H28. 7月号 この度は、当薬局をご利用頂きありがとうございます。 今月は『夏バテ』についてのお話です。 ◆夏バテとは? 人間の体は体温を一定に保とうとして、必要以上のエネル ギーを消費し、体に負担がかかります。負担が強くなったり、 長く続くと暑さに耐えられなくなり、熱が出たり、だるく なったりします。この無理が続き限界にきている状態を「夏 バテ」と言います。 ◆原因は? ・自律神経の不調 体の温度調節は自律神経の働きによって調節されています。 冷房の効いた屋内と猛暑の屋外を行き来するなどの急な温度 変化を繰り返すと、自律神経が疲れてしまい負担がかかりま す。自律神経の不調はめまい、食欲不振や頭痛を引き起こし ます。 ・水分不足 体から熱を放出するべく、汗をかくには水が必要になりま す。うまく汗をかけず熱を放出できないと、体温が高温に保 たれて人間の体は不調をきたします。 ・睡眠不足 熱帯夜で寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなって睡眠不 足になると体力をしっかり回復できず、疲れがたまってしま い夏バテを引き起こす原因となります。 ◆夏バテを予防するには? ①睡眠をしっかりとる 快適な睡眠を得る条件は人それぞれですが、睡眠にもっ ともよいとされている条件は室温25~28℃前後、湿度50 ~60%前後とされています。なおクーラーの風は直接体に 当てないように注意してください。お風呂は睡眠の1時間 前に入ると快眠につなげることができます。 ②水分をしっかりとる 日本の夏では軽作業でも2~3Lほどの汗をかきます。こ れを補うためには十分な水分補給をする必要があります。 しかし、水分のとりすぎは体のミネラルバランスを崩し、 逆効果ですので注意が必要です。 ③栄養バランスの良い食事 夏はそうめんなどの簡単な食事になりがちですが、こう いった食事はタンパク質・ミネラル・ビタミンが不足して しまいます。毎日の食事は主食、おかず、野菜、果物、乳 製品をそろえることを心がけましょう。 ◆もし夏バテになってしまったら… 食事だけでは栄養が摂れなかったり、疲労感が続くよ うでしたら、市販薬を試してみることも一つの手です。 ビタミンB1、6、12を含むビタミン剤や栄養剤を活用 してみましょう。 夏バテの症状が重く、つらいときは近くの医療機関で 診察を受けましょう。 ★ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください★ 町田市原町田4-2-2 メディカルスペース町田1F 042-705-7818
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