) .......................................................................................................................... 29 2.学童期(6~12 歳) ............................................................................................................................................. 30 3.少年期(13~19 歳) ........................................................................................................................................... 31 4.青年期(20~39 歳) ........................................................................................................................................... 32 5.壮年期(40~64 歳) ........................................................................................................................................... 33 6.高齢期(65 歳以上) ............................................................................................................................................. 34 ~資料編~ 1.アンケート調査結果 .................................................................................................................... 35 2.市の事業一覧 .................................................................................................................................. 55 3.福津市健康づくり推進協議会委員名簿 .............................................................................. 56 Ⅰ 健康ふくつ 21 計画の 中間見直しにあたって Ⅰ Ⅰ 健康ふくつ21計画の中間見直しにあたって 1.中間見直しの趣旨 平成 12 年度より展開されてきた国民健康づくり運動「健康日本 21」は、壮年期死亡の減少、健康寿命の延 伸、生活の質の向上を目的として、健康を推進し発症を予防する「一次予防」を重視した取り組みが推進され てきました。 今回、平成 25 年度から平成 34 年度までの「二十一世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本 21 (第 2 次) ) 」 (以下「国民運動」という。)では、21 世紀の日本を『急速な人口の高齢化や生活習慣の変化に より、疾病構造が変化し、疾病全体に占めるがん、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病の割 合が増加し、これら生活習慣病に係る医療費の国民医療費に占める割合が約3割となる中で、高齢化の進展 によりますます病気や介護の負担は上昇し、これまでのような高い経済成長が望めないとするならば、疾病 による負担が極めて大きな社会になる』と捉え、引き続き生活習慣病の一次予防に重点を置くとともに、合併 症の発症や症状進展などの重症化予防を重視した取り組みを推進するために、下記の5つの基本的な方針が 示されました。 (1)健康寿命の延伸と健康格差の縮小 (2)生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCD1の予防) (3)社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上 (4)健康を支え、守るための社会環境の整備 (5)栄養・食生活、身体活動・運動、休養、喫煙、飲酒及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び 社会環境の改善 また、これらの基本的な方向を達成するために 55 項目(再掲2項目を含む)について、現状の数値とおお むね 10 年後の目標値を掲げ、目標達成に向けた取り組みがさらに強化されるよう、その結果を大臣告示とし て示されました。 このような中で、福津市でも平成 19 年3月に「健康日本 21 計画」の取り組みを法的に位置づけた健康増進 法に基づき、福津市の特徴や市民の健康状態をもとに「健康ふくつ 21 計画」を策定し推進してきました。平 成 23 年度を中間見直しの予定としていましたが、国民健康づくり運動「健康日本 21」の最終評価年度と重な るため、中間見直し年度を1年延ばし、第二次国民健康づくり運動の動向を見据え、平成 24 年度に見直す事 としました。 今回示された「国民運動」の基本的な方向及び目標項目については、「別表Ⅰ」のように考え、これまでの 取り組みの中間評価と、新たな健康課題などをふまえ、健康ふくつ 21 計画の中間見直しを行います。 NCD:非感染疾患。不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒などの生活習慣を改善することにより、予防可能な疾患のこ と。心血管疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患などが主な疾病となっている。 1 1 【別表Ⅰ】 (1)健康寿命の延伸 と健康格差の縮小 ①健康寿命の延伸 ②健康格差の縮小 「健康日本21(第二次)」の基本的方向性と目標項目 「乳幼児から高齢者まで~ライフステージに応じた計画を考える」 次世代の健康 胎児(妊婦) (3)社会生活を営む ために必要な機能の 維持及び向上 (2)生活習慣病の発 症予防と重症化予防 の徹底 0歳 生 活 習 慣 病 の 予 防 循環器疾患 65歳 死亡 75歳 ①-2がん検診の受診率の向上(胃・肺・大 腸・乳がん) ③75歳未満のがんの年齢 調整死亡率の減少 ③高血圧の改善 ④脂質異常症の減少 ⑤脳血管疾患・虚血性心 疾患の年齢調整死亡率の 減少 ②メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少 糖尿病 ③糖尿病有病者の増加の抑制 ⑤治療継続者の割合の増 ⑥合併症(糖尿病腎症による年間新規透析導入患者 加 数)の減少 ④血糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少 ①乳幼児・学齢期のう触のない者の増加 身体活動・運動 飲酒 喫煙 こころの健康 個人の取り組みでは解決で きない地域社会の健康づくり ②過去1年間に歯科検診を受診した者の増加 ③歯周病を有する者の割合の減少 ②適正体重を維持している者の増加(肥満、やせの減少) ③適正体重の子どもの増加 ⑤食品中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の ⑥適切な量と質の食事をとる者の増加 登録数の増加 ⑦共食の増加 ⑧利用者に応じた食事の計画、調理及び栄養の評価、改善を実施している特定給食施設の割合の増加 ①健康な生活習慣(栄養・食生活、運動)を有する子 どもの割合の増加 ②住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加 ③日常生活における歩数の増加 ④運動習慣者の割合の増加 ①妊娠中の飲酒をなくす ④歯の喪失防止 ⑤口腔機能の維持・向上 ④低栄養傾向の高齢者の割合の増加の抑制 ⑤介護保険サービス利用者の増加の抑制 ⑥足腰に痛みのある高齢者の割合の減少 ⑦就業又は何らかの地域活動をしている高齢者の割合の増加 ⑧ロコモティブシンドローム※を認知している国民の割合の増加 ②未成年者の飲酒をなくす ③生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合の減少 ①妊娠中の喫煙をなくす ③未成年者の喫煙をなくす ②受動喫煙の機会を有する者の割合の減少 ④成人の喫煙率の減少 ⑤COPD※の認知度の向上 ①睡眠による休養を充分とれていない者の割合の減少 ②週労働時間60時間以上の雇用者の割合の減少 休養 (4)健康を支え、守 るための社会環境の 整備 40歳 ①特定健康診査・特定保健指導の実施率の向上 栄養・食生活 (生 N活 C習 D慣 リ ・ ス社 ク会 の環 低境 減の 等改 )善 20歳 ①-1がん検診の受診率の向上(子宮頸が ん) がん 歯・口腔の健康 (5)栄養・食生活、身 体活動・運動、休養、 喫煙、飲酒及び歯・ 口腔の健康に関する 生活習慣及び社会 環境の改善 高齢者の健康 18歳 ①小児人口10万人当りの小児科医・児童精 神科医師の割合の増加 ②気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少 ③メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合の増加 ①地域のつながりの強化 ②健康づくりを目的とした活動に主体的に関わっている国民の割合の増加 ③健康づくりに関する活動に取り組み、自発的に情報発信を行う企業登録数の増加 ④健康づくりに関して身近に専門的な支援・相談が受けられる民間団体の活動拠点数の増加 ⑤健康格差対策に取り組む自治体数の増加 ④認知機能低下ハイリスク高齢者の把握率 の向上 ○自殺者の減少 ※ロコモティブシンドロームとは・・・ 運動器(手足、ひざ、腰など)の障害のために、移動能力の低下をきたし、介護が必要になった り、寝たきりになる可能性の高い状態のこと。 ※COPDとは・・・ 主にたばこの煙を長期に吸うことでおこる肺の病気のことで、咳、たん、息切れなどを主な症状と して呼吸機能が低下していくこと。肺気腫、慢性気管支炎などの疾患が含まれる。 2 2.福津市における健康づくりの方向性 市においても、これまで国の健康づくり運動の展開とあわせて健康づくりの支援のために、さまざまな施 策をすすめてきました。これからも、少子高齢化が進行する中、健康寿命の延伸と生活の質の向上に向けて、 市民自らの健康づくりとともに、関係機関や団体、行政等が共働して健康づくりを推進していくことが重要 です。このようなことから、市における健康づくりの基本的方向性を継続していきます。 (1)生涯を健康で安心して暮らせるように 健康教育の推進や、スポーツ、生涯学習等の市民活動推進や関係機関・団体等の活動の充実を通じて、市 民が主体的に、妊娠期から高齢期の各ライフステージにおいて、楽しみながら取り組める健康づくりを進め ます。 (2)健康的な生活習慣を確立し、維持していけるように 市民自らが健康に留意し、主体的に健診を受診するなど早期発見・早期治療に努めることはもちろん、個 人の健康管理能力を高めて生活習慣の改善を目指します。健康診査受診推進の取り組みをし、疾病の予防、 重症化の予防に努めます。 (3)障がいがあってもいきいきと暮らせるように 障がいがある人もない人も、地域でともにいきいきと健やかに暮らすことのできる社会づくりのために、 ユニバーサルデザインの普及など社会的支援体制整備に努めます。 (4)健康を支援する体制づくり・地域づくりのために 自然に恵まれた市の特性を生かしながら、関係機関や団体、事業所等と連携を図り、健康づくりのための 環境の創出・整備に取り組みます。 3 3.計画の性格 この計画は、「福津市総合計画」を上位計画とし、市民の健康の増進を図るための基本的事項を示し、推進 に必要な方策を明らかにするものです。 この計画の推進にあたっては、国の「健康日本 21(第2次)」や福岡県の「いきいき健康ふくおか 21」と整 合性を保つとともに、「福津市食育推進計画」や「福津市地域福祉計画」「福津市高齢者福祉計画・介護保険 事業計画」、「福津市子どもの国基本構想」などの分野別計画及び「地域づくり計画」との整合性を保ち、健 康な都市づくりを総合的に推進するための指針としていきます。 福津市まちづくり計画 福 連携・整合 市 総 合 計 画 連携・整合 分野別計画 地域づくり計画 ・ 勝浦地域づくり計画 ・ 津屋崎地域づくり計画 ・ 宮司地域づくり計画 ・ 福間地域づくり計画 ・ 神興地域づくり計画 ・ 上西郷地域づくり計画 ・ 神興東地域づくり計画 ・ 福間南地域づくり計画 津 ・ 行財政改革大綱 ・ 環境基本計画 ・ 地域防災計画 ・ 地域福祉計画 連携 ・ 男女共同参画プラン・ふくつ ・ ユニバーサルデザイン計画 ・ 健康ふくつ 21 計画 ・ 人権教育・啓発基本計画 ・ こどもの国基本構想(計画編・施設編) ・ まちづくり構想図 健康ふくつ 21 計画 (中間見直し) ともに支え合い、笑顔あふれる 健康都市・ふくつ ~健康づくりは、幸せづくり、 ○国土利用計画 ○都市計画マスタープラン ○緑の基本計画 ○住宅マスタープラン ○景観マスタープラン まちづくり~ ・ 高齢者福祉計画・介護保険事業計画 ・ 国民保護計画 ・ 食育推進計画 など 整 合 健康日本21(第 2 次) いきいき健康ふくおか 21 4.計画の期間 平成 19 年度から 28 年度までの 10 年間とし、計画の進捗状況や社会情勢等の推移等を踏まえながら、平成 28 年度を目途に最終評価を行います。 5.計画の対象 この計画は、個人をはじめ、家族や地域、事業所、関係団体、行政(福津市)を対象としています。 4 Ⅱ 健康づくりの現状と課題 Ⅱ Ⅱ 健康づくりの現状と課題 1.統計資料からみた現状 (1)福津市の人口構成 福津市の人口構成を全国と比較すると、65 歳以上の高齢化率は高い状況にあります。国勢調査の福津市人 口をみると、合併した年の平成 17 年で 55,677 人、平成 22 年でも 55,431 人とほぼ変化はありません。 市の統計で高齢化率をみると、平成 23 年で 25.1%、平成 24 年9月末時点で 26.0%となっており、高齢化 率は増加傾向です。 平成 24 年9月末時点の年少人口(0~14 歳)は 7,446 人(13.1%)、生産人口(15~64 歳)は 34,671 人 (60.9%)、高齢人口(65 歳以上)は 14,768 人(26.0%)となっています。高齢人口のうち、前期高齢者人 口は 7,670 人(高齢人口の 51.9%)で、後期高齢者人口は 7,098 人(高齢人口の 48.1%)となっています。 図Ⅱ-1-1 福津市の人口の推移 25.9% (人) 25.1% 26.0% 22.0% 80,000 16.3% 70,000 60,000 11.7% 18.6% 福津市高齢化率 全国高齢化率 23.0% 23.5% 20.2% 13.6% 17.4% 14.6% 10.3% 12.0% 55,677 55,431 3,598 4,398 5,895 6,979 6,845 7,098 5,217 5,982 7,358 7,282 7,670 54,144 47,504 50,000 2,304 3,244 49,573 2,923 3,834 56,885 55,778 6,336 56,262 総人口 75歳以上 65~74歳 15~64歳 40,000 0~14歳 30,000 31,214 33,254 36,438 10,742 9,562 8,807 昭和60年 平成2年 平成7年 37,405 36,186 34,005 34,941 34,671 7,877 7,228 7,085 7,194 7,446 20,000 10,000 0 平成12年 平成17年 平成22年 平成23年 平成24年 資料:昭和 60 年~平成 22 年 国勢調査、平成 23 年全国高齢化率 人口動態調査(厚生労働省) 平成 23 年・平成 24 年福津市統計(各年9月末日現在) 注:年齢不詳を含むため、総人口は年齢別の和と一致しない 5 (2)出生の状況 福津市の出生率は、平成 17 年から平成 22 年までの間、全ての年で福岡県及び全国平均を下回っています。 図Ⅱ-1-2 出生率 全国 (人口千人対) 福岡県 10.0 9.0 8.7 7.5 7.0 8.5 8.5 8.7 8.6 7.7 7.6 7.8 平成17年 平成18年 平成19年 8.4 9.3 9.2 9.2 8.7 8.5 8.0 9.4 9.2 9.5 福津市 8.4 8.2 7.5 6.5 6.0 5.5 5.0 平成20年 平成21年 平成22年 出生率=(年間の出生数/10月1日現在人口)×1,000 資料:人口移動調査(10 月 1 日現在) 出生時の体重が 2,500g未満の低出生体重児の出生率は、全国と比較して高い時期もありましたが、平成 21 年度では同程度となっています。また、毎年 10%前後の児が低体重の状態で出生しています。 図Ⅱ-1-3 福津市の低出生体重児の推移 (人) 60 9.5% 11.3% 11.4% 9.6% 9.6% 11.8% 7.5% 50 40 50 47 44 9.6% 9.6% 福津市低出生体重児率 9.6% 全国低出生体重児率 40 低出生体重児数 33 30 35 35 2000~2500g未満 36 35 25 20 1500g~2000g未満 1000~1500g未満 9 10 5 0 2 1 平成17年度 総出生数(人) 442 4 10 3 1 平成18年度 2 389 3 平成19年度 412 1000g未満 3 2 平成20年度 423 2 1 平成21年度 417 資料:福岡県保健統計年報 ※ 低出生体重児とは 出生児の体重が 2,500g未満を総括して低出生体重児という。さらに、1,500g未満を「極小出生体重児」、 1,000g未満を「極低出生体重児」という。 6 (3)死亡率 死亡率はほとんどの年で福岡県及び全国平均を上回っていますが、平成 17 年の市町村別生命表で見ると、 男性が 78.6 歳(県内 12 位)、女性が 87.0 歳(県内1位)でした。 図Ⅱ-1-4 死亡率 資料:人口移動調査(10 月 1 日現在) (4)主要死因の変化 死亡状況を経年で見ると、悪性新生物が1位です。平成 17 年度に第2位の心疾患と3位の脳血管疾患は、 平成 19 年度には肺炎での死亡者が増え、順位に変動はありますが、平成 17 年度以降変わらずに主要死因の上 位を占めています。65 歳未満の死亡状況をみても悪性新生物が群を抜いて多い状況です。 また、65 歳未満の死亡の割合をみると、平成 22 年では男女とも全国・県の値を下回っています。 表Ⅱ-1-1 福津市の主要死因の変化 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 原因(人数) 原因(人数) 原因(人数) 原因(人数) 原因(人数) 総数に占める割合 総数に占める割合 総数に占める割合 総数に占める割合 総数に占める割合 総数 482 悪性新生物 504 523 516 508 150 悪性新生物 146 悪性新生物 166 悪性新生物 145 悪性新生物 第1位 31.1% 29.0% 31.7% 28.1% 心疾患 64 心疾患 66 心疾患 67 肺炎 73 肺炎 第2位 13.3% 13.1% 12.8% 14.1% 脳血管疾患 53 脳血管疾患 46 肺炎 67 心疾患 59 心疾患 第3位 11.0% 9.1% 12.8% 11.4% 肺炎 42 肺炎 44 脳血管疾患 39 脳血管疾患 49 脳血管疾患 第4位 8.7% 8.7% 7.5% 9.5% 不慮の事故 23 自殺 17 老衰 18 不慮の事故 25 不慮の事故 第5位 4.8% 3.4% 3.4% 4.8% 平成21年度全国 原因(人数) 総数に占める割合 1,141,865 151 悪性新生物 344,105 29.7% 30.1% 63 心疾患 180,745 12.4% 15.8% 55 脳血管疾患 122,350 10.8% 10.7% 51 肺炎 112,004 10.0% 9.8% 21 老衰 38,670 4.1% 3.4% 資料:福岡県保健統計年報 7 図Ⅱ-1-5 (%) 25 65 歳未満死亡割合 全国 22.7 福岡県 福津市 23.8 23.1 18.9 19.6 20 14.0 15 12.4 12.4 12.4 10.0 10.2 10 7.4 5 0 平成17年 平成22年 男性 平成17年 平成22年 女性 資料:人口動態調査 表Ⅱ-1-2 福津市の 65 歳未満の死亡状況 原 因 内 訳 合 計 男 性 女 性 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 88人 86人 93人 88人 62人 61人 53人 59人 64人 49人 27人 33人 34人 24人 13人 39人 33人 42人 37人 22人 4人 0人 3人 8人 3人 2人 5人 0人 4人 3人 3人 0人 6人 5人 2人 9人 2人 3人 8人 7人 資料:福岡県保健統計年報 ※不慮の事故 交通事故、転倒・転落、不慮の溺死及び溺水、不慮の窒息、煙、火及び火災への曝露、有害物質による不慮 の中毒及び有害物質の曝露などによるものなどをいいます。 8 (5)福津市国民健康保険・後期高齢者医療疾病分類(入院・入院外) 国民健康保険の入院をみると、平成 22 年5月診療分の入院件数で最も多いのは「精神及び行動の障害」で、 次いで「新生物」となっています。また、上位 10 位の中に、福津市の主要死因の上位に含まれる「悪性新生 物」「循環器疾患(心疾患)」 「脳血管疾患」が含まれます。それらの病気を合計すると、27.7%となり、生活 習慣病関連の病気が3割近くを占めています。 入院外についてみると、「歯科」に通院している人と、「高血圧性の疾患」で通院している人が多い状況で す。また、生活習慣病関連の病気を合計すると 32.6%となっていました。 75 歳以上の後期高齢者医療をみても、入院・入院外ともに生活習慣病関連で治療している人が多い事がわか ります。 表Ⅱ-1-3 福津市国民健康保険疾病分類別件数上位 10 位(入院) 順位 疾病名称 (件数) 平成22年 5月診療分 第1位 精神及び行動の障害 78 第2位 新生物 33 第3位 消化器系の疾患 26 第4位 循環器系の疾患 25 第5位 神経系の疾患 22 第6位 損傷・中毒 22 第7位 脳出血・脳血管 19 第8位 呼吸器系の疾患 19 第9位 筋骨格系の疾患 19 第10位 尿路性器系の疾患 入院(上位10位) 精神及び 行動の障害 28.1% その他 44.2% 生活習慣病 関連 27.7% 15 入院(生活習慣病内訳) 脳出血・脳 血管 24.7% 新生物 42.9% 循環器系 の疾患 32.5% 資料:福津市国民健康保険疾病分類統計表(平成 22 年5月診療分) 表Ⅱ-1-4 福津市国民健康保険疾病分類別件数上位 10 位(入院外) 順位 疾病名称 (件数) 平成22年 5月診療分 第1位 歯科 2,060 第2位 高血圧性の疾患 1,933 第3位 呼吸器系の疾患 1,074 第4位 眼及び付属器 969 第5位 筋骨格系の疾患 941 第6位 消化器系の疾患 670 第7位 糖尿病 668 第8位 内分泌・栄養・代謝疾患 627 第9位 皮膚・皮下組織 529 第10位 精神及び行動の障害 445 入院外(上位10位) 入院外(生活習慣病内訳) 歯科 20.8% 内分泌・ 栄養・ 代謝疾患 19.4% その他 46.7% 生活習慣病 関連 32.6% 高血圧性 の疾患 59.9% 糖尿病 20.7% 資料:福津市国民健康保険疾病分類統計表(平成 22 年5月診療分) 9 図Ⅱ-1-6 後期高齢者医療(75 歳以上)宗像保健医療圏疾病分類割合(入院) その他 16.2% 尿路性器系 の疾患 3.6% 入院内訳(%) 生活習慣病関連 28.1% 生活習慣病関連 28.1 損傷・中毒 12.5 精神および行動の障害 11.0 神経系の疾患 10.2 消化器系の疾患 5.1% 呼吸器系 7.2 筋骨格系の疾患 6.3 筋骨格系の疾患 6.3% 消化器系の疾患 5.1 尿路性器系の疾患 3.6 損傷・中毒 12.5% 呼吸器系 7.2% 神経系の疾患 10.2% 精神および行動 の障害 11.0% その他 16.2 入院(生活習慣病内訳)(%) 新生物 6.81 循環器系の疾患 9.75 脳出血・脳血管 11.52 資料:福岡県の後期高齢者医療の状況(平成 23 年 5 月診療分) 図Ⅱ-1-7 後期高齢者医療(75 歳以上)宗像保健医療圏疾病分類割合(入院外) 入院外内訳(%) 生活習慣病関連 33.6% その他 29.8% 尿路性器系 の疾患 4.0% 神経系の疾患 4.3% 内分泌・栄 消化器系の疾患 養・代謝疾患 5.4% 4.3% *歯科を除く 生活習慣病関連 33.6 筋骨格系の疾患 10.0 眼及び付属器 8.6 消化器系の疾患 5.4 内分泌・栄養・代謝疾患 4.3 神経系の疾患 4.3 尿路性器系の疾患 4.0 その他 筋骨格系の疾患 10.0% 眼及び付属器 8.6% 29.8 入院外(生活習慣病内訳)(%) 高血圧性の疾患 21.78 循環器系の疾患 6.67 糖尿病 5.19 資料:福岡県の後期高齢者医療の状況(平成 23 年 5 月診療分) ※ 新生物・悪性新生物とは 体内の一部の細胞が突然変異を起こして、無制限に増殖して、かたまりになったものを新生物(腫瘍)といいま す。このうち、周りの正常な細胞を破壊していろいろな部位や隣接する臓器に転移して生命に危険を及ぼしたり する悪性の腫瘍を悪性新生物ともいい、がんはその代表です。 ※ 循環器系疾患 循環器とは、血液の循環をつかさどる器官です。代表的な循環器疾患としては、心筋梗塞などの心疾患、および 脳動脈硬化症があります。なお、脳疾患は別分類にしています。 ※ 脳疾患 脳疾患とは、くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞、動脈硬化症、その他の脳血管疾患のことをいいます。 ※ 内分泌・栄養・代謝疾患 内分泌・栄養・代謝疾患とは、身体の色々な機能を生理的代謝面から調節する器官です。主な疾病に下垂体疾患、 甲状腺炎、副腎疾患などがあります。 10 (6)特定健康診査結果からみた健康状態 特定健康診査の受診者数の推移をみると、平成 22 年度に一度減少するものの、平成 23 年度には増加してい ます。また、30 歳代の受診者数は年々増加傾向となっており、若年層の意識の高まりが見られます。特定健 康診査結果(以下、「健診結果」という。 )から、健康診査を平成 20 年度より1回以上継続して受診した人の 結果は初めて受診をした人の結果よりも良いという傾向がみられます。また、様々な生活習慣病を引き起こ しやすい肥満・高血糖・高血圧・脂質異常の状況については下記の通りです。 図Ⅱ-1-8 福津市の特定健康診査受診者数 (人) 3,400 30~39歳 3,300 40~74歳 171 149 3,200 115 3,100 151 3,000 2,900 3,088 3,157 3,154 2,938 2,800 2,700 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 資料:福津市特定健診データ 表Ⅱ-1-5 福津市の初めて特定健診を受けた人と継続して受診している人の比較 受診勧奨値のうちガイドラインを踏まえた受診勧奨対象者 受診者数 項目 身体の大きさ 内臓脂肪 血管が痛む (動脈硬化の 危険因子) インスリン 抵抗性 血管を 傷つける その他の動脈硬化危険因子 腎機能 BMI 腹囲 中性脂肪 HDLコレステロール 血 空腹時血糖 糖 HbA1c 収縮期 血 圧 拡張期 LDLコレステロール 尿蛋白 eGFR 尿酸 基準値 25以上 85or90以上 400以上 34以下 126以上 6.5以上 160以上 100以上 160以上 2+以上 50or40未満 9.0以上 継続受診者 過去に1回以上受診がある者 2,467人 人数 399人 634人 10人 15人 103人 100人 66人 28人 315人 13人 46人 10人 78.2% 割合 16.2% 25.7% 0.4% 0.6% 4.3% 4.1% 2.7% 1.1% 12.8% 0.5% 1.9% 0.4% 平成23年度 初めて受診者 687人 21.8% 人数 割合 147人 21.4% 217人 31.6% 9人 1.3% 2人 0.3% 42人 6.5% 31人 4.6% 27人 3.9% 19人 2.8% 118人 17.2% 10人 1.5% 15人 2.2% 1人 0.1% 資料:福津市特定健診データ ※ eGFR とは 慢性腎不全(CKD)の検査指標値として用いられるもので、腎臓に送られた血液をろ過して原尿を作りだす「糸 球体」の1分間あたりの数値を算出した数値です。この数値が 90 以上であれば腎機能は正常といえます。 ※ 尿酸とは プリン体という物質で、体内の細胞の老廃物です。通常は尿とともに一定量排出されます。 11 ①肥満 腹囲についてみると、男性で 85cm以上、女性で 90cm以上に該当する人は、平成 23 年度で 27.0%となっ ており、年々減少傾向となっています。しかしながら、性別でみると、男性では 44.4%の該当者がいますが、 女性では、19.0%となっており、男女差がみられます。県の数値と比較すると、男女とも県の数値を下回っ ています。 図Ⅱ-1-9 福津市の腹囲男性 85cm以上、女性 90cm 以上の人の割合の推移 60.0% 49.4% 50.0% 48.0% 40.0% 32.2% 30.0% 32.7% 21.2% 20.0% 21.5% 49.0% 49.0% 49.7% 45.7% 44.6% 44.4% 31.8% 31.3% 31.6% ※ 腹囲の正常値 福岡県男性 身体の脂肪の量のうち、内 臓にたまる脂肪が最も問 30.5% 20.4% 27.6% 19.5% 19.4% 10.0% 27.0% 19.2% 14.8% 13.9% 平成22年度 平成23年度 福津市男性 題です。この内臓脂肪は腹 囲(へその高さで測るウエ 福岡県総数 スト周囲径)と比例し、男 性 85cm 以上、女性 90cm 福津市総数 以上が内臓脂肪型肥満と 判定されています。 福岡県女性 福津市女性 0.0% 平成20年度 平成21年度 資料:福岡県及び福津市特定健診データ 肥満の指標となっている、BMI 値 25 以上の人についてみると、全体では平成 21 年度以降約 17%前後で推移 しています。性別にみると、男性では平成 21 年度以降約 21%前後、女性では 14%前後で推移しています。ま た、いずれの年度においても、男性の割合が女性を大きく上回っており、摂取エネルギーの過剰状況は男性 の方が深刻と考えられます。県の数値と比較すると、男女とも県の数値を下回っています。 図Ⅱ-1-10 福津市の BMI 値 25 以上の人の割合の推移 30.0% 28.0% 27.3% 26.9% 27.5% 27.9% ※ BMI とは 福岡県男性 し、国際的にも認められ 26.0% 24.0% 22.0% 20.0% 18.0% 16.0% BMI とは、体格指数を表 ている肥満・やせの基準 23.3% 22.6% 19.7% 22.2% 22.3% 22.7% 福岡県総数 20.6% 21.4% 21.2% 19.6% 19.1% 17.0% 17.3% 18.9% 16.8% 19.1% 17.3% 福津市男性 福岡県女性 です。BMI 指数が 25 以 上の場合、肥満としてい ます。(BMI=体重(㎏) ÷身長(m)÷身長(m) ※ BMI の体格判定基準 福津市総数 19.8 未満「やせ」 、19.8 ~24.2 未満「ふつう」 、 14.0% 14.5% 12.0% 13.9% 14.3% 平成22年度 平成23年度 福津市女性 24.2~25.0 未満「やや 肥満」、25.0 以上「肥満」 10.0% 平成20年度 12 平成21年度 資料:福岡県及び福津市特定健診データ ②血糖 糖尿病の指標となる空腹時血糖値をみると、100mg/dl 以上の人の割合は年々減少傾向となっています。い ずれの年も、福津市男性が全てにおいて上回っています。 図Ⅱ-1-11 福津市の空腹時血糖値が 100mg/dl 以上の人の割合の推移 50.0% 47.8% ※ 空腹時血糖値とは 45.4% 43.1% 45.0% 39.7% 血液中のぶどう糖濃度を表す血 40.3% 40.1% 40.0% 35.0% 30.0% 36.6% 29.7% 28.5% 40.0% 33.0% 34.6% 30.0% 25.0% 20.0% 23.3% 23.4% 糖値のうち、食事前(前の食事 福岡県男性 から 10~14 時間後)の空腹時 39.1% 29.6% 29.9% 26.6% 福津市男性 に測定したもののことです。 ※ 日本糖尿病学会における空腹時 福津市総数 血糖値の基準値 福岡県総数 25.4% 28.9% 22.0% 福岡県女性 21.6% 福津市女性 23.2% 正常域:100mg/dl 未満 正常高値:100~109mg/dl 境界域:110~125mg/dl 糖尿病域:126mg/dl 以上 15.0% 資料:福岡県及び福津市特定健診データ 10.0% 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 ③血圧 脳出血の危険因子と言われる血圧の状況をみると、医療機関への受診が必要な人の割合は年々減少傾向と なっており、正常血圧の人が増えていると考えられます。また、正常血圧の人は県と比べると多い状況で す。 図Ⅱ-1-12 福津市の血圧の推移 資料:福岡県及び福津市特定健診データ ※ 高血圧治療ガイドラインにおける血圧値の基準値 分類 収縮期血圧 至適血圧 <120 かつ 拡張期血圧 正常血圧 <130 かつ <85 正常高血圧 130~139 または 85~89 Ⅰ度高血圧 140~150 または 90~99 Ⅱ度高血圧 160~179 または 100~109 Ⅲ度高血圧 ≧180 または ≧110 (孤立性)収縮期高血圧 ≧140 かつ <90 <80 13 ④脂質異常 中性脂肪が 150mg/dl 以上の人の割合をみると、全体では平成 22 年度に減少し、平成 22 年度から平成 23 年 度にかけては、ほぼ同程度で推移し、県の数値と比較すると、男女とも県の数値を下回っています。 図Ⅱ-1-13 福津市の中性脂肪 150mg/dl 以上の者の割合 30.0% 28.5% 28.3% 28.2% 28.8% 福岡県男性 28.0% 26.0% 25.4% 23.2% 22.0% 20.0% 18.2% 21.3% 18.0% 福岡県総数 20.7% 21.3% 16.7% 16.8% 16.7% 15.6% 13.0% 12.7% 平成20年度 平成21年度 よって摂取され、 体内で貯 10.8% 16.1% 11.8% 脂肪が過剰に体内に蓄積 されると、 肝硬変や心筋梗 塞、心疾患、脳梗塞などの 原因となります。 ※ 中性脂肪の基準値 福津市総数 15.7% 14.0% 12.0% 福津市男性 21.9% 18.0% 16.0% 肝臓で作られたり、食事に 蔵されるエネルギー。 中性 25.2% 24.0% 21.4% ※ 中性脂肪とは 福岡県女性 福津市女性 現在の中性脂肪の基準は、 150mmg/dl 以上の人が 高いという判定となって います。 10.0% 平成22年度 平成23年度 資料:福岡県及び福津市特定健診データ 14 (7)がん検診の受診状況 がんの早期発見や早期治療を目的としたがん検診の受診率をみると、低い状況で推移していますが、平成 22 年度から若干の増加がみられます。 図Ⅱ-1-14 福津市のがん検診の受診率 (%) 35.0 胃がん 肺がん 大腸がん 子宮頸がん 前立腺がん 乳がん 30.9 30.0 30.8 28.7 28.3 26.9 26.0 25.0 19.2 20.0 15.9 15.0 10.0 肺がん 大腸がん 子宮頸がん 乳がん 前立腺がん 全 福 福 全 福 福 全 福 福 全 福 福 全 福 福 全 福 福 17.5 16.1 11.9 平成19年度 胃がん 20.4 15.9 13.4 12.4 国 岡 県 津 市 国 岡 県 津 市 国 岡 県 津 市 国 岡 県 津 市 国 岡 県 津 市 国 岡 県 津 市 11.8 7.8 12.4 21.6 12.2 11.9 18.8 9.1 13.4 18.8 18.9 15.9 14.2 12.2 15.9 19.2 25.5 14.5 13.7 平成20年度 10.2 6.8 14.5 17.8 8.4 13.7 16.1 8.1 16.1 19.4 19.7 17.5 14.7 13.8 20.4 28.3 22.9 21.6 17.5 15.8 14.3 13.7 14.5 13.0 10.1 6.9 14.3 17.9 7.0 13.7 16.5 8.1 15.8 19.4 19.7 17.5 16.3 15.9 26.9 30.9 14.7 14.4 12.9 平成21年度 18.7 平成22年度 9.6 7.0 13.0 17.2 7.8 12.9 16.8 8.6 14.5 23.9 24.3 21.6 19.0 18.2 25.5 28.7 平成23年度 14.7 14.4 18.7 22.9 26.0 30.8 注:前立腺がんについては、全国・県の報告なし。 資料:地域保健・健康増進事業報告 15 2.アンケート調査からみた現状 (1)健康に対する意識 自分の健康状態について「健康である」や「どちらかといえば健康である」と回答した人は 78.0%で、自分 を『健康』と評価する人は、平成 18 年市民アンケートの結果(以下、「前回調査」という。)より、3.6 ポイ ント増加していました。 一方、87.2%の人が、普段から健康に「気をつけている」と回答しており、多くの市民は健康に対して気を つけていることがわかります。 図Ⅱ-2-1 健康に対する意識 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-2 健康に気をつけているか 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-3 「健康に気をつけている」人の割合 ※前回全体(84.0%)、今回全体(87.2%) 男性(n=318) 0.0 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳以上 16 女性(n=443) 20.0 40.0 (%) 60.0 80.0 100.0 71.4 69.6 73.5 75.5 78.5 86.6 75.6 87.5 89.8 93.4 87.5 97.6 97.0 96.6 資料:一般市民調査 (2)栄養・食生活・歯 朝食を食べる人は前回調査時よりも増えており、平成 23 年県民健康づくり調査報告書(以下、「福岡県調 査」という。 )の朝食の摂取状況よりも良い状態でした。また、朝食を「ほとんど食べない」という人も 6.0% で、前回調査よりも少なくなっています。しかし、20 歳代男性が朝食を食べていないという傾向の改善がみ られましたが、30 歳代・40 歳代の男性でみると、約2割が朝食をほとんど食べていない状況です。(P40 参 照) 図Ⅱ-2-4 朝食の摂取状況 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-5 朝食の摂取状況(福岡県) 資料:平成 23 年 県民健康づくり調査(福岡県) 食事の栄養バランスに対しては前回同様8割を超える人が配慮していると回答していますし、その中でも 「いつも気をつけている」人の割合が増えています。しかし、30 歳代男性では4割以上が食事のバランスを気 にしておらず、同様に、自分に適したエネルギー量を知っている 30 歳代男性は 2.9%とわずかでした。 (P41・42 参照)また、1日のうち1回は食事を楽しく時間をかけてとっている人をみると、前回調査と変わ らず全体では 5 割程度を維持していますが、30 歳代男性では 26.5%と他の年代に比べると低い数値となって います。(P43 参照) 図Ⅱ-2-6 栄養バランスへの配慮 資料:一般市民調査 17 栄養や食生活を反映するやせや肥満では、肥満傾向の割合は小・中学生で変わりませんが、やせ傾向の割 合は中学生が小学生の2倍となっています。また、性別では中学生男性で肥満傾向の割合が多く、中学生女 性のやせの傾向が小学生女性に比べると2倍以上、中学生男性と比べると 10 倍以上と、やせ傾向では中学生 女性に多くみられました。また、やせ傾向にある小・中学生では自分の体型についても7割前後がちょうど 良い体型であると認識していました。 図Ⅱ-2-7 肥満傾向(小・中学生) 図Ⅱ-2-8 自分の体型についての認識(小・中学生) 資料:小学生調査・中学生調査 18 成人におけるやせや肥満の調査では、男性の肥満と女性のやせが明らかです。特に、市民アンケートに答 えた 20 歳代女性では肥満者の割合が0%にもかかわらず、自分を太っていると認識している人が半数を超え ています。 (P44 参照) 図Ⅱ-2-9 自分の体型についての認識(成人) 「やせ」の割合 (%) 男性(n=307) 女性(n=428) 40 30 20 「肥満」の割合 10 4.8 17.4 14.1 10.0 7.5 6.8 9.1 0 20代 5.9 14.9 (%) 0 10 0.0 ※前回全体(9.9%) 14.3 今回全体(8.9%) 19.6 32.5 11.3 60代 18.4 70代 80歳以上 29.6 20.0 50代 2.9 40 26.5 8.5 40代 1.1 30 4.8 30代 3.7 20 14.3 3.6 14.3 27.6 24.3 ※前回全体(17.6%) 今回全体(18.3%) 資料:一般市民調査 歯の健康についてみてみると、前回調査と比べると、入れ歯や差し歯などの義歯を除く自分の歯の本数が 10 本以下の人の割合が増えています。60 歳代では 20 本を保持していますが、70 歳代になると 20 本を切り、 80 歳代では 10 本前後の保持にとどまります。 図Ⅱ-2-10 現在の歯の本数 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-11 現在の歯の本数(福岡県) 資料:平成 23 年 県民健康づくり調査(福岡県) 19 図Ⅱ-2-12 平均残歯数 男性(n=318) 0 5 女性(n=443) 10 15 (本) 20 25 30 40 26.8 28.6 20代 25.2 25.8 30代 26.8 26.7 40代 21.9 22.9 50代 20.5 20.5 60代 15.4 17.4 70代 80歳以上 35 11.1 10.0 資料:一般市民調査 ※全体平均:20.5本 (3)運動・身体活動 健康のために日ごろから身体を動かすように『心がけている』人は、8割を超え前回調査時よりも多くなっ ています。運動習慣についても、「運動習慣がある」人は前回よりかなり増えています。ただし、30 歳代・40 歳代の女性で「運動習慣がない」人は6割を超えるなど、年齢や性別によって差がでています。(P45 参照) また、小学生では 15.9%、中学生で 28.7%が体育以外に身体を動かす事をほとんどしないと回答しており、 小・中学生とも女性が運動しない割合が多くなっています。 図Ⅱ-2-13 身体活動を心がけているか 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-14 体育以外で身体を動かす頻度(小・中学生) 資料:小学生調査・中学生調査 20 (4)休養や心の健康づくり この1ヶ月の間にストレスを感じたことがあるかどうかについては、47.7%と半数近くの人が『ある』と回 答していますが、前回調査時より若干減少しています。その中で 40 歳代男性が、ストレスが「大いにある」 と 32.1%の人が回答しています。(P46 参照) また、十分な睡眠を取れていない人はストレスを抱えているという傾向もあり、40 歳男性では睡眠時間が 5 時間未満の人が 35.7%と他の年代に比べて大変多い状況です。全体で見ると、睡眠がとれていると回答した 人は 76.3%となっています。(P47 参照) 図Ⅱ-2-15 ストレスの有無 資料:一般市民調査 ストレスを感じた人でその解消法が「ある」人は 7 割弱で、3 割近くの人は解消法を持っていない事になり ます。性別で見ると女性の 51.0%がストレスを感じており、男性の 42.8%よりも高くなっています。一方で、 「ストレス解消法がある」人の割合は男性より女性の方が高くなっており、男性より何らかの方法でストレス を解消していると言えます。(P46・48 参照) (5)たばことアルコール たばこを吸っている人は 12.8%と前回調査時の 21.3%よりも減っています。その中で、喫煙率が最も高い のはストレスを感じる事が多い 40 歳代の男性の 42.9%です。女性の喫煙率は 5.4%となっており、前回調査 の 16.0%よりも減っています。(P49 参照) 喫煙している人のうち、たばこをやめたいと思っている人は「やめたい」29.3%、「吸う本数を減らしたい」 46.5%で、喫煙者も減っていますが、喫煙者の中でも 75.8%の人は今より本数を減らしたり、禁煙したい意 向を持った人が増えています。(P49 参照) 妊娠の可能性が高い年代の女性でも喫煙者が約1割います。小学生にたばこについて尋ねたところ、「吸わ ないほうがいいと思う」78.4%、「吸っている人の健康に悪い」68.6%、「まわりにいる人の健康に悪い」59.4% と回答しています。また、中学生でも身体へ「たくさんの害がある」と 86.2%が回答しました。(P50 参照) 喫煙の害については今後も教育を続ける事が必要です。 21 図Ⅱ-2-16 喫煙率 資料:一般市民調査 アルコールについては、「まったく飲まない」人が前回調査時より増えていました。しかし、毎日飲む人の 割合は変わらず、その中でも 50 歳代男性は 56.1%と半数以上が毎日飲酒をしています。性別でみると、「ま ったく飲まない」女性は 52.6%で、前回調査の 49.4%よりも増えています。(P51 参照) 飲酒量についても1回の飲酒で「1 合未満」飲む人が増える一方、「2~3合未満」飲む人も増えるなど少 しずつではありますが、両極化が進んでいます。中でも、「3合以上」飲むと回答した人は 4.1%と少ない状 況ですが、40 歳男性では約2割を占めています。(P52 参照) また、小学生では「たくさん(害が)ある」と回答した人が 43.7%と最も多いのに対し、中学生では「多少 は(害が)あるだろうがたいしたことはない」が 43.8%と最も多く、中学生の方が小学生よりも飲酒にたいし て「害は少ない」と考えている傾向がみられます。 図Ⅱ-2-17 飲酒の頻度 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-18 飲酒が身体に与える害について(小・中学生) 資料:小学生調査・中学生調査 22 (6)健康管理・生活習慣病 生活習慣病についての認知度は前回同様 9 割を超えており、ほとんどの人が言葉自体は認知していました。 しかし、市や職場・学校などでの健康診査の受診状況をみると、「毎年受けている」人は 58.5%と前回調査時 よりも増え、「ほとんど受けない」人も 26.6%と前回調査より減っている状況ではありますが、38.8%の人は、 自分の健康状態を確認したり、生活習慣病の予防のために「毎年」健康診査を受けるという行動にはつながっ ていない状況です。 性別でみると、「毎年受けている」人は男性 67.0%に比べて女性は 52.6%と低くなっています。「毎年受 けている」人は男性の 30 歳代から 50 歳代では8割を超え多くなっていますが、女性は 20 歳代、40 歳代で6 割を超えているものの、残りの年代は「毎年受けている」人は 5 割程度にとどまっています。また、80 歳代で は男女とも4割を切ります。健康診査を受けていない理由としては「通院している病院・診療所で診てもらっ ているから」という回答が前回調査時よりもかなり増えています。次いで「面倒だから」という理由があげら れます。(P53 参照) 図Ⅱ-2-19 生活習慣病の認知度 資料:一般市民調査 図Ⅱ-2-20 健康診査の受診状況 資料:一般市民調査 23 健康診査を受けた人で、健康診査の結果を活用して健康づくりに取り組んだかどうかでは、「検査結果に異 常がなかったので何もしなかった」人を除くと、「必要な検査や治療を受けた」人が 41.2%と前回調査と同様 に多く、次いで「食生活を改めた」22.9%、「積極的に体を動かすよう心がけた」21.8%となっています。前 回調査時は食生活を改めるよりも運動を行う人が多く見られましたが、今回調査では食生活の改善に取り組 む人が増えています。 また、「検査結果に異常があったが何もしなかった」人が全体で 4.8%おり、その中で 30 歳代から 50 歳代 の男性と、30 歳代女性が1割を超えていました。(P54 参照) 図Ⅱ-2-21 健康診査の結果の活用について 資料:一般市民調査 24 3.福津市における健康づくりの課題 市の統計やアンケート調査、健診のデータなどからみえてくる福津市の健康づくりに関する課題は次のよ うなものです。 (1)健診受診率を高める取り組みの推進 市民の健康状態は、主観的な健康感をみると高い状態を維持しています。自分自身を健康と感じることは とても良い事ですが、生活習慣病及びがんの発症予防や重症化予防につながる、毎年の健康診査・がん検診 を受けるという行動にはつながっていません。更に、福津市の死亡の状態をみると、悪性新生物・心疾患・ 脳血管疾患が上位を占めています。これらの病気は健康診査を受診し、軽度の状態から異常に気づき、生活 習慣を改善することで、発症予防に取り組むことが可能です。特定健康診査の結果でみると健康診査を継続 的に受けていた人が初めて健康診査を受ける人よりも健診結果のデータが良いという傾向もみられていまし た。これらのデータに基づき、生活習慣病及びがんの発症予防と重症化予防のために、まずは、健康診査を 受診していない人が、健康診査やがん検診を受診することが必要です。 健康診査未受診者への受診率向上への取り組みと並行して、健康診査を受けた人には、個々の健診結果か ら生活習慣病の発症予防につながる保健指導を充実する必要があります。 (2)妊娠期のやせに関する意識啓発 小・中学生アンケートや市民アンケートでは男性よりも、女性の方がやせ傾向が強く、女性のやせ願望も 明らかでした。女性のやせは小学生から始まり成人しても大きな問題だと言えます。そして、やせは妊娠と いう大きな節目を迎えた時に、自分だけの問題ではなく、胎児の体重増加不良や早産に至ってしまうなど、 胎児にも大きく影響を与える問題です。 福津市では年間約 40 人~50 人の 2,500g 未満の児が生まれ、全国よりも高い傾向にあります。妊娠前や妊娠 期の健康は、次世代の健やかな成長を促すためにとても重要であるという認識をもち、小さな頃から適正体 重を維持することの大切さについても伝えていく必要があります。 (3)8020に向けた取り組み 市民アンケートでは 60 歳代を境に残存歯が 20 本を切ります。また、40 歳代を境に歯の喪失本数が増え、80 歳以上では残存歯は 10 本前後という結果です。また、歯を失う原因としては歯周病であることが多く、歯周 病については、糖尿病や肥満との関係性が明らかになってきています。 定期的に歯科を受診している人はアンケート結果では増えている状況ですが、まだ 25%ほどです。福津市 で実施している成人歯科健診の受診者も少なく、歯を残す大切さや、歯周病と生活習慣病の関係を広く周知 していくと共に、成人歯科健診受診率の向上へ取り組む必要があります。 ※ 「8020 運動」 国では、80 歳で 20 本の自分の歯を残そうという「8020 運動」を推進しています。少なくとも歯が 20 本 あれば、ほとんどの食べ物をおいしく食べられ、いきいきと過ごすことができるからです。 25 Ⅲ 重点プロジェクト Ⅲ Ⅲ 重点プロジェクト ~「健康づくりは、幸せづくり、まちづくり」プロジェクト~ 健康づくりは、市民が「自分の健康は自分でつくり、守る」という意識を持ち、積極的に取り組むとともに、 地域や関係団体、行政などが連携して支援していくことが重要です。このため「健康ふくつ21計画(中間見 直し) 」では、現計画の推進を続けると共に、新たに以下の事業を「健康づくりは、幸せづくり、まちづくり」 重点プロジェクトとして位置づけ、積極的に展開していきます。 1.特定健康診査・がん検診等の受診率の向上 生活習慣病及びがんの発症予防や重症化予防に向けて、特定健康診査等の未受診者へ受診勧奨などの積極 的な関わりを進めます。特に、病院を受診していない特定健康診査未受診者については重点的に受診勧奨に 取り組みます。あわせて、成人歯科健診についても受診率向上を目指し積極的に受診勧奨に取り組みます。 2.特定保健指導・個別の状態に合わせた保健指導の実施 生活習慣病及びがんの発症予防や重症化予防に向けて、健診結果から明らかになる健康障害へのリスクや 生活習慣の改善点など、各個人の健康状態や健診データに基づく適切な保健指導の充実に取組みます。その 中でも特に、福津市の死亡原因の上位を占める、がん、心疾患、脳血管疾患を防ぐために、肥満や血圧・血 糖・脂質に異常が見られる人や異常になる可能性が高い人に焦点をあてて、保健指導を実施します。 あわせて、適切に健康結果を判断できるように、専門職の資質の向上にむけての取り組みを強化します。 3.女性のやせに対する問題意識の向上 妊娠の可能性のある年代や、小・中学生のやせ願望について、自分だけのことではなく、妊娠・出産を通し て、次世代につづく大切な問題であるということを広く周知します。特に妊娠期の女性に対しては母子手帳 交付時や妊婦健康診査の受診後の保健指導の充実を図ります。また、乳幼児健康診査や就学時健診の際など、 子どもの適正体重を保つ事の大切さについて正しい情報の提供を行います。 あわせて、健やかな心と身体の成長を促すために必要な食育の推進も積極的に取り組みます。 26 Ⅳ 分野ごとの目標 ⅣⅣ 分野ごとの目標 平成 24 年7月~8月に実施した、市民アンケート及び小学生・中学生アンケートと、平成 23 年度特定健康 診査結果の数値を記し、現計画に引き続き最終目標値の達成に向けて取り組みを推進します。 目標値の設定にあたっては、国の「健康日本21(第2次)」や、福岡県の「いきいき健康ふくおか21」 等における目標値を参考にしました。 【アンケート調査結果による目標値】 性別 1 日のうち1回は、適量の食事を楽しく時間(およそ 30 分以上)をかけている成人の割合 食 生 活 平成 18 年度 平成 23 年度 56.4% 54.0% 合 1.2% ※本項目については、策定時には別調査にて設定したため、参 生 病 活 対 習 策 慣 1.0% 中学 3 年生 0% 8.6% 6.0% 5%以下 運動習慣1日 30 分以上の運動(散歩を含む)を週2回 男性 26.2% 41.8% 35%以上 以上行い、1年以上継続している人の割合 女性 20.9% 34.8% 30%以上 男性 6.9% 9.4% 20%以上 女性 12.8% 15.3% 30%以上 ストレスを感じたことがある人の割合 52.8% 47.7% 40%以下 睡眠がとれている人の割合 77.4% 76.3% 80%以上 自分の歯が 21 本以上ある人の割合 62.6% 56.9% 70%以上 定期的に歯科健診を受けている人の割合 13.6% 15.8% 30%以上 ふくとぴあの運動施設を利用したことがある人の割合 歯 70%以上 2.6% 朝食をほとんど食べていない成人の割合 休 養 (最終目標) 小学 6 年生 朝食をほとんど食べていない学童期(6~12 歳)の割 考程度となる。 運 動 平成 28 年度 生活習慣病の予防に取り組もうと思う人の割合 80.5% 74.6% 90%以上 市や職場、学校などで健康診断を毎年受けている人の割 男性 61.1% 67.0% 80%以上 合 女性 44.4% 52.6% 60%以上 性別 平成 18 年度 平成 23 年度 4,400 人 - - 3,154 人 男性 23.5% 21.4% 15%以下 女性 16.4% 14.3% 13%以下 男性 32.7% 40.3% 25%以下 女性 19.8% 21.6% 15%以下 【特定健康診査結果による目標値】 平成 28 年度 (最終目標) 受診者数 ※平成 20 年の特定健診の開始に伴い、健康診査対象者が変更となり、 - 平成 18 年の受診者数は評価不能。 特定健診受診者数(40~74 歳) BMI 値 25 以上の人の割合 空腹時血糖値が 100 ㎎/dl 以上の人の割合 6,000 人 以上 27 Ⅴ 計画の基本的考え方 Ⅴ Ⅴ 計画の基本的考え方 基 本 理 念 ともに支え合い、笑顔あふれる健康都市・ふくつ ~健康づくりは、幸せづくり、まちづくり~ ライフステージ めざす姿 健康課題 主な取り組み分野 妊娠期 乳幼児期 (0~5歳) ○心やすらかに子どもを生んで育てる ○元気に遊んで食べて寝る ○豊かな愛情を受けて育つ ●妊娠中の食事の乱れ ●女性のやせ願望 ●運動不足 ●育児ストレス ●妊娠中のたばこ・アルコール ●乳幼児の受動喫煙 ●低出生体重児の増加 等 学童期 (6~12歳) ○早寝・早起き・正しい生活リズムを 身につける ○食事の大切さを知る ○仲間をつくって楽しく遊ぶ ●朝食を食べない ●食べ物の好き嫌いが多い ●外で遊ぶ機会が少ない ●早寝・早起きができない ●適正体重ではない児童の増加 等 ◎食生活・歯 ◎運動・身体活動 ◎心の健康 ◎生活習慣病 少年期 (13~19歳) ○心と体の成長に気づき自分を大切に する ○文化・スポーツを通じて心を豊かに する ○正しい食習慣を身につける ●1日3食きちんと食べない ●夜更かしが多い ●過度なダイエット志向 ●たばこ・アルコールの低年齢化 ●適正体重でない生徒の増加 等 ◎食生活・歯 ◎運動・身体活動 ◎心の健康 ◎たばこ・アルコール等 ◎生活習慣病 青年期 (20~39歳) ○健康への関心を高める ○自分に適したストレス解消の方法を 知る ○運動習慣を身につける ●不規則な食生活 ●運動習慣がない ●ストレス発散法を知らない ●たばこ・アルコールの量が増える ●健康への関心が薄い ●健康診査受診率が低い 等 ◎食生活・歯 ◎運動・身体活動 ◎心の健康 ◎たばこ・アルコール等 ◎生活習慣病 壮年期 (40~64歳) ○自分の健康を見直し、生活習慣の改 善に取り組む ○自分自身を大切にし、生きがいを持っ て暮らす ○体力にあった運動習慣を身につける ●3食のバランスが悪い ●歯周病が気になる ●残存歯が少ない ●運動習慣がない ●更年期による精神的、肉体的異常(うつ) ●健康に関する知識不足 ●健康診査受診率が低い 等 ◎食生活・歯 ◎運動・身体活動 ◎心の健康 ◎たばこ・アルコール等 ◎生活習慣病 高齢期 (65歳以上) ○仲間づくりと社会参加でいきいきと 暮らす ○心身の変化に適した生活リズムを保 つ ○病気とうまくつき合い、健康寿命を 延ばす ●簡単な食事で済ませる ●加齢による運動不足 ●加齢や独居による交流不足 ●要介護・認知症の不安 ●残存歯が少ない 等 ◎食生活・歯 ◎運動・身体活動 ◎心の健康 ◎たばこ・アルコール等 ◎生活習慣病 ◎食生活・歯 ◎運動・身体活動 ◎心の健康(子育て) ◎たばこ・アルコール等 ◎生活習慣病 28 Ⅵ ライフステージごとの めざす姿と取り組み Ⅵ Ⅵ ライフステージごとのめざす姿と取り組み 1.妊娠期・乳幼児期(0~5 歳) 妊娠期は、休息、睡眠、栄養を充分にとって、心身ともに健康であることが大切な時期です。また、乳幼 児期は成長がめざましく、元気に遊んで食べて寝ることが大切な時期です。 ●心やすらかに子どもを生んで育てる ●元気に遊んで食べて寝る ●豊かな愛情を受けて育つ 地域・関係団体・機関の 取り組み 個人・地域などの取り組み を支える市の施策 • 妊娠中の食事について、栄養 のバランスに注意します。 • 妊娠中は適正体重を維持しま す。 • おやつの時間と量を決めます。 • 「食」の大切さを知らせます。 • 妊娠中の食事や離乳食につい ての健康教育や相談を行いま す。 • 妊娠中のやせの影響について 正しい情報を提供します。 • 子どもの成長に合わせて親子 で運動します。 • 外遊びが安全に出来る場所に ついて知らせます。 • 親子が安心して遊べる場の整 備を進めます。 • 自分に合ったストレス解消法 をみつけます。 • 親子のスキンシップを図りま す。 • 親子で仲間づくりができる場 を提供します。 • 子育て中の保護者同士の交流 を図り、子育ての不安の軽減 に努めます。 • 母子健康手帳交付時などで市 の子育て支援の情報を提供し ます。 • たばこ、アルコール、薬物等 が胎児や乳幼児に及ぼす害に ついて学びます。 • 子どもがいる場所で喫煙しな いようにします。 • 妊娠中はたばこやアルコール はやめます。 • 妊産婦や乳幼児の近くで喫煙 しないことに地域全体で取り 組みます。 • 禁煙・分煙活動を進めます。 • たばこ、アルコール、薬物等 が胎児や乳幼児へ及ぼす影響 について正しい知識の普及に 努めます。 • 公共施設の禁煙・分煙対策を 促進します。 個人の取り組み 食 生 活 ・ 歯 運 動 ・ 身 体 活 動 心 の 健 康 た ば こ ・ ア ル コ ー ル • 適正体重で出産することの大 切さを学びます。 生 活 習 慣 病 • 妊婦健診後に異常があった人 には、保健指導を行います。 • 妊婦健診を受診します。 29 2.学童期(6~12 歳) 学校生活を通じて思考力や知識が発達し、精神的にも大きく成長し、生活習慣の基礎を作る大切な時期で す。 ●早寝・早起き・正しい生活リズムを身につける ●食事の大切さを知る ●仲間をつくって楽しく遊ぶ 個人の取り組み 食 生 活 ・ 歯 運 動 ・ 身 体 活 動 心 の 健 康 • 好き嫌いをしないで何でも食 べます。 • 歯みがきの習慣を身に付けま す。 • テレビゲーム等をしすぎない よう注意します。 30 個人・地域などの取り組み を支える市の施策 • 農業体験を通して食材に関心 を深めてもらいます。 • 学校給食等で地産池消を進め ます。 • 学校で食育を行います。 • やせや肥満について正しい情 報を提供します。 • 子ども同士で遊ぶ機会をつく ります。 • スポーツの楽しさを伝えて、 児童の体力の向上を支援しま す。 • 「早寝・早起き・朝ごはん運 動」を進めます。 • 思いやりの心を育てます。 • 児童の悩みや問題の解決を図 るため、専門的な相談体制の 充実に努めます。 • 友だちと外で遊びます。 • 睡眠時間をしっかりとります。 • 家族や周りの人にあいさつを します。 • やせや肥満にならないように 適正体重を維持します。 生 活 習 慣 病 地域・関係団体・機関の 取り組み 3.少年期(13~19 歳) 心身ともに子どもから大人へ移行し、大人として社会へ第一歩を踏み出していく準備期間です。 ●心と体の成長に気づき自分を大切にする ●文化・スポーツを通じて心を豊かにする ●正しい食習慣を身につける 地域・関係団体・機関の 取り組み 個人・地域などの取り組み を支える市の施策 • 郷土料理を料理教室などで紹 介していきます。 • ダイエットに関する正しい知 識を伝えます。 • やせや肥満について正しい情 報を提供します。 • 自分に合った運動をみつけま す。 • スポーツに親しみ、社会性や 達成感を育みます。 • 気軽に参加できる運動などを 地域行事に取り入れます。 • スポーツに親しむことができ る環境づくりに努めます。 • 周りの人にあいさつをします。 • 命と性に関する正しい知識を 学びます。 • 青少年健全育成のための地域 パトロールを行います。 • あいさつ運動を進めます。 • お互いを尊重し責任ある行動 ができるよう、命と性に関す る教育を充実します。 • 生徒の悩みや問題解決を図る ため、専門的な相談体制の充 実に努めます。 • たばこやアルコール、薬物な どの害を知ります。 • たばこやアルコール、薬物が 心身に及ぼす影響について情 報提供を充実します。 • 青少年の前での喫煙・飲酒を 控えます。 • 学校や地域と連携を図りなが ら未成年の喫煙・飲酒防止に 取り組みます。 個人の取り組み 食 生 活 ・ 歯 運 動 ・ 身 体 活 動 心 の 健 康 た ば こ ・ ア ル コ ー ル • 1日3食きちんと食べます。 • ジュースやスナック菓子をと り過ぎないようにします • やせや肥満にならないように 適正体重を維持します。 生 活 習 慣 病 31 4.青年期(20~39 歳) 社会人となり、就職や結婚など新たな人間関係が生まれ、生活の変化が大きい時期です。体力もあり無理 もしがちですが、健康について関心をもつことが大切です。 ●健康への関心を高める ●自分に適したストレス解消の方法を知る ●運動習慣を身につける 個人の取り組み 食 生 活 ・ 歯 運 動 ・ 身 体 活 動 • 朝食をきちんと食べます。 • 歯周病に関心を持ち、きちん と歯磨きをします。 • 年に1度は歯科健診を受けま す。 地域・関係団体・機関の 取り組み 個人・地域などの取り組み を支える市の施策 • 食生活、栄養バランスについ て助言します。 • 健康診査の機会を利用して生 活習慣病予防のための食生活 に関する情報提供に努めます。 • 日常生活の中でできるだけ身 体を動かします。 • 気軽に参加できる運動などを 地域行事に取り入れます。 • 多様な健康づくりを実践して いる人を講師に招き、無理の ない健康な身体づくりの普及 に努めます。 • 自分に合ったストレス解消法 を知ります。 • 心の健康に関する相談を行い ます。 • ストレス解消法について情報 の提供に努めます。 • たばこの吸い過ぎやアルコー ルの飲み過ぎに注意します。 • たばこやアルコールなどの害 について啓発を行います。 • 運転する時はアルコールを飲 ませない環境づくりをすすめ ます。 • 生活習慣病に関する情報を知 らせます。 • 栄養や運動、心の健康など幅 広い分野にわたる正しい生活 習慣の意識啓発を図ります。 • 特定健康診査やがん検診の未 受診者対策に取り組みます。 心 の 健 康 た ば こ ・ ア ル コ ー ル 生 活 習 慣 病 32 • 年に一度は健康診査とがん検 診を受けます。 • 適正な体重を維持します。 • 健康診査で異常があった場合 はきちんと検査や保健指導を 受けます。 • 生活習慣病予防に関心を持ち ます。 5.壮年期(40~64 歳) 社会や家庭での責任が大きくなる人生の円熟期であり、自分の健康や生活習慣などを見直す時期です。 ●自分の健康を見直し、生活習慣の改善に取り組む ●自分自身を大切にし、生きがいを持って暮らす ●体力にあった運動習慣を身につける 地域・関係団体・機関の 取り組み 個人・地域などの取り組み を支える市の施策 • 事業所等において、食生活の 指導や歯科保健指導を行いま す。 • 健康結果をもとに必要な人に 食生活の指導・助言を行いま す。 • 成人歯科健診について周知し ます。 • スポーツの普及に努めます。 • 気軽に運動に取り組めるよう に、個々人の状況に配慮しな がら、運動の指導と普及に努 めます。 • 自分に合ったストレス解消法 を知ります。 • 地域の交流の場である公民館 活動を活発にします。 • ストレスを感じている人のた め専門的な相談体制の充実を 図ります。 • たばこの吸い過ぎやアルコー ルの飲み過ぎに注意します。 • 禁煙・分煙運動を進めます。 • たばこやアルコールなどの害 について啓発を行います。 • 禁煙したい人を積極的に支援 するため、関係機関と連携し、 禁煙対策の推進を図ります。 • 運転する時はアルコールを飲 ませない環境づくりをすすめ ます。 • 地域で健康づくりのための学 習会を開催します。 • 健康に関する関心を高めるた めに、個別の健康相談や健康 指導を充実します。 • 特定健康診査やがん検診の未 受診者対策に取り組みます。 個人の取り組み 食 生 活 ・ 歯 運 動 ・ 身 体 活 動 • 間食を避け、塩分や脂肪が多 い食事を控えます。 • 年に1度は歯科健診を受けます。 • 自分に合った運動習慣を身に 付けます。 心 の 健 康 た ば こ ・ ア ル コ ー ル 生 活 習 慣 病 • 年に1度は健康診査とがん検 診を受けます。 • 適正な体重を維持します。 • 健診結果より生活の改善に取 り組みます。 33 6.高齢期(65 歳以上) 自分らしく余生を楽しみ、豊かな収穫を得る時期である一方、身体的には老化が進み、健康問題が大きく なる時期です。 ●仲間づくりと社会参加でいきいきと暮らす ●心身の変化に適した生活リズムを保つ ●病気とうまくつき合い、健康寿命を延ばす 地域・関係団体・機関 の取り組み 個人・地域などの取り 組みを支える市の施策 • 自分に合った、健康に良い食生 活を心がけ、味付けは薄味に、 塩分は控えめにします。 • 年に1度は歯科健診を受けます。 • 男性やひとり暮らしの人に料理 教室を開催します。 • 食生活や歯科保健をテーマに健 康教室を開催し、介護予防に取 り組みます。 • 成人歯科健診について周知しま す。 • 健診結果をもとに、必要な人に 食生活の指導・助言を行います。 • 毎日、自分に合った運動をし ます。 • 安全に運動を行えるよう、環 境に配慮して運動します。 • 仲間と楽しく身体を動かす活 動を広めます。 • 安全に運動に取り組める環境 づくりに取り組みます。 • 健康増進室の利用者の増加を 図り、閉じこもりや転倒事故 が原因となる要介護化の予防 を促進します。 • ボランティア活動などの地域 活動に参加します。 • 物事に興味と関心を持ちます。 • 小学生などに昔遊びなどを伝 えて心の交流を図ります。 • 異世代交流などを通して高齢 者の社会参加や生きがいづく りを進めます。 • 適度な飲酒を心がけます。 • 禁煙・分煙運動を進めます。 • たばこやアルコールなどの害 について啓発を行います。 • アルコール等のつきあい方に ついて相談・指導体制の充実 を図ります。 • 運転する時はアルコールを飲 ませない環境づくりをすすめ ます。 • 生活習慣病予防に関する情報 の提供をします。 • 閉じこもりがちな高齢者を対 象に心身機能の低下を予防し、 いきいきとした生活を送れる ような地域交流を促進します。 個人の取り組み 食 生 活 ・ 歯 運 動 ・ 身 体 活 動 心 の 健 康 た ば こ ・ ア ル コ ー ル 生 活 習 慣 病 34 • 生活のリズムを整えます。 • かかりつけ医を持ち、定期的 に自分の健康について指導を 受けます。 • 年に1度は健康診査とがん検 診を受けます。 • 適正な体重を維持します。 • 健診結果により生活の改善に 取り組みます。 資料編 1.アンケート調査結果 (1)アンケート調査の概要 ①調査の目的 平成 24 年度に見直しを実施する「健康ふくつ21計画」の基礎データとするため、「小学生調査」、「中 学生調査」、「一般市民調査」の3つの調査を実施しました。 ②調査の設計 調査の種類 調査対象者 調査方法 小学生調査 福津市立小学校在学中の6年生全員 中学生調査 福津市立中学校在学中の3年生全員 一般市民調査 福津市にお住まいの 20 歳以上の市民 学校にて配布、回収 郵送による配布、回収 ③回収状況 調査の種類 配布数 有効回収数 有効回収率 小学生調査 492 人 490 人 99.6% 中学生調査 499 人 457 人 91.6% 2,000 人 772 人 38.6% 一般市民調査 ④調査時期 小学生調査・中学生調査 :平成 24 年 7 月 9 日(月)~7 月 20 日(金) 一般市民調査:平成 24 年 7 月 18 日(水)~平成 24 年 8 月 17 日(金) ⑤調査の分析者 福岡県立大学 看護学部教授 尾形 由紀子 35 (2)アンケート調査結果の概要 ①栄養・食生活について 図1.朝食の摂取状況(性・年代別) 36 図2.栄養のバランス(質・量)への配慮 37 図3.自分に適したエネルギー量を知っているか(性・年代別) 38 図4.一日一食は、食事を楽しく食べているか(性・年代別) 39 図5.自分の体格について(性・年代別) 40 ②身体活動・運動 図6.運動習慣の有無(性・年代別) 41 ③心の健康 図7.ストレスの有無 42 図8.睡眠時間(性・年代別) 図9.睡眠満足度(全体) 43 図 10.ストレス解消の方法があるか(性別) ④歯の健康 図 11.口腔ケアのために実行していること(全体) 44 ⑤たばこ・アルコールについて 図 12.喫煙習慣(性・年代別) 図 13.喫煙者の禁煙への意向(性別) 45 図 14.たばこについて(小学生)(性別) 図 15.たばこが与える影響について(中学生)(性別) 46 図 16.飲酒習慣(性・年代別) 47 図 17.飲酒量(性・年代別) 図 18.3合以上飲む人の割合(性別) 男性(n=318) 女性(n=443) 0 20代 5 48 20 7.7 5.0 18.5 2.7 5.9 50代 80歳以上 15 11.8 40代 70代 10 0.0 30代 60代 (%) 4.4 1.5 0.0 2.3 ※前回全体:4.3% 今回全体:4.1% 0.0 5.9 0.0 ⑥健康診査について 図 19.健康診査の受診状況(性・年代別) 図 20.健診を受けていない理由 49 図 21.健康診査の結果の活用について(性・年代別) 単位:% サ ン プ ル 数 今回全体 50 食 生 活 を 改 め た か積 す極 よ的 うに 心身 が体 けを た動 消休 に養 努や めス たト レ ス 解 かタ えバ るコ よや うお に酒 しを たひ そ の 他 しな検 かあ検 なか査 っっ査 かっ結 たた結 った果 が果 たのに 何に で異 も異 何常 し常 もが なが 無 回 答 546 41.2 22.9 21.8 5.5 5.3 0.9 26.9 4.8 5.7 240 42.5 23.8 22.1 3.8 9.6 1.7 23.3 5.4 5.8 20~29歳 16 12.5 12.5 - 6.3 - - 68.8 6.3 - 30~39歳 32 12.5 12.5 15.6 3.1 6.3 - 37.5 12.5 18.8 40~49歳 26 23.1 26.9 23.1 11.5 19.2 - 26.9 11.5 3.8 50~59歳 36 41.7 16.7 19.4 - 13.9 2.8 22.2 11.1 - 60~69歳 72 56.9 30.6 29.2 4.2 8.3 1.4 9.7 1.4 5.6 70~79歳 43 67.4 34.9 27.9 2.3 4.7 2.3 14.0 - 2.3 男性計 性 ・ 年 齢 別 を必 受要 けな た検 査 や 治 療 80歳以上 15 33.3 6.7 13.3 - 20.0 6.7 33.3 - 13.3 299 40.5 22.1 21.1 6.7 2.0 0.3 30.1 4.3 5.4 20~29歳 18 5.6 11.1 11.1 5.6 - - 77.8 - - 30~39歳 31 16.1 9.7 12.9 3.2 6.5 - 54.8 12.9 - 40~49歳 42 26.2 11.9 14.3 - 2.4 - 50.0 4.8 2.4 50~59歳 53 52.8 22.6 17.0 7.5 1.9 - 18.9 5.7 3.8 60~69歳 79 40.5 26.6 20.3 6.3 2.5 - 21.5 5.1 3.8 70~79歳 51 56.9 31.4 31.4 11.8 - 2.0 13.7 - 11.8 80歳以上 25 60.0 28.0 40.0 12.0 - - 16.0 - 16.0 B やせている M 普 通 I 別 肥 満 43 37.2 16.3 14.0 9.3 2.3 - 34.9 7.0 4.7 399 38.8 22.6 21.8 5.3 4.0 1.0 29.8 4.5 5.8 93 55.9 26.9 26.9 4.3 12.9 1.1 10.8 5.4 3.2 女性計 2.市の事業一覧 ライフ NO ステージ 施策・事業名 1 親学級(リラックス講座)の開催 2 担当課 いきいき健康課 内 容 安心して出産や子育てができるよう妊娠中の健康や新生児の育児に関する各種講座を 開催し学習機会を提供します。また、受講者の交流を図り、仲間づくりを支援します。 あったかファミリーレッスン(イブニン 仕事を持つ妊婦や父親を対象として金・土曜日の夜に開催している講座を拡充し、妊娠 いきいき健康課 グ講座)の拡充 中の健康や新生児の育児についての学習機会への参加を促進します。 母子健康手帳交付時に、妊娠、出産、育児などの制度や母子保健事業について説明す るなど細やかな情報提供に努めます。また、母子健康管理指導事項カードの普及などを 3 母子健康手帳の交付時の健康教育 いきいき健康課 通じて、母性機能の保護の必要性について啓発を進めます。適正体重の大切さについ て伝えます。 母子健康手帳交付時やあったかファミリーレッスン(イブニング講座)などに参加した父親 4 父子健康手帳の交付 いきいき健康課 に、父子健康手帳を交付し、妊娠・育児に関する情報の提供と子育て参加についての啓 発を進めます。 妊娠期における薬物等の危険性の たばこやアルコールをはじめ、薬物等による胎児への影響などについて適切な情報提供 5 いきいき健康課 啓発 を図るため、冊子を母子健康手帳交付時に配布します。 妊 娠 期 ・ 乳 幼 児 期 6 妊婦健診費の支援 いきいき健康課 母子健康手帳交付時に合わせて妊婦の健康管理のために健診受診票について説明配 布し、健診費の支援をします。 7 妊産婦・新生児訪問 いきいき健康課 1~2か月児の発育、発達や、母親の育児不安のある家庭へ保健師、助産婦が訪問し相 談と指導を行います。 8 乳幼児健診 いきいき健康課 4か月、10か月、1歳6か月、3歳の乳幼児の身体測定や小児科診察、歯科健診などを行 い、先天的疾患や疾病の早期発見と適切な対応を図ります。また、同時に育児相談や歯 みがきや離乳食指導なども実施し、乳幼児の健康の保持増進と保護者の育児支援を行 います。 9 妊婦歯科健診費の支援 いきいき健康課 母子健康手帳交付時に合わせて妊婦の歯の健康管理のために、歯科検診の補助券を 渡し、歯科健診の必要性について説明します。 10 2歳児歯科健診 いきいき健康課 2歳児の身体測定や歯科健診など行うと同時に、歯磨き指導や育児相談などを実施し、 乳幼児の健康増進と保護者の育児支援を行います。 11 育児相談(のびのび相談) いきいき健康課 0歳児、1~5歳児の発達・発育、栄養、言葉の発達などについて不安や悩みをもつ保護 者への相談事業を行い、乳幼児期の健康と保護者育児支援を行います。 12 7ヶ月児育児相談 いきいき健康課 7か月児を対象に、離乳食や歯の健康についての各種講座を開催し、情報提供を行いま す。 13 個別予防接種 医療機関委託の三混(破傷風・百日せき・ジフテリア)、四混(破傷風・百日せき・ジフテリ ア・不活化ポリオ)、二混(破傷風・ジフテリア)、単独不活化ポリオ、日本脳炎、麻しん(は いきいき健康課 しか)・風しん混合の予診票を適宜郵送または配布します。また、各乳幼児健診時に接種 状況の点検及び勧奨を行います。 14 (のびのび発達支援センター事業) 言葉や運動に関して支援の必要な幼児とその保護者を対象に専門スタッフによる小集団 いきいき健康課 スマイルクラブ での遊びや保育的な活動を楽しみながら発達を促す「スマイルクラブ」を実施します。 15 (のびのび発達支援センター事業) こども課 子育てに不安のある幼児とその保護者を対象に少人数でゆったり楽しく元気づけるサロ ほっとタイム いきいき健康課 ン「ほっとタイム」を実施します。 (のびのび発達支援センター事業) 言語やコミュニケーション行動に何らかの問題を持つ幼児から中学生を対象として集団 いきいき健康課 SSTルーム での療育を行う「SSTルーム」を実施し、その発達を支援していきます。 病気の回復期などで集団保育が困難な期間中、宗像医師会病院の専用スペースにおい 17 病児・病後児保育事業 こども課 て児童を一時的に預かる病後児保育を実施します。また、市内の医療機関で実施してい る病児保育の周知を図ります。 子育て支援センター機能の充実を図り、就学前児童及びその保護者の遊びや交流の場 18 子育て支援センター事業 こども課 を提供したり、育児不安に対する相談指導などを積極的に推進します。 16 19 ブックスタ-ト事業 20 子どものメディアとのつきあい方に ついての啓発 教育総務課 絵本を介した親子のふれあいと乳幼児の言葉、心の発育を促すブックスタート事業を4か 月児健診時に行います。 いきいき健康課 乳幼児の健診に資料を配付するなど、子どもとメディアについての啓発を進めます。 郷育推進課 21 幼稚園における食育の推進 学校教育課 お弁当の作り方の栄養バランス等についてポイントを書いたレシピを家庭へ配付します。 また、子どもたちが野菜作りを行い、その野菜を使った料理を親子で食べるなどの活動に より、楽しく食育を進めます。 22 保育所における食育の推進 こども課 認可保育所で朝ごはんの大切さや栄養のバランスについて「給食だより」を毎月作成し配 付します。また、調理師が講師になり、市で取れた野菜を使った郷土料理等を楽しく学ぶ 料理教室を開催しています。今後もいろいろな方法を工夫し食育を進めます。 23 父親の子育てに関する学習会 郷育推進課 こども課 父親が子育てに関心をもつよう、学習会を行うなど父親のための情報提供を充実します。 24 男女がともに子育てできる環境づく 男女共同参画 男女がともに子育てに係わる喜びを実感できる環境づくりを進めるために家庭、地域、職 りの推進 推進室 場、学校等で意識啓発を行います。 25 育児休業制度等の周知と制度の利 男女共同参画 男女がともに仕事と育児・家庭との両立ができるように事業者への育児介護休業法の周 用促進 推進室 知を図るとともに、特に男性の取得が促進されるよう啓発を進めます。 26 市管理公園の保守・整備 維持管理課 子ども達が安心して元気に遊べるよう、遊具の点検や運動広場などの整備を行います。 27 乳幼児医療の助成 市民課 小学3年生までの児童を対象として医療費のうち自己負担分を助成します。ただし3歳以 上の1ヶ月あたり外来600円と1日あたり入院500円(7日上限)の自己負担については除き ます。 51 ライフ NO ステージ 施策・事業名 学校教育課 2 早寝、早起き、朝ごはん推進運動 郷育推進課 学校教育課 教育総務課 3 親子料理教室 いきいき健康課 食生活改善推進会に委託し、小学生とその保護者を対象として料理教室を開催します。 4 食生活学習交流 いきいき健康課 5 口腔衛生管理の意識啓発 学校教育課 成長期における正しい健康知識の 学校教育課 普及 7 保育学習・体験の推進 こども課 教育総務課 8 家庭児童相談室 こども課 親子で参加できる講演会などの開 9 催 郷育推進課 教育総務課 10 文化体験交流 郷育推進課 11 コミュニティスクールの推進 学校教育課 教育総務課 12 文化体験事業(ドラマスクール)の推 郷育推進課 進 13 通学合宿 14 郷育推進課 児童・生徒相談事業及び社会教育 郷育推進課 指導員活動の推進 15 青少年指導委員会事業 郷育推進課 16 子ども会育成会連合会活動の支援 郷育推進課 小学生に対して、食生活改善推進会による調理実習を行い、交流を図り食育を推進しま す。 虫歯や歯周疾患予防のための歯科健診を通して口腔衛生管理を図っています。必要に 応じて宗像歯科医師会と連携を図り歯の健康づくりについて児童生徒への健康教育を行 います。 成長期の健康について食生活や運動などの正しい知識を普及し、情報提供を行いま す。 乳幼児に接する機会の少ない中学生や高校生が保育体験を通じて、命の大切さや将来 の子育て等に関心を持つことができるよう、職場体験での乳幼児とのふれあい体験学習 の機会を拡充します。 児童虐待、非行、不登校など児童に関するさまざまな、問題についての相談事業を行 い、解決を図ります。また、ひとり親家庭についても相談事業と自立支援を行います。 児童の豊かな心を育むために子どもと保護者が親子で参加できる講座や講演会を実施 します。 高齢者などの地域の人に子どもたちが竹細工、わら細工、しめ縄づくりなどを教えてもらう 体験を通して、地域の文化体験機会を提供するとともに高齢者との交流を図ります。 小中学校では、学校・家庭・地域が共働・連携して子だもたちへの教育活動を進めていま す。運動会、文化祭、地域行事等を共同開催したり、地域の方や保護者がゲストティー チャーとして授業や行事等に入るなどし、教育効果を高めています。 中学生を対象として演劇を体験するドラマスクールを行い、文化・芸術活動の機会を提供 します。 基本的生活習慣を身につけ、異年齢間の交流と自主性や自発性を養うことを目的とし て、子どもたちが学校に通いながら地域の公民館で合宿し、協力して炊事・洗濯・清掃な どの生活体験をする通学合宿の実施を支援します。 児童・生徒のための相談事業や社会教育指導員による青少年の健全育成のための活動 を実施します。 青少年の健全育成を目的として、パトロールや立入調査、指導員情報交換会、白いポス トの回収及びたばこ・アルコール、薬害等について学校と連携して地域全体で青少年を 取り巻く有害環境対策を推進します。 心身ともに健康な子どもを育成するために、子ども会活動の支援や指導者育成等を支援 します。 17 アンビシャス広場活動の支援 郷育推進課 子どもの居場所づくりとしてアンビシャス広場の活動を支援します。 18 スポーツ環境の充実 郷育推進課 スポーツ活動を通じて生涯にわたりスポーツに親しむ基礎を培うとともに、体力向上に資 するよう、児童・生徒がスポーツの楽しさや達成感などを体験する機会を充実します。 郷育推進課 子どもの遊びや学び体験活動に取り組む市民の自主的な活動を支援するとともに、昔遊 びやニュースポーツ・レクリエーション活動について市民リーダーの育成に努めます。 郷育推進課 多様なスポーツを経験する機会を与えることを目的として、学童期・少年期における心身 ともに健やかな成長をめざします。 19 スポーツ・レクリエーション活動リー ダーの育成 20 ニュースポーツ普及事業 21 22 23 24 25 26 (のびのび発達支援センター事業) 言語やコミュニケーション行動に何らかの問題を持つ幼児から中学生を対象として集団 いきいき健康課 SSTルーム(再掲) での療育を行う「SSTルーム」を実施し、その発達を支援していきます。 学校教育課 特別支援教育推進事業 特別な支援を要する児童・生徒の教育を支援するための特別支援教育を行います。 いきいき健康課 学校教育課 知的、情緒的に特別なニーズのある児童生徒の就学について、関係課と宗像医師会や 就学指導委員会 いきいき健康課 学識経験者からなる就学指導委員会において適切な教育が受けられるよう支援します。 性や性感染症、HIV(エイズ)などについて思春期の子どもが正しい知識を持ち、性差を 学校教育課 「性と生」に関する教育の充実 十分理解しお互いを尊重し責任ある行動ができるよう、性や命の大切さについての教育 教育総務課 の充実を図ります。 中学生へのカウンセリング、教職員・保護者への助言・援助を行うスクールカウンセラーを スクールカウンセラーの配置 学校教育課 各中学校に配置し、生徒が抱える諸問題の解決に努めます。また、必要に応じて小学校 での相談にも対応します。 保護者と連携を図りながら適応指導教室の内容を充実し、不登校の子どもの学校復帰を 適応指導教室の充実 学校教育課 めざします。 27 飲酒・喫煙禁止運動 28 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の推進 52 内 容 食に対する正しい知識と望ましい食習慣の形成を図るため、地産地消を推進すると共 に、食生活学習教材「食育だより」等を作成し配付しています。栄養教諭・学校栄養職員 を全校に配置しています。また、食に関する指導委員会(学校長・教師・栄養士・調理員 で構成)を設置し、献立や給食について研究します。 全国PTAのスローガン「早寝、早起き、朝ごはん」推進運動の食事や睡眠など基本的生 活習慣を見直し、改善を図り正しい生活習慣を身につけるため学校のPTA活動の中で取 り組みます。 1 学校教育における食育の推進 6 学 童 期 ・ 少 年 期 担当課 学校教育課 教育総務課 たばこやアルコール、薬害などの害について、全ての小学校において5・6年で指導を行 います。 郷育推進課 たばこやアルコール、薬害などの害について徹底指導し、PTA等と連携し、学校、地域 全体で禁止運動を展開します。 いきいき健康課 宗像・遠賀保健福祉環境事務所と連携して麻薬、覚せい剤、シンナー等の薬物乱用によ る弊害を正しく認識し、薬物乱用の根絶を目的として展開する運動を推進します。 ライフ ステージ 青 年 期 ・ 壮 年 期 施策・事業名 NO 担当課 内 容 1 男性料理教室 いきいき健康課 食による健康づくりの取り組みとして、男性を対象とした料理教室を食生活改善推進会に委託し実 施します。 2 500キロカロリーだれでも料理教室 いきいき健康課 健康増進を目的として、市民を対象に低カロリーな料理教室を食生活改善推進会に委託して実施 します。 3 成人歯科健診 いきいき健康課 40歳から70歳までの10歳ごとに、むし歯や歯槽膿漏などの歯周病疾患について早期発見と早期治 療を目指して健診を実施し合わせて相談と指導を行ないます。 4 健康度測定 いきいき健康課 市民が自分の身体にあった運動を知り、安全で効果的な運動による健康づくりにとりくめるよう、市民 の健康度を測定し運動メニューを提案します。 5 健康パラダイス事業 (健康増進室) いきいき健康課 ふくとぴあでの運動機器などを利用した運動指導やストレッチ教室、健康体操教室、エアロビクス教 室などの教室開催で健康づくりを支援します。また健康教育や健康相談時に運動に関する指導を 行います。 6 各種健診の実施 いきいき健康課 血液検査などの「特定健診」を行うとともに、指導が必要と判断された方に対しては「特定保健指導」 を行います。また、胃がん検診や大腸がん検診などの各種がん検診を実施し、合わせて相談や指 導を行います。健診等の未受診者に対しては訪問や電話勧奨をし、積極的に受診を勧めます。 7 骨粗しょう症健診 いきいき健康課 女性の40歳から70歳までの5歳ごとに、レントゲンによる骨密度の測定を実施し合わせて相談と指導 を行ないます。 8 健康手帳の交付 いきいき健康課 40歳以上の市民を対象に健診結果などを記載した健康手帳を交付し、活用方法などを説明し市民 が取り組む健康についての意識啓発を図ります。 9 生活習慣病予防の啓発 いきいき健康課 乳幼児健診の機会を捉え、生活習慣病予防について情報提供し、保護者の健康づくりについて啓 発を行います。 10 生活習慣病予防事業 いきいき健康課 健診結果から対象者を選定し、希望者に栄養や運動を中心とした生活習慣病の予防に関する講座 や個別相談を実施します。 11 健康相談 いきいき健康課 30歳以上の市民を対象に各種健診時に、個別に健康についての相談を実施します。 12 特定保健指導 いきいき健康課 特定健診の結果から、結果の説明とともに個人の健康づくりについて、一般の高血圧や糖尿病予防 等の相談のほかにメタボリックシンドロームの改善に向けた指導個別相談を、保健師や栄養士が実 施します。 13 健診後の訪問事業 いきいき健康課 健診の結果、生活改善が特に必要な人に対して行っている個別訪問活動を充実します。 14 健康講話の開催 いきいき健康課 健康についてテーマを定めて保健師や栄養士など専門職による講話を開催します。 15 おやじ学級の支援 郷育推進課 父親同士や地域の人がつながり、子どもの悩みを話したり、情報交換などが促進されるよう「おやじ 学級」を支援します。 16 定年後健やか生活プラン講座 郷育推進課 定年後、健やかな生活を送るために、生活プラン等についての講座を開催し、市民への意識啓発を 行います。 17 家庭教育講座の開催 郷育推進課 家庭での教育や育児をテーマに児童とその家族を対象に実施する「家庭教育講座」を充実させま す。 53 ライフ NO ステージ 施策・事業名 文化体験交流 (再掲) 郷育推進課 学校教育課 竹細工、わら細工、しめ縄づくりなどを通して、地域の子どもたちと経験豊富な高齢者と で交流を行い、高齢者の健康づくり、生きがいづくりにつなげます。 2 男性料理教室 (再掲) いきいき健康課 食による健康づくりの取り組みとして、男性を対象とした料理教室を食生活改善推進会 に委託し実施します。 3 500キロカロリーだれでも料理教室 (再掲) いきいき健康課 健康増進を目的として、市民を対象に低カロリーな料理教室を食生活改善推進会に委 託して実施します。 4 健康手帳の交付 (再掲) いきいき健康課 40歳以上の市民を対象に健診結果などを記載した健康手帳を交付し、活用方法などを 説明し市民が取り組む健康についての意識啓発を図ります。 65歳以上の高齢者のインフルエンザについて予防接種を医療機関に委託し実施しま いきいき健康課 す。 6 肺炎球菌予防接種助成事業 いきいき健康課 75歳以上の高齢者の肺炎球菌予防接種にかかる費用の一部を助成します。 たばこ・アルコール害の情報提供 7 (再掲) いきいき健康課 たばこやアルコールなどの健康への影響について、情報を提供し個別に指導します。 8 地域支援事業 9 10 11 12 地域における健康づくり事業 (地域支援事業) 健康相談事業 (地域支援事業) 配食サービス (地域支援事業任意事業) 高齢者の運動 すまいるパワーアップ事業 (地域支援事業) 13 地域介護予防教室事業 14 転倒予防教室事業 15 食生活改善事業 16 単位老人クラブ事業 17 老人クラブ連合会事業 18 はり灸治療補助 19 生きがい農園支援 20 シルバ-人材センタ-支援 21 はつらつ高齢者育成事業 22 地域住民ボランティアグループ 支援事業 23 地域あんしん支援事業 24 健康教室事業 54 内 容 1 5 個別予防接種 高 齢 期 担当課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 高齢者 サービス 高齢者 サービス 高齢者 サービス 高齢者 サービス 高齢者 サービス 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス 課 高齢者 サービス ※地域包括支援センターにおいて地域で暮らす高齢の皆さんが住みなれた地域で健 やかに生活できるように介護・福祉・健康・医療等の様々なサービスを提供します。 地域の公民館等で介護予防等を行う団体に対し、看護師、栄養士、歯科衛生士が専門 的な立場からその活動を支援します。 要支援又は要介護になる恐れのある高齢者に二次予防事業を紹介し参加を呼びかけ ます。 介護状態になるおそれがある一人暮らしの高齢者等に対し栄養バランスのとれた夕食 (弁当)を配達し、あわせて安否の確認を行います。 高齢者が介護状態にならないように運動器機能向上をめざし、健康増進室の利用料を 助成します。インストラクターの指導のもとで、運動機能の低下を予防するための筋力ト レーニングも実施します。 要介護状態等の予防を目的として、地域の公民館等を活用して教室を開催します。 要介護状態等の予防を目的として、地域の公民館等を活用して教室を開催します。 食生活について栄養士が指導するなど、栄養改善を図り、要介護状態等になることを予 防します。 地域の単位老人クラブ(48団体)の運営、交流・健康づくりなど各種活動事業を支援しま す。 老人クラブ連合会の運営や事業の推進について支援します。 高齢者の健康の保持増進のため、はり及び灸の施術に要する費用の一部を補助しま す。 高齢者の交流や生きがいづくり、健康保持(介護予防)などを図るため、農作物の栽培 などを通じた交流など社会福祉協議会が行う農園事業を支援します。 高齢者の就業機会の確保、提供、生きがいづくり等を目的とした市シルバー人材セン ターの運営、活動事業を支援します。 閉じこもりがちでふれあいのない高齢者を対象に、心身機能の低下を予防しはつらつと した生活を送れるよう地域の交流を図ります。 住民ボランティアグループが主体的に行う、各地域での高齢者への介護予防・ふれあい 活動や、安否確認のための訪問活動を支援します。 高齢者やその家族が相談窓口に来られない場合などに、専門の相談員が訪問して相 談に応じます。 介護予防に関する知識の普及のため健康教室を実施します。 ライフ NO ステージ 施策・事業名 1 在宅当番医制度 担当課 いきいき健康課 内 容 夜間や休日の外科救急治療の診療体制を確保するため、宗像医師会に委託し在宅当 番医を設置します。 平日夜間や休日の救急治療の診療体制の確保のため、宗像地区休日等急患センター を設置しています。今後もいっそうの周知を図り、体制の整備を進めます。 宗像医師会や歯科医師会、薬剤師会、宗像・遠賀保健福祉環境事務所などで組織し、 いきいき健康課 市長の諮問を受けて、市民の健康づくりのために施策や事業の企画・立案、調整を行っ ています。今後も市民の健康作づくりを支援していきます。 2 宗像地区休日等急患センター運営 いきいき健康課 3 健康づくり推進協議会 4 公共施設の禁煙 全庁 公共施設においては、建物内を禁煙としています。今後も建物内の禁煙を徹底します。 ライフステージごとの食事や運動に 5 広報秘書課 ついての情報提供 6 心の相談事業 7 運動サークル・運動施設の利用状 況に関する情報提供 8 健康カレンダーによる情報提供 全 ス テ ー ジ ライフステージに応じた食事や運動などについてホームページに掲載するなど、情報提 供を充実します。 「なんでも心の健康相談」として、心身の健康相談を臨床心理士により予約制で行いま いきいき健康課 す。 気軽に運動に参加するきっかけとして、本市で活動している運動サークルについてその 郷育推進課 活動内容などを紹介します。また、運動に関する施設の使用情報についても情報提供を 行います。 健康づくり事業・母子保健事業などの情報提供のため、健康カレンダーを作成し、各家 いきいき健康課 庭へ配付します。 9 憩いの場の整備 建設課 市民の憩いの場として駅東に都市公園の整備を図ります。 10 ニュースポーツ普及事業 郷育推進課 地域における心身ともに健やかな健康づくりをめざして、多様なスポーツを経験する機会 を提供していきます。 11 スポーツ推進委員会の充実 郷育推進課 スポーツ推進委員会組織の充実・活性化、生涯スポーツの普及を図りながら、市民の健 康づくりを推進します。 12 各スポーツ教室の開催 郷育推進課 市民が、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができる生涯スポーツ社会 の実現を目的として各種の市民スポーツ大会を開催します。 13 健康づくりフォーラム開催 いきいき健康課 無理なく楽しみながらできる健康づくりをめざし、フォーラムを開催し、市民の意識啓発を 進めます。 14 生涯スポーツ推進事業 郷育推進課 なまずの郷運動公園においてスポーツ及びレクリエーション活動に市民が参加することを 通して、市民の融和を図ります。 15 公民館活動事業 郷育推進課 公民館活動を通じて、市民のふれあい・交流・生涯学習等を行います。 16 自治公民館活動支援 郷育推進課 地域コミュニティづくりを推進するための自治公民館活動を支援します。 17 図書館施設運営 教育総務課 市民の教養等に資するため、幼児から高齢者にいたるまで気軽に利用できるよう配慮し、 生涯にわたる学習を支援します。 市民の教養等に資するため、幼児から高齢者にいたるまで気軽に利用できるよう配慮し、 生涯にわたる学習を支援します。 全ての市民を対象として、子どもから高齢者までいつでもだれでも楽しく学び合い、学習 成果が適切に評価される総合学習システムにより、健康福祉やふるさとなどをテーマとし 19 郷育カレッジの開催 郷育推進課 て地域の人材を活用して、特性を活かした講座を開催しています。退職後の人が地域に 溶けこみ自分らしい生活を見つける役目も兼ねます。 暴力防止啓発冊子の活用や広報・ホームページを通じた意識啓発の充実を図ります。若 男女共同参画 い世代の男女にも、将来にわたり暴力の加害者にも被害者にもさせないために、あらゆる 20 暴力防止に向けた啓発促進 推進室 機会を通じた啓発運動を推進します。また、広報やホームページを通じた意識啓発を図 人権政策課 ります。 児童虐待の早期発見、虐待防止に向けた啓発活動に取り組むとともに、配偶者からの暴 児童虐待防止に向けた取り組みの こども課 21 力と児童虐待等について関係機関と連携を図りながら、予防に向けた啓発を行うとともに 推進 いきいき健康課 被害者の自立を支援します。 18 図書館(公民館図書室)施設運営 教育総務課 郷育推進課 55 3.福津市健康づくり推進協議会委員名簿 福津市健康づくり推進協議会委員名簿(敬称略) 氏 56 名 所 属 団 体 青 野 広 曻 宗像医師会 吉 田 祐 司 宗像歯科医師会 北 原 あい子 宗像薬剤師会 石 井 佐登子 宗像・遠賀保健福祉環境事務所 宗 岡 浩 子 福津市食生活改善推進会 中 島 フミ子 福津市シニアクラブ連合会 今 村 新 吾 公 募 委 員 福津市まちづくり計画 健康ふくつ21計画(中間見直し) 平成 25 年 3 月 編集・発行 福津市 〒811-3293 福岡県福津市中央1丁目1番1号 TEL:0940-42-1111(代表) FAX:0940-43-3168 URL:http://www.city.fukutsu.lg.jp E-mail:[email protected] 健康ふくつ21計画 (中間見直し)
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