REIT ウィークリー・ニュース 2016 年 8 ⽉ 10 ⽇ パフォーマンス * 2016 年 8 ⽉ 9 ⽇現在 現地通貨ベース(課税前分配⾦込み) 1 ヶ⽉ 年初来 1年 3 年 (年率) 5 年 (年率) S&P Global REIT 3.65% 15.62% 17.78% 14.69% S&P United States REIT 1.46% 16.44% 20.71% 14.28% 16.24% 15.74% S&P Europe REIT 8.21% 0.16% -3.37% 12.50% 13.35% S&P United Kingdom REIT 9.08% -7.57% -12.52% 9.99% 11.88% S&P Australia REIT 0.39% 18.93% 23.07% 19.09% 21.86% 20.32% S&P Hong Kong REIT 4.26% 23.09% 26.48% 18.26% S&P Singapore REIT 2.30% 14.05% 7.82% 6.54% 9.94% S&P Japan REIT 0.88% 7.31% 7.71% 14.49% 18.44% (出所:S&P Dow Jones Indices のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成) ファンダメンタルズ * 2016 年 7 ⽉ 29 ⽇現在 銘柄数 時価総額 (億⽶ドル) S&P United States REIT (億円) 分配利回り 国債 10 年物 (課税前) 利回り 155 8,480.57 869,130.82 3.49% 1.45% S&P United Kingdom REIT 21 568.03 58,214.15 3.59% 0.68% S&P Australia REIT 29 983.27 100,770.79 4.06% 1.87% 9 222.37 22,789.15 4.00% 0.96% S&P Hong Kong REIT S&P Singapore REIT 30 328.65 33,681.98 5.69% 1.80% S&P Japan REIT 51 1,102.69 113,008.77 2.88% -0.20% (出所:S&P Dow Jones Indices、Bloomberg のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成) >> 分配利回り & 国債 10 年物利回り ⽶国 ⾹港 10% 10% 分配利回り 国債10年物利回り 分配利回り スプレッド 6% 6% 2% 2% 11年01⽉ 12年01⽉ 13年01⽉ 14年01⽉ 15年01⽉ 16年01⽉ 英国 10年01⽉ 分配利回り 国債10年物利回り 12年01⽉ 13年01⽉ 14年01⽉ 15年01⽉ 16年01⽉ 10% スプレッド 分配利回り 6% 6% 2% 2% -2% 国債10年物利回り スプレッド -2% 11年01⽉ 12年01⽉ 13年01⽉ 14年01⽉ 15年01⽉ 16年01⽉ 豪州 10年01⽉ 11年01⽉ 12年01⽉ 13年01⽉ 14年01⽉ 15年01⽉ 16年01⽉ ⽇本 10% 分配利回り 国債10年物利回り スプレッド 10% 分配利回り 6% 6% 2% 2% -2% 10年01⽉ 11年01⽉ シンガポール 10% 10年01⽉ スプレッド -2% -2% 10年01⽉ 国債10年物利回り 11年01⽉ 12年01⽉ 13年01⽉ 14年01⽉ 15年01⽉ 16年01⽉ 国債10年物利回り スプレッド -2% 10年01⽉ 11年01⽉ 12年01⽉ 13年01⽉ 14年01⽉ 15年01⽉ 16年01⽉ (出所:S&P Dow Jones Indices および Bloomberg のデータに基づき AMP キャピタル・インベスターズ作成) 1/2 REIT ウィークリー・ニュース // 2016 年 08 ⽉ 10 ⽇ 先週のトピックス (2016.08.01~ 2016.08.05) ⽶州 学⽣⽤住宅銘柄が好調 メンフィスを本拠地とするエデュケーション・リアルティー・トラストは、ウォール・ストリート・ジャーナルの予想 通りとなる決算報告を⾏い、株価は 1 年間で 54%上昇している。学⽣⽤住宅を運営するもう⼀つの上場企業であるア メリカン・キャンパス・コミュニティーズも 44%上昇した。対照的に、ブルームバーグ・ノース・アメリカン・ア パートメント・インデックスは同時期で 12%の上昇に留まった。この学⽣⽤住宅関連銘柄の主な上昇要因は、⻑期的 な観点ではここ数⼗年で⼤学⼊学者が急増したのに対し、新規の学⽣寮に対する投資は学⽣数に⽐例する形で伸びて来 なかったことが考えられる。また、短期的な観点で、投資家が⽶国の景気後退の可能性に鑑み、そのヘッジとして学⽣ ⽤住宅に⽬を向けていることが株価の上昇要因と考えられる。 ⽶国 欧州 オレガが新たにビジネスセンターを開業 オレガが新たにビジネスセンターを開業させる。今回新たに追加するビジネスセンターはロンドンのキャナリーワーフ に今年の年末に開業する予定。オレガキャナリーワーフは、チャンセリー・レーン、ハイ・ホルボーン、ハマースミ ス、ムーアゲート、ワンズワースに次いで 6 番⽬のビジネスセンターとなる。サウス・クエイビルでは約 15,500 平⽅ フィートある 1 フロアをAクラスのオフィススペースに改装する予定。オフィススペースは、2 ⼈から 100 ⼈超まで対 応可能な柔軟な設計を提供できるようにする。 英国 カタリスト・キャピタルがドイツの不動産を取得 欧州の不動産投資及び資産運⽤会社であるカタリスト・キャピタルは約 2 億ユーロでドイツの不動産を取得した。 同社 の新たな欧州不動産ファンド” カタリスト・ヨーロピアン・プロパティー・ファンドⅡ” は、トリウバ社及びドイツの ⼤⼿公的年⾦制度が持つ不動産 10 物件を購⼊した。全体として 9 万 3,000 平⽅メートルになる同物件ポートフォリオ は、主にオフィス及び⼩売関連、そして住宅から成り、ドイツの⼤都市の中でも最も投資妙味のあるミュンヘンやフラ ンクフルト、デュッセルドルフ、シュツットガルト、ドルトムントといった都市が含まれている。 欧州 アジア・パシフィック ビバ・エナジーREIT の利回りに注⽬が集まる スペシャリスト・プロパティ・トラストはチャイルドケアや⾼齢者施設のような特定のセクターを保有、管理する投資 信託で最近投資家に⼈気となっている。また、ビバ・エナジーREIT は、豪州に 425 のガソリンスタンドを保有する豪 州不動産グループで、ビバ・エナジー社にリースされ、コールズ・エクスプレス社がその運営を⾏っている。新規株式 公開(IPO)によって 9 億豪ドル以上の資⾦調達を⽬指す同 REIT は、これまでのところ今年最⼤の新規上場となって おり、利回り重視の投資家に注⽬されている。平均リース期間は 15.3 年となっており、稼働率は 100%で⾼い収益が 期待されている。 豪州 ⽇本リテールファンド投資法⼈が不動産ポートフォリオの⼊替を発表 ⽇本リテールファンド投資法⼈は、新宿区⾼⽥⾺場にあるビルを取得することを 8 ⽉ 2 ⽇に決定した。取得の概要とし ては、共有持分の 40%で価格にして 35.5 億円となる。また、同社は今回の取得資⾦を確保するため、⼤阪府と愛知県 にある 3 物件を売却する予定で、そのうち 1 つは 19 億円で売却し、損失は 53 億円と⾼額になる⾒込み。 ⽇本 加算印紙税がシンガポール不動産市場の抑制策となるか 投資家やデベロッパー、その他不動産業界の関係者は、加算印紙税(the Additional Buyers' Stamp Duty)が不動産市場 を抑制するための⼀連の施策の⼀つとして⼀時的に導⼊された⼿段と考えているようだ。加算印紙税は 2011 年に導⼊ され、シンガポール⼈が 2 軒⽬または 3 軒⽬以上の不動産を取得する際に 7%から 10%の印紙税が課される。外国⼈が 取得する場合には、さらに⾼い印紙税が課せられている。多くの⼈々は、住宅価格が下落し、空室率が上昇しており、 売却できない在庫物件が積み上がっているのは、加算印紙税が間もなく引き上げられるためと考えている。 シンガポール 当資料は、投資の参考となる情報の提供を⽬的として、AMP キャピタル・インベスターズ・リミテッド(オーストラリアにおける登録番号: AMP キャピタル・インベスターズ株式会社 ABN 59 001 777 591; AFSL 232 497)から提供された情報をもとに AMP キャピタル・インベスターズ株式会社が作成したものであり、特定の 登録番号: 関東財務局⻑(⾦商)第 85 号 有価証券への投資を勧誘する⽬的で作成したものではございません。当資料は、各種の信頼できると考えられる情報に基づいて作成されており 加⼊協会: ⽇本証券業協会、⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会 ますが、情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。当資料中のいかなる内容も将来の投資成果及び将来の市況環境の変動等 を保証するものではありません。当資料の記述内容、数値、グラフ等は作成時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 2/2
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