平成28年度学校独自検査問題(PDF:118 KB)

次 の新聞 記事を 読んで 、あと の問い に答え なさい 。
%を占める 。 滋賀県は一〇五〇件で一五・九% 。全国で自転車が加害者と
③
昨年 中 に府 内 で起 き た自 転車 関 係の 事 故は 二一 八 二件 、
全 事故 の二 一 ・四
相 変 わ ら ず 歩 道 を ス ピ ー ド を 出 し て 走 る 自 転 車 に 出 く わ す が 、今 月 か ら
し こう
なる死亡事故が増えており 、京都でも昨年 、高齢者が自転車に衝突され亡く
①
*
ル ール が厳 し くな っ たの を 知ら な いの だろ う か。
な って いる 。
自 転 車で 死 亡事 故 を起 こし た 小学 生の 保 護者 に 約九 五 〇〇 万 円の 賠 償 を
ばいしよう
改 正道 交 法が 施行 さ れ 、
自 転車 で 危険 走 行し た人 に 安全 講 習を 義務 付 ける
制度がスタートした 。講習は有料で、
受 け なけ れ ば五 万 円以 下 の罰 金と な る 。
命じる判決が出たのをきっかけに 、兵庫県は今年三月に自転車の購入者に保
じ
(京 都 新聞
二〇 一 五年 六月 一 〇日 掲 載)
改正 道 路交 通 法は 二 〇一 五 年六 月 一日 に施 行
改 正 道交 法 ―― 「 道 交法 」 は「 道路 交 通法 」の 略 。
* をつ け た語 句 の〈 注〉
自 転車 を「 凶 器」 に しな い ルー ル と知 恵 が求 めら れ てい る。
自転車と歩行者 、自動車が共存する街づくりが欧米で進められてきた 。
④
て 中 の女 性向 け に、 身 近な 地域 で 開い て ほし い 。
違 反者 に なる 前に 安 全講 習が 受 けら れ る機 会 を増 や した い 。
高 齢者 や 子育
かけ るこ と も考 える 必 要が あ ろう 。
険加入を義務付ける条例を設けた 。加害者にならないのが第一だが 、保険を
自転車は健康 、環境にいい 。ただ手軽なだけに 、道交法を知らないまま 、
む ぼう
無 謀な 走 行を 繰 り返 す人 が 少な く ない 。
②
この機会に 、自身の自転車の乗り方を見つめ直し 、ルールやマナーを身に
付 ける よう に した い 。
*
改正道交法は施行令で十四項目を「 危険行為」に指定している 。 A
など で、 未 然に 深 刻な 事 故を 防 ぐの が狙 い だ。
てきはつ
ぎ
十四歳以上で三年以内に二回以上摘発されると、講習を受けなければなら
ない 。講習は三時間で 、ルールのテストや危険疑似体験 、事故責任の説明の
ほか 、 被害 者 遺族 の 声を 聞い た りす る 。
そもそも自転車は道交法で「軽車両 」とされ 、車道の左側を走るのが原則 、
歩道の走行が許されるのは例外だ 。十三歳未満と七十歳以上 、身体に障害の
ある人 、それに車道状況から安全のためやむを得ない場合に限られる 。自転
*じよこう
車 が 走れ る 標識 のあ る 歩道 でも 、 歩行 者 を優 先 し車 道 寄り を 徐 行 す るの が
ルー ル だ。
法律 を 施行 す るた めの 細 かい き まり 。
さ れ た。
施行 令 ―― ― ―
す ぐ に停 止で き るぐ らい の 速度 で ゆっ く り走
道交法だけでなく、自治体の規則などもホームページなどで知っておきた
い 。京都府道路交通規則では 、携帯電話などを使いながら 、あるいはイヤホ
徐 行― ― ―― ―
る こ と。
ンなどで音楽を大音量で聞きな がら自転車を運転すれば五万円以下の罰金
だ。
本文中の――線部①のように、自転車のルールが厳しくなったのはなぜですか。本文の内容をふまえ、その理由を三十字以内で説明しなさい。
六六〇〇
エ
九八〇〇
にあてはまる「危険行為」の例を本文にあるものを除いて三つ書きなさい。
問一
ウ
A
本文中の――線部②について、空欄
三三 〇〇
問二
イ
本文中の――線部③について、昨年中に滋賀県で起きたすべての交通事故のおおよその件数を、次のア~エから一つ選び、記号で答えなさい。
一六 七〇
④
本文中に「 自転車と歩行者、自動車が共存する」とありますが、自転車と歩行者、自動車が共存するためにはどのようなことが必要ですか。次に述
ア
問三
問四
べる条件に従ってあなたの考えを書きなさい。
条件
・歩行者の立場に立って書くこと。
・具体的なできごとをふまえて書くこと。
- 1- 2-
・三二〇~四〇〇字で書くこと。
・二段落以上で構成すること。
『学校独自検査問題は著作権の対象となっており,
著作権法で保護されています。「私的使用のた
めの複製」や「引用」など著作権法上認められ
た場合を除き,無断で複製・転用することはで
きません。』