いつも見る風景が違って見える

こころコラム
いつも見る風景が違って見える
私は車で通勤していますが、高梁川の土手の道をしばらく走ります。
大抵は音楽を聴きながらぼっと運転しているのですが、風景にあっと
思うことがあります。なんの変哲のない小山ですが今は紅葉が終わり
深い緑のなかに赤茶や黄色など枯葉色のグラデーション、河原の枯れた
ススキや雑草、それらが朝日にあたって輝く部分と影の部分が織りなす
絶妙な色合いに思わず見入ってしまいます。冬になると全体が枯れた
色合いになりそれも最近は美しいと感じます。春になると山あいの所々に
山桜のピンクが混じり愛らしく、もちろん酒津の桜は咲き始めから満開、散り終わりま
で楽しみに眺めます。その後新緑に始まり、青々とした木々
も生命力を感じます。信号待ちをしている時の街路樹でも、
大なり小なり同じようなことが感じ取れます。見慣れたあ
たり前の風景でも、こころを凝らして見ると、見え方が変
わり、自然が持つ力や美しさを感じ取れるように思います。
そんなことに日々の小さな感動を感じています。
安全衛生委員会