平成 28 年度学校評価 学校関係者評価実施要項 三木市教育委員会 1 趣 旨 平成 19 年6月に学校教育法、同年 10 月に学校教育法施行規則の改正により、 自己評価・学校関係者評価の実施・公表、評価結果の設置者への報告に関する規程 が設けられた。 平成 21 年度から三木市公立幼・小・中・特別支援学校すべてにおいて、保護者 や地域の方々の協力を得て、学校関係者評価を実施し、学校運営の改善と発展に取 り組んできた。 平成 28 年度においても、学校評価の取組を一層充実する。 2 目 的 (1) 各学校園が、自らの教育活動その他の学校運営について、目指すべき目標を設 定し、その達成状況や達成に向けた取組の適切さ等について評価することにより、 学校園として組織的・継続的な改善を図ること。 (2) 各学校園が、自己評価及び保護者など学校関係者による評価の実施とその結果 の公表・説明により、適切に説明責任を果たすと共に、保護者、地域住民等から理 解と参画を得て、学校園・家庭・地域の連携協力による学校づくりを進めること。 (3) 各学校園の設置者等が、学校評価の結果に応じて、学校園に対する支援や条件 整備等の必要な措置を講じることにより、一定水準の教育の質を保証し、その向上 を図ること。 3 学校評価の進め方 (1) 学校(園)教育目標等の設定 年度の重点目標や方針を立てる。 (2) 評価項目等の設定 重点目標等の達成に向けた具体的な取組などを評価項目として設定する。 評価の観点 例 評価項目 例 1 教育課程 ・幼稚園教育要領、学習指導要領の内容に沿った指導 2 学習指導 ・基礎・基本の確実な定着と個を伸ばす学習指導の充実 3 人権教育 ・自己実現と共生をめざす人権教育の推進 4 道徳教育 ・よりよく生きる力を引き出す道徳教育の充実 5 安全教育・防災教育 ・実践的な態度や能力を育てる防災教育の推進 ・生命を尊重する健康教育と安全教育の推進 6 健康教育 ・生命を尊重する健康教育と安全教育の推進 7 生徒指導 ・児童生徒の内面理解に基づく生徒指導の充実 8 進路指導 ・自己実現をめざしたキャリア教育の充実 9 特別支援教育 ・一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の充実 10 組織運営 ・学校園の教育目標達成のための学校運営責任体制の整備 11 教職員の研修・資質の向上 ・教育の専門家としての確かな力量の向上 12 校種間の連携 ・保・幼・小・中・特・高の連携の充実 13 子育て支援 ・子育て支援機能の充実 14 家庭・地域との連携 ・信頼される学校園づくり 15 施設設備・安全管理 ・学習・生活の場として適正な施設設備の管理整備 ・園児児童生徒への安全・安心の確保 ※ これらはあくまでも例示であり、各学校園は、設定した重点目標等に照らして 適宜選択し、あるいはそれぞれの特色や課題に応じて新たに設定するなどして、 必要な評価の観点、評価項目等を設定する。 ただし、全学校園において人権教育、特別支援教育を評価の観点とする。 (重点化された目標等を設定するためには、各学校園の取組について全方位的な 点検・評価も行い、課題を明確にすることが重要である。そのため数年に一度 は学校の取組の状況について全方位的なチェックを行うことも必要である。 ) (3) 学校関係者評価委員会の開催 学校園は、学校関係者評価委員に年度の重点目標や評価項目など、学校評価に かかわることがらについて説明する。 (4) 教育活動の展開 ア 学校園は、すべての教職員が年度の重点目標や方針、評価項目等を共有し組 織的に教育活動に取り組む。 イ 学校園は、オープンスクールや学校行事などを通して、学校園の教育活動を 積極的に公開する。 ウ 年度途中に中間評価を実施した場合は、学校関係者評価委員会を開催し委員 に学校園の取組を説明し、学校評価への理解を深める。 (5) 学校自己評価の実施 ア 学校アンケートの実施 アンケートは年度当初に設定した評価項目に沿ってねらいを明確にし、より わかりやすく答えやすい設問を工夫する。 イ アンケート結果を活用した学校自己評価 アンケートの集計結果や様々なデータ、記録等を踏まえて、目標の達成状況 や取組の状況を自己評価し、改善方策をまとめる。 (6) 学校関係者評価書の作成 ア 学校園は、自己評価の根拠となるアンケート結果やさまざまなデータを示し ながら、自己評価結果について説明する。 イ 学校関係者評価委員は、自己評価結果についての学校園の説明を踏まえ、学 校園の自己評価結果について適切かどうか等について評価する。 ウ 学校関係者評価委員会は、委員会としての意見をまとめる。 (7) 学校評価結果の公表 学校園は、学校関係者評価書を、学校だよりやホームページを通じて広く保護 者や地域住民に公表する。 (8) 学校評価の結果の教育委員会への報告 学校園は、学校自己評価資料(アンケート結果等)と学校関係者評価書を3月 末日までに、教育委員会に報告する。 4 学校関係者評価委員会の設置について (1) 委員の構成 ア 委員の人数は6名以内とし、次に挙げる者のうちから教育委員会が委嘱する。 (ア) 教育に関する理解及び見識を有する者 (イ)当該校園の保護者 (ウ)その他学校園長が必要とする者 イ 委員は学校評議員を兼任することができる。 (2) 委員の選出期日 平成 28 年5月 20 日(金)まで 【学校関係者評価委員を対象とした学校関係者評価研修会の実施】 (1) 趣 旨 平成 28 年度、新たに学校関係者評価委員を委嘱した方を対象に、学 校関係者評価について研修し、学校評価の取組の充実を図る。 (2) 主 催 三木市教育委員会 (3) 対象者 新たに学校関係者評価委員の委嘱を受けた方 新任の校長、教頭、園長、副園長および希望する学校評価担当者 三木市教育委員会関係者 (4) 期 日 平成 28 年6月 16 日(木) 19:00~21:00 (5) 場 所 三木市立教育センター (6) 講 師 兵庫教育大学 教職大学院 非常勤講師(元教授) 廣岡 徹 先生 5 学校評価システムフローチャート 学期 教職員による評価活動 教職員以外の人のかかわり 目標・計画の設定 P 1学期 保護者 地域住民 学校関係者評価委員 等 目標・計画の説明 学校園の実態に応じて 中間評価を実施する 2学期 アンケート 自己評価 C1 実 回 答 児童生徒 保護者 地域住民 践 学校関係者評価委員からの意見聴取 C2 D 自己評価の結果の公表 3学期 意 見 学校関係者評価委員 (学校評議員) (PTA役員) (地域住民) 学校関係者評価書の作成 評価結果の次年度への反映 A 教育委員会へ提出 HP等で公表 反 映 次年度 1学期 目標・計画の設定 P 目標・計画の説明 保護者 地域住民 学校関係者評価委員 等
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