REIT ウィークリー・ニュース 2016 年 7 月 13 日 パフォーマンス * 2016 年 7 月 12 日現在 現地通貨ベース(課税前分配金込み) 1 ヶ月 年初来 1年 3 年 (年率) 5 年 (年率) S&P Global REIT 5.31% 12.84% 17.54% 12.73% 12.70% S&P United States REIT 7.86% 15.57% 21.40% 12.73% 12.25% S&P Europe REIT -4.67% -4.94% -3.55% 9.82% 8.78% S&P United Kingdom REIT -8.83% -11.85% -12.26% 7.13% 7.93% S&P Australia REIT 5.99% 20.63% 27.98% 20.05% 19.56% S&P Hong Kong REIT 11.30% 22.22% 27.70% 16.48% 18.28% S&P Singapore REIT 5.69% 12.91% 5.33% 6.19% 8.71% -1.10% 8.18% 16.83% 13.09% 17.14% S&P Japan REIT (出所:S&P Dow Jones Indices のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成) ファンダメンタルズ * 2016 年 6 月 30 日現在 銘柄数 時価総額 (億米ドル) S&P United States REIT (億円) 分配利回り 国債 10 年物 (課税前) 利回り 156 8,127.96 833,847.40 3.62% S&P United Kingdom REIT 21 540.25 55,424.24 3.98% 1.47% 0.86% S&P Australia REIT 29 913.93 93,760.17 4.37% 1.98% S&P Hong Kong REIT 9 204.71 21,001.29 4.35% 0.98% S&P Singapore REIT 30 321.87 33,021.04 6.03% 1.90% S&P Japan REIT 51 1,079.36 110,731.50 2.89% -0.22% (出所:S&P Dow Jones Indices、Bloomberg のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成) >> 分配利回り & 国債 10 年物利回り 米国 香港 10% 10% 分配利回り スプレッド 国債10年物利回り 分配利回り 6% 6% 2% 2% 11年01月 12年01月 13年01月 14年01月 15年01月 16年01月 英国 10年01月 12年01月 13年01月 14年01月 15年01月 16年01月 10% 分配利回り 国債10年物利回り 分配利回り スプレッド 6% 6% 2% 2% 国債10年物利回り スプレッド -2% -2% 11年01月 12年01月 13年01月 14年01月 15年01月 16年01月 豪州 10年01月 11年01月 12年01月 13年01月 14年01月 15年01月 16年01月 日本 10% 10% 分配利回り 国債10年物利回り スプレッド 分配利回り 6% 6% 2% 2% 国債10年物利回り スプレッド -2% -2% 10年01月 11年01月 シンガポール 10% 10年01月 スプレッド -2% -2% 10年01月 国債10年物利回り 11年01月 12年01月 13年01月 14年01月 15年01月 16年01月 10年01月 11年01月 12年01月 13年01月 14年01月 15年01月 16年01月 (出所:S&P Dow Jones Indices および Bloomberg のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成) 1/2 REIT ウィークリー・ニュース // 2016 年 07 月 13 日 先週のトピックス (2016.07.04~ 2016.07.08) 米州 外国人投資家による米国不動産への投資が減少 米国住宅セクターにおいて、マイアミのコンドミニアムデベロッパーやカリフォルニアの不動産企業等の「世界経済の 最近の混乱が米国不動産に対する外国人投資家の需要を喚起するのでは」との期待に対し、公表された数値からはその 期待に反する結果が明らかになっている。発表された全米不動産業協会の調査によれば、米国外の居住者の外国人投資 家による 2016 年 3 月末までの年間米国住宅不動産購入額は、100 億米ドル減少して 440 億米ドルとなり、2013 年以来 の最低額に落ち込んだ。米国の住宅価格が上昇する中、米ドル高や、欧州、中南米諸国、中国等の経済の軟調等によ り、外国人投資家の購買力に打撃を与えている。資金の国外移転に対する一段と厳しい制限を中国政府が課したこと も、そのような外国人投資家にとって米国の住宅を購入することがよりいっそう難しくなっているとのこと。 米国 欧州 英国不動産ファンドが取引停止を発表 Brexit 投票後に不動産ファンドの持分の投げ売りが拡がったことで、3 つの英国の不動産ファンドが投資家の解約請求 に追い付かないことから一時的な解約停止を行った。スタンダード・ライフ・インベストメンツ、アビバ・インベス ターズ、M&G インベストメンツが、実物不動産に投資する英国にフォーカスした不動産ファンドの解約を中止してい る。「Brexit の結果を受け、英国の商業用不動産市場の不透明感が高まったことから、投資家からのファンドの解約が 著しく増加した為」と M&G がそのウェブサイトで発表した。「解約額の急増に対し、ファンドの投資家の利益を保護 するため、一時的に取引停止とすることが最善と判断するに至った」としている。 英国 コアステート・キャピタルグループが 1 億 1,500 万ユーロで中規模都市の小売施設を購入 コアステート・キャピタルグループはドイツの 30 の中規模都市で 31 のメインストリートの商業用不動産を購入した。 これらの都市の平均人口は約 9 万人で、デュイスブルグ、リンブルク、メンヒェングラートバッハ、シュベリン等が含 まれている。これらのポートフォリオの取得コストは 1 億 1,500 万ユーロ、総賃貸可能面積は 63,400 平方メートルと なっている。メインストリート物件の主力テナントの中にはファッションブランドの H&M、ドイツ発のファスト ファッションブランド C&A、ニューヨーカー、デパートのウールワースやドラッグストアチェーンの dm&Rossmann 等が入居しており、ポートフォリオの空室率は 5%となっている。 ドイツ アジア・パシフィック 豪州不動産の透明性が評価される JLL によると、継続的かつ透明性の高い規制と、法的システム、倫理感の高いガバナンスと高い専門性基準を持った豪 州における一連の規制緩和は、住宅用不動産及び商業用不動産への外国資本の流入を引き起こしているとのこと。米国 や英国など世界で最も透明性の高い 10 市場は全世界の商業用不動産への実物不動産投資の 75%を占めており、そして 世界の主要企業 2000 社のうち約半分がそのような市場に本社を置いている。豪州は 1 つ順位を上げて2位につけた。 豪州 日本の物流セクターに外国資本が流入 サード・パーティー・ロジスティクス事業者からの需要や、急成長を見せる e コマースを支える近代的な施設へのニー ズにより、供給が抑制されている物流セクターに投資が流入している。中国平安(Ping An)不動産は、中国平安保険 グループのアセットマネジメント部門で、約 3 億米ドルで、物流開発大手及びアセットマネジメントの e-Shang Redwood(ESR)と日本の合弁企業を設立した。合弁企業は ESR の日本における開発案件を通して、物流開発案件に 50%を共同出資することが出来、今後 12 ヵ月~18 ヵ月に見込まれる着工案件の総額は 10 億米ドル超となっている。 日本 香港不動産市場の取引が減少 発表された香港政府の指標によれば、香港の不動産販売高が今年上半期で約 40%減少したとのこと。香港不動産登記 所によれば、26,571 件の売買契約があり、その総額は 6 月末までの半年で、1,894.9 億香港ドル(244.2 億米ドル)と なっており、前年比で販売件数及び販売額ともに、39%以上の減少となっているとのこと。販売件数の減少は、香港不 動産登記所のウェブサイトに掲載された限られたデータに基づくものではあるものの、少なくとも過去 11 年で最低と なっており、 販売高の減少は過去 10 年間で最低となっている。 香港 当資料は、投資の参考となる情報の提供を目的として、AMP キャピタル・インベスターズ・リミテッド(オーストラリアにおける登録番号: AMP キャピタル・インベスターズ株式会社 ABN 59 001 777 591; AFSL 232 497)から提供された情報をもとに AMP キャピタル・インベスターズ株式会社が作成したものであり、特定の 登録番号: 関東財務局長(金商)第 85 号 有価証券への投資を勧誘する目的で作成したものではございません。当資料は、各種の信頼できると考えられる情報に基づいて作成されており 加入協会: 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 ますが、情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。当資料中のいかなる内容も将来の投資成果及び将来の市況環境の変動等 を保証するものではありません。当資料の記述内容、数値、グラフ等は作成時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 2/2
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