Q&A - 熊本県

H28.7.4 時点
熊本県中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業
Q&A
※
○
補助金には各種の手続きや制限があります
※
私有財産については天災が原因であっても自費による復旧が原則ではあります
が、本事業は、地域の経済・雇用の早期の回復を図ることを目的として、特例的に
措置されたものです。
○
税金を財源とする補助金の執行にあたっては、必要な事務手続きや各種の制限が
ありますので、ご理解いただきますようお願いします。
(例)
・ 復興事業計画書や交付申請書などの作成や、添付書類の提出が必要です。
・ 経理書類を整理いただいたうえで、事業完了後に検査を実施します。
・
本事業で取得した施設や設備等を処分する際には、事前に知事の承認が
必要となります。
※
○
御丌明の点などありましたら、お問い合わせください
※
この資料では、ご質問が多いと思われる内容についてお答えしておりますが、御
丌明の点などありましたら、資料末尾のお問い合わせ先にご連絡ください。
平成28年7月
熊本県グループ補助金担当
-1-
1 グループ補助金の内容
(問1)どういう補助金か。(「復興事業計画」の認定と「補助金交付」の関係)
(答)○ 熊本地震により被災された中小企業者等の皆様の施設・設備の復旧整備を
支援するため、復旧事業に要する経費の一部を補助するものです。
○ ただし、この補助金の交付を受けるためには、事前に複数の中小企業者等
で構成するグループが策定する「復興事業計画」を県に対して申請し、その
認定を受ける必要があります。
(問2)既に施設等を復旧したが、交付決定前に開始した復旧経費は対象となるか。
(答)○ 熊本地震以降の復旧・整備の経費であれば遡及して対象となりえます。
○
ただし、写真や書類等による確認が可能で、かつ、適正であると認められ
る場合に限ります。
2 復興事業計画について
(問1)「復興事業計画」とは何か。
(答)○ 熊本地震により被災した中小企業等グループが、産業活力の復活、被災地
域の復興、コミュニティー再生、雇用の維持などの目的のためにグループで
共同して行う事業の計画を指します。
○ なお、復興事業計画には、
・どのような事業者の集まりなのか
・これらの事業者の集まりが震災前、地域でどのような役割を担ってきていたか
・震災により地域のどのような重要な機能に影響がでているのか
・グループとして地域のどのような重要な機能を回復するのか
・グループとしての復旧や共同事業の実施などを通じて何が期待されるのか(何
を目指すのか)
といった点を検討しながら、作成する必要があります。
○ 復興事業計画には様々な形態が考えられますが、例えば、何らかの関係性
を有するグループ構成員が、取引関係や共同物流又は連携した取組み(人材
育成事業等)等の共同事業に取り組むことを通じて、産業の復旧・復興を促
進することを目的とするといった内容の計画を策定する必要があります。
(問2)「復興事業計画」で行う事業は平成 28 年度内に完了する必要があるのか。
(答)○ 復興事業計画に基づきグループの構成企業が取り組む共同事業は、複数年
にまたがって実施されるものが、より高く評価されます。
○ なお、補助事業の対象経費は、原則として、平成28年度末までに事業が
完了する案件が対象となりますが、個々の事情に応じて事業期間を延長する
など、個別に柔軟な対応ができるようにいたします。
-2-
3 「中小企業者等グループ」の要件
(問1)「グループ」の要件は何か。
(答)○ 2者以上の中小企業者等から構成されるグループで、うち1者が被災した
中小企業者であれば要件を満たしますが、出来るだけ多くの事業者とグルー
プを組んでいただくことで、より高く評価されます。
○ グループの構成員は、補助金交付を受けない者、県外の者、異業種の事業
者が参加することも構いませんが、以下の問5に記載の①~⑤のグループ類
型に該当することが必要です。
(問2)1事業者で「復興事業計画」の認定は受けられないのか。
(答)○ 1事業者では、「復興事業計画」の認定を受けることはできません。
(問3)同一代表者による複数法人のみのグループで「復興事業計画」の認定を受け
ることは可能か。
(答)○ 代表取締役が同一の場合、これらの法人は同一とみなされるので、これら
の法人のみでグループを組んで「復興事業計画」の認定を受けることはでき
ません。
(問4)同一資本の事業者のみ のグループで「復興事業計画」の認定を受けること
は可能か。
(答)○ 同一資本の事業者(100%子会社、資本金・出資金の1/2以上を有する
企業群)については、実質的に同一資本とみなされるので、これらの事業者の
みでグループを組んで「復興事業計画」の認定を受けることはできません。
(問5)「グループ機能」とは何か。
(答)○ 中小企業等グループは、以下の①~⑤の機能を有する必要があります。
① サプライチェーン型
当該中小企業等のグループ外の企業や他地域の産業にとって、重要な役割を果たしていること
② 経済・雇用効果型
事業規模・雇用規模が大きく、本県の経済・雇用に貢献していること
③ 地域の基幹産業集積型
県内の一定の地域内において、経済的・社会的に基幹となる産業群を担う集団であり、当該地
域における復興・雇用維持・コミュニティに丌可欠であること
④ 観光サービス集積型
温泉や旅館など観光又はこれに付随する産業分野であって、地域経済に重要な役割を果たして
いること
⑤ 商店街型
地域に丌可欠な商業機能をはじめ、地域の人々の交流を促進する社会的機能を担っていること
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【参考「被災要件」】グループ①~④は、以下の被災要件を併せて満たす必要があります。
中小企業等グループの構成員の全部又は一部が、熊本地震により、次のいずれもの影響を受け
ていることにより、当該中小企業等グループの機能に重大な影響が生じていること。
・ 熊本地震により、事業所の一部又は全部に甚大な被害が生じていること、又は継続して使用
することが困難となっていること。
・ 熊本地震の後であって、直前1月の売上が震災前の同期に比べて著しく低下していること、
又は当該中小企業等グループ内で果たす機能に重大な損傷が生じていると認められること。
(問6)一つの企業が複数のグループ構成員となって、補助金の交付申請を行うこと
は可能か。
(答)○ 複数のグループの構成員となることは可能です。
○ ただし、補助金の交付申請は、いずれか一つのグループのみで行っていた
だきます。
(問7)県外企業ともグループを組むことは可能か。
(答)○ 県外企業とグループを組むことは可能です。ただし、補助金交付の要件は、
「県内に事業所を置く法人、その他の団体及び事業を行う個人であること」、
「補助事業の対象となる施設や設備が県内に所在していること」が必要です
ので、これらの点も踏まえてご検討ください。
(問8)被災していない者とグループを組むことはできるか。
(答)○ 熊本地震の被害を受けていない者をグループの構成員とすることも可能で
す。ただし、補助金の交付申請を行うことはできません。
4 補助対象事業者
(問1)補助対象事業者の要件はあるか。
(答)○ 要件は次のとおりです。
以下の要件を満たすグループ構成員。
① 中小企業者
※みなし大企業・みなし中堅企業を除く
② 中堅企業 及び みなし中堅企業 等
※みなし大企業を除く
③ 大企業 及び みなし大企業で、①又は②が事業活動を行う上で必要な施設・設備
を貸付している事業者
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上記①「中小企業者」の定義(中小企業支援法及び同法施行令)
1 会社及び個人
業 種
従業員規模・資本金規模
製造業・その他の業種
300人以下
又は
3億円以下
900人以下
又は
3億円以下
卸売業
100人以下
又は
1億円以下
小売業
50人以下
又は
5千万円以下
100人以下
又は
5千万円以下
ソフトウェア業又は情報処理サービス業
300人以下
又は
3億円以下
旅館業
200人以下
又は
5千万円以下
ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及
びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を
除く。)
サービス業
2 中小企業団体(事業協同組合、事業協同小組合、信用協同組合、協同組合連合会、
企業組合、協業組合、商工組合、商工組合連合会)
【参考】
「中堅企業」の定義:中小企業以外の事業者で、資本金又は出資金が 10 億円未満の事業者
【参考】「大企業」の定義:中小企業以外の事業者で、資本金又は出資金が 10 億円以上の事業者
【参考】
「みなし大企業(みなし中堅企業)
」の定義は次のとおり。
(1)発行済み株式の総数又は出資価額の総額の2分の1以上を同一の大企業(中堅企業)が所有
している中小企業者
(2)発行済み株式の総数又は出資価額の総額の3分の2以上を複数の大企業(中堅企業)が所有
している中小企業者
(3)大企業(中堅企業)の役員又は職員を兼ねている者が、役員総数の2分の1以上を占める
中小企業者
補助対象事業者イメージ
大企業
資本金 10 億円 →
中堅企業
原則、補助対象外 (例外:③の場合 補助率 1/2)
みなし
大企業
② 補助率 1/2
中小企業者
※業種により
従業員規模
資本金規模
が異なります
① 補助率 3/4
みなし
中堅
みなし
大企業
(問2)個人事業主は補助対象となるか。
(答)○ 会社だけでなく個人事業主も補助対象となります。
(問3)資本金 10 億円未満なら、いわゆる「みなし大企業」も補助対象となるのか。
(答)○ 資本金が 10 億円未満であっても「みなし大企業」は、基本的には補助対
象とはなりません。ただし、大企業及びみなし大企業もグループ構成員とし
て参加することは可能です。
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○
なお、大企業(みなし大企業)が、補助金を受けることが出来るのは、次
の場合に限られます。
【 大企業(みなし大企業)が補助対象となる場合 】
上記問1(2)の「①中小企業者」又は「②中堅企業 及び みなし中堅企業等」が事業活
動を行う上で必要な施設・設備を貸付しており、その施設・設備の復旧を行う場合。
(問 4)「みなし大企業」では、大企業の出資はどこまで遡って確認を要するのか。
(答)○ 大企業とその子会社である「みなし大企業」との関係は、親子関係までを
確認します。(孫企業までは及ばないものとします。)
(問 5)補助対象事業者について、地域や市町村などの限定はあるのか。
(答)○ 熊本地震で被災された県内事業所であれば、地域や市町村での限定はなく、
県下全域の事業者が対象となります。
(問 6)補助対象事業者となるための要件は何か。
(答)○ 次の方は補助対象にはなりませんので、ご注意ください。
・暴力団又は暴力団員等に該当する者
・県税に未納がある者
・特定の風俗営業事業者
【参考】補助対象外となる具体例
(1)「風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律」第2条において、次に掲げ
る営業を目的とした施設・設備の復旧を対象とする場合。
○風俗営業(第1項)
(例)パチンコ、麻雀
等
※ただし、第1号の一部(料理店)及び第 5 号(ゲームセンター)は補助対象。
○風俗関連特殊営業(いわゆる性風俗)
(2)賃貸住宅用施設(アパート、マンション等)やリース用設備(レンタカー事業者
のレンタル用車両等)
、陳列されていた商品。
5 補助対象経費
(問1)補助対象経費の範囲はどうなるのか。
(答)○ 熊本地震で損傷し、継続使用が困難となった施設・設備の復旧に要する資
材費、設備費、工事費等で、復興事業計画に基づき事業を行うために必要丌
可欠な、次の経費が対象となります。
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※ 上記の「施設」及び「設備」の復旧又は整備並びに「商業機能の復旧促進のための
事業」に要する経費には、資材・工事費、設備の調達や移転設置費、取り壊し・撤去
費、整地・排土費を含みます。
(問2)補助額に上限や下限はあるか。
(答)○ 補助額の上限は1事業者15億円です。なお下限額はありません。
(問3)施設・設備の規模が従前より大きくなってもよいのか。
(答)○ 施設・設備の復旧に当たっては、従前の規模や機能、性能と同等であるこ
とが必要となります。
○ なお、新分野事業に該当する場合は、従前の施設等への復旧に代えて、従
前の規模や機能、性能を上回る施設・設備を整備することが可能ですが、補
助額としては、熊本地震前に所有していた施設・設備の原状回復に必要な経
費に補助率を乗じた額が上限となります。
(問4)修繕だけではなく、施設の建替や移転、設備の入替も対象となるか。
(答)○ 修繕により被災前の機能が回復される場合は、修繕が原則となります。こ
の場合、施設の建替や移転、設備の入替は認められません。
○ また、施設については、原則として、市町村が発行する罹災証明で全壊又
は大規模半壊と判定された場合を除いては、建替・移転は認められません。
(問5)被災状況の確認には必ず「罹災証明書」が必要になるのか。
(答)○ 原則として、施設の復旧を行う場合、市町村の発行する罹災証明書(写し)
が必要となります。
○ ただし、罹災証明書に被害の程度の記載がない、又は罹災証明書の交付が
間に合わない等の場合は、罹災証明書に代わる資料による対応も可能です。
○ また、「グループでの『復興事業計画』の認定申請時点」と「各事業者に
よる『補助金交付』申請時点」では、必要となる添付資料も異なります。
○ 詳しくは、別紙「被災状況確認のための『罹災証明書』等の取扱い」をご
参照ください。
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(問6)設備のみを事業の対象とすることはできるか。
(答)○ 設備だけでも事業の対象となりますが、復興事業計画を行うために丌可欠
である必要があります。
(問7)土地の購入は、対象経費となるのか。
(答)○ 土地の購入費は、補助の対象とはなりません。
(問8)従業員へ支払う給不は対象経費となるのか。
(答)○ 給不は、補助の対象とはなりません。
(問 9)地震後、空き工場を借りて事業を再開したが、家賃は補助対象になるのか。
(答)○ 家賃は、補助の対象とはなりません。
(問 10)保険の対象となった施設や設備についても補助対象となるか。
(答)○ 保険の対象となっている施設や設備も補助対象となりますが、受取保険金
額がグループ補助金の自己負担額を超える場合には、補助金額から当該超え
る部分を控除した額を交付します。
(問 11)備品・什器も補助対象となるか。
(答)○ 原則として対象外となります。具体的には、普通乗用車や事務機器(机、
いす等)、パソコン等のOA機器類、家電製品など、汎用性が高く、他の目
的に転用される可能性が高いものは対象外となります。
○ なお、グループの機能や業種によっては、必要丌可欠と判断する場合もあ
りますので、御丌明の場合は予めご相談ください。
(問 12)車両は補助対象となるのか。
(答)○ 復興事業計画に基づく事業に丌可欠で、中小企業等グループ又はその構成
員の資産として計上するものは対象となります。ただし、汎用性の高い普通
乗用車やバン等は対象外となります。
(問 14)陳列されていた商品は対象となるのか。
(答)○ 陳列されていた商品や仕掛かり品などは対象とはなりません。
(問 15)がれき撤去に要する費用は対象となるか。
(答)○ がれき撤去した場所において事業活動を再開する場合に限り、付随する費
用として対象としています。
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(問 16)風評被害等による逸失利益も補助対象となるか。
(答)○ 今回の補助金は、あくまでも施設・設備等の直接被害のみを対象としてい
ますので、逸失利益のような間接被害については対象としていません。
(問 17)補助金交付時の消費税の取扱いはどうなるのか。
(答)○ 補助金では、その制度上、消費税分を各補助事業者へお支払することはで
きません。事業費には、消費税を含まない形で申請をお願いします。
(問 18)店舗兼住宅など事業目的だけに区分できない場合、どこまで補助対象経費
とされるのか。
(答)○ 復旧の対象となる施設が、店舗兼住宅など事業用以外の用途にも使用され
ている場合は、面積按分等によって事業目的部分を特定することになります。
(問 19)工場が全壊の場合、建替をせず、中古物件を購入することは可能か。
(答)○ この場合、中古物件の購入は可能です。ただし、購入した中古物件が、被
災した建物の面積を上回る場合、面積按分により、従来建物の面積分が補助
対象となります。
(問 20)住居用の賃貸アパートが被災したが、補助対象となるのか。
(答)○ 住居用の賃貸アパートや賃貸マンションは補助対象となりません。
(問 21)事業用の賃貸物件が被災したが、補助対象となるのか。
○ 震災時に「①中小企業者」及び「②中堅企業及びみなし中堅企業等」の事
業用として貸付していた施設で、①、②の事業者が当該賃貸物件の復旧後も
事業継続する場合は補助対象となります。
6 新分野事業について
(問1)新分野事業とはどういうものか。
(答)○
従前の施設への復旧では、事業の再開や継続、売り上げ回復が困難な場合
に、認定支援機関の支援を受けながら新分野需要開拓等を見据えた新たな取
組みにより震災前の売り上げを目指すことを促すため、従前の施設等の復旧
に代えて、これらの実施に係る費用についても補助対象とするものです。
(問2)「認定支援機関」とはどういう機関か。
(答)○ 金融機関、税理士、公認会計士、弁護士など、税務、金融及び企業の財務
に関する専門知識(又は同等以上の能力)を有し、これまで経営革新計画の
策定等の業務について一定の経験年数を持っている機関や人を、国が認定し
ています。正式には「認定経営革新等支援機関」といいます。
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○
なお、「認定経営革新等支援機関」については、次の中小企業庁のホーム
ページに都道府県ごとに掲載されていますので、参考としてください。
(中小企業庁ホームページ)http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/nintei/
(問3)「認定支援機関」には何をしてもらえるのか。
○ 新分野事業として申請される場合、①従前の施設等への復旧では震災前の
売り上げまで回復することが困難であるか、②新分野事業の実施により売り
上げ回復が見込まれるか等の点について、「認定経営革新等支援機関」の確
認書が必要となります。
○ また、申請書の内容について、助言等を行っていただけます。
(問4)新分野事業の場合、補助額に上限はあるか。
(答)○ 新分野事業に伴う復旧・整備等の場合の補助額は、熊本地震前に所有して
いた施設・設備の原状回復に必要な経費に補助率(1/2 以内または 3/4 以
内)を乗じた額が上限となります。
(問5)新分野事業の例「新商品製造ラインへの転換」はどのような取組みか。
(答)○ 震災前に製造していなかった商品を新たに製造するために、従前の設備へ
の復旧等に代えて、新たな設備を整備することをいいます。
(問6)新分野事業の例「生産効率向上のための設備導入」はどのような取組みか。
(答)○ 需要開拓のための増産体制への対応や利益率向上等をめざし、同じ人員で
毎時 1,000 個製造できる設備から毎時 1,500 個製造できる設備への更新
や、毎時の製造個数は変わらないが人員が尐なくて済むなど、生産性向上に
つながる設備の導入などを想定しています。
(問 7)新分野事業の例「従業員確保のための宿舎整備」はどのような取組みか。
(答)○ 新分野事業における新たな取組みを行うに際して、宿舎整備による従業員
確保が必要である場合、被災した従前の施設等の復旧に代えて宿舎整備を行
うことを想定しています。
○ 但し、新分野事業に該当しない場合は、宿舎は福利厚生施設であるため、
その復旧は、補助の対象とはなりません。
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中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業に伴う
被災状況確認のための「罹災証明書」等の取扱い
各事業者の被災状況を確認するため、復興事業計画の認定申請においても、
次の取扱いを参考に、必要な資料を添付してください。
「復興事業計画」認定申請時に必要となる被災状況の確認資料
次の①及び②の資料を添付してください。
①
市町村が発行する罹災証明書(写し)【施設のみ必要】
原則として、市町村が発行する罹災証明書が必要となります。
※ 罹災証明書の添付ができない場合は、市町村が発行する被災証明書(被害の程度の判定がない
もの)でも構いません。さらに被災証明書も添付できない場合は、次の「② 被災状況等が分か
る写真・参考資料等」のみの提出でも結構です。
②
被災状況等が分かる写真・参考資料等【施設・設備の両方で必要】
ア 台紙(A4版)に入れて、提出してください。
イ 欄外に施設・設備の名称と熊本地震で生じた被害を具体的に記載してください。
(施設・設備名○○:□□部分が損壊しており、修繕が必要 など)
【参考】補助金の交付申請時に必要となる「被災状況」の確認資料
計画認定後の補助金の交付申請時には、被災状況を確認する資料として、写真や図面等に加えて、
次の事由に該当する場合は、事前に必要資料をご準備いただきますようお願いします。
■ 施設の「建替・移転」を申請する場合
建替・移転の申請には、被害程度が「全壊又は大規模半壊」であることが必要であるため、原則、
罹災証明書により被害程度(全壊又は大規模半壊)を確認します。
但し、罹災証明書に被害の程度の記載がない、罹災証明書の交付が間に合わないなどの場合は、罹
災証明書に替わるものとして、次の資料による確認を行います。
・罹災証明書が添付できない理由書(様式は後日、県HP上に掲載)
・罹災証明書未取得建物に係る建物被災状況報告書(様式は後日、県HP上に掲載)
(※建築士による施設の被災状況の確認資料)
■ 設備の「修繕」
、
「入替」を申請する場合
第三者(設備メーカー等)が損壊設備を評価した点検結果資料等で継続して使用丌能であることを
確認します。さらに、設備入替の場合は修繕丌可能であること、入替前後の設備の性能を確認できる
書面(様式は後日、県 HP に掲載)の提出をお願いします。
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【お問い合わせ先】
熊本県 商工観光労働部 作業チーム
TEL:096-333-2828
<
※
※
補助金の交付申請にあたっての注意事項
※
※
>
注1)復興事業計画の認定を受けた場合に、補助金の交付申請を受けることができる
事業者の要件は下記のとおりです。
○
県内に事業所を置く法人、その他の団体及び事業を行う個人であること
○
補助事業の対象となる「施設」や「設備」が県内に所在すること
○
県税に未納がないこと
○
暴力団又は暴力団員等に該当する者でないこと
○
特定の風俗営業事業者でないこと
※「復興事業計画の認定」は、必ずしも補助金交付を約束するものではありません
のでご注意願います。
注2)補助金により復旧した施設や設備を処分する際は、ご注意ください。
○ この事業で復旧、整備した施設を処分(取り壊し、廃棄、転用、貸し付け、譲
渡、交換、担保に供する処分)する際には,事前に知事の承認が必要です。
○ このため、補助金を活用して復旧、整備した施設や設備を処分する際には、必
ず、事前に担当者までご連絡をいただき、確認をお願いします。
注3)例えば、グループ補助金で店舗兼住宅を復旧する際の資金調達で、財産に抵当
権を設定する場合も事前に承認が必要となります。
○ 店舗兼住宅を含め、今般の補助事業で財産を取得するために必要な資金調達を
する際に、その財産を担保に供することを検討されている事業者の方も、事前
に承認が必要となるため、必ず担当者にご相談ください。
お問い合わせ先
熊本県 商工観光労働部 作業チーム
〒862-8570 熊本県熊本市中央区水前寺 6 丁目 18 番 1 号
TEL:096-333-2828
FAX:096-385-5850
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