八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金要綱(PDFファイル

八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金交付要綱
(目的)
第 1 条 この要綱は、東京都子育て支援住宅の認定を受けた賃貸集合住宅の共同施設等整備費の一部を
補助することにより、子育て世帯に配慮した住宅の供給促進を図るとともに、子育て世帯が子育てに
適した住環境を選択しやすい環境づくりに寄与することを目的とする。
(用語の定義)
第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 集合住宅
共同住宅、寄宿舎及び長屋の用途に供するものをいう。
(2) 東京都子育て支援住宅
東京都子育て支援住宅認定制度要綱(以下「都要綱」という。
)第2
第2号に規定される集合住宅をいう。
(3) 認定事業者
(4)
共同施設
都要綱第6第1項又は第 11 第1項の規定による認定を受けた事業者をいう。
児童遊園、集会所、管理事務所、広場及び緑地、通路、立体的遊歩道及び人口地
盤施設、駐車場のほか入居者の共同の福祉のために必要な施設をいう。
(5)
住宅共用部分
集合住宅のうち、東京都子育て支援住宅認定制度実施要領(以下「都制度要
領」という。
)第2第3号に規定する住戸専有面積部分を除いた部分をいう。
(6) 子育て支援施設
都要綱第2第7号に規定する子育て支援施設をいう。
(補助対象者)
第3条
補助金の対象となる者(以下「補助対象者」という。)は、次の各号に定める要件を満たす者
とする。
(1)
住宅の所有者または管理者で認定事業者であること。ただし、共有名義の賃貸集合住宅の場合
にあっては、本補助金の一切について、補助対象者以外の共有者全員の承諾を得ていること。
(2)
世帯員全員及び共有者全員の市税の納付状況が、既に納期の経過した市税を完納しているか、
市税が非課税であること。
(3) 八王子市暴力団排除条例第2条に規定するものでないこと。
(補助対象住宅)
第4条 補助の対象となる集合住宅は、次の各号の要件を満たすものとする。
(1) 東京都子育て支援住宅の認定を受けた集合住宅のうち、市内の賃貸集合住宅であること。
(2)
現状の用途と登記法及び固定資産家屋課税台帳に登録された家屋の種類が一致する建築物であ
ること。
(3) 建築基準法及び八王子市景観条例その他関係法令に適合した建築物であること。
(4) 昭和 56 年6月1日以降に着工した建築物であること。ただし、既に地震に対する安全性に係る
建築基準法又は建築物の耐震改修の促進に関する法律の規定に適合することが証明されているも
のはこの限りでない。
(補助対象改修工事)
第5条
補助の対象となる改修工事(以下「補助対象改修工事」という。)は、別表1に規定する項目
の全部又は一部で、第 10 条第2項に定める補助金の交付決定前に着工していないものとする。
(補助金の交付額)
第6条 補助金の交付額は、前条に定める補助対象改修工事の区分ごとに別記1に定めるところにより
算定した額の2分の1以内とし、1件当たり 200 万円を上限とする。また、予算の範囲内において交
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付する。
(補助金の交付額の端数処理)
第7条 補助金の交付額は、1,000 円未満の端数があるときは、これを切り捨てる。
(事前相談)
第8条 補助金の交付を受けようとする者は、あらかじめ八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助
金事前相談票(第1号様式)に必要書類を添えて市長に提出し、本要綱の要件を満たすか否かの確認
を受けなければならない。
(補助金の交付申請)
第9条 前条に定める事前相談の結果、本要綱の要件を満たす者は、八王子市子育て支援住宅共同施設
等整備補助金交付申請書(第2号様式)及び別表2に定める必要書類を添えて、市長に提出するもの
とする。ただし、前条で提出した必要書類に変更がない場合はその必要書類は省略できる。
(補助金の交付決定及び通知)
第 10 条 市長は、前条に定める交付申請があったときは、その内容を審査し、必要に応じて実態調査
等を行うものとする。
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市長は、前項に定める審査等の結果、補助金を交付することを決定したときは、必要な条件を付し
て八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金交付決定通知書(第3号様式)により、交付しない
ことを決定したときは八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金不交付決定通知書(第4号様式)
により、申請者に通知するものとする。
(変更・中止等)
第 11 条 前条第2項の規定により補助金の交付決定を受けた者(以下「補助決定者」という。)は、そ
の内容を変更しようとするとき、又は中止しようとするときは、八王子市子育て支援住宅共同施設等
整備補助金内容変更・中止申請書(第5号様式)に、変更又は中止の内容がわかる書類を添えて市長
に提出しなければならない。ただし、補助金の目的及び交付額に変更を与えない軽微な内容の変更の
場合は、八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金内容変更・中止申請書(第5号様式)を省略
できる。
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市長は、前項に定める変更又は中止の申請があったときは、その内容を審査し、必要に応じて実態
調査等を行い、変更又は中止を承認したときは、八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金内容
変更・中止承認通知書(第6号様式)により、補助決定者に通知するものとする。
(完了報告)
第 12 条 補助決定者は、補助対象改修工事を完了したときは、八王子市子育て支援住宅共同施設等整
備補助金完了報告書(第7号様式)及び別表3に定める必要書類を添えて、市長に提出しなければな
らない。ただし、第9条、第 10 条及び前条で提出した必要書類に変更がない場合はその必要書類を
省略できる。
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市長は、前項に定める完了報告があったときは、速やかにその内容を審査し、必要に応じて実態調
査等を行い、補助金の交付額を確定し、八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金交付額確定通
知書(第8号様式)により補助決定者に通知する。
(補助金の交付請求及び交付)
第 13 条 前条第2項に定める八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金交付額確定通知書を受け
た補助決定者は、八王子市子育て支援住宅整備補助金交付請求書(第9号様式)により、市長に補助
金の交付を請求するものとする。
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市長は、前項に定める請求があったときは、速やかに補助金を交付する。
(交付決定の取消し等)
第 14 条 市長は、補助決定者が次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、補助金の交付決定の
全部又は一部を取り消すことができる。
(1) この要綱の規定に違反したとき。
(2) 偽りその他不正な手段により補助金の交付を受けたとき。
(3) 補助金の交付決定の内容及びこれに付した条件に違反したとき。
(4) その他市長が不適当と認める事由が生じたとき。
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市長は、前項に定める補助金の交付決定の取り消しをしたときは、八王子市子育て支援住宅共同施
設等整備補助金交付決定取消通知書(第 10 号様式)により補助決定者に通知するとともに、既に補
助金が交付されているときは、期限を定めて、八王子市子育て支援住宅共同施設等整備補助金返還請
求書(第 11 号様式)によりその返還を命ずるものとする。
(報告及び検査等)
第 15 条 市長は、この要綱による補助金に関し必要があると認めるときは、補助決定者に対し、報告
を求め、又は検査し、若しくは調査することができる。
(補助事業の実施期間)
第 16 条 補助決定者は、第5条に規定する補助対象改修工事を当該年度の2月末日までに完了しなけ
ればならない。
(その他)
第 17 条 この要綱に定めるもののほか、この要綱の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成 28 年7月15 日から施行する。
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別表1(第5条関係)
補助対象工事区分
補助対象工事区分
内容
共同施設の整備に要する費用
1
新規建設型
共同施設等整備
住宅共用部分の整備に要する費用
子育て支援施設の整備に要する費用
共同施設の整備又は改修に要する費用
2
既存ストック型
共同施設等整備又は改修
住宅共用部分の整備又は改修に要する費用
子育て支援施設の整備又は改修に要する費用
別記1(第6条関係)
補助対象工事の補助金額の算定
第1 別表1に規定する新規建設型の共同施設等整備に係る費用は、次の(1)から(4)の規定に基づき算
出する。
(1)
共同施設等整備又は改修に係る費用は、共同施設の整備又は改修に係る費用、住宅共用部分の
整備又は改修に係る費用及び子育て支援施設の整備又は改修に要する費用の合計の額とする。
(2) (1)の住宅共用部分の整備及び改修に係る費用は、標準主体附帯工事費(新規建設又は既存スト
ック改修に要する費用が、当該標準主体附帯工事費を下回る場合にあっては、当該整備に要する費
用。以下同じ。
)に、低層住宅(地上階数2以下のものをいう。次項において同じ。)、中層住宅(地
上3以上5以下のものをいう。次項において同じ。
)及び高層住宅(地上階数6以上のものをいう。
次項において同じ。
)の区分に応じ、それぞれ次表に掲げる数値を乗じて得た額と子育て支援施設
の整備又は改修に要する費用との合計額とする。
区分
標準主体附帯工事費に乗じる数値
低層住宅
100 分の 10
中層住宅
100 分の 20
(ただし、階段室型住棟のものにあっては 100 分の 15)
高層住宅
(3)
100 分の 20
(1)及び(2)の規定にかかわらず、子育て支援施設の整備に係る費用以外の共同施設等整備に係
る費用が、標準主体附帯工事費に、低層住宅、中層住宅及び高層住宅の区分に応じ、それぞれ次表
に掲げる数値を乗じて得た額(以下「標準共同施設等整備費」という。
)を超える場合にあっては、
当該標準共同施設等整備費と子育て支援施設の整備に係る費用を合計した額を共同施設等整備に
係る費用とする。
区分
標準主体附帯工事費に乗じる数値
低層住宅
100 分の 20
中層住宅
100 分の 30
(ただし、階段室型住棟のものにあっては 100 分の 25)
高層住宅
(4)
100 分の 30
子育て支援施設の整備又は改修に要する費用は、当該費用のうち、公的助成に基づき運営され
る育児事業に供するスペース及び住民等の自主運営による共同育児活動の場に供するスペースに
4
ついては、その整備又は改修に要する費用とする。その他の子育て支援に供するスペースについて
は、その整備又は改修に要する費用と1戸当たりの標準主体附帯工事費のいずれか低い額までとす
る。なお、この場合の第2に定める標準主体附帯工事費の「1戸当たりの平均床面積」は、「当該
施設の床面積」に読み替える。
第2 標準主体附帯工事費とは、次の各号により算出した額とする。
(1) 標準主体附帯工事費
標準主体附帯工事費は、住戸の戸数に、国土交通省が毎年度定める「住宅局所管事業に係る標
準建設費等について」(以下「標準建設費等共同通知」という。)別表1その4に掲げる1戸当た
り主体附帯工事費を乗じて得た額の合計額に標準建設費等共同通知別表2の「加算額」欄に定め
る額(同表「対象要件」欄に掲げる場合に該当する場合に限る。
)を加算した額とする。
(2) 標準主体附帯工事費の特例
住宅の構造別ごとの1戸当たりの平均床面積が、標準建設費等共同通知別表1に掲げる1戸当
たり標準床面積未満の場合(量産住宅で、1戸当たり平均床面積と1戸当たり標準床面積との差
が1戸当たり標準床面積の1パーセント以内の場合を除く。)の標準主体附帯工事費は、1戸当た
り主体附帯工事費に、その1戸当たり平均床面積に 44 ㎡を加えたものを1戸当たり標準床面積に
44 ㎡を加えたもので除した数値を乗じて得た額を1戸当たり主体附帯工事費として、第2の規定
を適用するものとする。ただし、当該事業主体が建設する他の構造の住宅で、1戸当たり平均床
面積が1戸当たり標準床面積を超えるものがある場合においては、次の算式により算出すること
ができるものとする。
D=Σ(Bi′/Bi)
・Ci・Ai
ただし、D>ΣCi・Ai のときはΣCi・Ai とする。
D:標準主体附帯工事費
Bi:標準建設費等共同通知別表第1に掲げる1戸当たりの標準床面積に 44 ㎡を加えたもの
Bi′:構造別ごとの1戸当たり平均床面積に 44 ㎡を加えたもの
Ci:標準建設費等共同通知別表1に掲げる1戸当たり主体附帯工事費
Ai:構造別ごとの住宅の戸数(i は、構造別を示す添字である。
)
5
別表2(第9条関係)
□東京都子育て支援住宅の「設計認定書」の写し
□住宅の所有者等が確認できる書類(登記事項証明書、固定資産評価証明書(家屋・共有者がある場
合は記載されたもの)、固定資産税・都市計画税納税通知書等)。ただし、共有の場合、申請者が
代表者であることが確認できる書類(委任状等)
□昭和 56 年6月以降の耐震基準で建てられた住宅等と同等の耐震性があることを確認できる書類
□補助対象改修工事の契約書及び見積書等の写し。ただし、補助対象改修工事を複数行う場合は、見
積書等をそれぞれ区別したもの
□補助対象改修工事の内容が確認できる図面等(写真含む)
※
なお、世帯状況及び市税の滞納していないことを証明する書類については、申請書(第2号様式)
の確認同意書をもってこれに代えることができます。ただし、申請書の確認同意書に印がないもの
については、住民票及び市税を滞納していないことを証明する書類の提出が必要です。
また、1月1日付で八王子市民でない方については、市税の滞納状況が把握できないため、前所
在地の納税証明書等の提出が必要です。
別表3(第12条関係)
□東京都子育て支援住宅の「認定書」の写し
□補助対象改修工事の変更内容及び全体概要(図面等)を確認できる書類(設計変更がある場合のみ)
□補助対象改修工事の領収書及び費用明細書の写し(契約変更がある場合)
□補助対象改修工事の工程がわかる写真(建物全景(工事前)、改修前、改修中、改修後の写真)
□補助対象改修工事完了後の内容を確認できる書類等
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