Chiba Institute of Technology Studies in Practical Field Ecology ■ 紹介テーマ 生態系の構造機能の解明と生物生息場の理解 野外調査を基礎とした生命・生態系教育の実践 被度(%) 90 0.9 80 0.8 70 0.7 60 0.6 50 0.5 40 0.4 30 0.3 20 0.2 10 0.1 0 2.00 1.00 0.00 -1.00 -2.00 護岸からの地盤高さ(m) -3.00 0 -4.00 適正指数(SI) 1 100 👈 千葉県岩井海岸にお ける海浜植物の分布域と その生息地盤高さを調べ た一例です。 海浜植物の分布域でき る高さは限定的で、人の出 入りのある部分などでは、 その面積が小さくなる傾向 があります。 👈 同じ海岸で背後の海 岸林を構成するクロマツの 枯死と混交林化の進み具 合を、ドローンを用いて撮 影し分析した一例です。サ サの侵入、枯死の拡がりが 確認されます。下草などの 処理も十分ではなく、海岸 林内に立ち入ることが困 難な状況です。 巣穴体積 3 (cm /個) 巣穴密度 2 (個/m ) 干潟1m2当りの 3 2 巣穴体積(cm /m ) 調査干潟における 2 生息面積(m ) 調査干潟全体の 巣穴体積(m3) トビハゼ チゴガニ ヤマト オサガニ 400 2 37 0.06 110.2 16.1 24 220.4 595.7 2,500 1,000 5,200 0.06 0.22 3.10 生物写真 巣穴の形態 👆 多摩川河口の希少な泥干潟において,すみわ けが見られる主要な生物の巣穴調査を実施し、生 物による底質撹拌量を比較しています。 ■ その他のテーマ 生態系の保全・再生のための生命科学と土木工学・環境工学の融合/生命・生態系と人間社会のアナロジー探求 生態工学・応用生態学・社会生態学・生態系教育 ■ 研究分野 生命・自然環境に対する理解、フィールド調査を基礎として、ゲノム解析などの生命科学の分析技術を導入しながら、 生態学と諸科学との境界分野での研究を展開していきます。生命をみすえ、生物をとおして、社会・人のかかわりも 視野に入れて、生態系の保全・再生・創造・評価、生態系教育に取り組みます。 研究活動のキーワードは、「しくみとつながり」です。 Watching + Wondering 詳しくは =? 社会生態工学研究室 Laboratory for Socio-Ecological Engineering 先進工学部生命科学科 教員 五明美智男
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