No.156 平成28年7月4日 主たる夏秋野菜品目の販売動向について 【胡瓜】 埼玉県・群馬県のハウス物は雪害前の9割レベルまで回復し、順調な入荷で推移しています。福島 県産は、生育が順調で前年並みの見通しです。6月中旬以降東北の露地作が増加し、関東近在産か ら東北へスムーズな産地リレーが展開される見通しです。 【トマト】 熊本県産は6月20日頃の切り上がりを見込み、愛知県産に関してもピークが6月の2週目と例年よりも 早めの切り上がりを見込んでいます。関東近在に関しても前進傾向ではありますが、栃木県では病害 の発生がみられ減少ペースが早く、入荷量は前年を下回る見通しです。6月上旬には九州産の最後 の出荷ピークとなっ たため、底値での販売が続いていましたが、 6月中下旬にかけ冬春作が切上がり 夏秋産地へスムーズに切り替わっている状況です。 【アスパラガス】 東北産地においては、雪解けも早く前進傾向と予想していましたが、天候不順等の影響により例年 並みの出荷スタートとなっています。また、北海道産においても降雪の影響により数量は例年を下回る 入荷量となっています。現在は九州産地の夏芽が中心となっており、福島県産の夏芽においてハウス 物は6月上旬からスタートし、露地物については7月中旬頃を見込んでいます。 【ほうれん草】 前年は各地干ばつ傾向で生育が伸び悩んだものの、本年は各産地の生育は良好であり、生産量も 例年並みを見込んでいます。6月に入り、群馬県産・茨城県産の露地に関しては、高温・湿気の影響に より生産量がやや減少しましたが、岩手県産・岐阜県産などの高冷産地のハウス物が増加するため、相 対量は微減の見通しであり、今後の入荷量については平年並みを見込んでいます。 【キャベツ】 千葉県産に関しては、5月中旬以降は高温干ばつ等の影響によりダラダラとした出荷で推移しました が、生育は順調で肥大も良好となっています。2週間程の前進出荷となっており、そろそろ切り上がる 見通しです。茨城県産については、生育は概ね順調でマルチ物は1週間程、露地物は3~4日程の前 進傾向であり、現在はピークを過ぎダラダラとした入荷となっており7月上旬の切り上がりを見込んでい ます。群馬県産は生育も順調で1週間程の前進傾向です。出荷は既にスタートしており、例年を上回る 入荷量を見込んでいます。 【ねぎ】 現在は茨城県産・千葉県産を中心とした入荷状況となっており、茨城県産は前倒し出荷のため6月 中旬に端境を迎えています。千葉県産については潤沢な出荷量で推移し、価格については4月以降 高値が続いていたものの、安価な輸入物の増加等の影響により、今後は一旦弱めの相場で推移する 見通しです。 お問合せは 園芸畜産部 園芸課 (工藤) 018- 864- 2491 へ 営農支援部 営農支援課
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