車載型排気ガス成分測定装置 AVL M.O.V.E Gas PEMS AVLアプローチ AVL GAS PEMSは、 排気ガス中のTHC、 NO/NO2、 CO/CO2濃度を測定するためのコンパクトで堅 牢なPEMSシステムです。 移動型アプリケーションに最適化された実証済みテストセル アナライザの 使用により、 高精度の測定を実現しています。 すべてのアナライザを温調することで、 周囲条件が変化 しても信頼性の高い測定が実現できます。 装置はAVL M.O.V.Eシステム コントロールによって制御さ れます。 AVL M.O.V.Eは、 データの保存、 オンラインでの排出ガスの計算、 追加センサと車両のCANバ スへアクセスするためのインターフェイスを提供します。 市場ニーズ 2007年に米国で導入され、 欧州でEuro VIから適用さ れたガス状排出物の重量車使用過程規制では、 移動型 排気ガス測定システム(PEMS)の設置が要求されてい ます。 試験車両でPEMSシステムを使用した場合も、 研 究開発の効率が向上します。 なぜなら、 排出ガスや他の 目標値を同時に最適化できるからです。 PEMSシステム は、 変化しやすい周囲条件においても信頼性の高い結 果を出力する必要があります。 / 30 AVL M.O.V.E Gas PEMS 測定原理 NDUV (NO/ NO2)、HFID (THC)、 NDIR (CO, CO2)、電気化学式 (O2) 測定値出力 ppm、vol.%(g/km、 g/kwh、g/hp-hr ... 追加装置による) 主な用途 US EPA 1065、 Euro VI、 研究開発に準拠した 使用過程車のコンプライアンス試験 測定範囲 THC: 0 … 30,000 ppm C1、 NO: 0 … 5,000 ppm、 NO2: 0 … 2,500 ppm、 CO: 0 … 5 vol.%; CO2: 0 … 20 vol.% ゼロ ドリフト/ 8 h THC: 1 ppm、 NO/ NO2:2 ppm、 CO: 20 ppm、 CO2: 0.1 vol.% 特徴 • 広い範囲の周囲温度と変化しやすい 周囲条件の下で高精度測定を行うた めの内部環境コンセプト • 内部ダンパと外部ダンパ オプションに より、 振動の影響を受けにくい • 低測定レンジでも測定精度が高い • 試験間隔が長くても正確な測定値のド リフトが小さい • 暖機時間が短縮できる 「休止状態」 モ ード 周囲動作 温度 -30 … +45 °C 暖機時間 約 45分 入力/出力 1 x イーサネット、8 x アナログ出力、 4 x アナログ入力、5 x デジタル入力、 4 x デジタル出力 電力要件 < 450 VA (暖機後、20℃の時) 重量 約 50 kg 寸法(W x H x D) 482 x 356 x 540 mm 光音響法を用いた測定移動型スート測定装置 AVL M.O.V.E PM PEMS AVLアプローチ AVL PM PEMSは新しい比例式サンプリング機能を備えることによって、 重量車を対象とする Euro VI Heavy-Duty In-Service Conformity Testing(ISC)に向けた準備が整い、 US EPA HeavyDuty In-Use Testing(HDIUT)において選ばれ続けています。 このシステムは、 コンパクトで頑丈な光 音響法式のリアルタイム スートセンサと重量法によるPM測定モジュールから成ります。 使用過程車試 験に要求される時間分解方式のPM排出量は、 粒子フィルタに捕集した質量、 時間分解方式のスート 信号、 排気質量流量に基づいて決定されます。 すべての計算はAVL Concerto PEMS内で行えます。 市場ニーズ 2010年に粒子状物質(PM)の規制値がUS EPA Heavy Duty In-Use(HDIUT)規則に追加されました。 これにより製造者は、 使用年数が長い車両もPM規制 値を満足するということを証明しなければなりません。 これに相当する欧州インサービス適合規制に加え、 オフ ロード車に対する規制もUSとEUの両方においてすで に準備段階に入っています。 使用過程車の試験は移動 型測定装置を使用して行います。 そのため、 測定装置は コンパクトで取り付けが簡単かつ頑丈であることが必 要です。 特徴 • Euro VI HDインサービス適合(ISC) 試験に対応可能 • 重量車用使用過程車試験(HDIUT)に 対してUS EPA認可取得 • 取り付けが短時間で行え、 操作が簡単 • 高精度測定 • 既存のPEMSシステムへの統合が簡単 • 多くの評価プロジェクトとお客様の現 場にて実証された堅牢性 • 実証済みのAVL測定技術がベース AVL M.O.V.E PM PEMS 測定原理 光音響法と重量法 測定値出力 mg/m3 (スート濃度)、g/kWh、 g/hp-hr、 g/test (追加設備の取り付けが必要) 主な用途 US-EPA-1065-HDIUTおよびEU VI HD ISC規 制準拠使用過程車試験、研究開発 スート測定範囲 最大1,000 mg/m3 (DR=20の時) 周囲動作温度 5 ... 40℃ 希釈率 (一定) DR=20まで 希釈比 (比例) DR=2 ... 100 スート検出限界 ~ 0.005 mg/m3 スート信号立ち上がり時間 < 1 sec データ記録レート 1 Hz (標準)、 5 Hz (選択値用) フィルタ ホルダ 47 mm測定/バックアップ フィルタ インターフェイス アナログ (0 – 10V、2 In/4 Out)、 デジタル (4 In/4 Out)、 1 TCP/IP 要求電力 約 400W (暖機後) ショップエア要件 ショップエアは不要 重量 約 45 kg 寸法 (W x H x D) 483 x 422 x 540 mm / 31
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