サンプル問題 生物

サンプル問題
生物
DNA の調節発現に関する記述である。以下の各問いに答えなさい。
大腸菌は通常グルコースをエネルギー源としている。グルコースがなくラクトースがある
場合は、ラクトース分解酵素を合成して、グルコースとガラクトースに分解して利用する。
グルコースがありラクトースがない場合には、ラクトース分解酵素の遺伝子は発現せず、
酵素は合成されない。これは
A
RNA の合成を行う酵素が結合するべき
DNA の領域に
B
C
調
節遺伝子によって合成される調節たんぱく質が結合するため、 D ラクトース分解酵素の
mRNA を合成することができないためである。
グルコースがなくラクトースがあると、(
ア
)が調節タンパク質と結合するため、
調節タンパク質は DNA に結合できなくなる。すると RNA を合成する酵素が RNA 合成を
行うことができるようになる。このような遺伝子の発現調節のしくみはオペロン説として知
られている。
(1)下線部Aの酵素を何というか。次の①から⑤より一つ選べ。
① DNA ポリメラーゼ
②RNA ポリメラーゼ
③DNA リガーゼ
1
④ラクターゼ
⑤DNA ヘリカーゼ
(2)下線部 B の特別な領域を何というか。次の①から⑤より一つ選べ。
① エキソン
②プロモーター
③オペレーター
2
④調節遺伝子
⑤
(3)下線部 C の調節たんぱく質を何というか。次の①から⑤より一つ選べ。
① ホルモン
②リプレッサー
③オペレーター
④レセプター
イントロン
3
⑤プロモーター
(4)下線部 D の mRNA 合成することを何というか。次の①から⑤より一つ選べ。
① 翻訳
② スプライシング
③ 複製
④ 転写
⑤ PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)
(5)( ア )に入る最も適切な語句は何か。次の①から⑤より一つ選べ。
① グルコース
②コドン
③rRNA
④ tRNA
5
⑤ ラクトースの代謝産物
(6)本文のような遺伝子の発現調節機構を提唱した科学者を①~⑨より、二名選べ。
6
、
① モノー
⑦チェイス
7
②メセルソン
⑧ カルビン
③ベンソン
⑨ジャコブ
④ハーシー
4
⑤クリック
⑥スタール