岩国市立東小・中学校建設基本設計業務に係る公募型プロポーザル説明書 1 業務の目的 東小学校、東中学校の校舎は、耐震性の不足だけでなく老朽化も著しいことから、改築に よる整備を目指しているが、隣接する両校敷地の有効活用や、新たな教育施策として注目され ている小中一貫教育の導入も踏まえ、施設一体型の校舎を整備することとなった。しかし、両 校敷地間は隣接しているとは言え、広い幅員の市道により分断されており、いかに両敷地を有 効に機能させるかということや、他の学校施設の今後の配置や整備についても、本業務での検 討が求められる。よって、高度な企画力や幅広い知識を有し、優れた設計技術力、柔軟な対応 力を持つ設計者が求められるため、その選定を行うことを目的とする。 2 業務の概要 ⑴ 業務名称 岩国市立東小・中学校建設基本設計業務 ⑵ 業務内容 別紙「岩国市立東小・中学校建設概略計画の概要」 (以下「仕様書」という。)のとおりと する。なお、本業務において技術提案を求める特定テーマは、建設概略計画の概要の技術 提案の内容(特定テーマ)に掲げる項目とする。 ⑶ 履行期間 契約締結日の翌日から平成 29 年3月 31 日までとする。 ⑷ 予算額 46,233 千円(業務委託全体の上限額、消費税及び地方消費税を含む。) 3 参加資格 このプロポーザルに参加できる者は、次に掲げる要件のいずれにも該当する者とする。 ⑴ 建築士法(昭和 25 年法律第 202 号)第 23 条の3第1項の規定により、一級建築士事務所 登録簿に登録された者であること。 ⑵ 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4第1項の規定に該当しない。 ⑶ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づく更生手続開始の申立て又は民事再生法(平 成 11 年法律第 225 号)に基づく再生手続開始の申立てがなされていない者であること。 4 参加条件 このプロポーザルの参加条件は、次のとおりとする。 (1) 参加表明書を提出する者は、2者からなる共同企業体であること。 (2) 共同企業体の代表者は岩国市の「平成27・28年度 建設工事等入札参加資格者名簿(業務 委託)」に建築関係建設コンサルタント業務として登録されている業者とし、平成13年4 月1日から公告の日までの間に、小中一貫校の新築・改築・大規模改修で7,000㎡以上の 基本設計及び実施設計に関する業務を完了した実績を有すこと。(共同企業体での実績の 場合は、代表者での実績のみを対象とする。) (3) 共同企業体の構成員は岩国市の「平成27・28年度 建設工事等入札参加資格者名簿(業務 委託)」に建築関係建設コンサルタント業務として登録されており、本店の所在地が岩国 市内にあり、平成13年4月1日から公告の日までの間に、小学校・中学校(特別支援学校 含む)の新築・改築・大規模改修で3,000㎡以上の基本設計及び実施設計に関する業務を 完了した実績を有すこと。 5 共同企業体の結成にあたっての要件 (1) 自主結成方式とする。 (2) 当該業務に関し、2つ以上の共同企業体の構成員ではないこと。 (3) 代表者は、構成員のうち最大の履行能力を有し、かつ最大の出資割合の者であること。 (4) 構成員のうち、最小の出資者の出資割合は30%以上であること。 (5) 管理技術者は、共同企業体の代表者に所属していること。 (6) 上記以外記載のない項目は「岩国市建設工事共同企業体取扱要綱」に準ずること。 6 7 担当部署 〒740-8585 山口県岩国市今津町一丁目 14 番 51 号 岩国市教育委員会教育政策課 施設班 TEL (0827)29-5200 FAX(0827)21-2345 E-mail [email protected] 参加表明書等の作成及び提出 当該プロポーザルに参加を希望する者は、次のとおり参加表明書等(様式1から様式 12 ま で)を提出するものとする。 ⑴ 提出期限 平成 28 年7月 19 日(火)午後5時 ⑵ 提出先 6に同じ。 ⑶ 提出方法 上記提出資料を 20 部直接持参又は郵送すること。( (期限内必着とし、電信 によるものは受け付けない。)なお、参加表明書(様式1)は、1部について押印し、残 る 19 部は押印したものの写しで可とする。 ⑷ 提出書類 ・ 参加表明書 (様式1) ・ 事務所の資格者等(共同企業体の代表者) (様式2-1) ・ 事務所の資格者等(共同企業体の構成員) (様式2-2) ・ 事務所の業務実績 (様式3) ・ 管理技術者の業務実績等 (様式4) ・ 各担当主任技術者(意匠)の経歴等 (様式5) ・ 各担当主任技術者(構造)の業務実績等 (様式6-1) ・ 各担当主任技術者(電気)の業務実績等 (様式6-2) ・ 各担当主任技術者(機械)の業務実績等 (様式6-3) ・ 各担当主任技術者(積算)の業務実績等 (様式6-4) (様式7) ・ 新たに分担業務を追加する担当主任技術者の業務実績等 ・ 質問書(参加表明書) (様式8) ・ 共同企業体結成届出書 (様式9) ・ 共同企業体協定書 (様式 10) ・ 委任状 (様式 11) ・ 使用印鑑届 (様式 12) ⑸ 参加表明書等の作成及び記載上の留意事項 ア 参加表明書等の様式は、様式1号から様式8号までと共同企業体結成(A4 版)(様式 9~12)のとおりとする。 イ 業務実績に記載した業務に係る契約書の写し及び業務内容が確認できる書類(仕様書 の写し等)を提出すること。 8 参加表明書の質問の受付及び回答 ⑴ 質問は、質問(回答)書(様式8号)により行うものとし、電子メール(着信を確認する こと。)による方法とする。なお、回答は、参加を表明した者へ電子メールにより行うも のとする。 ア 質問の受付先 6に同じ。 イ 質問の受付期間 平成 28 年7月 11 日(月)午後5時まで 9 技術提案書の提出者の選定 ⑴ 岩国市立東小・中学校建設基本設計選定委員会(以下「選定委員会」という。)により、 提出された参加表明書の審査を行い、技術提案書の提出者を5者程度選定する。 ⑵ 技術提案書の提出者を選定するための基準は次のとおりとする。 ア 同種又は類似業務の実績 イ 配置予定の技術者の資格、経歴及び手持ち業務の状況 ウ 当該業務の実施体制(再委託又は技術協力の予定も含む) エ 当該業務の実施方針及び実施方法 ⑶ 審査の結果は、参加表明書提出者全員に通知する。 10 技術提案書の作成及び提出 技術提案書の提出者に選定された者は、次のとおり技術提案書等を提出するものとする。 ⑴ 提出期限 平成 28 年8月 18 日 (木)午後5時まで ⑵ 提出先 6に同じ。 ⑶ 提出方法 上記提出資料を直接持参又は郵送により 20 部提出すること(期限内必着)。 なお、技術提案書(様式 13)は、1部について押印し、残る 19 部は押印したものの写し で可とする。 ⑷ 提出資料 ・ 技術提案書 (様式 13) ・ 業務実施方針 (様式 14) ・ 課題に対する提案 (様式 15-1~15-6) ・ 特定テーマ以外に対する技術提案 (様式 16) ・ 設計工程計画 (様式 17) ・ 質問書(技術提案書) (様式 18) ・ 参考見積書(本業務) ・ 参考見積書(本業務に直接関連する実施設計業務) ⑸ 技術提案書等の作成及び記載上の留意事項 ア プロポーザルは、業務における具体的な取り組み方法について提案を求めるものであ り、成果の一部を求めるものではない。また、本説明書において記載した事項以外の内 容を含む技術提案書については、提案を無効とする場合があるので注意すること。 イ 総ページ数は 20 ページ以内とする。 ウ 技術提案書内容の留意事項 記載事項 内容に関する留意事項 参加表明書 ・ 参加表明書一式を添付すること。 ・ プロポーザル参加表明時に提出した参加表明書の内容を変 更してはならない。 業務の実施方針 ・ 課題に対する提案 ・ 「岩国市立東小・中学校建設概略計画の概要」にある技術 提案の内容(特定テーマ)に対する取組方法等について具 体的に記載する。 ・ 記載にあたり、概念図、出典明示のできる図表及び既往成 果を用いることは差し支えない。 設計工程計画 ・ 業務の実施方針について、詳細に記載する。 工程計画について詳細に記載する。 参考見積(本業務に ・ 本業務に係る参考見積を提出すること。 係るもの) ・ 参考見積は、積算の際の参考及び技術提案書を特定するた めの評価項目として用いる。 参考見積(本業務に ・ 当該業務に直接関連する実施設計業務に係る参考見積を提 直接関連する実施 出すること。 設計業務) ・ 参考見積は、積算の際の参考及び技術提案書を特定するた めの評価項目として用いる。 エ 提出書類について、この書面及び様式に示された条件に適合しない場合は無効とする ことがある。 11 技術提案書の質問の受付及び回答 ⑴ 質問は、質問(回答)書(様式 18)により行うものとし、電子メール(着信を確認する こと。)による方法とする。なお、回答は、参加を表明した者へ電子メールにより行うも のとする。 ア 質問の受付先 6に同じ。 イ 質問の受付期間 平成 28 年8月2日(火)午後5時まで 12 ヒアリングの実施 提出された技術提案書に関し、次のとおり選定委員会によるヒアリングを実施する。 ⑴ ヒアリングは、平成 28 年8月 24 日(水)を予定している。詳細については別途技術提案 書提出者に通知する。 ⑵ ヒアリングの出席者は、5人を限度とし、管理技術者又は担当主任技術者が出席すること。 ⑶ ヒアリングは、1社当たり 40 分程度(質疑を含む。)とする。 ⑷ 説明は、提出された技術提案書に沿って行うこととし、プロジェクターの使用も可とす る。なお、資料の追加は認めない。 ⑸ 説明に使用するプロジェクター及びスクリーンは本市で用意することとし、コンピュータ ーは説明者が用意する。なお、接続に係る時間は説明時間に含めるものとする。 13 技術提案書の特定 ⑴ 選定委員会により、提出された技術提案書及びヒアリングの内容を審査し、技術提案書 を特定する。 ⑵ 技術提案書を特定するための評価基準は次のとおりとする。 ア 技術職員の経験及び能力 配置予定の技術者の資格、同種又は類似業務の実績の内容及び手持ち業務の状況 イ 業務の実施方針及び工程管理 業務の理解度、実施方針や工程管理の妥当性 ウ 特定テーマに対する技術提案 技術提案の的確性、実現性、独創性及び地域精通度 エ 特定テーマ以外に対する技術提案と取組姿勢 技術提案力、業務に対する姿勢、地域の求める学校像の具現化力 ⑶ 選定委員会による審査結果は、すべての技術提案書提出者に書面で通知する。 14 契約についての留意事項 委託業務の実施に際して、技術提案の内容をそのまま実施することをあらかじめ約束する ものではなく、業務委託の内容の詳細について別途協議し、事業の内容を確認した上で、改め て事業計画書を作成し、見積書を徴収して委託契約書を締結する。 15 16 関連業務 当該業務に直接関連する他の設計等業務の委託契約を当該業務の相手方との随意契約によ り締結する予定がある。 (2(4)予算額には含まないものとする。) ⑴ 岩国市立東小・中学校建設実施設計業務 (実施設計業務予定工期:平成 29 年7月1日~平成 30 年3月 30 日 約 135,000 千円(業務委託全体の上限額、消費税及び地方消費税を含む。) 【関係法規・基準等に係る打合せ及び協議、建築遂行上必要となる法令又は条例等に基づ く資料作成・申請手続き業務等含む】 ⑵ 敷地測量業務(境界確定) ⑶ 地籍整理業務(赤線振り替えに伴う用地測量業務) ⑷ 電波障害調査業務(事前) ⑸ 耐力度調査業務(東中学校①-1・①-2、②-1・②-2) その他 ⑴ 手続きにおいて使用する言語及び通貨:日本語及び日本円 ⑵ 業務内容についての詳細はこの説明書によるものとし、説明会は行わないものとする。 ⑶ 提出期限までに参加表明書等を提出しなかった者及び技術提案書の提出者に選定され た旨の通知を受けなかった者は、技術提案書等を提出できないものとする。 ⑷ 参加表明書及び技術提案書等の作成、提出及びヒアリングに要する費用は、提出者の 負担とする。 ⑸ 提出された参加表明書及び技術提案書等は、返却しない。なお、提出された参加表明 書等及び技術提案書等は、技術提案書の提出者の選定又は技術提案書の特定以外に提出者 に無断で使用しない。 ⑹ 参加表明書等は、プロポーザル特定後、公平性、透明性及び客観性を期するため公表 することがある。 ⑺ 最優秀者及び優秀者が提出した技術提案書等は、プロポーザル特定後、ホームページ 等で公開することがある。 ⑻ 提出書類の著作権は参加者に帰属するが、審査に必要な範囲において無償で複製する ことができる。 ⑼ 発注者は技術提案書に関する公表、展示及びその他岩国市が必要と認めるときは、技 術提案書を無償で使用できるものとする。 ⑽ 参加表明書及び技術提案書等の提出において、原則として記載された内容の変更を認 めない。また、参加表明書及び技術提案書等に記載した予定技術者は、原則として変更で きない。ただし、病気などのやむを得ない理由により変更する必要が生じた場合は、同等 以上の技術者であるとの市の了解を得なければならない。 ⑾ 提出された書類は、岩国市情報公開条例(平成 18 年条例第 20 号)に基づく開示請求 があった場合には対象文書として、原則開示する。なお、公にすることにより、当該法人 等または当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあると認めら れる情報は、同条例第7条第3号アの規定により非開示となるので、該当部分がある場合 には提出書類における、非開示部分とその具体的な理由を「提出書類非開示理由書」(様 式任意)により提出すること。 ⑿ ただし、開示・非開示の判断は、同理由書に基づき行うものではなく、理由書を参考 に、市が同条例に基づき客観的に判断するものとする。 ⒀ 技術提案書の作成のために発注者により受領した資料は、発注者の了解なく公表・使 用することは出来ない。 ⒁ 技術提案書の提出は1者につき1案とする。
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