技術部総括 統括技術長 松澤 清 1. 目標 近年キャンパス内の大型プロジェクトが増加し、その中で特に大型機器が増加した。それに伴い、 機器の管理取扱いに関する業務依頼が増加し、担当技術職員の負担も増大してきている。技術部と してこのような状況に対応すべく、これまでのように特定の系・特定の職員に負担が片寄ることの ないよう、多くの技術職員が自分の専門分野以外の知識・技術の習得ができるような体制にしてい くことを今年度の大きな目標とした。その一つの方策として、技術部職員を講師とした独自の研修 会が実施された。今後、このような活動を増やし、系に捉われない、系を越えたグループ等での業 務が可能となることを目指す。 2. 活動報告 1)研究支援業務 今年度は、68 件の業務申請があった。例年行っている学科の実験・実習業務や研究室業務、大 型機器関連業務の他、プロジェクトに関連する補助業務が加わり、例年以上に技術職員個々の負 担が増大した。 2)学部支援業務 例年同様、各種入試関連業務、オープンキャンパス(2 回) 、高校生対象のキャンパス見学(7 回) 、 ISO 環境管理関連業務、安全衛生関連業務、キャンパス内美化活動などを行った。 3)委員会活動 技術部内委員会としては、今年度は新たに研修委員会を設け、各種の研修会を一括して企画・運 営することになった。このことで、これまでのように毎回担当者が変わることで異なった方針で運 営されてきた研修等の統一性が図られることになった。 また、来年度行われる信州大学教室系技術職員研修会が工学部で開催されることに伴い、実行委 員会が設置された。 その他は、昨年までと同様、将来構想委員会・広報委員会・地域貢献実行委員会・技術部室整備 委員会が引き続いて活動を行った。 学部内委員会としては、安全衛生委員会・共同利用大型機器管理委員会・情報システム管理委員 会国際科学研究センター機器管理委員会などにおいて、各担当者が重要な役割を果たした。 3. 来年度に向けて 系に捉われない研究支援活動という当初の目標はスタートさせたが、まだまだ始めたばかりであり、 来年度はさらに研修等機会を増やし、内容を充実させ技術職員それぞれのスキルアップを図っていく 必要がある。 工学部キャンパス内において、技術職員の業務量は益々増え、その内容も多岐に亘り、尚且つ技術 職員の役割も重要になってきている。それらのニーズに応えるためにも、さらなる技術の向上・知識 の習得が必要となる。技術部職員にはそのための努力を期待し、統括技術長としてサポートしていき たい。
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