「県内中山間地域における農業集落等実態調査」実施要領 1 目的 中山

「県内中山間地域における農業集落等実態調査」実施要領
(学官連携による農山漁村実態調査事業)
1
目的
中山間地域の農業・農村は、水源涵養、洪水防止、土砂崩壊防止等の多面的機能
を有しており、中山間地域のみならず、下流域の都市住民を含む多くの県民の生命・
財産と豊かなくらしを守る役目を有している。
しかし、県内中山間地域では、平坦地に比べ生産性が低いことに加え、過疎化・
高齢化が進展する中で、担い手の減少、耕作放棄の増加等により、農業や集落の維
持・存続が危惧される状況にある。
このため、多様な調査方法により、県内中山間地域における農業集落及び農業者
等の農業生産活動や生活経済等の実態に係るデータを収集するとともに、そのデー
タを分析することにより県内中山間地域の課題を抽出し、持続可能な中山間地域農
業の確立に向けた支援施策につなげていくことを目的として実施するものである。
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業務内容
委託業務内容は、次のとおりとし、具体的な調査方法、調査内容については、プ
ロポーザルによる企画提案のなかで提案するものとする。
業務の(2)及び(3)については、先行して分析を行い、平成28年11月を目安に
中間報告を行うこと。
なお、調査に当たっては、県内大学等の研究教育機関と連携して行うことが望ま
しい。
(1) 調査検討委員会の運営
県が推薦する有識者(県内大学教員等)等からなる調査検討委員会を運営し、
調査の手法、内容、調査結果の分析・検討・評価等を行う。
(2) 統計資料による中山間地域等集落の情報収集、分析
すでに公表されている統計資料を活用し、本県中山間地域集落等の集落構造や
農業生産の状況について、現況及び経年変化を分析する。
① 使用する統計資料
農林業センサス、経済センサス、国勢調査、集落営農実態調査等
② 分析する項目
農家数、農業従事者数・年齢構成、耕地面積、農業所得等
(3) 中山間地域等集落アンケート調査の実施、取りまとめ及び分析
市町村の協力のもと、中山間地域等の農業集落の代表者等へアンケート調査を
行うとともに、その結果を取りまとめて分析する。
① 調査対象集落
県内中山間地域等直接支払事業の交付対象集落(被災地を除く)1,270 ヶ所
程度
② 調査項目
集落の世帯別構造(家族構成、就業状況等)、集落維持の課題、将来予測等
※ 上記(2)の統計資料では把握できない内容をアンケートで補完。
(4) サンプル集落調査の実施、取りまとめ及び分析
上記(2)及び(3)の分析結果及び県からの情報提供に基づき、県内の中山間地域
等集落を類型化し、その中からサンプルとなる農業集落を選抜し、市町村の協力
のもと、集落代表者や集落内農業者を対象とした聞き取り調査を行い、その結果
を取りまとめる。
① 調査対象集落
上記(3)①調査対象集落のうち、サンプルとして 30 集落程度
※ 対象とする集落については、上記(2)及び(3)の分析結果等を参考に、県と
協議して決定する。
② 調査対象者数
1集落当たり 10 戸以上
③ 調査項目
家族構成、就業状況、家計調査(収入、支出)等
(5) その他調査等
1の目的に資するため、上記(2)∼(4)以外に必要な調査等があれば、企画提案
する。
(6) 調査報告書の作成
上記(1)∼(5)の調査・分析結果を調査報告書として取りまとめ、印刷する。
調査報告書に掲載する主な内容については、下記のとおり。
① 県内中山間地域の農業集落及び農業者等の現状及び課題、必要な支援の方向
性等
② 持続可能な中山間地域農業・農村の構築に資する事例の紹介
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委託期間
契約締結の日から平成29年3月15日までとする。
4
予算限度額
17,000,000円(消費税及び地方消費税を含む)
なお、提案にあたっての目安(上限)となる額であり、契約額は別途設定する予
定価格の範囲内で決定することとなるため、上記の金額と必ずしも一致しない。
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対象経費
委託契約の対象経費は、上記「2業務内容」に掲げる業務を行うために必要な人
件費、諸謝金、旅費、役務費、需用費、使用料、一般管理費等。
なお、備品類の購入経費は対象外とし、リース又はレンタルにより調達すること。
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受託者の要件
(1) 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当し
ないこと。
(2) 熊本県内に本店・支店又は営業所等を有するなど、県との連絡調整に支障がな
い事業所であること。
(3) 物品購入契約等及び業務委託契約に係る競争入札参加者の資格等に関する要綱
に基づく審査を受け、調査業務に係る入札参加資格を有すると決定された者、若
しくは、今回の業務委託に当たり、上記に基づく資格審査を申請している者。
(4) 消費税及び地方消費税並びに県税に未納がないこと。
(5) 参加表明書の受付を開始する日以降、随意契約締結日までの間に指名停止の措
置を受けていない者であること。
(6) 宗教活動や政治活動を目的としないこと。
(7) 会社更生法、民事再生法等に基づく更正又は再生手続を行っていないこと。ま
た、手形交換所による取引停止処分、主要取引先からの取引停止等の事実がある
など、経営状態が著しく不健全である者でないこと。
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受託者の選定
(1) 選定方法
公募型プロポーザル方式とする。受託者の選定にあたり、応募書類とプレゼン
テーションによる審査を行い、適当と認められる応募者を採択するものとする。
(2) 契約の方法
地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定により随意契約とし、熊
本県会計規則第95条第1項第1号の規定により単独見積とする。
本契約は、公募型プロポーザル方式で実施するものであり、審査結果により契
約の相手方が特定されるため、単独見積とする。
(3) 採用予定数
1社
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事業スケジュール(予定)
平成28年 7月28日(木)参加表明書、質問書提出期限(17時必着)
8月22日(月)企画提案書提出期限(17時必着)
8月 下旬
審査会(プレゼンテーション)
8月 末
審査会結果通知
9月 中旬
委託契約締結
事業開始
11月
中間報告(2の(2)及び(3)について)
平成29年 3月 中旬
事業成果報告
応募手続き
(1) プロポーザルの参加表明書の提出について
① 提出書類
ア)参加表明書(第1号様式)
イ)添付資料
(a) 事業所の概要(資本金や活動概要が分かるもの)
(b) 組織体制に関する書類
(c) 貸借対照表、損益計算書及び利益金処分計算書(直近1事業年度分)
(d) 定款の写し
(e) 事業所の履歴事項全部証明書(発行後3ヶ月以内のもの(写し可))
(f) 納税証明書(消費税及び地方消費税に未納がないことの証明並びに熊本
県税に未納がないことの証明)
※ 平成29年3月31日までの熊本県の競争入札参加資格(調査業務)を
有する応募者については、上記(c)∼(f)の提出は不要とするが、資格審査
結果通知書の写しを提出すること。
② 問い合わせ及び提出先
〒862−8570 熊本県熊本市中央区水前寺6丁目18−1
熊本県農林水産部農村振興局むらづくり課むらづくり推進班
(担当:渡辺、元田)
電話 096−333−2378 FAX 096−385−5025
E-mail [email protected]
③ 提出部数
1部
④ 提出期限
平成28年7月28日(木)17時必着
※ 提出方法は、持参又は郵送とし、期限までに必着すること。
(土曜日、日曜日及び休日は除く。提出時間は午前8時30分から午後5
時まで。)
(2) 質問書の提出について
① 提出書類
質問書(第2号様式)
② 提出先
上記9(1)②に同じ。なお、持参又は郵送による提出の場合は、併せて電子メ
ールでも提出すること。
③ 質問書に対する回答
質問の内容及び回答は、プロポーザルの参加表明者全員に電子メールで送信
する。その際、質問者名は公表しないものとする。
なお、申請業者は県からメールを受信した場合、速やかに返信し、確認した
ことを知らせること。
④ 質問受付期間
平成28年7月28日(木)17時必着
(3) 企画提案書の提出について
① 提出書類
ア)企画提案書(第3号様式)
イ)添付資料
様式は任意とするが、下記「10 企画提案内容」に基づき記載すること。
なお、用紙は原則としてA4サイズとすること。
② 提出先及び質問の受付
上記9(1)②に同じ
③ 提出部数
正本1部とそのコピー3部(計4部)
※ 企画提案書は、ホチキス又はクリップ留めすること(ファイリング不要)。
なお、概算経費内訳書は企画提案書の最終頁に添付すること。
④ 提出期限
平成28年8月22日(月)17時必着
※ 提出方法は、持参又は郵送とし、期限までに必着すること。
(土曜日、日曜日及び休日は除く。提出時間は午前8時30分から午後5
時まで。)
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企画提案内容
(1) 全体スケジュール
各調査の実施時期等が分かるように記載すること。
(2) 委託業務の実施方法、実施体制等について
① 各調査の実施方法、実施体制について記載するとともに、業務内容2(4)サン
プル調査については、特に具体的にどのような実施方法、実施体制で臨むかを
記載すること。
② 調査の実施方法や分析に当たり、大学等専門家の助言や意見を参考とする場
合は、実施体制の中に、当該専門家の所属・氏名も出来るだけ記載すること。
(3) 概算経費内訳書
各経費の実施見込みについて、内訳を記載すること。
(4) 類似業務の処理実績について
本委託業務と類似の業務を行ったことがあれば、その業務名及び業務内容につ
いて記載すること。
(5) その他
上記以外で、本委託事業に対する貴社の考え等があれば記載すること(記載せ
ずとも可)。
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審査方法
応募書類及びプレゼンテーションの内容に基づき、次の審査項目について、3人
の審査員による審査を行う。審査員一人当たりの持ち点を70点とし、最高合計点
を70点×3人=210点とする。なお、合計点105点以上を合格とし、合計点
の最も上位の応募者を受託者として選定する。
また、合計点数が同一である場合は、
「実現可能性」の評点が高かったものを上位
とする。
配点
審査項目
審査の視点
(各人)
理 解 力
実現可能性
企画構成力
専 門 性
実施計画は委託事業の趣旨に沿ったものとなっているか
計画内容及びスケジュールは実施可能なものとなってい
るか
見積書の積算は妥当か
事業の遂行に必要な組織力、人員、能力を有しているか
実施計画は必要とされる成果が期待できる企画内容とな
っているか
計画内容に独自のアイデアが盛り込まれているか
今回の委託業務に関する知識経験を有しているか(専門
家による助言体制含む)
過去に同様の実績があるか
10点
20点
20点
20点
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契約保証金
受託者は、契約締結に際し、熊本県会計規則第77条の規定により契約金額の
100分の10以上の契約保証金を納付するものとする。ただし、受託者が同規則
第78条各号に該当する場合は、この限りではない。
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契約の解除等
受託者がこの実施要領の「2業務内容」、
「5対象経費」、
「12 契約保証金」及び次
の(1)、(2)に定める内容に違反した場合には、契約を解除し、委託料を支払わず、
若しくは支払った委託料の一部又は全部を返還させることができるものとする。ま
た、次の(1)、(2)について、契約を解除した場合には、受託者は違約金として委託
料の10分の1を支払うものとする。
(1) 受託者が別に定める「業務委託仕様書」に定める義務を履行しないとき。
(2) 受託者の責めに帰する理由により、委託期間内に業務を完了する見込みがない
ことが明らかになったと認めるとき。
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特記事項
(1) 秘密の保持等
受託者は、業務の処理上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。また、委
託者の承諾なしに、業務の処理過程において得られた記録等を他人に閲覧させ、
複写させ、又は譲渡してはならない。
(2) 個人情報の保護
受託者は、契約の履行に当たって、別添「個人情報取扱特記事項」を遵守する。
(3) 権利義務の譲渡等
受託者は、委託者の承諾なしに、契約により生ずる権利を第三者に譲渡し、又
は義務を第三者に引き受けさせてはならない。
(4) 再委託の禁止
受託者は、委託者の承諾なしに、業務の処理を第三者に委託し、又は請け負わ
せてはならない。
(5) 損害のために必要を生じた経費の負担
業務の処理に関し発生した損害(第三者に及ぼした損害を含む。)のために必要
を生じた経費は、受託者が負担する。
(6) 本委託業務の経理の別について
この業務に係る経費を明らかにするために、他の経理と明確に区分して、会計
帳簿及び証拠書類を整備するものとし、本委託業務が終了した日の属する会計年
度の終了後5年間、これを保存しておかなければならない。
(7) 精算条項について
本業務委託契約の締結に当たっては、精算条項を設け、実際に要した経費に基
づいて委託料の額の確定(精算)を行う。
(8) その他
この要領に定めるもののほか、必要な事項は別途定めるものとする。
(別添)
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1 受託者は、個人情報(個人に関する情報であって、特定の個人が識別され、又
は識別され得るものをいう。以下同じ。)の保護の重要性を認識し、事業を実施す
るに当たっては、個人の権利利益を侵害することのないよう、個人情報を適正に取
り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第2 受託者は、事業に関して知ることのできた個人情報を他に漏らしてはならない。
この契約が終了し、又は解除された後においても、同様とする。
(収集の制限)
第3 受託者は、事業を行うために個人情報を収集するときは、事業の目的を達成す
るために必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(適正管理)
第4 受託者は、事業に関して知ることのできた個人情報の漏えい、滅失及び毀損の
防止その他個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(作業場所の特定)
第5 受託者は、事業を処理するため個人情報を取り扱うときは、その作業を行う場所
を明確にし、あらかじめ甲の承諾を得なければならない。
(従事者の特定等)
第6 受託者は、この契約による個人情報を取り扱う事務に従事する者の範囲、責任区
分等を明確にし、特定された従事者以外の者が当該個人情報を取り扱うことがないよ
うしなければならない。
(利用及び提供の制限)
第7 受託者は、甲の指示又は承諾がある場合を除き、事業に関して知ることのでき
た個人情報を契約の目的以外の目的に利用し、又は第三者に提供してはならない。
(複写又は複製の禁止)
第8 受託者は、事業を処理するために委託者から引き渡された個人情報が記録され
た資料等を、委託者の承諾なしに複写し、又は複製してはならない。
(再委託の禁止)
第9 受託者は、事業を行うための個人情報の処理は、自ら行うものとし、委託者が
承諾した場合を除き、第三者にその処理を委託してはならない。
受託者は、委託者の承諾により、第三者に個人情報を取り扱う事務を委託する場合
は、委託者が受託者に求める個人情報の保護に関する必要な措置と同様の措置を当該
第三者に講じさせなければならない。
(資料等の返還等)
第10 受託者は、事業を処理するために委託者から引き渡され、又は受託者自らが
収集し、若しくは作成した個人情報が記録された資料・電子媒体等は、業務完了後
直ちに委託者に返還し、又は引き渡すものとする。また、受託者が管理する機器等
に記録された電子情報については、適正に消去し、又は廃棄した旨の報告を書面で
提出するものとする。ただし、委託者が別に指示したときは、その指示に従うもの
とする。
(従事者への周知)
第11 受託者は、事業に従事する者に対して、在職中及び退職後において、この業
務に関して知ることのできた個人情報を他に漏らしてはならないこと、契約の目的
以外の目的に使用してはならないことその他個人情報の保護に関し必要な事項及び
熊本県個人情報保護条例(平成12年熊本県条例第66号)第44条又は第45条
の規定に該当した場合は罰則の適用があることを周知するものとする。
(指示・報告)
第12 委託者は、受託者が事業に関して取り扱う個人情報の適切な管理を確保する
ため、受託者に対して必要な指示を行い、又は本特記事項の遵守状況等、必要な事
項の報告若しくは資料の提出を求めることができるものとする。
(実地調査)
第13 委託者は、必要があると認めるときは、受託者が事業の執行に当たり取り扱
っている個人情報の状況について随時実地に調査することができる。
(事故報告)
第14 受託者は、この契約に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれのあることを
知ったときは、直ちに委託者に報告し、委託者の指示に従うものとする。
(契約解除及び損害賠償)
第15 委託者は、受託者が本特記事項の内容に反していると認めたときは、この契約
の解除及び損害賠償の請求をすることができるものとする。
第1号様式
参 加 表 明 書
平成
熊本県知事 蒲島 郁夫
年
月
日
様
住所
商号又は名称
代表者 氏名
印
下記業務の企画提案書に基づく選定について関心がありますので、参加要件資料並びに必要書類を
添えて、参加希望を表明します。
なお、当該業務実施要領「6受託者の要件」に該当する者であること、及び本書の記載事項は事実
と相違ないことを誓約します。
記
1 対象業務
(1) 名称
県内中山間地域における農業集落等実態調査
(2) 履行期限
平成29年3月15日
【連絡先】
担当所属
役職・氏名
電話番号
メールアドレス
Fax番号
第2号様式
質
問
書
平成
年
月
日
熊本県知事 蒲島 郁夫 様
住所
商号又は名称
代表者 氏名
「県内中山間地域における農業集落等実態調査」に関する業務委託に係る公募型プロポーザル方式
について、次の項目を質問します。
質
問
事
項
内
【連絡先】
担当所属
役職・氏名
電話番号
メールアドレス
Fax番号
容
第3号様式
企 画 提 案 書
平成
年
月
日
熊本県知事 蒲島 郁夫 様
住所
商号又は名称
代表者 氏名
下記業務について、企画提案書を提出します。
記
1 対象業務
(1) 名称
県内中山間地域における農業集落等実態調査
(2) 履行期限
平成29年3月15日
【連絡先】
担当所属
役職・氏名
電話番号
メールアドレス
Fax番号
印