平成28年度 課 題 試験研究課題の概要 名 概 要 1 .水稲 奨励品 種決定 調査 1 )水稲 奨励品 種決定 調査 県 外研究 機関で 育成さ れた品種 ・系 統から 、本 県に適 した品種 ・系 統を選 定 し ます。 2 )高温 登熟性 に優れ た品種選 定と栽 培 技術の 確立 3 )水稲 種子休 眠の解 明と安定 発芽技 術 の開発 登 熟期の 高温に よる玄 米品質低 下の少 ない品 種を選 定すると ともに 、こ れ ら 品種の 栽培管 理と玄 米品質の 関係を 明らか にしま す。 高 温登熟 した種 子は休 眠が深く 発芽遅 延を招 くため 、採 取年の 気温と 休眠 の 深さと の関係 を明ら かにしま す。貯蔵種 子の休 眠打破 法や浸 種法を 開発し ま す。 4 )水稲 疎植栽 培の生 育特性と 安定生 産 技術 本 県主要 品種の「 キヌヒ カリ」、「きぬ むすめ」、「ヒ ノヒカリ」につい て 疎植栽 培での 生育特 性を明ら かにし て安定 栽培の ための技 術を確 立しま す。 5 )優良 種子の 維持・ 増殖 品 質の安 定した 奨励品 種の種子 を生産 者に供 給する ため、原原 種、原 種を 定 期的に 更新し 、種子 の維持と 保存を 行いま す。 6 )作況 連絡試 験 主 要品種 を毎年 同じ方 法で栽培 し、作 柄の年 次変動 を調査し ます。 7 )水田 除草防 除技術 の開発 水 田除草 剤等の 効果・薬 害につい て検討 し、農薬 登録の ための資 料とし ます 。 2 .計画 出荷を 目指し た花きの 開花調 節 技 術の開 発 1 )高温 期のス プレー ギクの安 定開花 技 術開発 2 )スト ックの 生育・ 開花調節 技術の 開発 3 .夏秋 ギク型 スプレ ーギクの 品種育 成 ス プレー ギクの 夏季の 作付けに おいて 、品 種育成 と開花 遅延や 品質の ばら つ きが生 じにく い消灯 後の日長 管理技 術を開 発しま す。 ス トック の光照 射によ る開花促 進反応 、高温 による 開花抑制 反応を 活用 し 、特定 時期に 出荷で きる開花 調節技 術を開 発しま す。 本 県の栽 培に適 した茎 葉が強固 で、花 持ちが 良く 、秀品 率の高 い品種 の育 成 を行い ます。 4 .新規 参入者 の経営 実態の解 明 新 規参入 者を対 象に、経営実 態調 査を行 い、就 農後の 経営上 の特 徴や課 題 を 明らか にしま す。ま た、先進的 経営を 行う新 規参入 者につい て、就 農後の 経 緯や、技術体 系や経 営管理 等に おける 特質を 明らか にし、新規 就農モ デル を 作成し ます。 5 .水田 転換畑 を利用 した種シ ョウガ 生 産 技術の 開発 水 田転換 畑にお ける効 率的な雑 草防除 および 水分管 理技術 、シ ョウガ 根茎 腐 敗病の 防除技 術、シ ョウガ の養 分吸収 特性に 基づく 施肥技術 を開発 し、生 産 力の高 い種シ ョウガ 生産技術 を確立 します 。 6 .イチ ゴ県育 成新品 種の栽培 技術開 発 県 育成新 品種「 紀の香 」の 栽培管 理のマ ニュア ル化を 図るため 、ポイ ント と なる草 勢管理 、食味 向上など の栽培 管理技 術を開 発します 。 7 .イチ ゴ「ま りひめ 」の高設 栽培の 高 収 益技術 開発 和 歌山方 式高設 栽培シ ステムの 低コス ト化と 、増 収効果 の高い 炭酸ガ ス施 用 を基本 装備し た給排 液モデル の作成 、白 色資材 を利用 した反 射光に よる品 質 向上技 術を開 発しま す。 8 .次世 代型イ チゴ新 品種素材 の育成 こ れまで の育種 により 得られた 優良系 統等を 用いて 新たな品 種素材 を育 成 すると ともに 、安定 した高 品質 果実生 産が期 待でき る「ま りひ め」自 殖系 統 の育成 を目指 します 。 9 .間欠 冷蔵処 理によ るイチゴ の花芽 分 化 促進 10.「ね ごろ大 唐」の 安定栽培 技術の 開 発 間 欠冷蔵 処理に 適した 苗の栄養 条件を 明らか にする とともに 省力処 理技 術 を開発 します 。 尻 腐れ果 の発生 が少な く生産性 にすぐ れた優 良系統 を選抜す るとと もに 、 現 地実証 栽培も 併せて 行い、優 良系統 の評価 を行い ます。 11.トマ トの高 温・強 日射に起 因する 生 ト マト抑 制栽培 におけ る生理障 害果の 減少と 収量・果実 品質の 向上を 目指 理 障害果 対策と 反射資 材による 増収 し 、優良 品種を 選定す るとと もに 、フル メット 液剤散 布の効 果を 明らか にし 効果 ま す。ま た、半促成 、抑制 栽培に おける 白色資 材の反 射光によ る増収 効果に つ いても 調査し ます。 12.ナバ ナの優 良品種 の選定 根 こぶ病 耐病性 を持ち 、既存品 種「寒 咲き 21 号 」より も収量 が多い 品種 の 選定を 行いま す。 13.特産 農作物 病害虫 防除 1 )天敵 を用い た総合 防除体系 の確立 イ チゴに おける 天敵導 入を支援 するた め、現場で の天敵 利用実 態を明 らか に し、天 敵利用 マニュ アルを作 成しま す。 2 )総合 的病害 虫管理 (IPM)対 策 キ ャベツ におけ る IPM 実践指標 を作成 します 。施設 ショウ ガに おいて 、防 虫 ネット 利用に よるア ワノメイ ガの被 害抑制 効果を 明らかに します 。 3 )県特 産農作 物の病 害虫防除 対策 サ ヤエン ドウ、実エン ドウ 、サン ショウ 等の県 特産マ イナー品 目やタ マネ ギ 、イチ ゴ、ハクサ イなど の農薬 登録に 必要な 薬効試 験や農薬 残留分 析等を 行 います 。 14.エン ドウを 加害す るウラナ ミシジ ミ の 緊急防 除技術 開発 15.ネオ ニコチ ノイド 剤抵抗性 ワタア ブ ラ ムシの 発生実 態の解 明と物理 的防 被 害を早 期に予 測する とともに 、防 虫ネッ トを活 用した 総合防 除技術 を開 発 します 。 ワ タアブ ラムシ の薬剤 抵抗性発 達を監 視する ととも に、薬剤抵 抗性発 達を 遅 延させ る管理 技術を 開発しま す。 除 を核と した薬 剤抵抗 性管理技 術の 開発 16.西日 本地域 におけ る新規土 壌還元 消 毒 技術の 開発 17.競争 力のあ る地域 特産花き ・野菜 の 品 種育成 に向け た基礎 研究 18.水稲 におけ るヒ素 吸収抑制 技術実 証 ト マト青 枯病を 対象と して 、新規 資材に よる低 コスト で処理が 容易な 土壌 還 元消毒 法を開 発しま す。 ス ターチ ス・シ ヌアー タの品 種育 成にお いて、セルト レー苗 の状 態で萎 凋 細 菌病の 抵抗性 強弱を 判断でき る手法 を開発 します 。 「 食品の 安全性 と動物 衛生の向 上のた めのプ ロジェ クト 」にて 開発さ れた 水 稲のヒ 素吸収 抑制技 術を当県 の主要 栽培品 種で検 証し 、本県 におけ るコメ 中 のヒ素 低減の ための 基礎デー タを得 ます。 19.農地 におけ る土壌 炭素蓄積 調査 県 内農耕 地の土 壌炭素 貯留量を 継続調 査し、 炭素貯 留に適し た栽培 作物 、 有 機物、 耕起方 法等を 明らかに します 。 20.土壌 機能実 態モニ タリング 調査 県 内の農 耕地土 壌の理 化学性 、有 効土層 、営農 状況を 継続的 に調 査し、土 壌 管理上 の問題 点を抽 出します 。 21.花き 栽培ほ 場にお ける連作 障害土 壌 の 改善 22.紫外 線を用 いたイ チゴ「ま りひめ 」 の 品質向 上技術 の開発 23.病害 虫発生 予察・ 発生状況 調査 (農 作物病 害虫防 除所・本 所) ガ ーベラ 栽培で 連作障 害の起こ ってい る地域 の実態 を把握し 、連 作障害 と な る要因 を解明 するこ とで改善 技術を 確立し ます。 春 期 にお け る果 実軟 化 対策 とし て 、紫 外 線( UV-B) 照 射 によ る 果実 硬度 上 昇や着 色促進 効果を 調査しま す。 県 内の水 稲・野 菜・花きの 病害虫 被害を 軽減さ せるた め、病 害虫 の発生 動 向 を調査 し、防 除指導 者および 関係者 に迅速 かつ適 期に情報 提供し ます。
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