育休復帰後の機器分析業務状況について

育休復帰後の機器分析業務状況について
機器分析系・南澤比佳理
1.はじめに
2014 年 4 月から 2015 年 7 月まで,工学部の技術職員でははじめてとなる産休および育児休業を取得
した.2015 年 8 月より育児短時間勤務制度を利用し,仕事へ復帰した.
2.個人目標の設定
1 年 4 ヵ月間のブランクがあるため,今年度の個人目標は「分析試料の作製方法や分析装置(SEM,
TEM,EPMA 等)の操作方法を確認し,依頼分析や分析装置のトラブルに対応できるようになる」とし
た.
3.中間達成状況
久しぶりに仕事へ復帰してみると,職場環境が色々と変化しており,その環境および出勤して仕事を
するという生活リズムに慣れるまで 1~2 ヵ月かかった.
機器分析業務に関しては,試料作製や分析装置の操作感覚を取り戻すため,以前自分で作成しておい
たマニュアルやトラブル対応時等のメモを参考にしながら,手順の確認を行った.
4.最終達成状況
実際の依頼分析業務や分析装置のトラブル対応等に携わりながら,少しずつ以前の知識や技術を思い
出している状況である.また,国際科学イノベーションセンターに新規導入されたオージェ電子分光装
置など,新しい装置や技術についても勉強中である.
5.今後に向けて
短時間勤務の時間内で分析が終わらないことがあるため,今後は効率よく分析業務ができるように段
取りの工夫とスキルアップを図りたい.そして,技術職員として学内のニーズの高い分析技術と知識の
向上に努め,利用者へより良い技術を提供できるようにしたいと考えている.
6.おわりに
育児短時間勤務制度を利用し,仕事と育児が両立できる環境と日頃サポートしていただいている職員
の方々に感謝したい.