参加表明書・技術提案書作成要領

別 添1
参加表明書・技術提案書作成要領
1 参加申込書
(1) 参加表明書(様式1)
1部
(2) 添付書類
各1部
① 会社概要書(様式2)
② 設計共同企業体参加資格審査申請書(様式3)
③ 設計共同企業体協定書(様式3-1)
④ 設計共同企業体使用印鑑届(様式3-2)
⑤ 委任状(様式3-3)
⑥ 事務所の技術職員等の状況(様式4)
⑦ 設計担当チームの管理技術者・主任技術者(様式5)
⑧ 管理技術者の主要業務実績(様式6)
⑨ 意匠担当主任技術者の主要業務実績(様式7)
⑩ 協力事務所の内容等(様式8)
(3) 記入上の留意事項
① 会社概要書
・貴社の概要について記入してください。
・商業登記簿謄本の写し及び会社のパンフレット等、会社の概要がわかるものを添付し
てください。(設計共同企業体の場合は構成員ごと)
② 設計共同企業体参加資格審査申請書
・構成員は、すべて記入してください。
③ 業務共同企業体協定書
・協定書の写し1部を提出してください。
④ 設計共同企業体使用印鑑届
・設計共同企業体で使用する代表者の印鑑を押印し、1部提出してください。
⑤ 委任状
・構成員ごとに各1部提出してください。
⑥ 事務所の技術職員等の状況
1
・貴社における建築設計の専門分野別に職員数を記入してください。
⑦ 設計担当チームの管理技術者・主任技術者
・管理技術者は「一級建築士」の資格を有するものとし、意匠担当主任技術者を兼ねるこ
とはできません。
・「資格」は本件業務を行うにあたり関連する資格について記載し、資格証の写し等を添
付してください。
・「業務実績」は、対象施設が平成13年4月以降に業務を完了し、担当者として従事し
た業務について記入してください。実績が証明できる資料を添付してください。
・改修工事、模様替え工事及び耐震補強工事の設計実績は、今回の業務実績とはなりませ
ん。
・管理技術者、各主任技術者は、「業務」を1件、記入してください。
・「立場」欄は、業務の役割を「管理技術者」、「主任技術者」、「その他」の別に記入
してください。なお役割が主任技術者の場合は担当分野及び具体的な役割を記入してくだ
さい。
・「主な受賞」欄は、業務実績に記載した業務における、公共団体、建築学会及び建築設
計団体が行う建築コンクール等の受賞実績を記入してください。ただし、建築関係、建設
コンサルタント業務に係る賞に限ります。
⑧ 管理技術者の業務実績
・「業務」1件について、写真等を添付し、業務内容や設計コンセプトについて簡潔に記
入してください
⑨ 意匠担当主任技術者の業務実績
・「業務」1件について、写真等を添付し、業務内容や設計コンセプトについて簡潔に記
入してください
⑩ 協力事務所の内容
・協力事務所の内容及び協力事務所を含む体制を記載してください。
2 技術提案
(1)提出書類
1)業務実施方針及び業務スケジュール(A4版1枚任意様式)を1部提出して下さい。
石巻市の復興とホール機能、博物館機能の再建となる本事業に関する①事業の実施方
針、②様々な専門家と共同する取組体制、③工程、④被災地におけるコスト管理等の事項
等を簡潔にまとめてください。(フォントサイズは、本文10.5ポイント、表等8ポイント
とします。)
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2)技術提案書
技術提案書の作成には、以下の事項に留意してください。
① 技術提案書はA1版1枚とし、そのA3縮小版を10部及び電子データ(CD等)1部
を提出してください。
・文章の説明文字の大きさは12ポイント以上、図や表の中の文字は10.5ポイント
以上の大きさで作成してください。また、各提案には、カラーコピーを用いても構い
ません。
・電子データの形式は、汎用の形式(PDF、Word、Excel等)で提出願いま
す。
② 技術提案書は、広域での構成がわかる配置図、各機能の連関が分かる略平面、空間構
成図を適切なスケールで表現してください。
・図中に(2)技術提案に関する課題 1)①~③、2)①~④、3)①~⑧、4)の
項目を明記して、提案の骨子がわかりやすく理解できるように工夫してください。
③ A1版横・1枚(横書き)で提出してください。(裏面は使用不可)
④ 主要平面・断面イメージ図は、1/500 とします。
⑤ 技術提案書の材質、レイアウト、着色は自由とします。
⑥ 写真,イラスト、スケッチ、イメージ図の使用は可とします。
⑦ 技術提案書には、参加表明書の提出後に与えられた整理番号を、右上角に枠を作成し、
必ず記入してください。(記載枠サイズ:縦2.5cm×横5cm 程度,フォント:半角の
MS ゴシック、フォントサイズ:48 ポイント)
⑧ 技術提案書を受領した後の提案物の追加、修正及び再提出は認めません。
⑨ 技術提案書には、整理番号以外の提案者の会社名、個人名等が特定できる記号等は一
切記入できないものとします。
(2)技術提案に関する課題
別添2「(仮称)石巻市複合文化施設事業計画概要」及び別添3「石巻市複合文化施設整備
基本構想」並びに別添4「石巻市複合文化施設整備基本計画」を基に、以下の項目について
提案してください。
1)広域での土地利用に対応した敷地の考え方
本計画の敷地は、長い歴史を持つ石巻中心街から5kmほど北にあり、大規模な運動公園
やビジネスエリアが展開する新しい地域に立地している。西-北-東は小さな山で囲まれ
ながらも基本的には平坦で南に旧北上川がゆったりと流れている地勢的特徴にも配慮し
なければならない。旧市街との関係や自然の活用、さらには車のアクセスを整理しながら
豊かな環境を作り出すことが求められている。
① 広域を見据えた土地利用
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・旧市街や新しくできた住宅地との関係
・運動公園エリアにおける本施設の考え方
・それら敷地外に存在する関係性(ネットワーク)の結節点として本事業が果たす役割
と敷地の活用方法
② 多世代の市民に親しまれるランドスケープ、生態系に配慮した植生計画
③ 広域交通を担う自動車動線と安全な歩行者動線の調整
2)複雑な機能を適合させ魅力ある空間を作り出す建物構成
本計画においては、ホールを中心に生涯学習、博物館など多様な機能を集約しながら、相
互にシナジーを出すような計画でなければならない。相互に出会い、驚きが伝播し、創造
性を相互に交換することで、新しい文化が生み出されるものとすることが求められている。
それらが持続可能な形で運用していけるように、若い世代から高齢者まで含む多くの
人々が自発的に運営にも参加できる仕組みが内包されていることも有用と思われる。
① 周辺環境との調和を図り、複合施設のメリットを生かした内外空間の創出
② ホール、生涯学習施設、博物館の相乗効果を誘発し、多様な出会いを生む動線計画
③ 持続可能で自律的なマネジメントを可能にする冗長性の高い空間構成
④ 災害時においても防災機能を果たしうる各空間構成
3)それぞれに要求される複雑な機能を実現する空間性能
ホールには高い音響性能、適切な舞台設備、博物館部分には公開承認施設として求めら
れる機能を有した分かりやすく魅力的な展示空間、安全性の高い収蔵空間、さらにはそれ
らを繋ぐ各機能にも訪れる人々が溜まりとして活用する快適な空間性能が要求される。限
られたコストの中で、ある程度の機能の絞り込みを行いつつ、要求される機能の水準を実
現する現実的手法の開発は極めて重要である。
① 様々な演目に対して最適な音響空間を実現できる質の高いホール
② 芸術の喜びを甘受できるホワイエ等の周辺空間
③ 作り手のことを考えた適切なバックステージ
④ 石巻の歴史を深く共有できるとともに何度も訪れたくなる魅力的な展示空間
⑤ 貴重な収蔵品を適切に守る収蔵空間
⑥ 生涯学習ゾーンを活用した市民の自律的活動を喚起する創作空間
⑦ 安全で経済的な基礎と架構の考え方
⑧ サスティナブルな環境を実現する熱環境や素材の考え方
4)その他(自由な提案)
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3 評価基準
(1)設計業務実績評価
業務実績による点数評価は行わないものとしますが、本計画の実現に当たり、設計者の実施
能力を判定する参考とさせていただきます。
(2)技術提案書評価基準
1)評価項目等
技術提案の内容と、
業務実施体制や業務スケジュール等について、
公開ヒアリングを行い、
次の評価項目に基づき非公開による書類審査を行います。
評価項目
業務実施方針等
評価内容
①事業の実施方針、②様々な専門家と共同する取組体制、③工程、
④被災地におけるコスト管理
広域での土地利用に対応した敷地の考え方
課題1)
①広域を見据えた土地利用、②多世代の市民に親しまれるランドスケ
ープ、生態系に配慮した植生計画、③広域交通を担う自動車動線と安
全な歩行者動線の調整
複雑な機能を適合させ魅力ある空間を作り出す建物構成
①周辺環境との調和を図り、複合施設のメリットを生かした内外空間
課題2)
の創出、②ホール・生涯学習施設・博物館の相乗効果を誘発し、多様
な出会いを生む動線計画、③持続可能で自律的なマネジメントを可能
技
にする冗長性の高い空間構成、④災害時においても防災機能を果たし
術
うる各空間構成
提
案
それぞれに要求される複雑な機能を実現する空間性能
①様々な演目に対して最適な音響空間を実現できる質の高いホール、
②芸術の喜びを甘受できるホワイエ等の周辺空間、③作り手のことを
課題3)
考えた適切なバックステージ、④石巻の歴史を深く共有できるととも
に何度も訪れたくなる魅力的な展示空間、⑤貴重な収蔵品を適切に守
る収蔵空間、⑥生涯学習ゾーンを活用した市民の自律的活動を喚起す
る創作空間、⑦安全で経済的な基礎と架構の考え方、⑧サスティナブ
ルな環境を実現する熱環境や素材の考え方
課題4)
その他自由な提案
2)評価の方法
・各委員は、各案の可能性や問題点を議論しつつ優秀案を絞り込みます。
・審査委員長は、専門が異なる各委員によるそれぞれの評価が円滑に共有できる環境に
心を砕くとともに、残すべき案は何かを徹底的に議論できるよう、議論をリードしま
す。
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