募集要項(PDF:198KB)

平成 28 年度母子父子寡婦福祉資金貸付金債権回収業務委託募集要項
母子父子寡婦福祉資金貸付金債権回収業務に係わる企画提案については、関係法令に定めるも
のの他、この要項によるものとする。
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業務名
平成 28 年度母子父子寡婦福祉資金貸付金債権回収業務委託
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業務の目的
母子父子寡婦福祉資金貸付金償還金の返還督促については、電話・通知・訪問等により回収
に努めてきたところであるが、返還対象者が増加している現状を踏まえ、返還業務をさらに強
化していく必要がある。
しかしながら、県から催告しているものの納付の意思を示さない長期滞納者や、住所不明・
電話不通の者など、収納が困難になっているケースも多い。
このことから、専門的な知識を有する業者に、債権回収業務の一部業務委託することで、収
納額の増加を目指すものとする。
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業務概要
母子父子寡婦福祉資金貸付金の償還者のうち、償還が滞っているものに対して専門業者によ
り債権回収業務を行う。債権回収業務の具体的な実施内容や方法について、専門業者より企画
提案を受け、専門知識、手法を活用し、返還額の増加となる督促を行う。その業務の対価の支
払いをする。
ただし、事業実施に当たっては、弁護士法の他、関係法令に抵触しない範囲で業務を実施す
るものとする。
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委託期間
契約の日から平成 29 年3月末日まで
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事業費上限額
2,765 千円(消費税込み)
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参加資格要件
以下の要件を全て満たすものとする。(欠格要件は県広報に掲載のとおり)
(1)弁護士法(昭和 24 年法律第 205 号)第4条に規定する弁護士または第 30 条の2に規定す
る弁護士法人で、同法第 57 条第1項第2号から第4号まで、または同条第2項第2号から第
4号までのいずれかに規定する懲戒の処分を現に受けていない者
(2)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当しない者
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委託債権の概要
委託件数、金額等
約 430 件、約 1 億円
(契約締結までに件数、金額の変動があることがある。)
委 託 債 権 の 状 況 平成 27 年度末までに発生した未納債権
過 年 度 収 納 率 約 5.2%(平成 27 年度実績)
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委託業務の内容
(1)基本的内容
収
納
率 8%以上で提案
経
費
成功報酬型とし、成功報酬率は 25%を上限とする
人件費、消耗品費、印刷費、通信運搬費、移動旅費等
従 事 場 所 ・ 時 間 事前に県に届け出た場所および時間
上記債権に対する文書、電話等督促及び弁済交渉業務
督
促
業
務 書面督促は県の取り扱い規程による
連絡先不明者の調査(文書、電話等)
業者(団体)が指定する方法とする。
回
収
業
務
県の納入通知書による収納(一部ペイジーサービス可)も可。
県の納入通知書によらず回収した債権は、当月分を翌月 10 日ま
でに県が発行する納付書により納付する。
その他必要な業務
委託要領で定められた各種報告
債権回収状況や見通し等、県との随時の協議・連絡調整
(2)提案業者(団体)独自の取り組み内容
債権回収率を上げるための、独自の取り組み内容についても、提案競技時に考慮するので、
積極的に提案願いたい。
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契約方法
提案競技により選定した業者(団体)との随意契約
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提案競技の実施方法
(1)募集期間
平成 28 年7月8日(金)~7月 28 日(木)(土・日曜日・国民の祝日を除く)
午前9時から 12 時および午後1時から5時まで
(2)提出書類等
ア
資格確認
a 提出書類…参加表明書(様式1)、誓約書(様式2)、団体の概要(任意様式)、「6
加資格要件(1)」を満たすことを証明する書類
b 提出期限…7月 19 日(火)午後5時
参
c 提出方法…持参又は郵送
イ
企画提案書等の提出
a 提出書類…企画提案書(様式3および様式3-2)※6部(1部正本、5部はコピー可)、
参考見積書(任意様式)
b 提出期限…7月 28 日(木)午後5時
※提出にあたっては、提案内容の説明をお願いするので、応募書等提出日について、事前
に県担当者と協議すること。
なお、企画提案書には次に掲げる事項を含む内容とし、原則A4版5ページ程度で
作成すること。別途、フロー図などの添付は可とする。
項目及び配点
業務実施方針
記載事項
・委託業務の目的を理解した取り組み内容
・福祉的な観点からの配慮について、具体的な取り組み内容
実施計画
・全体的な業務フロー、個別の実施スケジュール
・業務をより効率的、確実に実施するための工夫
実施体制
・本業務を遂行可能な人員の確保や補助体制
【体制】
・責任者と各事業担当者の役割分担や静岡県との連絡体制等
・静岡県との円滑な連絡調整体制の工夫
・組織内の人員の配置の工夫(経験・能力に見合った配置、作業量に見
合った増員、多数配置など)
【専門性・能力】 ・過去の債権回収業務の受託実績、その成果
【拠点・設備】
・本業務を実施する場所、設備環境(電話、FAX、インターネット等)
・静岡県内拠点の有無
【個人情報保護】 ・委託業務従事者及び受託業者従業員における個人情報保護の取扱内容
・個人情報保護マニュアル等の作成状況、本業務における個人情報の盗
難、亡失及び漏洩の防止に関する具体的な計画
個別業務実施方法
【文書督促】
・文書催告の方法や手順等(送付方法、送付記録の方法、支払い案内を
行う際の苦情、トラブルの対処方法)
・催告書類の送付の確実性を担保するための提案
・債務者の状況に応じた複数の文書案(※提案時に示す必要はない)
【電話等督促】
・電話催告の方法や手順等(電話の頻度、時間帯、電話対応者・電話内
容の記録方法、苦情、トラブルの対処方法)
・債務者の状況に応じた複数の対処案(※提案時に示す必要はない)
・文書、電話以外の有効な督促方法の提案
【支払い方法等
・相談業務に対する対応方法
の相談業務】
・相談記録の管理方法
・債務者の状況に応じた相談方法
【集金及び入金
・未納者からの集金及び入金の具体的な実施方法、確認体制
業務】
・債務者が納付しやすいような環境の有無(異なる複数口座を用意して
いるなど)
【保証人への催
・保証人への電話、文書催告等の具体的な方法
告業務】
・催告開始時期
【報告・連絡事 ・定期報告、随時報告、連絡の実施方法(メール、FAX対応の可否等)
務】
・不測の事態への対応方法
【分納管理事務】 ・分納者の管理方法
・分納者の管理の過程で、納付がされない(不履行)場合の対応方法
【問い合わせ方
・問合せの対応方法
法】
・債務者からの問い合わせ、クレーム、要望に対して迅速、適切に対応
する具体的な工夫
その他
・成功報酬率(率は固定)の明示
・収納率(見込み)の明示
・その他、事業計画について確実性を高めるための創意工夫
(3)企画提案書の無効
提出書類について、この書面及び別添の書式に示された条件に適合しない場合は無効と
することがある。
(4)審査方法
業者選定委員会を設置し、以下の評価項目を中心に審査し選考する。
項目及び配点
業務実施方針
(5点)
評価基準
・母子父子寡婦福祉資金貸付金の性格を理解し、債務者たるひとり親家
庭の父及び母、その児童又は寡婦等の状況を理解しているか。
・債務者の経済・就労状況の把握など、福祉的な観点からの配慮として
の対応についての姿勢が示されているか
実施計画
(5点)
・具体的な業務フロー、実施スケジュールが示されているか。
・業務をより効率的、確実に実施するための工夫が示されているか。
実施体制
・主担当、副担当のほか補助要員が配置されているか
【体制】
・従事者の役割分担、従事者の連絡先、連絡方法が明記されているか
(10 点)
・業務を柔軟・迅速かつ適切に処理する人員配置の工夫があるか
【専門性・能力】 ・債権回収事業受託実績があるか
(10 点)
【拠点・設備】
(5点)
・また、その成果が示されているか
・静岡県内拠点又は協働する事業パートナーの有無
・その他、拠点・設備の活用の工夫
【 個 人 情 報 保 ・別添「個人情報取扱特記事項」の遵守するためのマニュアル、研修の
護・法令順守】
(10 点)
個別業務実施
方法
【文書督促】
(5点)
有無及び担当者以外の事務員等への個人情報取扱い内容周知の有無
・個人情報保護の具体的な計画、工夫
・文書催告の方法や手順等(送付方法、送付記録の方法、支払い案内を
行う際の苦情、トラブルの対処方法)が具体的に記載されているか
・催告書類の送付の確実性を担保するための提案がなされているか
・債務者の状況に応じた複数の文書案が用意されているか
・文書督促にあたり民間技術・ノウハウの活用や創意工夫があるか
【電話等督促】
(5点)
・電話催告の方法や手順等(電話の頻度、時間帯、電話対応者・内容の
記録方法、苦情、トラブルの対処方法)が具体的に記載されているか
・債務者の状況に応じた複数の対処案が用意されているか
・電話督促にあたり民間技術・ノウハウの活用や創意工夫があるか
・文書、電話の他に、有効な督促方法が提案されているか
【支払い方法等
・相談業務に対する対応方法が明記されているか
の相談業務】
・相談記録の管理方法が適切か
(5点)
・債務者の状況に応じた相談が可能な体制となっているか(マニュア
ル、研修の有無等)
【集金及び入金 ・未納者からの集金及び入金の具体的な実施方法、確認体制が明記され
業務】
(5点)
ているか
・債務者が納付しやすい環境(異なる複数口座を用意等)があるか
・その他、民間技術・ノウハウの活用や創意工夫があるか
【保証人への催告業務】
(5点)
・連帯借受人、連帯保証人への電話、文書催告等の具体的な方法が明記
されているか
・適切な時期に確実に保証人への催告がなされる計画になっているか
【報告・連絡事務】
(5点)
・定期報告、随時報告、連絡の実施方法が具体的に記載されているか
・不測の事態への対応方法が明示されているか
【分納管理事務】 ・分納者の管理方法が具体的に記載されているか
(5点)
・分納者の管理の過程で、納付がされない(不履行)があった場合の対
応方法が明記されているか
【問い合わせ方法】
(5点)
・問合せの対応方法が具体的に明記されているか
・債務者からの問い合わせ、クレーム、要望に対して迅速、適切に対応
する具体的な工夫が記載されているか
その他
(10 点)
・成功報酬率が記載されているか
・費用対効果の高い成功報酬率が設定されているか
・より高い収納率が見込まれているか
(5点)
・その他、事業計画について確実性を高めるための創意工夫があるか
(5)特定・契約手続き
提出された企画提案書に基づき、平成 28 年8月3日(水)までに契約予定者を特定通
知をもって特定し、予定価格の範囲内で契約する。
(6)契約条件等
ア
契約書の作成:契約の締結に当たっては、契約書を作成しなければならない。
イ
契約保証金:免除
ウ
前払金:なし
(7)非特定理由に関する事項
ア
企画提案書を提出した者のうち、契約予定者として特定されなかった者に対しては、特
定されなかった旨と、その理由(非特定理由)を書面(非特定通知書)により、平成 28 年
8月3日(水)までにこども家庭課長から通知する。
イ
アの通知を受けた者は、非特定通知の日の翌日から5日(土曜日及び日曜日を除く)以
内に書面(様式自由)により、こども家庭課に対して非特定理由について説明を求めるこ
とができる。
ウ
説明を求められたときは、こども家庭課は平成 28 年8月 15 日(月)までに書面で回答
する。
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留意事項
(1)参加に必要な経費は、参加者の負担とする。
(2)書類の文字サイズは 10 ポイント以上、言語は日本語、通貨は日本円、単位は日本の標準時
及び計量法によるものとする。
(3)提出された書類は、変更および返還を求めることができない。ただし、提出期限前につい
ては、この限りではない。なお、提出された提案書を、提出者に無断で使用することはない。
(4)企画提案書の提出期限後においては、記載された内容の変更を認めない。
(5)企画提案書は、当業務における具体的な取り組み方法について提案を求めるものであるの
で、本募集要項において記載された事項以外の内容を含むものについては無効とする場合が
ある。
(6)企画提案書に虚偽の記載をした場合には、企画提案書を無効とする。
(7)企画提案書の特定後に、提案内容を適切に反映した特記仕様書の作成のために、業務の具
体的な実施方法について提案を求めることがある。
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応募先・問い合わせ
この委託業務に関する書類の提出・問い合わせ先については下記のとおり。
なお、企画提案にあたっての質問は、文書(様式4)により行うものとし、持参、郵送、フ
ァックスまたはメールで受け付ける。その回答は7月 22 日(金)までにファックスまたはメー
ルによりすべての参加者に知らせるほか、受理日の翌日から3日間(土・日・祝日含まず)以
内に、下記の通り閲覧に供する。
(1)業務委託募集要項等に関する質問期間
平成 28 年7月8日(金)~平成 28 年7月 21 日(木)
(上記期間の土曜日、日曜日、祝日を除く毎日午前9時~午後5時まで)
(2)質問の閲覧期間
回答の翌日から3日間(土・日・祝日含まず)以内~平成 28 年7月 27 日(水)
(上記期間の土曜日、日曜日、祝日を除く毎日午前9時~午後5時まで)
(3)その他
文書(様式4)には回答を受ける担当窓口の部署、氏名、電話及びFAX番号、メールア
ドレスを併記するものとする。
(4)書類の提出・問い合わせ先
静岡県健康福祉部こども家庭課
ひとり親支援班担当
〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号
電話番号
054-221-2993
FAX
054-251-3521
メール
[email protected]