平成 28 年7月 15 日 教育庁文化財・生涯学習課 県政記者クラブ 各位

平 成 28 年 7 月 15 日
教育庁文化財・生涯学習課
県政記者クラブ 各位
登録有形文化財(建造物)の登録について
平成 28 年7月 15 日(金)に開催された文化審議会(所管 文部科学省)において、
「登録有形文化財(建造物)の登録」について、文部科学大臣に答申がありましたので
お知らせします。
なお、答申のあった文化財は、文部科学大臣が文化財登録原簿に登録し、官報で告示
することにより効力が発生します。(文化財保護法第 57 条、第 58 条)
登録有形文化財
文化財を幅広く後世に継承していくため、国及び地方公共団体の文化財指定制度を補
完する制度として、届出制と指導・助言を基本とする緩やかな保護措置を講じる。
(原則
として建築後 50 年を経過したもの)
1
登録の答申を受けた山形県内の登録有形文化財(建造物)
別紙のとおり
2
今回の答申件数等
(1)山形県
7件[登録累計
172件( 15市町村)]
(2)全国
204件[
同
10,884件(872市町村)]
3
その他
詳細及び写真に関する照会先
① ニュー村尾浪漫館離れ
上山市教育委員会生涯学習課
TEL 023-672-1111(内線)314
② 蔵楽(旧宮内繭市場繭蔵)一号館・蔵楽(旧宮内繭市場繭蔵)二号館・蔵楽(旧
宮内繭市場繭蔵)三号館・多勢丸中家住宅座敷棟・多勢丸中家住宅洋館・夕鶴の
里資料館(旧多勢丸多製糸場繭蔵)
南陽市教育委員会社会教育課
TEL 0238-40-3211(内線)530
担当
山形県教育庁文化財・生涯学習課
主事
高橋 詩織
TEL 023-630-2879
報道監 教育次長 松田 義彦
別紙
文化審議会(平成 28 年7月 15 日開催)において登録の答申を受ける予定の山形県内の登録有形文化財(建造物)
名
に
ゅ
称
ー む ら お ろ ま ん かんはなれ
ニュー村尾浪漫館離れ
くら ら
所在地
上山市
改修
る温泉旅館。
別
基準
建築物
産業3次
2
建築物
産業1次
1
建築物
産業1次
1
建築物
産業1次
1
建築物
住宅
2
建築物
住宅
2
建築物
産業1次
1
桁行 38mの大規模な繭倉庫3棟が建ち並ぶ。一号館は土蔵造、
大 正 後 期 / 平 成 二号館・三号館は鉄筋コンクリート造である。いずれも小屋組を
2ごうかん
15(2003)年改修
二号館
昭和2(1927)年/
( きゅうみやうちまゆしじょうまゆぐら )
蔵楽( 旧 宮 内 繭市場繭蔵)
近代的なトラスとする。蚕糸業で栄えた地域の歴史を伝える建物
群。
平成 15(2003)年改
3ごうかん
三号館
南陽市
せ ま る な か け じゅうたく ざ し き と う
多勢丸中家 住 宅 座敷棟
た
渡り廊下で5つの客室を繋ぐ構成を持つ。手の込んだ造作を見せ
種
( きゅうみやうちまゆしじょうまゆぐら )
蔵楽( 旧 宮 内 繭市場繭蔵)
た
徴 等
/平成 15(2003)年
1ごうかん
一号館
くら ら
昭和 12(1937)年
特
大正 11(1922)年頃
( きゅうみやうちまゆしじょうまゆぐら )
蔵楽( 旧 宮 内 繭市場繭蔵)
くら ら
建設年代
せ ま る な か け じゅうたくようかん
多勢丸中家 住 宅 洋館
修
大正 11(1922)年
生糸の商談に来訪した外国人をもてなす施設と伝わり、和室中心
の座敷棟、洋室中心の洋館とも、充実した意匠を見せる。
大正 11(1922)年
ゆうづる の さと しりょうかん ( き ゅ う た せ まる
夕鶴 の 里 資料館 ( 旧多勢 丸
た せ い し じ ょ う まゆぐら )
多製糸場繭蔵)
参考:基準=登録有形文化財登録基準
大正 11(1922)年頃
/昭和 50 年代移築
製糸場の土蔵で、大径材の丸太柱を用いた豪壮な軸部を持つ。
1 国土の歴史的景観に寄与しているもの
2 造形の規範となっているもの
3 再現することが容易でないもの