公共交通機関対策等特別委員会 平 成 2 8 年 6 月 2 0 日 道路・交通政策部交通政策課 二子玉川におけるセグウェイツアーの検証走行について 1 主旨 二子玉川地区における交通安全マナー普及啓発等を目的に、二子玉川地区交通環境浄化 推進協議会、東京急行電鉄(株)及びセグウェイジャパン(株)により、経済産業省の「企 業実証特例制度」を活用した規制緩和による次世代モビリティである「セグウェイ」の街 中ツアーの本格運用に向けた検証走行を実施した。この度、実施者より経過報告を受けた ため、報告する。 2 報告概要 (1)実施回数 30回(4月1日∼6月15日うち17日間) *1回あたり約2時間(乗車前講習1時間、走行1時間) (2)参加人数 延206名 (3)参加者属性 地元町会、交通管理者、施設管理者等の関係者 20代∼70代 (4)検証走行の評価 ア 安全性について (ア)歩道及び公園内園路の走行において、自転車や歩行者等の通行への影響が少な く他の通行者と親和性をもって走行ができることを確認した。 (イ)走行時において、ツアー隊列は低速かつ、自転車や歩行者の優先配慮を徹底し たため、事故・クレーム等はなかった。 (ウ)20代から70代までの検証走行参加者全員が、乗車前講習において、安全に 走行するための技術習得ができることを確認した。 イ 交通安全マナー啓発について (ア)ツアー実施にあたり、参加者・通行者相互の好意的な声掛けが回を増すごとに 増えており、多くの検証走行参加者がツアーへの参加を通じ、セグウェイだけ でなく他の乗り物の乗車時にも通行者と交流を図ることへの意識の変化が認め られた。 (イ)セグウェイを利用した交通安全マナー啓発についてワークショップにより話し 合いを進め、町会の会議等において報告を行っている。これらにより本事業の 趣旨である『街中の道路上などで「他者を気遣う」ことが自然に行われる』と いうことが住民にも浸透し始めている。 (5)課題及び今後の進め方 ア 課題 (ア)走行のための交通管理者及び施設管理者等の手続きの簡素化 (イ)時速6kmの速度規制に伴う安全対策の検討 (ウ)利用者拡大に向けた検討 イ 今後の進め方 実施者により、検証走行及びその後の本格運営を通じて、引き続き効果の計測及 び規制緩和内容の評価を行うとともに、交通安全マナー啓発の拡大のため、必要に 応じて追加規制緩和等の要望を検討する。 (6)今後の予定 平成28年7月中旬 モニター参加募集(関係者) 8月以降 有料での一般参加開始(※) ※交通管理者、施設管理者との協議により、変更の可能性あり 3 添付資料 セグウェイツアーin 二子玉川の概要・・・・・資料1 8 tamagawa-segway.info
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